67 / 191
67回目 嫌がらせは、誰がした?
しおりを挟む
私は、ヒロインよ…
面倒くさい転生しちゃった。
記憶は、16歳で戻った。
男爵家での意味不明家庭教師教育は終わっていた。
身につけたもの?
マナーもダンスも教養も、ある訳ない。
だって、お金がないんだもの。
乙女ゲームの男爵家は裕福なのね。
それはともかく、何もしなくても強制力に流されてきました。
断罪劇。
「公爵令嬢r…あ?」
「定番は流して、流して」
「マリヤ、もう少しで君と結婚できる」
「嫌。絶対無理、バカは不要」
「あ、うう、そんな」
「どうせなら、いろいろ勝っている公爵令嬢リリア様に仕えたい。いいですか?」
「はい」
「嬉しいです」
「ですから、王子。私と結婚するために嫌がらせをリリア様のせいにするのは、間違っていますよ。こちらから、婚約、破棄しますね」
別に、裏で王子が糸を引いて嫌がらせをしていても、
断罪劇で、前婚約者のせいだとしてしてしまえば、
今後も考えれば、王子にたてつくものはいない。
事実は、消えてしまうのだ。
「ふん。婚約破棄などしない…あ、し・ます。ううう、する」
強制力。
結構便利ね。
神レベルの魔力で、因果律に介入してみました。
悪い人たち一掃。
穏やかな国にバンザイ。
でも、いい時間は長く続かないんだろうな。
なにしろ、次の世が待ち受けているから。
面倒くさい転生しちゃった。
記憶は、16歳で戻った。
男爵家での意味不明家庭教師教育は終わっていた。
身につけたもの?
マナーもダンスも教養も、ある訳ない。
だって、お金がないんだもの。
乙女ゲームの男爵家は裕福なのね。
それはともかく、何もしなくても強制力に流されてきました。
断罪劇。
「公爵令嬢r…あ?」
「定番は流して、流して」
「マリヤ、もう少しで君と結婚できる」
「嫌。絶対無理、バカは不要」
「あ、うう、そんな」
「どうせなら、いろいろ勝っている公爵令嬢リリア様に仕えたい。いいですか?」
「はい」
「嬉しいです」
「ですから、王子。私と結婚するために嫌がらせをリリア様のせいにするのは、間違っていますよ。こちらから、婚約、破棄しますね」
別に、裏で王子が糸を引いて嫌がらせをしていても、
断罪劇で、前婚約者のせいだとしてしてしまえば、
今後も考えれば、王子にたてつくものはいない。
事実は、消えてしまうのだ。
「ふん。婚約破棄などしない…あ、し・ます。ううう、する」
強制力。
結構便利ね。
神レベルの魔力で、因果律に介入してみました。
悪い人たち一掃。
穏やかな国にバンザイ。
でも、いい時間は長く続かないんだろうな。
なにしろ、次の世が待ち受けているから。
0
お気に入りに追加
20
あなたにおすすめの小説
想い合っている? そうですか、ではお幸せに
四季
恋愛
コルネリア・フレンツェはある日突然訪問者の女性から告げられた。
「実は、私のお腹には彼との子がいるんです」
婚約者の相応しくない振る舞いが判明し、嵐が訪れる。
会うたびに、貴方が嫌いになる
黒猫子猫(猫子猫)
恋愛
長身の王女レオーネは、侯爵家令息のアリエスに会うたびに惹かれた。だが、守り役に徹している彼が応えてくれたことはない。彼女が聖獣の力を持つために発情期を迎えた時も、身体を差し出して鎮めてくれこそしたが、その後も変わらず塩対応だ。悩むレオーネは、彼が自分とは正反対の可愛らしい令嬢と親しくしているのを目撃してしまう。優しく笑いかけ、「小さい方が良い」と褒めているのも聞いた。失恋という現実を受け入れるしかなかったレオーネは、二人の妨げになるまいと決意した。
アリエスは嫌そうに自分を遠ざけ始めたレオーネに、動揺を隠せなくなった。彼女が演技などではなく、本気でそう思っていると分かったからだ。
もう死んでしまった私へ
ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。
幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか?
今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!!
ゆるゆる設定です。
婚約者に妹を紹介したら、美人な妹の方と婚約したかったと言われたので、譲ってあげることにいたしました
奏音 美都
恋愛
「こちら、妹のマリアンヌですわ」
妹を紹介した途端、私のご婚約者であるジェイコブ様の顔つきが変わったのを感じました。
「マリアンヌですわ。どうぞよろしくお願いいたします、お義兄様」
「ど、どうも……」
ジェイコブ様が瞳を大きくし、マリアンヌに見惚れています。ジェイコブ様が私をチラッと見て、おっしゃいました。
「リリーにこんな美しい妹がいたなんて、知らなかったよ。婚約するなら妹君の方としたかったなぁ、なんて……」
「分かりましたわ」
こうして私のご婚約者は、妹のご婚約者となったのでした。
お飾り公爵夫人の憂鬱
初瀬 叶
恋愛
空は澄み渡った雲1つない快晴。まるで今の私の心のようだわ。空を見上げた私はそう思った。
私の名前はステラ。ステラ・オーネット。夫の名前はディーン・オーネット……いえ、夫だった?と言った方が良いのかしら?だって、その夫だった人はたった今、私の足元に埋葬されようとしているのだから。
やっと!やっと私は自由よ!叫び出したい気分をグッと堪え、私は沈痛な面持ちで、黒い棺を見つめた。
そう自由……自由になるはずだったのに……
※ 中世ヨーロッパ風ですが、私の頭の中の架空の異世界のお話です
※相変わらずのゆるふわ設定です。細かい事は気にしないよ!という読者の方向けかもしれません
※直接的な描写はありませんが、性的な表現が出てくる可能性があります
花嫁は忘れたい
基本二度寝
恋愛
術師のもとに訪れたレイアは愛する人を忘れたいと願った。
結婚を控えた身。
だから、結婚式までに愛した相手を忘れたいのだ。
政略結婚なので夫となる人に愛情はない。
結婚後に愛人を家に入れるといった男に愛情が湧こうはずがない。
絶望しか見えない結婚生活だ。
愛した男を思えば逃げ出したくなる。
だから、家のために嫁ぐレイアに希望はいらない。
愛した彼を忘れさせてほしい。
レイアはそう願った。
完結済。
番外アップ済。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる