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64回目 脳天に一撃
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「婚約破棄をするんだい」
そんな駄々をこねているのは、成人間際の王子。
「不満なのは、何なのですか?」
「聖女と結婚したいから」
この国には、聖女と呼ばれる職業が存在する。
つまり、王子が言っているのは、(だれだか分からない)聖女と…ということである。
しかし…
「聖女とは、どの方ですか?」
「国に1人しかいない聖女だ」
誰?
「私も聖女です。それを婚約破棄したいということですか?」
「違う違う、お前なんか聖女であるはずがない」
「えい」
脳天に一撃。
衝撃で戻るかと思って、かなり手加減した。
「…はっ」
意識を取り戻したが…
「なぜか、恐怖心が。お前とだけはダメだ」
脳天に喰らわせたのが、まずかったのか。
無職になってしまったし、次…行きましょう。
そんな駄々をこねているのは、成人間際の王子。
「不満なのは、何なのですか?」
「聖女と結婚したいから」
この国には、聖女と呼ばれる職業が存在する。
つまり、王子が言っているのは、(だれだか分からない)聖女と…ということである。
しかし…
「聖女とは、どの方ですか?」
「国に1人しかいない聖女だ」
誰?
「私も聖女です。それを婚約破棄したいということですか?」
「違う違う、お前なんか聖女であるはずがない」
「えい」
脳天に一撃。
衝撃で戻るかと思って、かなり手加減した。
「…はっ」
意識を取り戻したが…
「なぜか、恐怖心が。お前とだけはダメだ」
脳天に喰らわせたのが、まずかったのか。
無職になってしまったし、次…行きましょう。
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