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第121話 信号
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今も大量の魔法を放っているが、だんだん省略が多くなってきたように思う。
回数が多くなればなるほど、イメージが固まっていくから。
放つ際の爽快感は、今までため込んできた気分を吹き飛ばすにはちょうど良かったのかもしれない。
「風、水、火、地、光、闇、滅」
もう、ここまでの短縮が可能になってる。
だから、集中せずに魔法が発動するし、余計なことも考えられるようになる。
そして、経験も上がる。
ランクは…どうなんだろう。
『光魔法がランク1になりました』
「よし!」
「きゃぁ」
突然のその声に、真名ちゃんは驚いたのか、魔法を失敗したらしい。
「真名ちゃん、ごめん。びっくりしたでしょ」
「ううん。だいじょうぶ」
先生がこちらを見て
「どうした、ランクでも上がったか?」
「はい。光魔法がランク1になったぜ」
「そうか、それなら、光魔法だけなら連発が可能だぞ。ランク2まで使えるから、同時発動は4回だ」
「やってみるか」
光を4つ重ねて…
「先生、距離的なものはないのか?」
「距離…ああ、発動距離か。有効距離は2mだ。範囲も同じな。最も、イメージ上で遠く思えば遠くに飛ぶはずだ。あと、4回連続の方法は、以前にやっていたことと同じ、一旦ホールドしてから、キーワードで発動しないともったいないぞ」
「分かったぜ」
光…うーん。微妙…?
あ、これ、いけるんじゃね?
光、闇、光、闇、光、闇…でホールド、放つ。
あ、交互のイメージで飛ばしちまった。
「ほう、闇と合わせたか。まるで、信号のようだな」
「信号」
「信号機じゃなくて、モールス等の方な」
突然、イメージが固まるような気がした。
試しにやってみるか、その前にイメージのまま投げてみる。
光、闇、光、闇、光、闇、光…。
単に投げる。
光った中から闇が広がり、その闇の中から光が。
イメージが固定化されたと思い、初めて魔法属性名以外での発動になる。
「信号!」
光、闇、光、闇、光、闇、光…
1つ前のイメージの通りの魔法発動が発生。
「成功だ」
「やったな。感じは掴んだようだな」
バシバシ背中を叩いてくる。
嬉しいのはいいのだが、度が過ぎると問題だ。
「先生、背中が痛いが」
「すまんすまん。でも、これであれが来るだろう」
「あれ?」
『スキル集中が、ランク1になりました』
「スキル集中のランクが上がった。1だけど」
「全てのスキルのランクは0から始まる。レベルは1からだが。そして、たまに当たりのスキルがある。集中は当たりだ。ランク1でレベル10相当になる」
「どんなスキルだ?」
「以前、答えたような気もするが、レベル1に付き、威力が+0.1倍になる。今のスキルレベルは11なら、威力は+1.1倍だ。普通に使えば、2倍強の威力になるということだな」
回数が多くなればなるほど、イメージが固まっていくから。
放つ際の爽快感は、今までため込んできた気分を吹き飛ばすにはちょうど良かったのかもしれない。
「風、水、火、地、光、闇、滅」
もう、ここまでの短縮が可能になってる。
だから、集中せずに魔法が発動するし、余計なことも考えられるようになる。
そして、経験も上がる。
ランクは…どうなんだろう。
『光魔法がランク1になりました』
「よし!」
「きゃぁ」
突然のその声に、真名ちゃんは驚いたのか、魔法を失敗したらしい。
「真名ちゃん、ごめん。びっくりしたでしょ」
「ううん。だいじょうぶ」
先生がこちらを見て
「どうした、ランクでも上がったか?」
「はい。光魔法がランク1になったぜ」
「そうか、それなら、光魔法だけなら連発が可能だぞ。ランク2まで使えるから、同時発動は4回だ」
「やってみるか」
光を4つ重ねて…
「先生、距離的なものはないのか?」
「距離…ああ、発動距離か。有効距離は2mだ。範囲も同じな。最も、イメージ上で遠く思えば遠くに飛ぶはずだ。あと、4回連続の方法は、以前にやっていたことと同じ、一旦ホールドしてから、キーワードで発動しないともったいないぞ」
「分かったぜ」
光…うーん。微妙…?
あ、これ、いけるんじゃね?
光、闇、光、闇、光、闇…でホールド、放つ。
あ、交互のイメージで飛ばしちまった。
「ほう、闇と合わせたか。まるで、信号のようだな」
「信号」
「信号機じゃなくて、モールス等の方な」
突然、イメージが固まるような気がした。
試しにやってみるか、その前にイメージのまま投げてみる。
光、闇、光、闇、光、闇、光…。
単に投げる。
光った中から闇が広がり、その闇の中から光が。
イメージが固定化されたと思い、初めて魔法属性名以外での発動になる。
「信号!」
光、闇、光、闇、光、闇、光…
1つ前のイメージの通りの魔法発動が発生。
「成功だ」
「やったな。感じは掴んだようだな」
バシバシ背中を叩いてくる。
嬉しいのはいいのだが、度が過ぎると問題だ。
「先生、背中が痛いが」
「すまんすまん。でも、これであれが来るだろう」
「あれ?」
『スキル集中が、ランク1になりました』
「スキル集中のランクが上がった。1だけど」
「全てのスキルのランクは0から始まる。レベルは1からだが。そして、たまに当たりのスキルがある。集中は当たりだ。ランク1でレベル10相当になる」
「どんなスキルだ?」
「以前、答えたような気もするが、レベル1に付き、威力が+0.1倍になる。今のスキルレベルは11なら、威力は+1.1倍だ。普通に使えば、2倍強の威力になるということだな」
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