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45回目 自爆したら、ヒロインを巻き込んでしまった

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「許してくれ」

いきなりの謝罪。
なんぞよ?

「私は、君よりも好きな相手ができてしまったんだ」
「分かりました。分かれましょう」

「ありがとう」

王子は、そう言うと後ろにいた令嬢の手を取って、

「ローズには、納得してもらった。マリヤ結婚してくれるかい」
「嫌です」

「君の事が大事だから、色々聞いてきた。でも、まだ足りないものがあるんだね」
「ええ、そこな女を物理的に消してもらいたいです」

つまり、殺せっていうことね。

「さすがにそれは、無理だよ」
「なら、遠くの国へ追放してよ」

「なぜ、そんなことを言うんだい」
「私、未来が見えるの。そこで、私はローズに殺されるの。怖いの」

「そうなのか。仕方が無い、ローズ、自分から国を出てくれると助かる」
「分かりましたわ。ここで自爆させていただきます」

「は?自爆?」

魔力充填OK
では、自爆。

あら?
マリヤ巻き込んだみたい。

マリヤの言ったとおりね。
私が殺したようなものだし。
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