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第五章 ‐ いつか星の海で ‐
069話「限りなく遠い世界を想う」
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第69話「限りなく遠い世界を想う」
「――――それで、まだ小さな君を背負って公園を歩いたよ。君のお母さんが車で君を迎えに来て、とても心配そうな顔を浮かべていた」
ゆったりと上昇を続ける観覧車の中で、清壱は色あせかけた古い思い出をそのように締めくくった。
「そうだったんだ。でもまさか、そんな事まで覚えてるなんて……」
「僕こそ、カスミさんがまだ覚えてるとも思わなかった」
詳細に語られた事によって、おぼろげだった幼少時の記憶を思い起こしたカスミが顔を紅潮させる。
「やだ、恥ずかしいから言わなかったのに……もー……、なんでわたし、気づかなかったかなあ…………」
「まだ君は小学校にも上がっていなかった。顔を覚えてなくても無理はないさ」
「でも、ちゃんと覚えてましたから。あの時の事は」
はは、そうだね。と、清壱が軽く笑った。よく見れば十数年前のあの日から、彼は外見的にほとんど年を取っていないようにさえ見えた。
「実際、君のお母さんにはどれほど世話になったか。ご存命の頃は何度も家まで行って、庭先で稽古をつけて貰ってた」
「そうだったんだ」
「菊華先生が逝ってしまってから、僕も有澤先生も、あの家に足を運ばなくなってしまった…………。まだあの家、引っ越さずにそのままなんだろう?」
カスミは頷く。
「うん、リフォームとか工事は少ししたけど、大体。庭もそのまま……ごめん、やっぱ嘘、お花とかは今は無いや、枯らしちゃった」
すると、清壱がぽつりと小さく呟いた。
「そうか。でも、また行きたいな……」
対し、カスミは微笑み言った。
「遊びに来てください。お母さんはもういないし、庭のお花は枯れちゃったし、料理もお母さんやおばさんほどじゃないけれど……」
「ああ、有澤先生や、道場の他の人、僕の友達の警備員、CIA、ラジオパーソナリティも連れてこようか」
彼がそう言うと、カスミが「うん」と相槌を打つ。
「ぜひ連れて来てください、翔子ちゃんに、望さんに、キララさんに……みんな」
「そうだな」
「……ね、とっても綺麗ですね」
観覧車内には間もなく頂上である事を告げる女性のガイダンス音声が流れている。カスミが横を向き観覧車の窓から見える夜景に目をやると、そこには暗い漆黒の海と空、しかし空には輝く星々が散らばり、地には夜の海を照らす程のビルや商業施設の明かりが煌めき続けている。まるで、上下二つの星空の間に自分たちがいるかのような錯覚すら少女は覚えた。
そして男も、ランドマークタワーや、東京方面にまでずっと繋がる星の絨毯を、目を細めて眺めた。
「ああ、昔見た時よりも、ずっと煌びやかだと思う…………」
「そう?」
「ああ、あの頃はまだ、この辺りはどこも開発中だった。古い話さ、赤レンガがまだ商業化する前の」
「そっか、じゃあもうずっと昔なんだね。わたしはそういう時代、知らないから……」
「ああ、とても、とても遠い所まで来てしまった…………」
呟く清壱の横顔は、カスミの瞳にはとても寂し気に映った。
最高点を越えた観覧車のゴンドラが徐々に下降していく中、二人してぼんやりと夜景を眺め続ける。それからは二人とも話さず、お互い各自の物思いにふけっている。
カスミは……幼少時の頃の事。両親の事。それなりに友達は居たけど、気が付いたらその時の友達の現在の事は一人もわからない、そんな小中学時代の事。部活の事……。それから、月照支部で知り合った人々……翔子に、望に、雲母……親しくなり始めた人達の事であるとか、実に色々な事を考えた。
清壱が何を考えてるのかは判らなかった。きっとこの人にも、沢山の振り返る思い出があるのだろう、今日一日で彼女は、そう思うようになった。
「もう、終わっちゃうね」
この観覧車がという意味でも、この一日がという意味でも、少女の呟きには二つの意味があった。
「ああ」
「色々あったけど、楽しかったです」
翔子ちゃんにはちょっと悪いけど。と、申し訳なさそうな苦笑いでカスミが付け加える。
「気分転換になってくれたなら、何よりだ」
と言ってから、清壱はこのような提案を口にした。
「もし足が平気だったら――最後に、近くを少し寄り道をしたい」
「もちろん、良いですよ」
提案に対し、カスミは微笑んで快諾した。
◆
「ここだ」
清壱がそう言った足を止めた。コスモワールドの観覧車を降りてからゆったりと歩く事10分ほどの距離、水面を挟んでの向かい側の小道へとやってきていた。
「ここですか?」
カスミが訊くと、清壱が肯定した。
そこは「汽車道」と呼ばれている。かつては貨物輸送用の列車を走らせていた路線が廃線になった後、それをプロムナードとして再生し、出来上がった場所だった。
日本丸メモリアルパーク方面とポーターズ方面を繋ぐ細長い橋、あるいは浮島のようで、その道幅は軽自動車が二台なんとか橋ですれ違える程度といったところか、三台目は確実にガーターだろう。
「風が気持ち良い」
「冬は寒いけど、この時期はね。周りが海だから風が吹いてくる」
「そうなんだ」
両脇が海のため風を遮る高い建物が近くに存在せず、夜にこの辺りを散歩すると、そよ風が心地いい、今は丁度そんな季節でもあった。
「他には何も無い場所だけどね」
「ううん、そんなことないですよ。だって綺麗……」
カスミが首を横に振ると、水面の方向を向いた。
水面の更に向こうには曲線的な外観が特徴のヨコハマ・グラウンドインターや、みなとみらいホールを代表とする巨大ビル群が立ち並んでいる。その手前には今回は立ち寄らなかったコスモワールド・ストリートゾーンの光が見えた。
「スーパープラネット」や「メリーゴーランド」等のアトラクションの発する光はまばゆくも、カスミの肉眼でさえもはっきりとその姿を捉えることが出来た。
「ね、イチさん、あれ観覧車。さっきまで乗ってた……」
そこから更に左を向けば、白色のライトに染まる横浜の摩天楼――――横浜ランドマークタワーの存在にすぐ気づけるだろうが、カスミの注目は右側の奥のそれに向いた。すなわち、月の光を浴びたサファイヤのように蒼く美しく光り輝くコスモクロック大観覧車の姿である。
とても美しい夜景が広がっていて、それらの光が水面に反射して、夜の暗い海を淡く優しい輝きで染めている。海の上には小舟が浮かんでいて、それらもまた暖色の光を放ちながら光の海を漂っているのだ。
綺麗だった。
「何もない」なんて謙遜もいい所だと、カスミは思った。
少女の心を動かす感動が、確かにそこにあった。
コスモクロックの方角を指差す少女を見て「ああ」と、清壱が相槌を打った。
「私、どれに乗ってたんだろう」
「ちょうど、あのてっぺんのゴンドラだね」
あまりにスラリと答えるものだから、カスミが驚きの声をあげた。
「えっ? わかるの? どうして?」
彼は肩をすくめ、こう答えた。
「……嘘だ」
その答えを聞かされて、カスミは肩をすくめてオーバーリアクションにうなだれてみせる。しかし、その表情はにこやかだった。
「なんだ、騙されちゃった。……イチさん、嘘が上手」
「忍者だからね、時には騙したり、嘘をついたりもするのさ」
二人は揃って苦笑した。
「……やだなあ、もう」
カスミはついさっきまで、あの観覧車の一つに乗っていた。今、隣に立つ男性と、二人で。――――その事を意識したカスミの頬が、夜の中にあっては見てもわからない程、微かに紅潮した。
「……カルチャーの仕事が終わると、よくここでコーヒーを飲んで、あれを眺めてた」
「ふーん、誰とですか? 望さん?」
「まさか、一人だよ」
「ふーん? でも望見座さん、イチさんのお弟子さんだったんでしょ?」
「それ、どこで聞いたんだ?」
「それは……もちろん本人から」
カスミがジトっとした目線を向けるが、清壱は気にしない。
「そうか、彼女と仲良くなったようで良かった」
返事はどこか皮肉っぽくも聴こえたが、彼は無表情のままで、それは単に少女の思い込みでしかなかった。
「ここにはいつも一人だよ。独りが……一番落ち着くんだ」
「ふーん……。それで? 見てるだけだったんですか? タダで入れるのに」
カスミが意地悪っぽく言うと、清壱は一瞬返答に詰まりそうになった。
(ナツミちゃんとの思い出が、消えてしまう気がしてたから――――)
思わず本当の事を言いそうになって――――。
「……そうか、なんならもう一度乗って来るかい? 一人で。僕はそれをここから見ていよう」
冗談を吐いて、皮肉っぽい笑みを造って誤魔化した。
「……遠慮しときます」
「――――それで、まだ小さな君を背負って公園を歩いたよ。君のお母さんが車で君を迎えに来て、とても心配そうな顔を浮かべていた」
ゆったりと上昇を続ける観覧車の中で、清壱は色あせかけた古い思い出をそのように締めくくった。
「そうだったんだ。でもまさか、そんな事まで覚えてるなんて……」
「僕こそ、カスミさんがまだ覚えてるとも思わなかった」
詳細に語られた事によって、おぼろげだった幼少時の記憶を思い起こしたカスミが顔を紅潮させる。
「やだ、恥ずかしいから言わなかったのに……もー……、なんでわたし、気づかなかったかなあ…………」
「まだ君は小学校にも上がっていなかった。顔を覚えてなくても無理はないさ」
「でも、ちゃんと覚えてましたから。あの時の事は」
はは、そうだね。と、清壱が軽く笑った。よく見れば十数年前のあの日から、彼は外見的にほとんど年を取っていないようにさえ見えた。
「実際、君のお母さんにはどれほど世話になったか。ご存命の頃は何度も家まで行って、庭先で稽古をつけて貰ってた」
「そうだったんだ」
「菊華先生が逝ってしまってから、僕も有澤先生も、あの家に足を運ばなくなってしまった…………。まだあの家、引っ越さずにそのままなんだろう?」
カスミは頷く。
「うん、リフォームとか工事は少ししたけど、大体。庭もそのまま……ごめん、やっぱ嘘、お花とかは今は無いや、枯らしちゃった」
すると、清壱がぽつりと小さく呟いた。
「そうか。でも、また行きたいな……」
対し、カスミは微笑み言った。
「遊びに来てください。お母さんはもういないし、庭のお花は枯れちゃったし、料理もお母さんやおばさんほどじゃないけれど……」
「ああ、有澤先生や、道場の他の人、僕の友達の警備員、CIA、ラジオパーソナリティも連れてこようか」
彼がそう言うと、カスミが「うん」と相槌を打つ。
「ぜひ連れて来てください、翔子ちゃんに、望さんに、キララさんに……みんな」
「そうだな」
「……ね、とっても綺麗ですね」
観覧車内には間もなく頂上である事を告げる女性のガイダンス音声が流れている。カスミが横を向き観覧車の窓から見える夜景に目をやると、そこには暗い漆黒の海と空、しかし空には輝く星々が散らばり、地には夜の海を照らす程のビルや商業施設の明かりが煌めき続けている。まるで、上下二つの星空の間に自分たちがいるかのような錯覚すら少女は覚えた。
そして男も、ランドマークタワーや、東京方面にまでずっと繋がる星の絨毯を、目を細めて眺めた。
「ああ、昔見た時よりも、ずっと煌びやかだと思う…………」
「そう?」
「ああ、あの頃はまだ、この辺りはどこも開発中だった。古い話さ、赤レンガがまだ商業化する前の」
「そっか、じゃあもうずっと昔なんだね。わたしはそういう時代、知らないから……」
「ああ、とても、とても遠い所まで来てしまった…………」
呟く清壱の横顔は、カスミの瞳にはとても寂し気に映った。
最高点を越えた観覧車のゴンドラが徐々に下降していく中、二人してぼんやりと夜景を眺め続ける。それからは二人とも話さず、お互い各自の物思いにふけっている。
カスミは……幼少時の頃の事。両親の事。それなりに友達は居たけど、気が付いたらその時の友達の現在の事は一人もわからない、そんな小中学時代の事。部活の事……。それから、月照支部で知り合った人々……翔子に、望に、雲母……親しくなり始めた人達の事であるとか、実に色々な事を考えた。
清壱が何を考えてるのかは判らなかった。きっとこの人にも、沢山の振り返る思い出があるのだろう、今日一日で彼女は、そう思うようになった。
「もう、終わっちゃうね」
この観覧車がという意味でも、この一日がという意味でも、少女の呟きには二つの意味があった。
「ああ」
「色々あったけど、楽しかったです」
翔子ちゃんにはちょっと悪いけど。と、申し訳なさそうな苦笑いでカスミが付け加える。
「気分転換になってくれたなら、何よりだ」
と言ってから、清壱はこのような提案を口にした。
「もし足が平気だったら――最後に、近くを少し寄り道をしたい」
「もちろん、良いですよ」
提案に対し、カスミは微笑んで快諾した。
◆
「ここだ」
清壱がそう言った足を止めた。コスモワールドの観覧車を降りてからゆったりと歩く事10分ほどの距離、水面を挟んでの向かい側の小道へとやってきていた。
「ここですか?」
カスミが訊くと、清壱が肯定した。
そこは「汽車道」と呼ばれている。かつては貨物輸送用の列車を走らせていた路線が廃線になった後、それをプロムナードとして再生し、出来上がった場所だった。
日本丸メモリアルパーク方面とポーターズ方面を繋ぐ細長い橋、あるいは浮島のようで、その道幅は軽自動車が二台なんとか橋ですれ違える程度といったところか、三台目は確実にガーターだろう。
「風が気持ち良い」
「冬は寒いけど、この時期はね。周りが海だから風が吹いてくる」
「そうなんだ」
両脇が海のため風を遮る高い建物が近くに存在せず、夜にこの辺りを散歩すると、そよ風が心地いい、今は丁度そんな季節でもあった。
「他には何も無い場所だけどね」
「ううん、そんなことないですよ。だって綺麗……」
カスミが首を横に振ると、水面の方向を向いた。
水面の更に向こうには曲線的な外観が特徴のヨコハマ・グラウンドインターや、みなとみらいホールを代表とする巨大ビル群が立ち並んでいる。その手前には今回は立ち寄らなかったコスモワールド・ストリートゾーンの光が見えた。
「スーパープラネット」や「メリーゴーランド」等のアトラクションの発する光はまばゆくも、カスミの肉眼でさえもはっきりとその姿を捉えることが出来た。
「ね、イチさん、あれ観覧車。さっきまで乗ってた……」
そこから更に左を向けば、白色のライトに染まる横浜の摩天楼――――横浜ランドマークタワーの存在にすぐ気づけるだろうが、カスミの注目は右側の奥のそれに向いた。すなわち、月の光を浴びたサファイヤのように蒼く美しく光り輝くコスモクロック大観覧車の姿である。
とても美しい夜景が広がっていて、それらの光が水面に反射して、夜の暗い海を淡く優しい輝きで染めている。海の上には小舟が浮かんでいて、それらもまた暖色の光を放ちながら光の海を漂っているのだ。
綺麗だった。
「何もない」なんて謙遜もいい所だと、カスミは思った。
少女の心を動かす感動が、確かにそこにあった。
コスモクロックの方角を指差す少女を見て「ああ」と、清壱が相槌を打った。
「私、どれに乗ってたんだろう」
「ちょうど、あのてっぺんのゴンドラだね」
あまりにスラリと答えるものだから、カスミが驚きの声をあげた。
「えっ? わかるの? どうして?」
彼は肩をすくめ、こう答えた。
「……嘘だ」
その答えを聞かされて、カスミは肩をすくめてオーバーリアクションにうなだれてみせる。しかし、その表情はにこやかだった。
「なんだ、騙されちゃった。……イチさん、嘘が上手」
「忍者だからね、時には騙したり、嘘をついたりもするのさ」
二人は揃って苦笑した。
「……やだなあ、もう」
カスミはついさっきまで、あの観覧車の一つに乗っていた。今、隣に立つ男性と、二人で。――――その事を意識したカスミの頬が、夜の中にあっては見てもわからない程、微かに紅潮した。
「……カルチャーの仕事が終わると、よくここでコーヒーを飲んで、あれを眺めてた」
「ふーん、誰とですか? 望さん?」
「まさか、一人だよ」
「ふーん? でも望見座さん、イチさんのお弟子さんだったんでしょ?」
「それ、どこで聞いたんだ?」
「それは……もちろん本人から」
カスミがジトっとした目線を向けるが、清壱は気にしない。
「そうか、彼女と仲良くなったようで良かった」
返事はどこか皮肉っぽくも聴こえたが、彼は無表情のままで、それは単に少女の思い込みでしかなかった。
「ここにはいつも一人だよ。独りが……一番落ち着くんだ」
「ふーん……。それで? 見てるだけだったんですか? タダで入れるのに」
カスミが意地悪っぽく言うと、清壱は一瞬返答に詰まりそうになった。
(ナツミちゃんとの思い出が、消えてしまう気がしてたから――――)
思わず本当の事を言いそうになって――――。
「……そうか、なんならもう一度乗って来るかい? 一人で。僕はそれをここから見ていよう」
冗談を吐いて、皮肉っぽい笑みを造って誤魔化した。
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