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本編
14話
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「バイトお疲れ」
ショウがいつもより急ぎ足で大金すると、コンビニの入り口近くでイツキが待っていた。
「お、おう」
「どこかファミレスでも行く?お腹すいてない?」
「あ、ああ」
ショウの短い返事に微笑むとイツキは歩き出した。
…
ファミレスに向かう道すがら、イツキはショウによく話しかけた。
「大学ではどんなことやってるの?」
「経済学、とか」
「サークルとか入った?」
「まぁ」
「どんなとこ?」
二人の会話は二人が思っていたよりも続いた。
ファミレスにはいるとすんなり四人掛けの席に案内された。
「何食べる?」
「…ハンバーグ」
「ハンバーグ好きなの?」
「そこそこ…あ、あんたは?」
「んー、俺もハンバーグかな」
「好き、なのかよ、ハンバーグ」
「そこそこかな」
イツキはいたずらっ子のように笑いながら、先ほどのショウの返事を真似た。
…
「明日も早い?」
「二限からだからそうでもない…あんたは?」
「俺は有給」
「へぇ」
食事を終えて二人はなんとなく歩き出した。
「…俺帰るけど、あんたは?母さん、心配してねぇの?」
「ああ、彼女は旅行に行ってるよ。近所の婦人会の集まりだとかで」
「へぇ」
「だからさ…ショウの家に行っても良いかな?」
「え、ああ、汚いけど」
「よかった、帰れって言われるかと思った」
「まぁ」
ショウはなんだか歯切れが悪かった。
「話してぇこと、あるし」
「そっか」
徒歩十分ほどでショウの家に辿り着いた。
「お邪魔します」
「…どうぞ」
ショウがいつもより急ぎ足で大金すると、コンビニの入り口近くでイツキが待っていた。
「お、おう」
「どこかファミレスでも行く?お腹すいてない?」
「あ、ああ」
ショウの短い返事に微笑むとイツキは歩き出した。
…
ファミレスに向かう道すがら、イツキはショウによく話しかけた。
「大学ではどんなことやってるの?」
「経済学、とか」
「サークルとか入った?」
「まぁ」
「どんなとこ?」
二人の会話は二人が思っていたよりも続いた。
ファミレスにはいるとすんなり四人掛けの席に案内された。
「何食べる?」
「…ハンバーグ」
「ハンバーグ好きなの?」
「そこそこ…あ、あんたは?」
「んー、俺もハンバーグかな」
「好き、なのかよ、ハンバーグ」
「そこそこかな」
イツキはいたずらっ子のように笑いながら、先ほどのショウの返事を真似た。
…
「明日も早い?」
「二限からだからそうでもない…あんたは?」
「俺は有給」
「へぇ」
食事を終えて二人はなんとなく歩き出した。
「…俺帰るけど、あんたは?母さん、心配してねぇの?」
「ああ、彼女は旅行に行ってるよ。近所の婦人会の集まりだとかで」
「へぇ」
「だからさ…ショウの家に行っても良いかな?」
「え、ああ、汚いけど」
「よかった、帰れって言われるかと思った」
「まぁ」
ショウはなんだか歯切れが悪かった。
「話してぇこと、あるし」
「そっか」
徒歩十分ほどでショウの家に辿り着いた。
「お邪魔します」
「…どうぞ」
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