枕営業から逃げられない

浅上秀

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お仕事くれる人が増える編

3話

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「んああっ」

阿部はいきなりチャイムが鳴ったことに驚き、手に持っていたおもちゃを自分の奥に押し込んでしまった。

「おうおう、ようやく来たか」

男が立ち上がってドアを開けた。

「どうも」

入ってきた男性はドアが閉まると帽子を脱いだ。

「えっ」

ベットの上で驚いている阿部を一瞥すると彼は島田に頭をさげた。

「清水です。よろしくお願いします」

「いやぁ清水君じゃないか。久しぶりだね。会いたかったよ」

島田は手を差し出して握手を求めた。

「ありがとうございます。島田さんにそう言っていただけるとは光栄です」

清水とは最近人気の男性アイドルだ。
いきなりバラエティ番組を初めとしてテレビ露出が増えて、今では彼をメディアで目にしない日はないほどだ。

「ああ、ごめんね、阿部くん、続けて」

男が戻ってきて止まっていた阿部の手に自分の手を重ねて動かし始める。

「んん、ああ、ああああ」

阿部の思考は再び快楽に押し流され始める。

「ワインでもどうかな?」

島田が清水にボトルを見せる。

「ありがたいんですけど、明日も早いんで…」

「そうかい、残念だ」

島田はニヤニヤとボトルを下ろした。

「この方は?」

清水はようやくベットの阿部について尋ねた。

「とあるアイドルのマネージャーでね。仕事が欲しいというから頑張ってもらっているんだ」

「へぇ」

清水の冷たい瞳が阿部を捉えた。

「自分で慰めさせているんだが、中々いい眺めだよ」

男が笑いながら阿部の手を更に激しく動かす。

「ああああ、イクううううう」

阿部はすぐに達してしまった。

「はじめましての人が二人もいるのに、よくもまぁ」

島田は阿部の様子を見ながら股間をたぎらせている。

「で、僕は何をすれば?」

清水は男に尋ねる。

「今日は島田さんのお相手をしなさい。私は阿部くんをいただこうじゃないか」

男は阿部の後ろからおもちゃを引き抜く。

「んああああ」

そして自身のベルトを外してボトムスとトランクスを脱ぎすてた。

「さぁ、こっちも楽しもうか」

島田は清水に一歩近づくのだった。







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