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主要団員選抜団体戦

チームメンバーとのふれあい―森のカフェ

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 私は、団体戦は1週間後に行う事を発表した。明日にはアイカさんも帰ってきますから、アイカさんと一緒に行った団員さんも参加できるように取り計らいました。きっと、アイカさんも参加したがるでしょうね。

 アイカさんがつれていった団員は、アイカさん親衛隊です。女性だけの精鋭です。あの人たちが参加したら私も流石にキツイですが、仲間を信じなくてはなりません。アイカさんが直々に鍛えた精鋭ですからね。気を引き締めてかからなくてはいけませんっ! 負けられない戦いがあるのです。

 私の仲間たちと仲良くしたいと思います。気弱な方ばかりですが気が合う方たちです。かわいい動物たちが好きな仲間です。

「アカリさん、私たちでは……足を引っ張ってしまうのではないでしょうか?」

 このように自分の力をあまり信じていない方が多いのです。

「ナタシャさんは気配を消すのが上手です。だから、相手の不意を突くのがナタシャさんには最適です。いきなり視界から消えていることがありますからねー」

「た、ただみなさんの邪魔にならないように動いているだけですよ」

 両手を前につきだしてぶんぶん首をいやいやとふっています。どこか、オズマに似ています。家事とか雑用が大好きなところとか。それに、短剣さばきがとても美麗で無駄な動きはなくどこか優雅です。小動物で言えば私の勝手なイメージですが栗鼠リスのような方でかわいいんだよね。

「でも、ナタシャの言う通り俺たちはあまり強くないと思うんだよな」

 彼はナタシャさんの恋人ではないかと私は見ています。恋人じゃなくても、両想いだとにらみます。よくふたりで歩いているのを団員が見ているからですね。それに、このロガンくんは美男子ですよ。しかも、紳士です。モテます。

「ロガンは弓を射るのも上手だし、弓を使った接近戦までできるじゃあないか」

 ぶつぶついじけながら呟く彼は魔術師です。決して大魔術じゃー! なんて叫び回るマリーンと同じ魔術師とは、思えない思慮深い方ですねガッツくんです。少ない魔力で、どう戦うかよく考えて行動をします。

「ガッツは魔術師だから接近はしなくていいの! 支援よろしくー」

 どこか、飄々とした彼女はなんかカオルみたいなタイプですね。場を盛り上げるムードメーカーで、うまく働いてくれたらチームが団結する力になれる。悪い空気にはならないでほしいから。

「シャティさんは剣が得意ですよね。私が教えた技をすぐに覚えます」

「だけどねー、力が男には敵わないからなー」


 そうは言いつつもシャティさんは笑っています。弱気なのか強気なのか掴みどころがありません。

「今日はみなさんで仲間としてやっていくためにカフェに行きませんか? 森のカフェに」

「「行きましょう」」

 息がぴったりですね。戦いでも上手くやれそうです。動物チームみたいな感じですかね。チーム名は。ネーミングセンスありませんね私。

 森のカフェには、動物たちが集まります。モンスターから保護した傷ついた動物たちが集まるカフェになりました。私が実はオーナーです。狼のような肉食動物もいますが、みんななかよしです。動物の声を通訳するものを頑張って錬金術で作りました。もう錬金術のレベルを超えた力作ですよ。

「さあ、ようこそ皆さま森のカフェに」

 扉を開けたら別世界です。動物たちの楽園です。

「「いらっしゃいませ」」

 さあ、親睦を深めましょうみなさん。
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