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第七話 お姫様との勝負
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朝日は等しく、高級住宅街だろうが、貧民街であろうが降り注ぐ。
窓から朝日が起きろとばかりに瞼を炙り出す。起きるにはまだ早いとばかりに寝袋ごと転がって逃げようとしたが、直ぐに動きが止まってしまった。
「ん?」
もう壁に付き合ったのかと思う間もなく揺さぶられ出す。
「あなた起きて下さい」
「うわっっっ」
不吉な響きに跳ね起きると、満面の笑みを浮かべているシーラがいた。
「起きましたか。顔洗って下さいね」
シーラは俺が起きたのを確認すると、さっさと台所に戻って何やら鍋をかき混ぜ出す。
まずい、完全に女房面してやがる。一気に眠気が失せた。
取り敢えず寝袋から這い出したはいいが、何をしていいのか思いつかない。
「早く顔洗ってきて下さいな」
シーラは、背中に目があるのか立ち尽くす俺を叱りつける。
「分かったよ」
何か母に叱られた気分で下の共同水場に向かいだした。
階段を降りつつ段々と頭は覚醒していき、はっ何を俺は素直に従っているんだ。
頭を抱えてその場に蹲ってしまった。こんなに自己嫌悪したのは久しぶりだ。
何か手を打たないといけない。
それも早急に。
このままでは済し崩してきに居座られてしまう。
そうでなくても、俺は健康な男で彼奴は悔しいが美人だ。
いつニアミスしてしまうか。
はたまた情に絆されてしまうか。
いけない、確固たる反撃に出て意思を示さなくては。
俺は立ち上がり力を込めて一歩階段を降りた。
「シチハじゃないか、おはよう」
あれこれ妙案を思案してる内に、いつの間にか階段を降りきり暫く歩いた先にある共同水場に着いていたようだ。
声をかけられるまで意識がなく歩いていたぞ。どうやってここまで来たんだ?
意識を戻して見ると、近所のオッサンが水を汲みに来ていた。どうでもいい奴なので、どうでも良く挨拶を返しておく。
「おう」
波風を好んで立てる程、俺も馬鹿じゃない。水を汲み顔を洗おうとする。
「珍しいな、お前がこんな朝早くから起きてるなんて。
そうか、嫁さんに尻叩かれたか」
「ぶぼっ」
桶に顔を突っ込んで溺れるところだった。
「なんじゃそりゃ」
波風は向こうから立てられた。
「もう噂だよ。折角の嫁さんだ、虐めて逃げられたりするなよ」
おっさんは笑いながら、瓶をもって去っていく。
俺は知らず、その背に感謝の視線を送っていた。今のオッサンの何気ないセリフに打開策を見出していたのだ。
共同の水場から戻ると、シーラはまだ鍋を掻き回していた。
まずはこれだな。自然と頬が綻ぶ。にやりと席に着く。
バンッ、テーブルを叩く大音響がボロアパートを振るわした。
シーラが驚いて振り返ってくる。
「遅いっ。飯はまだなのか」
「すいません。もう少しで暖めが終わりますの待って下さい」
「さっさとしろ、この愚図が」
なんだ簡単な事じゃないか。いつ復活するか分からない魔王を待つまでもない、意地悪をして、こいつ自ら逃げ出すように仕向ければいいだけのこと。
女を喰い者にする外道男は腐る程見てきている。そいつらのマネを少ししてやれば、お姫様なんて直ぐに泣いて帰るだろう。
シーラは慌てて、朝食の用意を整えるべくテーブルの上を拭きだした。屈んだ姿勢で胸の谷間がちらりと見える。
俺は、こういうときに外道男が取ったパターンを思い浮かべる。
「おら」
「きゃあっ」
シーラの嬌声が上がった。
「いい乳してるじゃないか」
掴んだ掌から僅かにはみ出すほどのシーラの胸を揉みながら、にやついて言った。
「辞めて下さい」
「この程度で手を出したなんて、ねんねなお姫様でも言わないよな」
シーラに払い除けられた手を嫌みたらしくさすって、ねんねはこれだから困るっぜって言いたげな顔を向けてやった。
昨日は何か雰囲気に飲まれてしまったが、こちらとら真性の悪党、温室育ちのお姫様に根性で負けるわけがない。やる気になれば、乳ぐらい平気で揉める。それにちょっと気持ち良かったかも。
「ええ、言いませんわ」
「いい娘だ。ならさっさと朝食の準備をしな」
「あんたが邪魔をしたのでしょう」
シーラが皿を取りに行こう後ろを向いた瞬間、シーラの小気味よく締まった尻を撫で上げた。
「きゃあああああ」
シーラは涙目で睨んできた。
「早くしろよ」
ぷりぷりしながら去っていくシーラを、にやにや眺めてやる。
けっけ、処女のお姫様には、性的嫌がらせはさぞや耐えがたいだろうて。こりゃ今日中にいなくなるな。早くも勝利を確信し上機嫌になってきた。外道男の真似なんてご免だったが、意外と癖になりそうだ。気持ちいいし、涙目のシーラの顔をちょっと可愛いとか思ってしまう。
シーラはお姫様とは思えない手際の良さで、テーブルの上にパンが入ったバスケットやスープを並べていく。
「やっとかよ」
自分の前に置かれたスープを一口食べる。
「まずい。なんだこれは。豚の飯を俺に食わせる気か」
「すいません。次から気を付けます」
シーラは一言も反論しないで頭を下げ、その小さな肩が震えている。
おやおや泣き出す寸前かな。シーラの様子に、ますます気分が良くなる。
「たくっ」
更に一口食べる。
「こんなまずいもの良く作る」
更に一口。
確かここで皿をひっくり返すのがゲス男のパターン。
ならばと、まっ後一口くらい食べてからでも遅くはあるまい。
「お姫様は今まで使用人にやらせて料理なんてした事無いんだろ」
そろそろと思うが、誇りあるアルヴァディーレの民として食べ物を粗末にするのは心苦しい、後一口。
「大体味付けが薄いんだよ。俺の舌はお上品じゃないんでな薄味なんてご免なんだよ」
パクッ。
「たくっこれだから」
カツン、と堅い音がした。
見ればスプーンは空になった皿の底に当たっていた。そのタイミングでシーラが準備を終えて席に着く。
「まずいスープですが、どうします」
勝ち誇った笑顔で尋ねてくるシーラ。こいつ意外と根性あるじゃねえか。
「当然お・・・」
「お代わりなんてしませんよね。だって豚の餌なんですもの」
「いや」
「私も嫁として、まずいスープを夫に飲ませるなんて酷いことはしませんわ」
「うっ」
「どうかしまして?」
シーラは、ニッコリ尋ねてくる。
「ふん。次もこんなまずい飯食わせるんじゃないぜ」
ちきしょう、二度と食べ物の嫌がらせだけは辞めようと固く誓い、未練たらたらでスプーンを置いた。
「ああ、まずかった」
パンで腹を膨らませ席から立ち上がると、シーラは待ってましたばかりに近寄ってきた。
「何か用かよ」
マフィアに因縁を付けられるくらい碌でもない予感がしてくる。
「はい、これ」
シーラは、忘れないでねっと袋に入った箱を渡してくる。いや~な予感がしつつ手にしてみると、ちょっと重い。
「なんだよ、これ」
「お弁当ですわ」
シーラは、嬉しそうに言う。
「なんでこんな物」
ここまで女房面するなと言いたいが、その前に昼になっても帰ってこないことになっている前提が気になった。
「だって、これからお仕事でしょ」
「はあ~」
昼間から貴族の屋敷に忍び込めるか。シーラに呆れたが、続くシーラの言葉で自分の方が勘違いしていていることを思い知らされた。
「建設現場は危険ですから、気を付けて下さいね」
俺が表の顔として、時々働いている作業員のバイトのことを言っている。それに行けと言っている。
冗談じゃない、今日はシーラにべっとり嫌がらせして夜までに追い出すつもりなんだ、そんな暇はない。
「俺は」
「行ってやっしゃい、あなた」
俺の言いかけた台詞を押し潰しシーラは満面の笑顔を浮かべる。
「いや、だからね」
「行ってらっしゃい、あなた」
シーラは笑顔のままに俺を威圧し部屋から押し出した。
「おい」
バタン、一切の問答無用の拒絶でドアは固く閉ざされた。
「けっ誰がてめえの言うこと聞くかよ」
俺は弁当を持ったまま、ちっ何処で暇を潰すかな~っと思案しつつ歩き出した。
窓から朝日が起きろとばかりに瞼を炙り出す。起きるにはまだ早いとばかりに寝袋ごと転がって逃げようとしたが、直ぐに動きが止まってしまった。
「ん?」
もう壁に付き合ったのかと思う間もなく揺さぶられ出す。
「あなた起きて下さい」
「うわっっっ」
不吉な響きに跳ね起きると、満面の笑みを浮かべているシーラがいた。
「起きましたか。顔洗って下さいね」
シーラは俺が起きたのを確認すると、さっさと台所に戻って何やら鍋をかき混ぜ出す。
まずい、完全に女房面してやがる。一気に眠気が失せた。
取り敢えず寝袋から這い出したはいいが、何をしていいのか思いつかない。
「早く顔洗ってきて下さいな」
シーラは、背中に目があるのか立ち尽くす俺を叱りつける。
「分かったよ」
何か母に叱られた気分で下の共同水場に向かいだした。
階段を降りつつ段々と頭は覚醒していき、はっ何を俺は素直に従っているんだ。
頭を抱えてその場に蹲ってしまった。こんなに自己嫌悪したのは久しぶりだ。
何か手を打たないといけない。
それも早急に。
このままでは済し崩してきに居座られてしまう。
そうでなくても、俺は健康な男で彼奴は悔しいが美人だ。
いつニアミスしてしまうか。
はたまた情に絆されてしまうか。
いけない、確固たる反撃に出て意思を示さなくては。
俺は立ち上がり力を込めて一歩階段を降りた。
「シチハじゃないか、おはよう」
あれこれ妙案を思案してる内に、いつの間にか階段を降りきり暫く歩いた先にある共同水場に着いていたようだ。
声をかけられるまで意識がなく歩いていたぞ。どうやってここまで来たんだ?
意識を戻して見ると、近所のオッサンが水を汲みに来ていた。どうでもいい奴なので、どうでも良く挨拶を返しておく。
「おう」
波風を好んで立てる程、俺も馬鹿じゃない。水を汲み顔を洗おうとする。
「珍しいな、お前がこんな朝早くから起きてるなんて。
そうか、嫁さんに尻叩かれたか」
「ぶぼっ」
桶に顔を突っ込んで溺れるところだった。
「なんじゃそりゃ」
波風は向こうから立てられた。
「もう噂だよ。折角の嫁さんだ、虐めて逃げられたりするなよ」
おっさんは笑いながら、瓶をもって去っていく。
俺は知らず、その背に感謝の視線を送っていた。今のオッサンの何気ないセリフに打開策を見出していたのだ。
共同の水場から戻ると、シーラはまだ鍋を掻き回していた。
まずはこれだな。自然と頬が綻ぶ。にやりと席に着く。
バンッ、テーブルを叩く大音響がボロアパートを振るわした。
シーラが驚いて振り返ってくる。
「遅いっ。飯はまだなのか」
「すいません。もう少しで暖めが終わりますの待って下さい」
「さっさとしろ、この愚図が」
なんだ簡単な事じゃないか。いつ復活するか分からない魔王を待つまでもない、意地悪をして、こいつ自ら逃げ出すように仕向ければいいだけのこと。
女を喰い者にする外道男は腐る程見てきている。そいつらのマネを少ししてやれば、お姫様なんて直ぐに泣いて帰るだろう。
シーラは慌てて、朝食の用意を整えるべくテーブルの上を拭きだした。屈んだ姿勢で胸の谷間がちらりと見える。
俺は、こういうときに外道男が取ったパターンを思い浮かべる。
「おら」
「きゃあっ」
シーラの嬌声が上がった。
「いい乳してるじゃないか」
掴んだ掌から僅かにはみ出すほどのシーラの胸を揉みながら、にやついて言った。
「辞めて下さい」
「この程度で手を出したなんて、ねんねなお姫様でも言わないよな」
シーラに払い除けられた手を嫌みたらしくさすって、ねんねはこれだから困るっぜって言いたげな顔を向けてやった。
昨日は何か雰囲気に飲まれてしまったが、こちらとら真性の悪党、温室育ちのお姫様に根性で負けるわけがない。やる気になれば、乳ぐらい平気で揉める。それにちょっと気持ち良かったかも。
「ええ、言いませんわ」
「いい娘だ。ならさっさと朝食の準備をしな」
「あんたが邪魔をしたのでしょう」
シーラが皿を取りに行こう後ろを向いた瞬間、シーラの小気味よく締まった尻を撫で上げた。
「きゃあああああ」
シーラは涙目で睨んできた。
「早くしろよ」
ぷりぷりしながら去っていくシーラを、にやにや眺めてやる。
けっけ、処女のお姫様には、性的嫌がらせはさぞや耐えがたいだろうて。こりゃ今日中にいなくなるな。早くも勝利を確信し上機嫌になってきた。外道男の真似なんてご免だったが、意外と癖になりそうだ。気持ちいいし、涙目のシーラの顔をちょっと可愛いとか思ってしまう。
シーラはお姫様とは思えない手際の良さで、テーブルの上にパンが入ったバスケットやスープを並べていく。
「やっとかよ」
自分の前に置かれたスープを一口食べる。
「まずい。なんだこれは。豚の飯を俺に食わせる気か」
「すいません。次から気を付けます」
シーラは一言も反論しないで頭を下げ、その小さな肩が震えている。
おやおや泣き出す寸前かな。シーラの様子に、ますます気分が良くなる。
「たくっ」
更に一口食べる。
「こんなまずいもの良く作る」
更に一口。
確かここで皿をひっくり返すのがゲス男のパターン。
ならばと、まっ後一口くらい食べてからでも遅くはあるまい。
「お姫様は今まで使用人にやらせて料理なんてした事無いんだろ」
そろそろと思うが、誇りあるアルヴァディーレの民として食べ物を粗末にするのは心苦しい、後一口。
「大体味付けが薄いんだよ。俺の舌はお上品じゃないんでな薄味なんてご免なんだよ」
パクッ。
「たくっこれだから」
カツン、と堅い音がした。
見ればスプーンは空になった皿の底に当たっていた。そのタイミングでシーラが準備を終えて席に着く。
「まずいスープですが、どうします」
勝ち誇った笑顔で尋ねてくるシーラ。こいつ意外と根性あるじゃねえか。
「当然お・・・」
「お代わりなんてしませんよね。だって豚の餌なんですもの」
「いや」
「私も嫁として、まずいスープを夫に飲ませるなんて酷いことはしませんわ」
「うっ」
「どうかしまして?」
シーラは、ニッコリ尋ねてくる。
「ふん。次もこんなまずい飯食わせるんじゃないぜ」
ちきしょう、二度と食べ物の嫌がらせだけは辞めようと固く誓い、未練たらたらでスプーンを置いた。
「ああ、まずかった」
パンで腹を膨らませ席から立ち上がると、シーラは待ってましたばかりに近寄ってきた。
「何か用かよ」
マフィアに因縁を付けられるくらい碌でもない予感がしてくる。
「はい、これ」
シーラは、忘れないでねっと袋に入った箱を渡してくる。いや~な予感がしつつ手にしてみると、ちょっと重い。
「なんだよ、これ」
「お弁当ですわ」
シーラは、嬉しそうに言う。
「なんでこんな物」
ここまで女房面するなと言いたいが、その前に昼になっても帰ってこないことになっている前提が気になった。
「だって、これからお仕事でしょ」
「はあ~」
昼間から貴族の屋敷に忍び込めるか。シーラに呆れたが、続くシーラの言葉で自分の方が勘違いしていていることを思い知らされた。
「建設現場は危険ですから、気を付けて下さいね」
俺が表の顔として、時々働いている作業員のバイトのことを言っている。それに行けと言っている。
冗談じゃない、今日はシーラにべっとり嫌がらせして夜までに追い出すつもりなんだ、そんな暇はない。
「俺は」
「行ってやっしゃい、あなた」
俺の言いかけた台詞を押し潰しシーラは満面の笑顔を浮かべる。
「いや、だからね」
「行ってらっしゃい、あなた」
シーラは笑顔のままに俺を威圧し部屋から押し出した。
「おい」
バタン、一切の問答無用の拒絶でドアは固く閉ざされた。
「けっ誰がてめえの言うこと聞くかよ」
俺は弁当を持ったまま、ちっ何処で暇を潰すかな~っと思案しつつ歩き出した。
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