超高速転生令嬢は、流行を追い越していく！

168回目 モブは気楽

モブ　それは、主人公や副主人公などと違い、その他大勢を指す用語。

私は、いままで主要人物しかやってなかった。
それは、イカンと思うのだよ。

「誰に言っておるのじゃ」

コタツに入りお茶を啜っている神さまが言う。
きちんと、コタツの上にはみかんがある。
山積み…

「神さまにです！」
「そうか、そうか。モブがいいのか。自分で望めば良かろう。そのための力は既にある」

よく忘れてしまうのは、神々の末席…の末席にあること。
魔力極大というのも、今まで何かとお世話というか、やりたい放題だったなぁっと

「そうでした」
「ほっほっほ。では、選んでいくがいい」

条件で検索。
また、探す。
最近覚えた探索魔法で世界をふるい落としていく。
無数に広がる大宇宙じゃなくて、無限にある世界を。

これ、いいなぁ。

「行ってきます」
「おみやげ頼むのじゃ。お茶系がいい」
「はいはい」

そうして行った先は…

希望通りのモブになれる世界だった。