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冒険②
淀み⑧
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少し恥ずかしそうな顔をした少年と、
不満そうな顔の女が手を繋いで歩いていた。
「ご主人様。この格好ですか?」
「この格好でお願いします。この位置でいいんです!」
少年を釣り上げるような高さで腕を組んだり、
背中から羽交い締めするように両腕で抱きついてきたり、
最後には、身体を持ち上げてお姫様抱っこをしようとしてきた女に、
手を繋いで歩く事で妥協して貰っていた。
手を繋ぐといっても、
ヒールで170cmを超える女と、相手の腰ぐらいしか身長がない少年だと、
子供を引率する先生?親戚の子供?年の離れた兄弟?親と子供?が、
迷子にならないように手を繋いでいるように見えていた。
高価な服の少年と真っ白な露出痴女から考えると、
女にエロい格好をさせるのが趣味の成金オヤジから、
護衛として与えられた女に、
手を引いて貰っているというのが、一番似合っていた。
「さっきみたいに歩いても。。」「僕が困るから、これでお願いします。」
さっきまで下半身を丸出しにした痴女を腕に絡ませていたが、
今回は前を歩いて貰って、真後ろからついて行く格好に変えていた。
(これは、これでも。。。。立つな。立つなって。。)
高いヒールを履いて歩いているので、
お尻を突き出して左右に振る格好になり、スカートが捲れるように揺れて、
綺麗なお尻や、女性器を隠して食い込んでいるショーツが、
見えたり隠れたりして、少年を誘っていた。
そんな光景を見続けていれば、女に気づかれないと思った男の行動として、
意味もなく膝を曲げて下から覗き込んだり、
顔を近づけて匂いを嗅いだりするのは、普通の行動だった。
さっきまでのチラチラと見るのではなく、
仕方ないと心で言い訳をしながら、ガッツリと見続けているのが、
男らしいとは言えなくもないが、少年もオスだという事なのは理解出来た。
「そうだ。ご主人様?」「何?シルさん。」
「この位置だと、さっきの玩具遊びを思い出すよね。
私のお尻を食い入るように覗いてから、沢山楽しんでましたよね。」
「あはは。」
突然の爆弾発言に、驚いて笑ってしまった。
「さっきみたいに、覗いてもいいけど。玩具はやめてね。うふふふ。
だって、ご褒美は貰えないでしょ?。。。
ご褒美が有るなら、我慢する。。えへへっ。えへへっ。」
「ご褒美は。。。。」「意地悪でした?ごめんなさい。」
今すぐにこの場所で押し倒して、
観客達に囲まれながら犯す妄想が、心を満たしていたが。。
「でも、シルさんって処女だったのに、玩具って経験あったの?」
(何を考えているんだ!ダメだぞ。。そういえば、玩具。そうだ!
さっきも動きが慣れていたよな。もしかして。。。)
さっきの行為の時に、
玩具を女性器にいれられる事も嫌がっていなかったし、
まるで昔から使っていた?慣れている?ように感じて、聞いていた。
「やっぱり、女性だと。。街に入る前に。。身体検査。。。ごめんね。」
「そういう事なんですか、冒険者も大変なんですね。
変な事を思い出させて、ごめんなさい。ごめんなさい。」
思い出していた時に複雑そうな顔をしたので、すぐに聞くのをやめていた。
「でも、ご主人様が最初なのよ。それは信じてくれるでしょ。」
「もちろんですよ。シルさんの最初は、僕が貰いました。」
(そうだ。俺がぶち破った。そうだったよな。アハハは。)
デレデレと見つめあってしまった二人を見ている観客達から、
バカカップルを見て、ため息が漏れていた。
。
「ご主人様。ご主人様。あの玩具って、凄かったですよね。
ドクドクとか。びくびく。ヒックヒックって動いてましたよ。
昔のは棒みたいで先端がプクって膨らむだけで、
あんなに血管が脈動したり。。。射精前の。。
熱い感じ。。とかも無かったです。あれは、最新ですか?
目隠しされていたから見れなかったので、
今度は、ジックリ見せてくださいね。えへへっ。」
こんな往来で話す内容でも無いのだが、
勘のいい観客達からの羨ましそうな視線が痛かった。
「あはは。はあ?まあ、そうですか。。。ね?
今度も見つかったら、また。。。こんど。。。あはははっ。」
(違うんです。ごめんなさい。ごめん。。うううぅう。)
さっきの乱交を思い出して、一段と我慢出来なくなっていた。
「でも、最後の以外は物足りない。。
最初のは硬いけど細いしぃぃ、二本目は太いけど短くて、ふにゃふにゃ。
最後のは適度に硬くて長さも良かった!けれどもおぉぉお。。。」
「(すげえ四人かよ)(やっぱりか)(あの女と)(俺も出来ないかね)」
ザワザワと話し始めた観客達からの雑音が大きくなってきた。
「ああ、最後の。。。あれは、ごめんね。シルさん。」
「そうですよ。
つま先が当たって、びっくりしたご主人様が大声で叫んだやつです。
びっくりして玩具を掴むから、液を出して、しぼんじゃったんですよね!
せっかく気持ちよくなって締めた時にですよ!
もう、今度はちゃんと最後までお願いしますね!」
恥ずかしいのか、振り向かずに前に向かって宣伝をしていた。
「あはは。。ごめんね。」
「でも、最初のご主人様のがいち。。一番気持ちよかったです。
えへっえへへっ。えへへへへ。」
もちろん、少年を蕩けさせるような顔で振り向いて答えていた。
(シルさんも言っているんだし、そうだ。ここで、遊んでも。)
「でも、ご主人様のから。。直接入れて欲しいな。ああ。。ん。
ご主人様の逞しいので膣をかき混ぜて、
精子をびゅうって、沢山子宮に注いで欲しいです。
思い出したら、うぅぅううん。ハアハア。また。また発作です!
もう我慢できない。もうダメ。もう、ここでいいの。ここでも。」
完全に発情した顔になって、いますぐに押し倒そうと見ていた。
「ごめん。シルさん。着きました。着きましたって。着いてます。」
目の前に見える店の扉から依頼主が出てきて、
少年を睨みつけていたので必死に言い直していた。
少し考えればこの男もまとめて相手すればいいのだが、
そこまでは、考えられなかった。
「ハアハア。ハアハア。ご主人様。ご主人様。もうダメ。
もうダメえぇぇぇぇ。ビシ。。ビシビシ。。ピシ。」
(ぼっくんがイケナイの。ぼっくんがよ。はああん。
もう、襲っちゃう。襲っちゃうからね。
みんな、もう準備は出来ているでしょ?いいよね。ここでしても。。)
剣に細かいヒビが入り始めて、飛び立とうとしていた。
「ごめんなさい。ばっちいぃぃぃぃイイ。」
「イッタアアアアいいい。。。。うぅぅ。」
このままだとまた剣が襲い始めてしまうので、
スカートの上から思い切りお尻を叩いて止めていた。
「お前。。。お前たちいぃぃ。。ひいういうう。」
「ぼっくん、痛ぃぃぃぃイイ。」
「ごめんなさい。ごめんなさい。」
「もういいのか?もう大丈夫なのか?」
「酷いよ。ぼっくん。もう、痛いって。」
「ほんっとうに、ごめんなさい。本当に。。ごめんね。ごめんなさい。」
店の前で必死に謝っている少年。
仁王立ちで怒っている女。
それを見ている小太りの依頼主が慌てていた。
。
痴話喧嘩を店の前で始めて貰っても困るので、
二人は豪華な部屋に呼ばれていた。
部屋に入ると、壁紙や立て掛けられた絵画も豪華で、
飾られている調度品も同様で似合っていた。
部屋に不釣り合いに置いてあるのは、
スネ辺りまでしかないローテーブルが中央に置いてあり、
それを挟んで一人用の豪華な革張りの椅子が、
向かい合わせに置いてあった。
「バフぉん。。そちらへお掛けください。」
ローテーブルよりは多少座面が高いが、
低い豪華な椅子に両膝を広げて深深と座っていた。
「(これ?無理よ)。。。。。。。。。。。ぼっくん。どーぞ。」
豪華な接客室に似合わない女が、子供の影に隠れて背を押していた。
「。。。(ガキが!)」「何を言ってるの?シルさんが座るんですよ。」
「あはは。ごめんなさい。立ってます。あはは。あははは。」
(これに座ったら。丸見えじゃないの!
無理よ無理無理無理。むりいいい。丸出しって、変態じゃないの!
ぼっくんじゃ無い人に、ショーツを見せるなんて無理よ!)
さっきまで発情期のイキ顔も、
もちろん発情してビクビク動いてた女性器も見せていたのに、
なぜかショーツを依頼主に魅せるのを嫌がっていた。
「座ってもらわないと、見下ろされるようで落ち着かないんだが?」
(さあ、丸出しで見せてみろよ。あはは、これじゃあ丸出しだよな。
その服装も特別製だからな。これから沢山楽しんで貰おうか!)
睨みつけるように見ているが、
ジロジロと全身を舐め回すような視線は、丸分かりだった。
「あはは、そうですよねええ。グイグイ。シルさん。依頼主ですよ。」
「(座ってって。シルさん。)(イヤよ。もうイヤだって。。)」
相手の不機嫌そうな顔の前で、
身体を押し合って嬉しそうにじゃれ合っていた。
「ダン。。。いつもの冒険者から、
無理矢理変わったと聞いているんだが!無理矢理にだぞ!」
机を一度叩いてから、もう一度強く命令していた。
「シル。座れ!命令だ。早く座れって言っている!」
「(ぼっくんが、こんな洋服選ぶから。。うぅぅ。もうイヤ。)
(ごめんなさい。シルさん。そんなに、怒らないでって。)
(もうイヤ。)(シルさん。お願い。お願いします。)
(今回だけよ。今回だけだから。)(ありがとう。大好き。)」
お互いに小声で話し合って、やっと説得できていた。
「はい。。座りますが。。
あの、視線は。。座りますが、下着が見えちゃ。。」
今にも襲いかかりそうな格好で見てくる依頼主に、
顔を真っ赤にしたまま俯いて、お願いしていた。
「ダン。。シルさん!貴方は、ショーツが見られるから、
私の護衛は出来ませんでした。とでも言うんですか?
荷物?いや、生命もですよ!本当にクエストを受けに来たんですか?
貴方が倒れたら、私たち全てが危険になるんですよ!」
(あはははっ、あーー楽しい。コレだよ。これだよな。
こうじゃないとな。あはははっ。これが続くんだな。最高だよ。)
「(もう。。)(お願いします。ごめんなさい。)
(。。。。)(大好き。シルさん。)(もうわかった!わかったわよ!)」
完全に不機嫌になった女に一生懸命謝って、
不機嫌そうなまま了承させていた。
「はい、わかりました!座りますよ。座ればいいんでしょ!
見ていいわよ。見ればいいでしょ。見たいんでしょ!
どーぞ。どーぞ。見なさいって。。ジックリ見ればいいわ!」
(見ればいいでしょ。別にいいわよ。ショーツぐらい。。。。。
ただの。。ぬの。。布一枚。。陰部が布一枚。。一枚先は。。
見られちゃう。見られちゃう。。私のアソコが見られちゃう。
うううぅ。ひいいいいいい。ひっひっ。見ないでって。イヤよ。)
声だけは堂々と強気な声を出しているが、
明らかに恥ずかしそうに顔を真っ赤にして、
少年を見つめて、やめてもらおうとしていた。
淀み⑧
不満そうな顔の女が手を繋いで歩いていた。
「ご主人様。この格好ですか?」
「この格好でお願いします。この位置でいいんです!」
少年を釣り上げるような高さで腕を組んだり、
背中から羽交い締めするように両腕で抱きついてきたり、
最後には、身体を持ち上げてお姫様抱っこをしようとしてきた女に、
手を繋いで歩く事で妥協して貰っていた。
手を繋ぐといっても、
ヒールで170cmを超える女と、相手の腰ぐらいしか身長がない少年だと、
子供を引率する先生?親戚の子供?年の離れた兄弟?親と子供?が、
迷子にならないように手を繋いでいるように見えていた。
高価な服の少年と真っ白な露出痴女から考えると、
女にエロい格好をさせるのが趣味の成金オヤジから、
護衛として与えられた女に、
手を引いて貰っているというのが、一番似合っていた。
「さっきみたいに歩いても。。」「僕が困るから、これでお願いします。」
さっきまで下半身を丸出しにした痴女を腕に絡ませていたが、
今回は前を歩いて貰って、真後ろからついて行く格好に変えていた。
(これは、これでも。。。。立つな。立つなって。。)
高いヒールを履いて歩いているので、
お尻を突き出して左右に振る格好になり、スカートが捲れるように揺れて、
綺麗なお尻や、女性器を隠して食い込んでいるショーツが、
見えたり隠れたりして、少年を誘っていた。
そんな光景を見続けていれば、女に気づかれないと思った男の行動として、
意味もなく膝を曲げて下から覗き込んだり、
顔を近づけて匂いを嗅いだりするのは、普通の行動だった。
さっきまでのチラチラと見るのではなく、
仕方ないと心で言い訳をしながら、ガッツリと見続けているのが、
男らしいとは言えなくもないが、少年もオスだという事なのは理解出来た。
「そうだ。ご主人様?」「何?シルさん。」
「この位置だと、さっきの玩具遊びを思い出すよね。
私のお尻を食い入るように覗いてから、沢山楽しんでましたよね。」
「あはは。」
突然の爆弾発言に、驚いて笑ってしまった。
「さっきみたいに、覗いてもいいけど。玩具はやめてね。うふふふ。
だって、ご褒美は貰えないでしょ?。。。
ご褒美が有るなら、我慢する。。えへへっ。えへへっ。」
「ご褒美は。。。。」「意地悪でした?ごめんなさい。」
今すぐにこの場所で押し倒して、
観客達に囲まれながら犯す妄想が、心を満たしていたが。。
「でも、シルさんって処女だったのに、玩具って経験あったの?」
(何を考えているんだ!ダメだぞ。。そういえば、玩具。そうだ!
さっきも動きが慣れていたよな。もしかして。。。)
さっきの行為の時に、
玩具を女性器にいれられる事も嫌がっていなかったし、
まるで昔から使っていた?慣れている?ように感じて、聞いていた。
「やっぱり、女性だと。。街に入る前に。。身体検査。。。ごめんね。」
「そういう事なんですか、冒険者も大変なんですね。
変な事を思い出させて、ごめんなさい。ごめんなさい。」
思い出していた時に複雑そうな顔をしたので、すぐに聞くのをやめていた。
「でも、ご主人様が最初なのよ。それは信じてくれるでしょ。」
「もちろんですよ。シルさんの最初は、僕が貰いました。」
(そうだ。俺がぶち破った。そうだったよな。アハハは。)
デレデレと見つめあってしまった二人を見ている観客達から、
バカカップルを見て、ため息が漏れていた。
。
「ご主人様。ご主人様。あの玩具って、凄かったですよね。
ドクドクとか。びくびく。ヒックヒックって動いてましたよ。
昔のは棒みたいで先端がプクって膨らむだけで、
あんなに血管が脈動したり。。。射精前の。。
熱い感じ。。とかも無かったです。あれは、最新ですか?
目隠しされていたから見れなかったので、
今度は、ジックリ見せてくださいね。えへへっ。」
こんな往来で話す内容でも無いのだが、
勘のいい観客達からの羨ましそうな視線が痛かった。
「あはは。はあ?まあ、そうですか。。。ね?
今度も見つかったら、また。。。こんど。。。あはははっ。」
(違うんです。ごめんなさい。ごめん。。うううぅう。)
さっきの乱交を思い出して、一段と我慢出来なくなっていた。
「でも、最後の以外は物足りない。。
最初のは硬いけど細いしぃぃ、二本目は太いけど短くて、ふにゃふにゃ。
最後のは適度に硬くて長さも良かった!けれどもおぉぉお。。。」
「(すげえ四人かよ)(やっぱりか)(あの女と)(俺も出来ないかね)」
ザワザワと話し始めた観客達からの雑音が大きくなってきた。
「ああ、最後の。。。あれは、ごめんね。シルさん。」
「そうですよ。
つま先が当たって、びっくりしたご主人様が大声で叫んだやつです。
びっくりして玩具を掴むから、液を出して、しぼんじゃったんですよね!
せっかく気持ちよくなって締めた時にですよ!
もう、今度はちゃんと最後までお願いしますね!」
恥ずかしいのか、振り向かずに前に向かって宣伝をしていた。
「あはは。。ごめんね。」
「でも、最初のご主人様のがいち。。一番気持ちよかったです。
えへっえへへっ。えへへへへ。」
もちろん、少年を蕩けさせるような顔で振り向いて答えていた。
(シルさんも言っているんだし、そうだ。ここで、遊んでも。)
「でも、ご主人様のから。。直接入れて欲しいな。ああ。。ん。
ご主人様の逞しいので膣をかき混ぜて、
精子をびゅうって、沢山子宮に注いで欲しいです。
思い出したら、うぅぅううん。ハアハア。また。また発作です!
もう我慢できない。もうダメ。もう、ここでいいの。ここでも。」
完全に発情した顔になって、いますぐに押し倒そうと見ていた。
「ごめん。シルさん。着きました。着きましたって。着いてます。」
目の前に見える店の扉から依頼主が出てきて、
少年を睨みつけていたので必死に言い直していた。
少し考えればこの男もまとめて相手すればいいのだが、
そこまでは、考えられなかった。
「ハアハア。ハアハア。ご主人様。ご主人様。もうダメ。
もうダメえぇぇぇぇ。ビシ。。ビシビシ。。ピシ。」
(ぼっくんがイケナイの。ぼっくんがよ。はああん。
もう、襲っちゃう。襲っちゃうからね。
みんな、もう準備は出来ているでしょ?いいよね。ここでしても。。)
剣に細かいヒビが入り始めて、飛び立とうとしていた。
「ごめんなさい。ばっちいぃぃぃぃイイ。」
「イッタアアアアいいい。。。。うぅぅ。」
このままだとまた剣が襲い始めてしまうので、
スカートの上から思い切りお尻を叩いて止めていた。
「お前。。。お前たちいぃぃ。。ひいういうう。」
「ぼっくん、痛ぃぃぃぃイイ。」
「ごめんなさい。ごめんなさい。」
「もういいのか?もう大丈夫なのか?」
「酷いよ。ぼっくん。もう、痛いって。」
「ほんっとうに、ごめんなさい。本当に。。ごめんね。ごめんなさい。」
店の前で必死に謝っている少年。
仁王立ちで怒っている女。
それを見ている小太りの依頼主が慌てていた。
。
痴話喧嘩を店の前で始めて貰っても困るので、
二人は豪華な部屋に呼ばれていた。
部屋に入ると、壁紙や立て掛けられた絵画も豪華で、
飾られている調度品も同様で似合っていた。
部屋に不釣り合いに置いてあるのは、
スネ辺りまでしかないローテーブルが中央に置いてあり、
それを挟んで一人用の豪華な革張りの椅子が、
向かい合わせに置いてあった。
「バフぉん。。そちらへお掛けください。」
ローテーブルよりは多少座面が高いが、
低い豪華な椅子に両膝を広げて深深と座っていた。
「(これ?無理よ)。。。。。。。。。。。ぼっくん。どーぞ。」
豪華な接客室に似合わない女が、子供の影に隠れて背を押していた。
「。。。(ガキが!)」「何を言ってるの?シルさんが座るんですよ。」
「あはは。ごめんなさい。立ってます。あはは。あははは。」
(これに座ったら。丸見えじゃないの!
無理よ無理無理無理。むりいいい。丸出しって、変態じゃないの!
ぼっくんじゃ無い人に、ショーツを見せるなんて無理よ!)
さっきまで発情期のイキ顔も、
もちろん発情してビクビク動いてた女性器も見せていたのに、
なぜかショーツを依頼主に魅せるのを嫌がっていた。
「座ってもらわないと、見下ろされるようで落ち着かないんだが?」
(さあ、丸出しで見せてみろよ。あはは、これじゃあ丸出しだよな。
その服装も特別製だからな。これから沢山楽しんで貰おうか!)
睨みつけるように見ているが、
ジロジロと全身を舐め回すような視線は、丸分かりだった。
「あはは、そうですよねええ。グイグイ。シルさん。依頼主ですよ。」
「(座ってって。シルさん。)(イヤよ。もうイヤだって。。)」
相手の不機嫌そうな顔の前で、
身体を押し合って嬉しそうにじゃれ合っていた。
「ダン。。。いつもの冒険者から、
無理矢理変わったと聞いているんだが!無理矢理にだぞ!」
机を一度叩いてから、もう一度強く命令していた。
「シル。座れ!命令だ。早く座れって言っている!」
「(ぼっくんが、こんな洋服選ぶから。。うぅぅ。もうイヤ。)
(ごめんなさい。シルさん。そんなに、怒らないでって。)
(もうイヤ。)(シルさん。お願い。お願いします。)
(今回だけよ。今回だけだから。)(ありがとう。大好き。)」
お互いに小声で話し合って、やっと説得できていた。
「はい。。座りますが。。
あの、視線は。。座りますが、下着が見えちゃ。。」
今にも襲いかかりそうな格好で見てくる依頼主に、
顔を真っ赤にしたまま俯いて、お願いしていた。
「ダン。。シルさん!貴方は、ショーツが見られるから、
私の護衛は出来ませんでした。とでも言うんですか?
荷物?いや、生命もですよ!本当にクエストを受けに来たんですか?
貴方が倒れたら、私たち全てが危険になるんですよ!」
(あはははっ、あーー楽しい。コレだよ。これだよな。
こうじゃないとな。あはははっ。これが続くんだな。最高だよ。)
「(もう。。)(お願いします。ごめんなさい。)
(。。。。)(大好き。シルさん。)(もうわかった!わかったわよ!)」
完全に不機嫌になった女に一生懸命謝って、
不機嫌そうなまま了承させていた。
「はい、わかりました!座りますよ。座ればいいんでしょ!
見ていいわよ。見ればいいでしょ。見たいんでしょ!
どーぞ。どーぞ。見なさいって。。ジックリ見ればいいわ!」
(見ればいいでしょ。別にいいわよ。ショーツぐらい。。。。。
ただの。。ぬの。。布一枚。。陰部が布一枚。。一枚先は。。
見られちゃう。見られちゃう。。私のアソコが見られちゃう。
うううぅ。ひいいいいいい。ひっひっ。見ないでって。イヤよ。)
声だけは堂々と強気な声を出しているが、
明らかに恥ずかしそうに顔を真っ赤にして、
少年を見つめて、やめてもらおうとしていた。
淀み⑧
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