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オークション
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※R18注意です。
※人身売買の描写があります
チェルシー視点ーーーー
「ここは……どこ?」
目を開けると見た事もない白い天井。
私は何故か簡素な寝台に縛り付けられていた。
昨日の夜はチャンドラー伯爵の屋敷でいつも通りに眠ったはずなのに……。
まさか……。
田舎者メイドを襲わせるよう男に金を渡したのがバレたのかしら?
あのニナってメイド、失敗したのねっっ。
辺りを見回すと安っぽくくすんだ色の壁には何やら茶色いシミが付いていて……こんな部屋、明らかにチャンドラー伯爵の屋敷では無いわ。
眠っている間にどこかに運び出された?
すえた臭いのするジメジメした部屋には窓一つ無い。
逃げれないように私の身体は硬くベッドに縛られていた。早くどうにかしないと、ここはヤバい気がする。
この手首のロープを外さなきゃ。
何とか逃げようと手を動かしてロープを緩めていると、ガチャリとドアが開いて大きな身体に無精髭の男たちが部屋に入ってきた。
「おー、目が覚めたか。……ほぉ、これは上玉だな。瞳の色もえれぇ綺麗じゃねぇか!これは高く売れるぜ?」
「このお嬢ちゃん、本当に貴族令嬢なんだなぁ!」
男たちは私を取り囲みニヤニヤと笑いながら品定めをするような視線を浴びせた。
売る?私をっ?
そんな……サヴィオン様がこの男たちに私を引き渡したのかしら?
売られるなんて……冗談じゃないわ!
「私はネリック男爵の末娘なの。私をお父様の所に返して。お父様にお金を払うよう私が掛け合うわ。お父様なら売るよりたくさんのお金を払うはずよ」
私がそう言うと、男たちは顔を見合わせて一斉に大笑いした。
「アッハッハッ!!お嬢ちゃん、パパを信じてるんだなぁ、可哀想に」
「お嬢ちゃんが家名に泥を塗るってんで、身元が分からないようなるべく遠くの奴隷市場に流してくれって言ったのはネリック男爵さ」
「まさか!お父様が本当にそんな事を?」
「嬢ちゃん、まさか自分のお父様がそんなに綺麗な方法で稼いで来たと思っていたのか?」
「どういう事?」
「お父様は賢いって事だ。オメーさんよりもチャンドラー伯爵との関係を優先したって事だろうぜ」
お父様が私を見捨てた……の。
まさか……。
侯爵子息の婚約者だった頃は姉妹の誰よりも私を可愛がってくれていたのに……。
「触ってみろよ!さすが貴族令嬢だ。肌もつるつるだぜ?」
「あー、おっぱいも大きいし、これは高く売れるだろうな」
「乳首の色はどうだ?膜も確認しようぜ」
男たちは私の服を脱がせて身体中を調べた。無遠慮に私の胸を揉み、私の足をこじ開けてくる。
「い、いやーーっ!!」
足を大きく開いて固定され膣口に何か器具を差し込まれた。
「ほら、力抜きな。膜の検査だ」
大勢の男に股間を覗きこまれ羞恥と屈辱で顔が赤くなる。
「膜がねぇぜ?」
「ああ、男を知らねぇ身体じゃないって事だな」
「じゃあ、ちょっと味見させてくれよ!いいだろ?」
「駄目だ駄目だ、今回のオークションの目玉商品だからな。清純派で押し通すんだ」
何?オークションって……。
私、本当に売られちゃうの?
~・~・~・~・~
オークションの日は今日なのだろうか?
私は化粧を施され派手な下着姿で舞台袖で待機させられていた。
私は喉を手術されて声が出せなくなっていた。
けれど幸い男たちが私を犯すような事は無く食事も規則的に与えられた。
宝石の付いた首輪を着けられた私はどう見ても奴隷。けれど私の値段は高くなるから金持ちが愛玩奴隷として買うだろうってリーダ格の男が言ってた。
だからお金持ちの男性に落札されて、優しくしてもらえるといいな……。それが私の唯一の望みだった。
「ん゙……はァ……アァ゙ーーーーっ」
私の隣にはあのニナってメイドが並べられていた。薬漬けにされているらしく、目はトロンとしていて、口からはよだれを垂らしている。
私よりもっと布地の少ない衣装。下着には穴が空き局部には張り型が捩じ込まれていた。
きっと隣に居るのが私だってことも分からないのだろう。計画が失敗した時にはこのメイドに腹が立ったが、こんなに堕ちた姿を見ると怒りも消えていた。
「「「わぁーーーーっっ!!」」」
ニナが舞台に出ると大きな歓声が上がった。男たちが値段を叫び落札額を競っている。
急に現実感が押し寄せて身体が震えだした。
あのニナみたいに……私は大勢の客の前に晒されて売られるんだ。
「さあっ!本日の目玉商品!元貴族令嬢の登場です!皆様、じっくりと商品をご覧ください!」
「「「おーーっ!!」」」
私を見た人々の歓声が聞こえる。
~・~・~・~・~
その後ーーーー
私はある小国の将軍の元に売られていた。
将軍様には病気があって、不能になってしまったそうだ。
けれど、性欲はあるようで私はそれを満たすための道具になっていた。
「ローズ、お客様が来るよ。今日はローズから咥えてあげなさい」
「……」
相変わらず声は出ない。私はこの男にローズと呼ばれていた。薔薇のように美しいと。
将軍様は私が犯されるのを見るのが趣味だ。
毎日のように代わる代わる男たちがやってくる。ある日は不潔そうな大男。ある日は被虐趣味の眼鏡男。ある日はうぶな美少年。ある日は数人の男との乱交。
将軍様は私が気絶するまで犯されるのを見てようやく満足する。
私の売られた先はマシだった。
ニナってメイドは最下層の娼館に売られたのだ。きっと恐ろしく過酷な日々。もう命は無いのかもしれない。
薬を飲まされすぎているようだったから。
「ローズ、さぁ、お客様が来たよ。どうやって挨拶するのかな?教えただろ?」
今日の相手は身体の大きな人。巨根過ぎて娼婦にも嫌がられるらしい。
私は男性に跪いて挨拶すると、そのまま男性のトラウザーズを寛げて勃立を取り出した。
「うっ……」
上目遣いで男性を見つめながら唾液を絡め剛直を舐めしゃぶる。そんな私を将軍様は満足そうに見ていた。
※人身売買の描写があります
チェルシー視点ーーーー
「ここは……どこ?」
目を開けると見た事もない白い天井。
私は何故か簡素な寝台に縛り付けられていた。
昨日の夜はチャンドラー伯爵の屋敷でいつも通りに眠ったはずなのに……。
まさか……。
田舎者メイドを襲わせるよう男に金を渡したのがバレたのかしら?
あのニナってメイド、失敗したのねっっ。
辺りを見回すと安っぽくくすんだ色の壁には何やら茶色いシミが付いていて……こんな部屋、明らかにチャンドラー伯爵の屋敷では無いわ。
眠っている間にどこかに運び出された?
すえた臭いのするジメジメした部屋には窓一つ無い。
逃げれないように私の身体は硬くベッドに縛られていた。早くどうにかしないと、ここはヤバい気がする。
この手首のロープを外さなきゃ。
何とか逃げようと手を動かしてロープを緩めていると、ガチャリとドアが開いて大きな身体に無精髭の男たちが部屋に入ってきた。
「おー、目が覚めたか。……ほぉ、これは上玉だな。瞳の色もえれぇ綺麗じゃねぇか!これは高く売れるぜ?」
「このお嬢ちゃん、本当に貴族令嬢なんだなぁ!」
男たちは私を取り囲みニヤニヤと笑いながら品定めをするような視線を浴びせた。
売る?私をっ?
そんな……サヴィオン様がこの男たちに私を引き渡したのかしら?
売られるなんて……冗談じゃないわ!
「私はネリック男爵の末娘なの。私をお父様の所に返して。お父様にお金を払うよう私が掛け合うわ。お父様なら売るよりたくさんのお金を払うはずよ」
私がそう言うと、男たちは顔を見合わせて一斉に大笑いした。
「アッハッハッ!!お嬢ちゃん、パパを信じてるんだなぁ、可哀想に」
「お嬢ちゃんが家名に泥を塗るってんで、身元が分からないようなるべく遠くの奴隷市場に流してくれって言ったのはネリック男爵さ」
「まさか!お父様が本当にそんな事を?」
「嬢ちゃん、まさか自分のお父様がそんなに綺麗な方法で稼いで来たと思っていたのか?」
「どういう事?」
「お父様は賢いって事だ。オメーさんよりもチャンドラー伯爵との関係を優先したって事だろうぜ」
お父様が私を見捨てた……の。
まさか……。
侯爵子息の婚約者だった頃は姉妹の誰よりも私を可愛がってくれていたのに……。
「触ってみろよ!さすが貴族令嬢だ。肌もつるつるだぜ?」
「あー、おっぱいも大きいし、これは高く売れるだろうな」
「乳首の色はどうだ?膜も確認しようぜ」
男たちは私の服を脱がせて身体中を調べた。無遠慮に私の胸を揉み、私の足をこじ開けてくる。
「い、いやーーっ!!」
足を大きく開いて固定され膣口に何か器具を差し込まれた。
「ほら、力抜きな。膜の検査だ」
大勢の男に股間を覗きこまれ羞恥と屈辱で顔が赤くなる。
「膜がねぇぜ?」
「ああ、男を知らねぇ身体じゃないって事だな」
「じゃあ、ちょっと味見させてくれよ!いいだろ?」
「駄目だ駄目だ、今回のオークションの目玉商品だからな。清純派で押し通すんだ」
何?オークションって……。
私、本当に売られちゃうの?
~・~・~・~・~
オークションの日は今日なのだろうか?
私は化粧を施され派手な下着姿で舞台袖で待機させられていた。
私は喉を手術されて声が出せなくなっていた。
けれど幸い男たちが私を犯すような事は無く食事も規則的に与えられた。
宝石の付いた首輪を着けられた私はどう見ても奴隷。けれど私の値段は高くなるから金持ちが愛玩奴隷として買うだろうってリーダ格の男が言ってた。
だからお金持ちの男性に落札されて、優しくしてもらえるといいな……。それが私の唯一の望みだった。
「ん゙……はァ……アァ゙ーーーーっ」
私の隣にはあのニナってメイドが並べられていた。薬漬けにされているらしく、目はトロンとしていて、口からはよだれを垂らしている。
私よりもっと布地の少ない衣装。下着には穴が空き局部には張り型が捩じ込まれていた。
きっと隣に居るのが私だってことも分からないのだろう。計画が失敗した時にはこのメイドに腹が立ったが、こんなに堕ちた姿を見ると怒りも消えていた。
「「「わぁーーーーっっ!!」」」
ニナが舞台に出ると大きな歓声が上がった。男たちが値段を叫び落札額を競っている。
急に現実感が押し寄せて身体が震えだした。
あのニナみたいに……私は大勢の客の前に晒されて売られるんだ。
「さあっ!本日の目玉商品!元貴族令嬢の登場です!皆様、じっくりと商品をご覧ください!」
「「「おーーっ!!」」」
私を見た人々の歓声が聞こえる。
~・~・~・~・~
その後ーーーー
私はある小国の将軍の元に売られていた。
将軍様には病気があって、不能になってしまったそうだ。
けれど、性欲はあるようで私はそれを満たすための道具になっていた。
「ローズ、お客様が来るよ。今日はローズから咥えてあげなさい」
「……」
相変わらず声は出ない。私はこの男にローズと呼ばれていた。薔薇のように美しいと。
将軍様は私が犯されるのを見るのが趣味だ。
毎日のように代わる代わる男たちがやってくる。ある日は不潔そうな大男。ある日は被虐趣味の眼鏡男。ある日はうぶな美少年。ある日は数人の男との乱交。
将軍様は私が気絶するまで犯されるのを見てようやく満足する。
私の売られた先はマシだった。
ニナってメイドは最下層の娼館に売られたのだ。きっと恐ろしく過酷な日々。もう命は無いのかもしれない。
薬を飲まされすぎているようだったから。
「ローズ、さぁ、お客様が来たよ。どうやって挨拶するのかな?教えただろ?」
今日の相手は身体の大きな人。巨根過ぎて娼婦にも嫌がられるらしい。
私は男性に跪いて挨拶すると、そのまま男性のトラウザーズを寛げて勃立を取り出した。
「うっ……」
上目遣いで男性を見つめながら唾液を絡め剛直を舐めしゃぶる。そんな私を将軍様は満足そうに見ていた。
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