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宿場町
思い出①
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ソファーの上で、様々な体液が身体にまとわりつき、
焦点の合っていない目をした女が、嬉しそうに笑っていた。
「うぅうん。。あはァあん。ブリブりぃい。びちゃびちゃぁああ。」
「エリカさん。大丈夫ですか?」
「イヤァアアン。ぶっぶぅうう。ぶチョベチョ。ぶぶぅう。ベっチャ。」
ソファーで笑っている女は、柔らかいクッションが心地いいのか、
それとも、身体に浴びた体液や生暖かい聖水が気持ち良かったのか、
色々な穴から体液を溢れ出して、嬉しそうに笑っていた。
「早く綺麗にしろ!」「エリカさん。大丈夫ですかぁああ?」
「ガタン。ガタガタ。」「ブブゥウウ。ぶぶぶぅう。ベチョベチョ。」
「早く、起きる前に拭け。祭りは終わりだ!さっさと奇麗にしろぉおお。」
ほとんどの観客は、エリカの周りに座り込んだり横たわっていたが、
掃除専門の従業員や、特殊な趣味を持つ人たちは、
客を奥へ追いやったり、汚れたロビーの掃除をしていた。
(ああ、わかっている。こうすればいいんだろ!これでいいんだよなぁ。)
これも、胡散臭い男が言っていた事で、
この女との行為がすべて終わったら、身体をきれいに掃除して、
何もなかったかのように、振る舞えばいいと説明されていた。
これが、この淫乱痴女のマニュアルだと、
もちろん、間違った場合は。。。
ああ、度胸があればドウゾ、自分で確認シテミナ、とまで言われた。
。。
少し前の話に戻るが、
ここが、そういった宿であるとしても、
一人の女に何十人もの男が集まっている光景は、酷いことになっていた。
一人が口マンコを味わって、もう一人がお○んこなら可愛いが、
そんな人数などでは、全然足りないので、
「ぐちゅぐちゅ。うぅうう。ハァアああ。グイグイ。グッちゅっちゅん。」
床に横たわった男の肉棒を、またぐようにエリカの腰を降ろさせて、
お○んこに肉棒を入れさせていた。
「ぐい。。ズぶぶぶぶ。あぎゃァ。く。くぅぅ。はぁあああ。」
その肉棒を入れさせたまま、前のめりに身体を倒させると、
広がったお尻が持ち上がり、
むき出しになったアナルに、次の男が肉棒を入れていた。
「はぁ。はああ。うぐググっ。じゅるぅ。ジュルル。あが。うぐぅう。」
もちろん、それで終わりではなく、
前後の穴に肉棒を同時にいれられて、喘ぎ声が漏れ出た口に、
次の男が肉棒を突っ込んで、腰を振っていた。
(おちっぽぉおお。ぐじゅぐじゅ。ひぎゃぁあああ。ち。ちんぽおぉ。)
薄い肉壁一枚先で、身体の中を擦られる快感に声が出てしまうが、
喘ぎ声を出そうとすると、喉の奥まで肉棒を突き入れられるので、
声を出す事も、つばを飲むことも出来なくて、
口を開けたまま、ただダラダラとヨダレを垂れ流していた。
しかし、それでも満足せずに、男たちはエリカの手を床から離し、
自分たちの勃起した肉棒を握らせて、奉仕をするように命じていた。
もちろん、それでも足りない残された男達は、
少しでも味わおうと、少しでも感触を味わいたいと、
既に味わっている男達の間から、無理やり手や身体を押し込んで、
乳房。乳首。お尻。柔らかい肌。顔や髪の毛でもいいからと、
掴んでは引っ張り、揉んでは爪を立て、必死にエリカを味わっていた。
もちろんエリカは、男達の欲望を受け入れる人形のように、
言われた通りに身体を動かし、求められるように身体を与え、
全てを嬉しそうに受け入れていた。
そんなエリカは、男達が求めるまま、
手が何かを掴むと、
グイグイ、クネクネと奥から搾り取るように、指が滑らかに動き。
口に何かが入れば、
ちゅうちゅう、べろべろと美味しそうに、舌が絡みつきながら吸い付き。
アナルに突っ込まれると、
ぎゅうぎゅう、ぐいぐいと相手の引き抜く動きに合わせて穴を締め。
お○んこに埋められると、
ぐちゃぐちゃ、ウネウネ、チュウチュウと吸い付きながら、
全身を溶かすように、心地よい愛液が肉棒を包んでいた。
その感触でほとんどの男は、穴を数回擦るだけで射精していたが、
周りに知られると、すぐにエリカから引き離されるので、
「うごぉおおお。ばんばばん。グごぉぉぉ。ばんばん。ばんばん。」
必死に次に続けようと、激しく腰を打ち付けて胡麻化していた。
そんな沢山の男たちが群がっている中で、
何度味わっても足りなく、命までエリカに捧げているのか、
味わっている男の中には、気絶したように倒れ込み、
「ガゴン。」
床に頭を打ちつけて、悲しい男の絶叫がロビーに響いていた。
そんな可哀想な男を見ても、周りの観客は邪魔だと思うだけで、
次は俺だと、また複数の男たちが群がり、気持ちを吐き出し、
快楽を貪り、たった一人の女を求めていた。
そんな一人を求めている舞台は、
汗をかいたオス独特のムワッとする体臭に、吐き出した獣臭、
出す物が無くなり、違う場所から出たアンモニアの臭いが、
天井が高い吹き抜けに溜まって、エリカにまとわりついていた。
。
明るい日差しも消えて、夜も更けているせいか、
ロビーではさっきよりも人が減り、
エリカはソファーに座って、店員は目の前で立って話していた
「ぐぅうう。。アハハハ。ビュチュぶちゅ。アハハハ。ご。。ごめん。」
「気にしないでください。大丈夫です。
もう夜になりましたし、お腹もすいているようですね。」
確かに食事を取っていない時のお腹の音が聞こえたが、
同時に脚の間から何かが漏れる音が聞こえて、エリカは慌てていた。
「うぅウン。そうかなぁあ。色々と跡が残っているんですよねぇ。
暴れてぶつけちゃった?アハ。ごめんなさぁい。何か壊したでしょ?」
(沢山食べたし、飲んだんだけど。お腹って不思議よねぇえ。)
二人とも内容を知っているので、意味のない会話なのだが、
エリカは食事がしたいと話し、店員は素直にお客様の心を汲んでいた。
「少し激しかったと思いますが、お客様の要望通りだと思います。
ただ、他に不足している事はありましたか?
また、何か追加で必要な物があれば、教えて貰えませんか?」
生肌に刻印を二個も焼き付ける事が、
少し激しい程度の事であれば、頭がおかしい狂人の考えだと思うが、
さっき見ていたエリカの痴態を思い出して、
この女にとっては足りなく、他にも追加が欲しいのかと聞いていた。
そんなソファーに座っているエリカの見た目は、
立っている店員から、見える部分が多いのは仕方がないが、
身体を隠している小さい浴衣は、
美しい幾何学模様で、帯も紺色の普通のものを着ていた。
着ている浴衣が小さく、
色々と見えているだけなら、少し前と何も変わっていないが、
身体には、いつ付いたのか覚えていない、
歯型や裂傷、打撲や痣、シミやくすみなどがあり、
そのような装飾が、妖艶なエリカを着飾っていた。
もちろん、いくら綺麗にしたといっても、
髪や顔にまでベタベタなワックスが残り、
女性器、アナルには、大量な軟膏が注入され、
ゲップがでそうな位に、胃の中には流動食が残っていた。
「そう?壊していないのならいいけど。。。」
「何も壊していませんし、
寝相が悪かったので、色々と痣が出来てしまっただけですよ。」
「そおぉぉぉ?ペロン。アハハハ。んっ。ゼロぉ?可愛いぃ。うふふ。」
話しているうちに、身体の事が気になったのか、
脚を開いて覗き込むと、店員も味わっていた穴の横に、
ヤのような複雑な紋様と、数字の「0」が刻印されていた。
「気に入っていただけましたか?この店の屋号になります。
これを見せていただければ、
どこの店でもお金を持たずに、お買い物ができます。
ただし、関係の無い人に見られた場合には、
同じものが偽造されてしまう可能性があるので、
絶対に自分から見せないように、気をつけてください。」
「はい!」
「普通の事をしていれば、見られる事はない、
見えない位置に入れていますので、絶対に見せないでください。」
言っている事は間違っていないように思えるが、
たしかに陰部の横に刻印すれば、意図的に見られる事は無いはずだが、
買い物の前に見せる必要がある事を、考えていない内容だった。
「へぇぇぇ。。ペラペラ。うふふふ。。でも、ペタペタ。お尻のわぁ?」
(コッチも「0」ふうぅん。前も後ろも、0なんだぁあ。)
お尻に押されたのも焼き印なので、
指先で火傷を確認すると、こちらは確実にヤの横に「0」が並んでいた。
「あちらは、
お客様のご要望に添って、お楽しみいただくためにお作りしています。
ただし、
見られてしまうと、どうしても男が近づいてくることがありますが、
無料で提供しているため、その点はご了承いただきたいと思います。」
「無料?」
「はい、お金を持っていない方にも気軽に利用していただけるように、
無料という印を刻印しています。」
「へぇええ。とっても便利な刻印なのネぇええ。」
(タダっていいわよねぇええ。アハハ。沢山貰えるのかなぁぁあ。)
前の街では少ししか手に入らず、欲求不満を感じていたが、
この街ではタダで、大量に手に入りそうだと喜んでいた。
「この刻印は極稀に使いますが、
やはりお客様のように、望んでいれる人はほとんどいません。」
(0はいいが、この女だとどれだけ稼ぐんだろうか?どれ程稼ぐんだ?)
既に味わった店員としても、刻印を入れたエリカが、
どれだけ稼ぐ事が出来るのか、少しだけ興味が出始めていた。
「ふぅううううん。そうなのおおぉ。」
「刻印を彫られると非常に痛みを伴いますし、
魔法で癒すこともできませんので、一生このままの状態です。
ただ、エリカさんのように、
お好きな方もいらっしゃるので、ご安心してください。」
(本当にいいのか?軟膏でも魔法でも治らないぞ。
たしかに、アイツがいいと言っていたが。
そうだった。このまま一生。このまま。。うぅぅぅ。お。俺のもの。
うぅうう。この女は、この刻印を押したまま、生きていくんだなァ。)
刻印は体組織そのものが変化し、別のものへとなっているため、
魔法でも治ることはないと、気の毒に思っていたが、
それよりも、この美しい女の一部となっている刻印は、
この女の所有者が、自分である事を自覚でき、喜びに満たされていた。
「そぉ?フゥうん。まあ、いいかなぁ。アハハ。」
もちろん、そんな話を聞いても気にする事は無いし、
さっきまでの事で上機嫌なエリカは、嬉しそうに笑い返していた。
「ソレでは、私も仕事に戻ります。」
「アハハハ。ありがとう。ペラペラ。これで買ってくるねぇえ。」
「はい、行ってらっしゃいませ。お客様。」
焼串で二箇所も焼かれた、罪人性奴隷のエリカと、
胡散臭い男の口車に乗って、
淫魔を店の外へ放った、店員の言い訳は終わっていた。
思い出①
焦点の合っていない目をした女が、嬉しそうに笑っていた。
「うぅうん。。あはァあん。ブリブりぃい。びちゃびちゃぁああ。」
「エリカさん。大丈夫ですか?」
「イヤァアアン。ぶっぶぅうう。ぶチョベチョ。ぶぶぅう。ベっチャ。」
ソファーで笑っている女は、柔らかいクッションが心地いいのか、
それとも、身体に浴びた体液や生暖かい聖水が気持ち良かったのか、
色々な穴から体液を溢れ出して、嬉しそうに笑っていた。
「早く綺麗にしろ!」「エリカさん。大丈夫ですかぁああ?」
「ガタン。ガタガタ。」「ブブゥウウ。ぶぶぶぅう。ベチョベチョ。」
「早く、起きる前に拭け。祭りは終わりだ!さっさと奇麗にしろぉおお。」
ほとんどの観客は、エリカの周りに座り込んだり横たわっていたが、
掃除専門の従業員や、特殊な趣味を持つ人たちは、
客を奥へ追いやったり、汚れたロビーの掃除をしていた。
(ああ、わかっている。こうすればいいんだろ!これでいいんだよなぁ。)
これも、胡散臭い男が言っていた事で、
この女との行為がすべて終わったら、身体をきれいに掃除して、
何もなかったかのように、振る舞えばいいと説明されていた。
これが、この淫乱痴女のマニュアルだと、
もちろん、間違った場合は。。。
ああ、度胸があればドウゾ、自分で確認シテミナ、とまで言われた。
。。
少し前の話に戻るが、
ここが、そういった宿であるとしても、
一人の女に何十人もの男が集まっている光景は、酷いことになっていた。
一人が口マンコを味わって、もう一人がお○んこなら可愛いが、
そんな人数などでは、全然足りないので、
「ぐちゅぐちゅ。うぅうう。ハァアああ。グイグイ。グッちゅっちゅん。」
床に横たわった男の肉棒を、またぐようにエリカの腰を降ろさせて、
お○んこに肉棒を入れさせていた。
「ぐい。。ズぶぶぶぶ。あぎゃァ。く。くぅぅ。はぁあああ。」
その肉棒を入れさせたまま、前のめりに身体を倒させると、
広がったお尻が持ち上がり、
むき出しになったアナルに、次の男が肉棒を入れていた。
「はぁ。はああ。うぐググっ。じゅるぅ。ジュルル。あが。うぐぅう。」
もちろん、それで終わりではなく、
前後の穴に肉棒を同時にいれられて、喘ぎ声が漏れ出た口に、
次の男が肉棒を突っ込んで、腰を振っていた。
(おちっぽぉおお。ぐじゅぐじゅ。ひぎゃぁあああ。ち。ちんぽおぉ。)
薄い肉壁一枚先で、身体の中を擦られる快感に声が出てしまうが、
喘ぎ声を出そうとすると、喉の奥まで肉棒を突き入れられるので、
声を出す事も、つばを飲むことも出来なくて、
口を開けたまま、ただダラダラとヨダレを垂れ流していた。
しかし、それでも満足せずに、男たちはエリカの手を床から離し、
自分たちの勃起した肉棒を握らせて、奉仕をするように命じていた。
もちろん、それでも足りない残された男達は、
少しでも味わおうと、少しでも感触を味わいたいと、
既に味わっている男達の間から、無理やり手や身体を押し込んで、
乳房。乳首。お尻。柔らかい肌。顔や髪の毛でもいいからと、
掴んでは引っ張り、揉んでは爪を立て、必死にエリカを味わっていた。
もちろんエリカは、男達の欲望を受け入れる人形のように、
言われた通りに身体を動かし、求められるように身体を与え、
全てを嬉しそうに受け入れていた。
そんなエリカは、男達が求めるまま、
手が何かを掴むと、
グイグイ、クネクネと奥から搾り取るように、指が滑らかに動き。
口に何かが入れば、
ちゅうちゅう、べろべろと美味しそうに、舌が絡みつきながら吸い付き。
アナルに突っ込まれると、
ぎゅうぎゅう、ぐいぐいと相手の引き抜く動きに合わせて穴を締め。
お○んこに埋められると、
ぐちゃぐちゃ、ウネウネ、チュウチュウと吸い付きながら、
全身を溶かすように、心地よい愛液が肉棒を包んでいた。
その感触でほとんどの男は、穴を数回擦るだけで射精していたが、
周りに知られると、すぐにエリカから引き離されるので、
「うごぉおおお。ばんばばん。グごぉぉぉ。ばんばん。ばんばん。」
必死に次に続けようと、激しく腰を打ち付けて胡麻化していた。
そんな沢山の男たちが群がっている中で、
何度味わっても足りなく、命までエリカに捧げているのか、
味わっている男の中には、気絶したように倒れ込み、
「ガゴン。」
床に頭を打ちつけて、悲しい男の絶叫がロビーに響いていた。
そんな可哀想な男を見ても、周りの観客は邪魔だと思うだけで、
次は俺だと、また複数の男たちが群がり、気持ちを吐き出し、
快楽を貪り、たった一人の女を求めていた。
そんな一人を求めている舞台は、
汗をかいたオス独特のムワッとする体臭に、吐き出した獣臭、
出す物が無くなり、違う場所から出たアンモニアの臭いが、
天井が高い吹き抜けに溜まって、エリカにまとわりついていた。
。
明るい日差しも消えて、夜も更けているせいか、
ロビーではさっきよりも人が減り、
エリカはソファーに座って、店員は目の前で立って話していた
「ぐぅうう。。アハハハ。ビュチュぶちゅ。アハハハ。ご。。ごめん。」
「気にしないでください。大丈夫です。
もう夜になりましたし、お腹もすいているようですね。」
確かに食事を取っていない時のお腹の音が聞こえたが、
同時に脚の間から何かが漏れる音が聞こえて、エリカは慌てていた。
「うぅウン。そうかなぁあ。色々と跡が残っているんですよねぇ。
暴れてぶつけちゃった?アハ。ごめんなさぁい。何か壊したでしょ?」
(沢山食べたし、飲んだんだけど。お腹って不思議よねぇえ。)
二人とも内容を知っているので、意味のない会話なのだが、
エリカは食事がしたいと話し、店員は素直にお客様の心を汲んでいた。
「少し激しかったと思いますが、お客様の要望通りだと思います。
ただ、他に不足している事はありましたか?
また、何か追加で必要な物があれば、教えて貰えませんか?」
生肌に刻印を二個も焼き付ける事が、
少し激しい程度の事であれば、頭がおかしい狂人の考えだと思うが、
さっき見ていたエリカの痴態を思い出して、
この女にとっては足りなく、他にも追加が欲しいのかと聞いていた。
そんなソファーに座っているエリカの見た目は、
立っている店員から、見える部分が多いのは仕方がないが、
身体を隠している小さい浴衣は、
美しい幾何学模様で、帯も紺色の普通のものを着ていた。
着ている浴衣が小さく、
色々と見えているだけなら、少し前と何も変わっていないが、
身体には、いつ付いたのか覚えていない、
歯型や裂傷、打撲や痣、シミやくすみなどがあり、
そのような装飾が、妖艶なエリカを着飾っていた。
もちろん、いくら綺麗にしたといっても、
髪や顔にまでベタベタなワックスが残り、
女性器、アナルには、大量な軟膏が注入され、
ゲップがでそうな位に、胃の中には流動食が残っていた。
「そう?壊していないのならいいけど。。。」
「何も壊していませんし、
寝相が悪かったので、色々と痣が出来てしまっただけですよ。」
「そおぉぉぉ?ペロン。アハハハ。んっ。ゼロぉ?可愛いぃ。うふふ。」
話しているうちに、身体の事が気になったのか、
脚を開いて覗き込むと、店員も味わっていた穴の横に、
ヤのような複雑な紋様と、数字の「0」が刻印されていた。
「気に入っていただけましたか?この店の屋号になります。
これを見せていただければ、
どこの店でもお金を持たずに、お買い物ができます。
ただし、関係の無い人に見られた場合には、
同じものが偽造されてしまう可能性があるので、
絶対に自分から見せないように、気をつけてください。」
「はい!」
「普通の事をしていれば、見られる事はない、
見えない位置に入れていますので、絶対に見せないでください。」
言っている事は間違っていないように思えるが、
たしかに陰部の横に刻印すれば、意図的に見られる事は無いはずだが、
買い物の前に見せる必要がある事を、考えていない内容だった。
「へぇぇぇ。。ペラペラ。うふふふ。。でも、ペタペタ。お尻のわぁ?」
(コッチも「0」ふうぅん。前も後ろも、0なんだぁあ。)
お尻に押されたのも焼き印なので、
指先で火傷を確認すると、こちらは確実にヤの横に「0」が並んでいた。
「あちらは、
お客様のご要望に添って、お楽しみいただくためにお作りしています。
ただし、
見られてしまうと、どうしても男が近づいてくることがありますが、
無料で提供しているため、その点はご了承いただきたいと思います。」
「無料?」
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無料という印を刻印しています。」
「へぇええ。とっても便利な刻印なのネぇええ。」
(タダっていいわよねぇええ。アハハ。沢山貰えるのかなぁぁあ。)
前の街では少ししか手に入らず、欲求不満を感じていたが、
この街ではタダで、大量に手に入りそうだと喜んでいた。
「この刻印は極稀に使いますが、
やはりお客様のように、望んでいれる人はほとんどいません。」
(0はいいが、この女だとどれだけ稼ぐんだろうか?どれ程稼ぐんだ?)
既に味わった店員としても、刻印を入れたエリカが、
どれだけ稼ぐ事が出来るのか、少しだけ興味が出始めていた。
「ふぅううううん。そうなのおおぉ。」
「刻印を彫られると非常に痛みを伴いますし、
魔法で癒すこともできませんので、一生このままの状態です。
ただ、エリカさんのように、
お好きな方もいらっしゃるので、ご安心してください。」
(本当にいいのか?軟膏でも魔法でも治らないぞ。
たしかに、アイツがいいと言っていたが。
そうだった。このまま一生。このまま。。うぅぅぅ。お。俺のもの。
うぅうう。この女は、この刻印を押したまま、生きていくんだなァ。)
刻印は体組織そのものが変化し、別のものへとなっているため、
魔法でも治ることはないと、気の毒に思っていたが、
それよりも、この美しい女の一部となっている刻印は、
この女の所有者が、自分である事を自覚でき、喜びに満たされていた。
「そぉ?フゥうん。まあ、いいかなぁ。アハハ。」
もちろん、そんな話を聞いても気にする事は無いし、
さっきまでの事で上機嫌なエリカは、嬉しそうに笑い返していた。
「ソレでは、私も仕事に戻ります。」
「アハハハ。ありがとう。ペラペラ。これで買ってくるねぇえ。」
「はい、行ってらっしゃいませ。お客様。」
焼串で二箇所も焼かれた、罪人性奴隷のエリカと、
胡散臭い男の口車に乗って、
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