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第129話 勢揃い
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「俺、鉄っていうんだ。よろしくな」
「ど、銅です。お願いします」
「銀。しゃべりは苦手」
「金。やっぱり1番は、私だよ」
「ふっふっふ。白金、プラチナが1番でしょ。結婚指輪でも一番高いし。まだまだよ」
「くっ、プラチナは高すぎる。金には色々あるの」
「でも、1番は私」
「あ~、ここでも最後なのね。チタンです。どうでもいい」
「大丈夫。私らの方が後だから」
「私ら?ああ、ミネラルなのね」
「そのまとめ方には、異論があるけれど、いいわい」
出来上がった神忠製の金属たちの自己紹介は、一言で言うとやかましい。
それを見ていた秋穂が一喝。
「あなたたち、少し静かにしなさい」
「ええ、白金が侮辱するのを黙っていられないぃ~」
「そっちが強情なんじゃないか」
「埋もれる~銅でもいいのかぁ~」
「俺を使ってくれる者は、どちらへ。汽車がいいな」
そっちの鉄ちゃんか?
「ミネラルと言っても、一応金属なんだけれど、お呼びでない?」
「はぁ、さっさと次の段階へ進みましょう。ごめんなさいね。いつもは、複数の金属を同時に引き出さないから問題は少ないのだけど」
「はい」
「はい誠くん」
「金属が出てきたのは何でですか。何も入れていなかった気がします」
「ああ、あれ。私の能力と魔力、精霊力を重ねて、文字通り創造しているの、うみだしているとも言えるわね」
「子ども?」
「そうとも言えるか。だから」
「「姐さんの、むがむが」」
鉄と銅が、金と白金に覆い被さって、言葉を封じた感じ。
最も、どこが口でどこが身体なのかはっきりしない。
色つき、スライムな感じだと思っている?
声は聞えるのだが。
「はぁ~、進めましょ」
「まずは、鉄ね。はい、固め固め」
「まるで、粘土細工みたいだな」
「まぁ、そんなもんよ」
長細い鉄は、まだある程度の熱を持っているらしく、黒い表面の一部に赤い色がある。
それを練ったり伸ばしたり、形を作っていく。
もちろん、そんなことをしている間中、赤い部分が表面に出てくるが、すぐに冷えて黒くなる。
「はい、できた」
「あ~、真四角でいい?」
「お願い」
「お願いされたんじゃ仕方ねぇ。んん、こんな感じか」
サイコロみたいな形になった。
秋穂さんがやった時は、少し丸みがあったのだけど、そこが鉄?が角張った形に直したらしい。
「さて、他もやりましょうか」
「「お手柔らかに」」
そんな声を発したのは、白金と金だ。
「なるようになるだろ」
ミネラルたちは、投げやりだった。
ちなみに彼らは、なぜか液体の中に個別にいる。
「ど、銅です。お願いします」
「銀。しゃべりは苦手」
「金。やっぱり1番は、私だよ」
「ふっふっふ。白金、プラチナが1番でしょ。結婚指輪でも一番高いし。まだまだよ」
「くっ、プラチナは高すぎる。金には色々あるの」
「でも、1番は私」
「あ~、ここでも最後なのね。チタンです。どうでもいい」
「大丈夫。私らの方が後だから」
「私ら?ああ、ミネラルなのね」
「そのまとめ方には、異論があるけれど、いいわい」
出来上がった神忠製の金属たちの自己紹介は、一言で言うとやかましい。
それを見ていた秋穂が一喝。
「あなたたち、少し静かにしなさい」
「ええ、白金が侮辱するのを黙っていられないぃ~」
「そっちが強情なんじゃないか」
「埋もれる~銅でもいいのかぁ~」
「俺を使ってくれる者は、どちらへ。汽車がいいな」
そっちの鉄ちゃんか?
「ミネラルと言っても、一応金属なんだけれど、お呼びでない?」
「はぁ、さっさと次の段階へ進みましょう。ごめんなさいね。いつもは、複数の金属を同時に引き出さないから問題は少ないのだけど」
「はい」
「はい誠くん」
「金属が出てきたのは何でですか。何も入れていなかった気がします」
「ああ、あれ。私の能力と魔力、精霊力を重ねて、文字通り創造しているの、うみだしているとも言えるわね」
「子ども?」
「そうとも言えるか。だから」
「「姐さんの、むがむが」」
鉄と銅が、金と白金に覆い被さって、言葉を封じた感じ。
最も、どこが口でどこが身体なのかはっきりしない。
色つき、スライムな感じだと思っている?
声は聞えるのだが。
「はぁ~、進めましょ」
「まずは、鉄ね。はい、固め固め」
「まるで、粘土細工みたいだな」
「まぁ、そんなもんよ」
長細い鉄は、まだある程度の熱を持っているらしく、黒い表面の一部に赤い色がある。
それを練ったり伸ばしたり、形を作っていく。
もちろん、そんなことをしている間中、赤い部分が表面に出てくるが、すぐに冷えて黒くなる。
「はい、できた」
「あ~、真四角でいい?」
「お願い」
「お願いされたんじゃ仕方ねぇ。んん、こんな感じか」
サイコロみたいな形になった。
秋穂さんがやった時は、少し丸みがあったのだけど、そこが鉄?が角張った形に直したらしい。
「さて、他もやりましょうか」
「「お手柔らかに」」
そんな声を発したのは、白金と金だ。
「なるようになるだろ」
ミネラルたちは、投げやりだった。
ちなみに彼らは、なぜか液体の中に個別にいる。
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【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
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