超高速転生令嬢は、流行を追い越していく！

135回目？ 天界の夕暮れ

今、私は天界にある高校の校庭にある体育倉庫の裏側のじめじめと湿ったところにいます。

時は、夕暮れ。

そのうち真っ暗になってしまうのだけど、なんだか考えちゃうの。

このままでいいのかなって。

超高速転生令嬢と言われているらしいけれど、私としては転生から転生の間がイベントだと思っているから、一生涯（？）のうちのイベントと同じ気分なのよね。

天界には、転生と転生の間に何回も何十回も何百回も来る。

ここから、ランダム。

時には、指定で眼下に見える世界に降りていく。

そうそう、この世界不思議なのよ。

なぜか、見たい方向を見ると建物を透過して見ることが出来るの。

他の世界も同じ。

って、それはいいの。

私が気が付かないうちに、隣に現れ、

「いいのではないな」

と言う。

「神さま…」

その言葉に、心に光りが差し込み始め

「思うがままに行くのが、お主の…使命じゃないかな」

その言葉に天啓（？）を得て

「そうね。そうかも。そうだった！」

元気が出た！！

「悩んでいるんなら、ここで休むのいいじゃろうて。何しろ、お主は神レベルの魔力持ちではなくて、神の極小魔力持ちだからの、ほっほっほっ」

「極小…」

この膨大な魔力でも、神々では極小なの？

「神さまになったばかり、まだ赤ん坊のような魔力じゃ。これからも転生を繰り返して、自分を高めて言ってくれい。期待しているぞよ」

転生をすれば、魔力増える→神のレベル上がる。

どんどんしよ。

超高速転生令嬢、復活の時…（？？）だった。