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第八話 裏闘争

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 何か掌で踊らされているような気もしなくは無いが、解放されそのまま署長室に向かった。部屋に入ると嶺と如月、雁首揃えて待ち構えていやがった。めんどくささが二倍になったのか、めんどくさいことが一辺に片付くと思えばいいのか。
「犬鉄警部、失礼します」
「査問大変だったろ、まあ座り給え」
 犬鉄は署長室の応接間、嶺と如月が並んで座る対面に座った。
「もう聞いているとは思うが、犬鉄君、このたび公安より正式に応援の要請があった。君には今より如月警視の指揮下に入って貰う」
「了解、それについては今更ぐだぐだ言わない。分かったことは報告するから電話番号とメールアドレスを教えてくれ」
 俺はスマフォを取り出した。
「ん? 勿論教えるが、単独行動を取るつもりか?」
 如月はスマフォを取り出しながら言う。
「当たり前だろ」
「それは駄目だ。お前は私と共に行動して貰う」
 如月は犬鉄の顔を見て一旦言葉を止めた。
「んっ? なんだその顔は」
「察して頂けるとありがたかったのですがね」
「美人の私と組めてそんなに嬉しいか」
 如月はにこっと笑った。男なら気があると勘違いする魅力ある笑み、でも犬鉄はぷいっと横を向く。
「ご冗談。もう大人なんでね、絵に描いた美人なんて興味はない」
「ふんっ甲斐性無しが」
「自分の体にそんな価値があると思うなよ」
 睨み合う二人に見かねた嶺が割って入ってきた。
「二人は何の話をしているんだい?」
「まっ話を戻すが、別に監視なんかしなくても、ちゃんと情報は伝える。抜け駆けで活躍しても、あの狸が認めるとは思わないからな」
 あの狸につけいる隙を与えては成らない。でないとここを乗り越えても、きっと別の厄介ごとを押しつけられる。利用するのはいいが、利用され続けるのは気に入らない。最も利用され続けて相手にとって必要不可欠の存在となるのも手ではあるが。そこまでするほどあの狸に賭けていいものか、今の情報量では判断できないので保留。
「そういう問題じゃ無い。君は嗅覚鋭い駄犬だ」
「んだと」
「嗅ぎ取ったもの全てを襲う。いい猟犬は決して主人の命じる獲物以外は狙わない。今の我々に藪を突いている暇は無いんだ」
「はっ、お前が俺の主人になるというのか?」
「そうだ。私はいい指揮官だぞ」
「大した自信だよ。そして確かにそうかも知れないが、ご免だね」
「お前も女の指揮は受けたくないとか言う輩か?」
 立ち上がって犬鉄を見下ろす如月から見えるほどの殺気が湧き上がっていた。雌豹を前にした犬に等しい、下手なことを言えば女という前に生物としてどちらが上か叩き込まれそうである。
「女とか関係ない。単純に信用できないだけだ」
「はっ信用と来たか。では聞くがどうすれば信用して貰えるのかな。ベットで優しく抱かれてあげれば信用して貰えるのかな、坊や」
 如月は犬鉄の顎にそっと手を添えて自分に向けさせる。
「粋がるなよ。昨日の様は何だ。公安内の勢力争いか知らないが、無駄死にを出しやがって。そんな奴らを信用出来るわけ無いだろっ」
 込み上げる怒りのままに言葉を叩きつけた。いけ好かない公安の連中だが、甲斐のように自分より若い連中がかなりいた。彼等にはこれからの未来があったのに、みんな摘まれてしまった、くだらない権力争いの為に。彼等はそれで納得出来るのか、俺なら出来ない。こうなった原因の奴ら、敵も味方もきっちり法の下で償わせる。
「なるほど不信の原因は分かった。一応言い訳をさせて貰ってもいいか?」
 如月から殺気が波のように引いていく。
「ああ、話ぐらいは聞いてやるぜ」
 一旦込み上がった怒りを飲み込んだ。それぐらいの芸当は出来るくらい俺もしたたかになって出世してきた。
 如月は対面に座り直す。
「まず一つ、昨日突入したのは公安九十九課ではない。主に対テロを行っている部隊だ。彼等と私は別々に事件を追っていて、同じ獲物を追っているとつい最近判明した」
「なるほどね。つまりテロを計画していたのが、お前等が言う魔人だったという訳か」
 昨日の廻との会話を思い出しならが言う。
「そうだ。そこで始まったのが、まあお前が言う権力争い、どちらが主導権を握るかだが。見て分かるとおり、私が女で若くて優秀と三拍子の上に美人と揃ってしまってな、合理的な話し合いの前に妬みが酷くては話しにならなかった」
 自分より若くて美人、ここまでなら嬉しいで済む、余計なことに自分より優秀な同僚がいたら。加えてこんな性格だ、先輩を立てるなんてしないんだろうな。俺だって反感を持つ。だが、男なんて馬鹿でもある。
「言い訳だな。折角の美人を持っているんだ、甘い声で囁けば籠絡できたんじゃ無いのか?」
 此奴の性格上出来ないだろうと思いつつ言う。ただ此奴に事態を解決する手段があったことを知らしめてやっているだけ。不可能だったと言い訳を封じる為。
 さてどう出る? これでそうですねと返すような女じゃ無いだろうし、怒るか。そしたら一発くらいは殴られてやるか。それで、この話はご破算。晴れて自由だ。
「ふむ。なら、君は私が甘えたら協力してくれるんだな」
 そう来たか。下手にそうだと応えたら泥沼が待っている。
「脱線したな言い訳を続けてくれ」
 まじめに戻ったふりしてスルーすることにした。
「つれない男だ。
 さて話を戻すと、どちらが主導権を取るか決着が付く前に、向こうが餌に食いついてしまった」
「話の腰を折って悪いが、そいつは郷本っていうのか?」
 もしかしらと思って尋ねてみた。
「そうだ、査問で会った感想はどうだった?」
 如月はしたり顔で聞いてくる。まるで私の苦労が分かるだろうと言わんばかりである。
「まっお前が言うような男かな。それでも公安であそこまで上り詰めた男だ、ただの体育会系じゃないだろ」
「そうね。それでも郷本が食いついてしまった理由は三つ。
 一つ、奴らは撤退を偽装していた。待っていたら逃げられると思ったのね」
 確かに罠かも知れないがチャンスでもあった。何しろ敵のボスはあの場にちゃんといたんだからな。いなかったら馬鹿だが、いたんならチャンスに挑んだと評価してもいい。
「二つ、彼は魔人をユガミをよく知らなかった。少し凶悪な人間相手だったら完璧な布陣だったわ」
 俯瞰して見ていた突入の手際は残念ながら見事だった、俺でも今後の参考にしたいと思ってしまうほどに。まあ、あれが戸籍ロンダリングするヤクザ程度だったら抵抗する間もなく鎮圧されていただろう。
 だが敵は魔人にユガミ、常識を越えた連中。奴はこの一点を軽視したが為に全てをひっくり返された。魔法や超能力など信じられるかと言い訳は出来ない、信じなくても敵は常識など通用しない何かがあると察すべきだったのだ。それが司令官の勤めだ。
「そして、三つ、もう察しが付いていると思うけど、彼、私に嫉妬するのと同時に懸想していたみたいなの、私抜きで事件を見事解決していいところ見せようとしたのね」
 呆れたように言う如月の顔、そこから下の方に視線をスライドしていくと見えてくる、スーツを盛り上げる胸、くびれた腰、膨らむ臀部。中身は気に入らなくても、外見に本能が惹かれてしまう、男なら気持ちは分かる。
「何を見ている」
「別に」
 まっ俺ならこんなおっかない女、距離を置くけどな。
「ほんとくだらない、そんなことで部下の命まで無駄にして」
 如月から怒りが滲み出ている。
 まっ同感だな。くだらない嫉妬などしないで、九十九課と歩調を合わせて突入を行えば、あそこまで一方的な虐殺は無かったはずだ。少なくても叢雲は廻に対抗できていた。形勢が傾いたのは応援が来てから。あの時銃で武装した公安隊がいたらっと思えてしまう。思えてしまう以上、指揮を取った者の罪は重い。
「私が知ったときには作戦は始まっていた。私は急いで叢雲を連れて現場に向かったけど結果は知っての通りよ」
「なるほど、筋は通っているな」
 郷本の方からも話を聞かないと本当のところは分からないがな。その為にも査問委員会は開かせる。その上で、責任を取らせる。それが俺に出来るあの場にいた者に対する手向けだ。
「そして彼の失敗により、現場の指揮は私に一本化されたわ。というか彼の部隊は壊滅してしまい、ほとんど公安九十九課しか残っていないけどね」
「なら余計な横槍は無くなったんだ。公安九十九課だけでやればいい」
 郷本が権力を使って査問委員会を開かせたように、五津府に俺が協力せざる得ないように誘導を頼んだのは、目の前の雌狐だ。
「それが出来るなら苦労はしないわ。残念ながら公安九十九課は秘匿性が高い公安の中でも更に秘匿性が高い少数精鋭の部隊なのよ。それに、捜査より情報操作の方を得意分野にしているの。だから実働となると少し弱いのよ。最初は捜査とかは郷本の部隊に任せるつもりだったのが、先走って壊滅。他の公安に頼もうにも、それぞれが事件を抱えている。だから、今回は表の力を借りることにしたのよ」
「それが俺って訳か?」
「そうよ。魔人やユガミは国の重要機密、おいそれと広めるわけにはいかない。そうなるとある程度事情を知っていて、ある程度優秀な刑事なんてあなたぐらいしかいないの」
「ある程度かよ」
 全く、この女は男を立てるということを知らないな。これじゃあ、優秀でも反発したくもなるってもんだ。郷本に少しだけ同情した。
「更に言えばいざという時には表の部隊を動かせるのも理由ね、警部殿」
 俺が表に立って此奴等が裏で暗躍か。何か利用されているようだが、誰かがやらなくては成らないのか。
「何、未だ渋るの? それとも何も知らない別の警官を巻き込んだ方がいいの? 正直知らない方がいいから機密情報なのよ」
「俺ならいいのかよ」
「勝手に巻き込まれてたんじゃ無い」
「それに、叢雲」
「ん?」
「随分と仲良くなったそうじゃ無い。あの年で健気にみんなの為に影で戦う正義の魔法少女、幾ら戦闘では役に立たないからって守られるばかりでいいの? それでも男なの? 取調室での勢いは何処に行ったの? 幾ら強くてもやっぱりまだ少女なのよ、大人が傍で支えてあげないと行けないの」
 マシンガンの如く言葉を吐き出し犬鉄を畳み掛けていく如月、甘い囁きなどありはしない。
「まあ、思うが」
「そうでしょ。それを他人に任せようなんて、あなたそれでも付いているの」
 随分な言われようだな。
「待て待て、話が脱線している。俺は元々捜査に協力すると言っているんだ。ただ、監視されるのは嫌だと言っただけだ」
「そうだったな。なら問おう。私は信用できないか」
 如月が真っ直ぐな目で俺の目を覗き込んでくる。
「逆だ。俺を信用してくれないか」
「出来ないな」
 大きな溜息を吐き出すように如月は言った。
「おい」
「その能力、行動力、合理的思考も信頼できるが。お前は最後は自分の信念を貫く、私はそれが怖い」
「分かってるなら。監視していても同じじゃ無いか」
「私がいながらそんな勝手を許すと思って」
「ほう。俺を止められると」
「そうだ。だがお前は止められないと思っているなら、私と組んでも問題あるまい」
「だが利点も無いだろ」
「何を言う。こんな美人と組めるんだ、男冥利だろ」
 意見は出尽くした。これ以上は何か決定的なことが無い限り、平行線。議論の為の議論が延々とどちらかが根を上げるまで続く。この目の前の女が折れると思うか?
 ちらっと横目で我関せずで座っている嶺を見る。いざとなったら此奴は、如月の味方をする、そういう取引は済んでいるはず。上官二人掛かりでは、俺も折れるしか無い。未だ介入してこないのは、無用な俺の恨みを買いたくない為。もう結果が同じなら・・・。
「これ以上は時間の無駄か。しゃあない、色気は無いが籠絡されてやるよ」
 殺気の話は筋がある。一度くらい上司として仕えてみるか。
「強がりだな。私に惚れても責任は取らないからな」
「逆だろ、俺の渋さに惚れるなよ」
「うん、取り敢えず話がまとまって良かった。では犬鉄さんは他の捜査はいいですから公安の応援に専念してください」
 今まで黙っていた嶺が、まるで自分が話をまとめたかのような顔で言う。絞めるところだけは、自分で絞める、存在感だけは示しておく気か。
「了解しました。それで嶺署長はどういった政治的取引をされたんで?」
「いやですね。市民を守る為の正義感ですよ、犬鉄さんと同じです」
 温和な顔で言う嶺は、部下思いではないが、ただで部下を売るような奴では無い。
「別に正義感がないとは言わないがな。それだけで動くようなお人好しでもないだろ?」
「悪口なのか褒められているのか分かりづらいですね」
「ふん、そうでなきゃ頼りにならないと言っているんだ」
「お褒めの言葉でしたか」
「当然部下に褒美は出すんだろうな?」
 言うだけは言う。所詮口約束に過ぎないにしても、自分を簡単に使える奴だと侮られない為に言っておく。
「あなたの活躍次第です」
 嶺も犬鉄にやる気を出して貰う為、確約はしないが完全否定もしない、褒美があることを仄めかすのみ。
「期待してるぜ。さて敬愛する上司に早速教えて欲しいんだが、テロとか言っていたが、本当なのか?」
 犬鉄は嶺から如月に再度向きなおって尋ねた。
「本当よ」
「出何処は?」
「彼等の組織に潜り込んでいたSの情報よ」
 スパイを潜り込ませるとは、やはり公安は随分前からマークしていたらしい。横槍を入れたのは、むしろ俺の方だったのか。だが悪いとは思わない。
「そんな奴らなぜ野放しにしている、さっさとアジトに踏み込めよ」
 そうさっさとケリを付けてしまえば、余計な邪魔は入らない。
「テロを計画しているとの情報を最後にSとは連絡が取れなくなったらしいわ。慌てて踏み込んでも蛻の殻。昨日のが最後の綱だったのよ」
 微妙に伝聞調なのは、Sは郷本の部下だったわけだな。なるほど、郷本からすれば如月も鳶という訳か。横取りされると焦ったのか、部下の仇を自分で取ろうという気概だったのか。まあどっちにしろ部下を無駄に死なせた罪は消えないし、俺に喧嘩を売ったことには変わりない。
「おかげで捜査は一からよ」
「そう悲観することでも無い、これだけ派手に動いたんだ、どこかに跡は残っている」
「そうね」
「話は終わりだ。後は行動あるのみ。それでまずは何をする?」
「まずは昨日の現場に行きましょう。あなたの猟犬としての嗅覚に期待しているわ」
 如月は刑事の勘なんかに期待するタイプには見えないが、それに頼らなければならないほどに情報が無く追い詰められているということだ。付け込めるとしたらそこか。
「期待には応えてみせるぜ」
「あとこれを携帯して」
 如月は銃をホルダーごと手渡してきた。それはずしりと重く命など簡単に吹き飛ばせそうだった。案の定ホルダーから出して確認すると、ニューナンブの倍はあろうかというコルトパイソン357。これは犯人を行動不能にする銃じゃ無い、犯人の命を奪う銃だ。
「おいおい、これは強力すぎないか?」
「ユガミや魔人と戦うならお守り程度よ」
 昨夜の戦闘を思い出す。銃弾を逸らし、雹を降らす戦闘を当然のようにする奴ら。
「確かにな、お守り程度かもな」
「奴らが能力を発揮する前に撃つ。それぐらいしか手がないわ」
 銃が優れている点。それは人の命を奪うことに特化していること。故にシンプルで最速で発動出来る。
「SATでも呼んだ方が良くないか?」
「ええそうするわ。でもねどんなに強力な弾丸も的が分からなければ当てられないのよ」
「ごもっとも」
 犯人はあくまで俺が見つけるしか無いって事か。
 さあ、うだうだの政治闘争は終わり、ここからが刑事の時間だ。
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