77 / 121
第三章 稼ぐぞ! 学術都市
第七十話 スキンヘッドのラーメン職人みたいに偉ぶれるような人間ではない
しおりを挟む
「おじさん! 替え玉ひとつ、バリカタで!」
「あいよっ!」
武術大会での試合を終え、無事賞金を受け取って宿舎まで帰ろうとしていたわたしは道を歩く途中で記憶にある匂いについ反応してしまった。洗っていない犬の臭いを濃くしたような、養豚場の近くで漂うような……。その臭いを発する元を知らなければ、不快臭として嫌がられるだろう香りである。
ちなみに、賞金授与と共に行われた表彰式はある意味で盛り上がった。2位の爽やかイケメンが表彰されるときには大いに歓声が湧き上がったのだが、わたしは表彰されるときは観客席から一斉にブーイングが巻き起こった。ホントなんやねんなこの温度差は。
ともあれ、目的であったお金ちゃんは手に入ったので懐は温かい。何しろ小さいとはいえ家一軒が買える金額である。全額現金ではなく、一部は証券という形で受け取ったのだが、「大金を持っている」という状況はそれだけで強気になれるものである。匂いに惹かれるまま、表通りから路地に入ったところでこの店を見つけたというわけだ。
「ねえ、おじさん。ひょっとして和え玉ってできる?」
「和え玉……? いや、聞いたことがねえな。なんだいそりゃ?」
和え玉とは、ラーメンの替え玉の一形態である。スープに入れずにそのまま食べてもよいよう、味付けや最低限の具材が足されており、またスープに入れても味が薄まらないという工夫がされたもののことだ。「もう少し食べたい。でもちょっと味変したいな」というニーズに合致したのか、日本ではここ最近で提供する店が一気に増えたメニューである。
いまさらだがわたしが何を食べているかというと、とんこつラーメンだ。なんで異世界にとんこつラーメンが……という驚きはもはやない。広くは流通していないもののケーキだって存在していることがわかっているし、地球からの転移者が無数にいることももうわかっているのだ。その中にラーメン職人が混ざっていて、自分の味をこの世界で試そうとしたとしても不思議ではあるまい。
「しかしお嬢ちゃん、よく知ってんなあ。ひょっとしておやっさんの知り合いかい?」
おやっさんというのは、この店主の師匠的な存在らしい。もともとこの店をやっていたのはそのおやっさんという人物らしいのだが、味に惚れ込んだ現店長を弟子にし、一通りのラーメンづくりの技術を伝えた後は「おれは最高のラーメンを作りたい」といって店を譲って旅に出たそうなのだ。
「いやー、残念ですけど知らないですね。故郷の料理に似ていたもので」
「そうか。そりゃホントに残念だな……。箸の使い方も慣れてるし、よっぽどの通かと思ったんだが……。恥ずかしい話、ちょっとおれひとりだと行き詰まってるところがあってなあ……」
そうなのだ。わたしは美味しい美味しいと言って替え玉をバンバン追加しているものの、正直に言って地球で食べた数々のとんこつラーメンに比べると物足りない。スープは土台はよい。しっかりとんこつの出汁を感じる濃厚さだ。しかし、醤油やその他の出汁などから出る旨味成分がないためにいまひとつ味に奥行きが足りない気がする。
次に麺だ。ストレートの極細面でルックスは本家のとんこつラーメンと変わらないのだが、いまひとつコシが弱くて歯ごたえが足りない。石パンにせよ普通のパンにせよ同じだったのだが、この世界の小麦で作ったものはどうもモッチリ感がないのだ。おそらく、麺のコシやパンのモッチリ感の元となるグルテンが少ない品種なのだろう。
客足というのは正直なものだ。その証拠と言いたいわけではないが、店内にわたし以外のお客さんはいない。わたしは原型となるラーメンの味を知っているからそれが懐かしくて食べているが、初見のひとにとってはそれほど魅力的ではないのだろう。
わたしは大のラーメンフリーク……とまではいかないが、麺類はたいてい好きである。これがもっと美味しくなる工夫が思いつくのであればぜひ提供したいところではあるのだが、なかなか思いつくものではない。
「なんでもいいからよ。おもしれえ思いつきがあったら教えてくれよ。使えそうだったら替え玉をおまけするぜ? あ、さっきの和え玉の話でまずはひとつだ」
おっ、ラッキー。なんとなく和え玉の話をしただけなのにおまけしてもらっちゃった。激しい運動をしてきた後だからとにかくお腹が空いているのである。日本でインドア派をやっていたときに比べれば3倍以上は食べるようになっている。
ずぞぞぞとラーメンを啜りながら、何か使えそうなアイデアはないかと考える。まずスープの改良はむずかしいだろう。醤油や味噌があればとんこつ醤油もとんこつ味噌も作れるが、その手の調味料にはいまだ出会ったことがない。
次に、麺の改良もおそらく難しい。グルテンが豊富に含まれた小麦もどこかにあるかもしれないが、それを探して麺を作れというのは無茶だ。一応、アイデアとして話してはおくが、おまけをもらってよいほど優れたアイデアではない。
スープも麺もダメとなると……残るは具材である。いま食べているラーメンの丼にはもう具材が残っていないが、どんなものが載っていたかを思い出す。
まずは小ねぎのようなもの。これを熱したゴマ油みたいなものに通してたっぷり載せれば香り付けにも臭み消しにもなりそうだ。うーん、でもそんな油あるんだろうか。とりあえずアイデアとしては話しておく。
次にチャーシュー。これは鶏チャーシューと豚肉らしきチャーシューの2種が載っていた。頭の中でプチハーピーが「ギャギャー!」と鳴いている姿が一瞬よぎったが忘れることにする。
お次は……ああ、「タマゴカエセ!」の声が聞こえる。そのことは脳の端へ追いやろう。玉子はシンプルな茹で卵だった。このへんでもやっぱり生卵は食べられないらしい。それはそれとして、これは手がつけやすいかもしれない。
「おじさん、スープの返しって少し味見できる?」
「お? 汁の素か。かまわねえぜ」
小皿に垂らされた返しをを見ると、茶色がかった透明な液体になんらかの香辛料らしい粒がぽつぽつと浮いている。予想通り、塩ダレだな。ペロッと味見をする。ふむ……これは青酸カリ! ってちゃうわ。思わず口がキュッとなるほどの塩辛さだ。これなら漬け込み時間は短くてもそれなりに味がつくかな?
「えーと、このつゆに剥いた茹で卵を漬け込むと、味が染み込んでぐっとおいしくなりますよ」
「はあ、漬けるだけでねえ。煮込んだりしなくていいのかい?」
「うーん、煮てもいいんですけど、パサパサになっちゃうし、味の染み込み具合も大差ないですねえ」
ホントかよ……なんて言いつつおやじさんが茹で玉子をいくつか返しに漬けていく。1時間もすればある程度味が染みるだろうから、わたしも責任を持って待機だ。決して味付け卵が食べたかったわけではない。
さすがにラーメンは食べすぎたので、おやじさんにちょっとした肴を作ってもらいつつだらだらと冷えたエールを流し込む。なんかいいなあ、こういうの。下町のそんなに流行ってないラーメン屋でぼんやりお酒を飲むのがマイブームだったときのことを思い出す。
そんなこんなで時間は流れ、ぼちぼちのタイミングかなーってところで玉子を取り出してもらい、おじさんとふたりで味見をする。ふむ、さすがに黄身までは味が入ってないが、白身の半分くらいのところまでは味が入ってるな。
漬けダレがかなり濃かったから塩気はそれなりに強い。だが、それがまだ味のついていない黄身と混ざることでちょうどよくなる。これはこれで悪くない。
味付け玉子をもぐもぐしながら、つけダレの濃さやつけ時間についてのアレコレを話しておく。ラーメンの具材としてだけでなく、単品でも売れるのでおやつや持ち帰り用としてもいいんじゃないかという思いつきも話しておいた。
「なるほどなあ……雑に作ってこれだけ美味いんだ。漬けダレもこれ用にちゃんと工夫すればもっとずっと美味くなるのは間違いねえ……」
無頓着にパクパク食べてたわたしと違い、味玉を少しずつかじったりむしったりしながら食べてたおじさんがしきりにうなずいている。おそらく、おじさんの頭の中ではどうやってこの味玉をもっと美味しくできるのか色々なアイデアが駆け巡っているのだろう。
ここから先はわたしのような素人料理人の出る幕はない。きっと自分でさらなる高みを目指していけるはずだ。……って、わたし何様やねん。しょせんは日本で食べた料理のアイデアを右から左に教えているだけである。どこかのスキンヘッドのラーメン職人みたいに偉ぶれるような人間ではないぞ。
「いや、お嬢ちゃん、ホントありがとうな。こいつはおれの店を化けさせてくれる気がするぜ……。支店を出せるようになったら、看板にお嬢ちゃんの名前を掲げさせてもらうぜ!」
そんなありがたいような、ありがたくないような提案をもらって思わず曖昧な笑顔を返してしまう。異世界に「ラーメン高町みさき」ができるとか、完全に意味不明な状況だぞ。
話題を変えようと、そういえばと気になっていたことを聞いてみる。それはとんこつスープやチャーシューの元になった豚のことだ。これまでの街で食べたお肉は基本的に鶏肉ばかりだった。これはどういう家畜を使ってるんだろうか?
「んん? そういや東の方じゃそんなに食われてねえって聞いた気がするな。これはな、オークゴブリンっつって、オークとゴブリンが混じったもんの肉だなあ」
この世界の食肉について突っ込んで聞くのはやめようと、深く心に誓った瞬間だった。
「あいよっ!」
武術大会での試合を終え、無事賞金を受け取って宿舎まで帰ろうとしていたわたしは道を歩く途中で記憶にある匂いについ反応してしまった。洗っていない犬の臭いを濃くしたような、養豚場の近くで漂うような……。その臭いを発する元を知らなければ、不快臭として嫌がられるだろう香りである。
ちなみに、賞金授与と共に行われた表彰式はある意味で盛り上がった。2位の爽やかイケメンが表彰されるときには大いに歓声が湧き上がったのだが、わたしは表彰されるときは観客席から一斉にブーイングが巻き起こった。ホントなんやねんなこの温度差は。
ともあれ、目的であったお金ちゃんは手に入ったので懐は温かい。何しろ小さいとはいえ家一軒が買える金額である。全額現金ではなく、一部は証券という形で受け取ったのだが、「大金を持っている」という状況はそれだけで強気になれるものである。匂いに惹かれるまま、表通りから路地に入ったところでこの店を見つけたというわけだ。
「ねえ、おじさん。ひょっとして和え玉ってできる?」
「和え玉……? いや、聞いたことがねえな。なんだいそりゃ?」
和え玉とは、ラーメンの替え玉の一形態である。スープに入れずにそのまま食べてもよいよう、味付けや最低限の具材が足されており、またスープに入れても味が薄まらないという工夫がされたもののことだ。「もう少し食べたい。でもちょっと味変したいな」というニーズに合致したのか、日本ではここ最近で提供する店が一気に増えたメニューである。
いまさらだがわたしが何を食べているかというと、とんこつラーメンだ。なんで異世界にとんこつラーメンが……という驚きはもはやない。広くは流通していないもののケーキだって存在していることがわかっているし、地球からの転移者が無数にいることももうわかっているのだ。その中にラーメン職人が混ざっていて、自分の味をこの世界で試そうとしたとしても不思議ではあるまい。
「しかしお嬢ちゃん、よく知ってんなあ。ひょっとしておやっさんの知り合いかい?」
おやっさんというのは、この店主の師匠的な存在らしい。もともとこの店をやっていたのはそのおやっさんという人物らしいのだが、味に惚れ込んだ現店長を弟子にし、一通りのラーメンづくりの技術を伝えた後は「おれは最高のラーメンを作りたい」といって店を譲って旅に出たそうなのだ。
「いやー、残念ですけど知らないですね。故郷の料理に似ていたもので」
「そうか。そりゃホントに残念だな……。箸の使い方も慣れてるし、よっぽどの通かと思ったんだが……。恥ずかしい話、ちょっとおれひとりだと行き詰まってるところがあってなあ……」
そうなのだ。わたしは美味しい美味しいと言って替え玉をバンバン追加しているものの、正直に言って地球で食べた数々のとんこつラーメンに比べると物足りない。スープは土台はよい。しっかりとんこつの出汁を感じる濃厚さだ。しかし、醤油やその他の出汁などから出る旨味成分がないためにいまひとつ味に奥行きが足りない気がする。
次に麺だ。ストレートの極細面でルックスは本家のとんこつラーメンと変わらないのだが、いまひとつコシが弱くて歯ごたえが足りない。石パンにせよ普通のパンにせよ同じだったのだが、この世界の小麦で作ったものはどうもモッチリ感がないのだ。おそらく、麺のコシやパンのモッチリ感の元となるグルテンが少ない品種なのだろう。
客足というのは正直なものだ。その証拠と言いたいわけではないが、店内にわたし以外のお客さんはいない。わたしは原型となるラーメンの味を知っているからそれが懐かしくて食べているが、初見のひとにとってはそれほど魅力的ではないのだろう。
わたしは大のラーメンフリーク……とまではいかないが、麺類はたいてい好きである。これがもっと美味しくなる工夫が思いつくのであればぜひ提供したいところではあるのだが、なかなか思いつくものではない。
「なんでもいいからよ。おもしれえ思いつきがあったら教えてくれよ。使えそうだったら替え玉をおまけするぜ? あ、さっきの和え玉の話でまずはひとつだ」
おっ、ラッキー。なんとなく和え玉の話をしただけなのにおまけしてもらっちゃった。激しい運動をしてきた後だからとにかくお腹が空いているのである。日本でインドア派をやっていたときに比べれば3倍以上は食べるようになっている。
ずぞぞぞとラーメンを啜りながら、何か使えそうなアイデアはないかと考える。まずスープの改良はむずかしいだろう。醤油や味噌があればとんこつ醤油もとんこつ味噌も作れるが、その手の調味料にはいまだ出会ったことがない。
次に、麺の改良もおそらく難しい。グルテンが豊富に含まれた小麦もどこかにあるかもしれないが、それを探して麺を作れというのは無茶だ。一応、アイデアとして話してはおくが、おまけをもらってよいほど優れたアイデアではない。
スープも麺もダメとなると……残るは具材である。いま食べているラーメンの丼にはもう具材が残っていないが、どんなものが載っていたかを思い出す。
まずは小ねぎのようなもの。これを熱したゴマ油みたいなものに通してたっぷり載せれば香り付けにも臭み消しにもなりそうだ。うーん、でもそんな油あるんだろうか。とりあえずアイデアとしては話しておく。
次にチャーシュー。これは鶏チャーシューと豚肉らしきチャーシューの2種が載っていた。頭の中でプチハーピーが「ギャギャー!」と鳴いている姿が一瞬よぎったが忘れることにする。
お次は……ああ、「タマゴカエセ!」の声が聞こえる。そのことは脳の端へ追いやろう。玉子はシンプルな茹で卵だった。このへんでもやっぱり生卵は食べられないらしい。それはそれとして、これは手がつけやすいかもしれない。
「おじさん、スープの返しって少し味見できる?」
「お? 汁の素か。かまわねえぜ」
小皿に垂らされた返しをを見ると、茶色がかった透明な液体になんらかの香辛料らしい粒がぽつぽつと浮いている。予想通り、塩ダレだな。ペロッと味見をする。ふむ……これは青酸カリ! ってちゃうわ。思わず口がキュッとなるほどの塩辛さだ。これなら漬け込み時間は短くてもそれなりに味がつくかな?
「えーと、このつゆに剥いた茹で卵を漬け込むと、味が染み込んでぐっとおいしくなりますよ」
「はあ、漬けるだけでねえ。煮込んだりしなくていいのかい?」
「うーん、煮てもいいんですけど、パサパサになっちゃうし、味の染み込み具合も大差ないですねえ」
ホントかよ……なんて言いつつおやじさんが茹で玉子をいくつか返しに漬けていく。1時間もすればある程度味が染みるだろうから、わたしも責任を持って待機だ。決して味付け卵が食べたかったわけではない。
さすがにラーメンは食べすぎたので、おやじさんにちょっとした肴を作ってもらいつつだらだらと冷えたエールを流し込む。なんかいいなあ、こういうの。下町のそんなに流行ってないラーメン屋でぼんやりお酒を飲むのがマイブームだったときのことを思い出す。
そんなこんなで時間は流れ、ぼちぼちのタイミングかなーってところで玉子を取り出してもらい、おじさんとふたりで味見をする。ふむ、さすがに黄身までは味が入ってないが、白身の半分くらいのところまでは味が入ってるな。
漬けダレがかなり濃かったから塩気はそれなりに強い。だが、それがまだ味のついていない黄身と混ざることでちょうどよくなる。これはこれで悪くない。
味付け玉子をもぐもぐしながら、つけダレの濃さやつけ時間についてのアレコレを話しておく。ラーメンの具材としてだけでなく、単品でも売れるのでおやつや持ち帰り用としてもいいんじゃないかという思いつきも話しておいた。
「なるほどなあ……雑に作ってこれだけ美味いんだ。漬けダレもこれ用にちゃんと工夫すればもっとずっと美味くなるのは間違いねえ……」
無頓着にパクパク食べてたわたしと違い、味玉を少しずつかじったりむしったりしながら食べてたおじさんがしきりにうなずいている。おそらく、おじさんの頭の中ではどうやってこの味玉をもっと美味しくできるのか色々なアイデアが駆け巡っているのだろう。
ここから先はわたしのような素人料理人の出る幕はない。きっと自分でさらなる高みを目指していけるはずだ。……って、わたし何様やねん。しょせんは日本で食べた料理のアイデアを右から左に教えているだけである。どこかのスキンヘッドのラーメン職人みたいに偉ぶれるような人間ではないぞ。
「いや、お嬢ちゃん、ホントありがとうな。こいつはおれの店を化けさせてくれる気がするぜ……。支店を出せるようになったら、看板にお嬢ちゃんの名前を掲げさせてもらうぜ!」
そんなありがたいような、ありがたくないような提案をもらって思わず曖昧な笑顔を返してしまう。異世界に「ラーメン高町みさき」ができるとか、完全に意味不明な状況だぞ。
話題を変えようと、そういえばと気になっていたことを聞いてみる。それはとんこつスープやチャーシューの元になった豚のことだ。これまでの街で食べたお肉は基本的に鶏肉ばかりだった。これはどういう家畜を使ってるんだろうか?
「んん? そういや東の方じゃそんなに食われてねえって聞いた気がするな。これはな、オークゴブリンっつって、オークとゴブリンが混じったもんの肉だなあ」
この世界の食肉について突っ込んで聞くのはやめようと、深く心に誓った瞬間だった。
0
お気に入りに追加
23
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
【異世界ショップ】無双 ~廃絶直前の貴族からの成り上がり~
クロン
ファンタジー
転生したら貴族の長男だった。
ラッキーと思いきや、未開地の領地で貧乏生活。
下手すれば飢死するレベル……毎日食べることすら危ういほどだ。
幸いにも転生特典で地球の物を手に入れる力を得ているので、何とかするしかない!
「大変です! 魔物が大暴れしています! 兵士では歯が立ちません!」
「兵士の武器の質を向上させる!」
「まだ勝てません!」
「ならば兵士に薬物投与するしか」
「いけません! 他の案を!」
くっ、貴族には制約が多すぎる!
貴族の制約に縛られ悪戦苦闘しつつ、領地を開発していくのだ!
「薬物投与は貴族関係なく、人道的にどうかと思います」
「勝てば正義。死ななきゃ安い」
これは地球の物を駆使して、領内を発展させる物語である。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
キャンピングカーで往く異世界徒然紀行
タジリユウ
ファンタジー
《第4回次世代ファンタジーカップ 面白スキル賞》
【書籍化!】
コツコツとお金を貯めて念願のキャンピングカーを手に入れた主人公。
早速キャンピングカーで初めてのキャンプをしたのだが、次の日目が覚めるとそこは異世界であった。
そしていつの間にかキャンピングカーにはナビゲーション機能、自動修復機能、燃料補給機能など様々な機能を拡張できるようになっていた。
道中で出会ったもふもふの魔物やちょっと残念なエルフを仲間に加えて、キャンピングカーで異世界をのんびりと旅したいのだが…
※旧題)チートなキャンピングカーで旅する異世界徒然紀行〜もふもふと愉快な仲間を添えて〜
※カクヨム様でも投稿をしております
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
Lunaire
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる