流れる川

連鎖

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トヨトミ①

馬車での事②

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「ガタガタ、ゴトゴト、ガチャガチャ」

一人は、ギラギラとした欲求不満な顔で何かを見つめている男。
もう一人は、安心しているのか寝息を立てて目をつぶっている女。
残りは、何が起こっても気にしないで太ももの上で丸まっている猫。

古い馬車の御者台に、三人が仲良く座っていた。

「エリカ、起きてるかい?起きてたら、返事をして。
もし、起きていても、すぐに寝ていいからね。寝てていいよ。
おやすみなさい。おやすみ、エリカ。
眠れぇぇえ。眠れぇぇええ。エーー。。リィィ。。カァアア。」

「スースースースー。(寝てるよ。)スースースースー。」

(うわ、すげぇ。ワンピースが伸びて、首周りが広がっているぞ。
 さっきまで、あんなに見えなかったよな。
 あはははっ、今じゃ丸見えじゃないか、エリカちゃん。丸見えだよ。
 やっぱり、俺のテクニックでか?そうだよな。そうだよ。俺のだよな。)

(さすが痴漢のマイルズさん。最高ですね。マイルズさん。
 叩くふりしてホックを外すなんて、鬼畜のテクニックだよね。)

エリカが魔法を詠唱している時に、両腕を大きく持ち上げていたので、
腕の動きと一緒に大きな胸が持ち上がり、
身体を囲んでいた窮屈そうな布を押し退けて、胸がはみ出していた。

腕を下ろしたあとも、ズレた服を直していなかったので、
胸元が乳首ギリギリまで引き下ろされて止まっていた。

(苦しそうだね。ブラは、じゃまだからごめんなさい。
 指先で、クイ。。クイって。ブルルン。うわあああぁぁぁ。)

(驚くなって、君がした結果。君が悪いんだよ。)

真っ赤なブラは、
マイルズが指先を使って奥へ押し込むと、胸の反発に負けてズレ落ち、
ブラに引っかかって止まっていた布は、
いつもの高さまで戻ってマイルズの指を挟んでいた。

「(イタッ)ああん。。うううん。うぅぅ。。スースー。スー。」

(マイルズ様の手にかかれば。。簡単だよ。あはははっ。でけえなあ。)

(さすが、イケメンです。マイルズさん。)

下着で動かないように締め付けて固定されていた胸が、
ピッタリとした伸縮する薄い布に包まれているだけなので、
馬車が揺れる度にブルンブルンと、上下左右に揺れていた。

(ハアハア。すげえ。でかくなってる。でっけぇぇぇぇ。でけえよ。
 アレ?ここ?これか?これだよな。これだって。
 あは。アハハ。こいつも女。そうだよ。女だって。)

真っ赤なブラで無理矢理に押さえつけられた胸が元に戻り、
胸の頂点。服の表面に浮き出ている突起を見つけると、
嬉しそうな顔をして必死に突起を押していた。

「アン。アン。そこ。そこ。あ。あ。激しい。痛い。あっ、あん。
乳首が、激しい。ちょっと痛いよ。そこ。触らないでぇぇえ。
いや。激しい。激しいの。イヤ。いやああん。」

布の上から触っていると、乳首が固くなっていくので、
相手が同じ人だとわかって、嬉しくなって一段と強く指で押していた。

(ほら、右か?左がいいのか?ほら右か?)

指先で乳首を押す度に、目をつぶったまま首を左右に振るのが面白くて、
相手の苦しそうな、嬉しそうな顔を見ながら、乳首を弄っていた。

(やべーよ。これ起きてるよな。絶対に起きてるよな。
 いいか、揉んじゃう?揉んじゃうのか?大丈夫だよな。
 いや、馬車を止めないと、揉めないな。優しくだぞ。優しく。
 もし間違って。。もし、少しでもこいつが嫌がったら。。)

エリカの反応を見ていると、相手が嬉しがっていると思ったので、
了承していると思った男は、大きな胸を揉もうとしたが、
昔、女の胸を間違って、ぎゅううぅぅっと掴んだ時の反応を思い出して、
相手の機嫌が悪くならないように、優しく触ろうと思い直していた。

(ギュ。。バチいぃぃぃぃん。。。だから、気おつけろ。ダメだからな。
 もちろん、こいつなら。。ゴウゴウ。。。ドガガガ。。ぼぉぉお。
 まだ死にたくないよね。マイルズ。)

「いやーあ。逝っちゃう。逝っちゃうよ。
ダメダメだ。ダメだよー。ひゃあん。もうダメぇぇえ。

ああん、あん。イクイク。イッチャウウウ。
ピクピク。ヒクひく。。ビクビク。。ヒクヒク。ヒクヒク。」

目をつぶったままで、
乳首の刺激で気持ち良くなった身体から力が抜けて、
脚を揃えてきっちりと座っていたのに、だらしなく膝が左右に広がり、
太ももの上でスヤスヤと寝ていた猫が、女の脚から滑り落ちていた。

「あーーー。あ、落ちる。ちょっと。」

(あっ。。先輩。。落ちちゃダメ。イヤアア。)

そろそろ馬車を止めて、
胸を揉もうと思っていたマイルズも、慌てて先輩を救おうとしていた。

「ビギャン。ギャン。ビギャン」

突然床が抜けて、空中に浮いた身体を支えようと、
先輩が爪を立てて、脚を引っ掻く。
落ちない様に、引っ掻く。引っ掻く。。滑る。引っ掻く。
エリカの脚を必死に掴もうと、爪を出してもがいていた。

「いっあ。イッタイ。痛いって。痛いよ先輩。何するのよ。
せっかく楽しい夢?を見ていたのに、本当に痛いわねえ。」

「ニャなニャななニャん」

なんとか態勢を戻した先輩が、避難めいた眼差しで話していた。

「脚を開くから、落ちそうになった?私が脚を広げたっていうの?
寝ていたのよ。今、私は寝ていたの。だから、そんな事。。。。んっ?」

さっきまで気持ちいい夢を見ていたエリカが、
不満そうに答えながら、何かに気がついて男に笑いかけていた。

「マイルズさ、何かしたの?脚を触った?触ったのよね?

怒らないから、正直に言いなさい。
絶対に怒らないから、正直に言えば、怒ったりしないから。

多分、素直に白状したら、ゆるす。。から。ね。うふふ。
今なら、ゆるしてあげよっかな。」

馬車に乗る前。乗った後の全身を舐め回すような視線を知っていたので、
絶対にマイルズが無理矢理脚を広げさせて、覗こうとしたと確信していた。

「違うよ。違うって。」

覗いていたのは胸とブラであって、
今言われている下半身とその奥にあるショーツではないので、
疑う視線でじーっと見つめられても、少しも動揺していなかった。

「もちろん、脚を触っていない。脚は、触っていないよ。絶対に。
絶対にしていないし、広げるなんて、もっと無理だからね。
もし、触っているのなら、先輩を先に触ってしまうから、
触っているか、触っていないのかは、先輩に聞いてよ。
もちろん、ここからは触れられないよ。ほら見てよ。届かないでしょ。」

一生懸命に、腕を伸ばしてエリカの脚を触ろうとしたが、
どれだけ伸ばしても、手で脚を触ることは出来なかった。

男の座っている場所から女の脚を触ろうとすると、
必ず猫に触れてしまうのはあっているが、
手が届かないのは嘘で、今のように腰を曲げていないのなら無理だが、
ただ前に腰を曲げてしまえば簡単に届いていた。

(さっきまで、曲がり角で事故りそうになる前に、
 頭を下げて覗こうとしていたよね。マイルズくん。
 あれなら、触ることができるよね。
 だって、君は頭を下げて、前からエリカのショーツを覗いていたよね。)

「うーん。でも、どうしてかな?」

「ニャンナンニャナヤネン」

「脚が突然広がって落ちた?。そうなの?。。だとすると、なぜ?

なんで広がったの?広がるようなこと。開いて。
そういえば、気持ちいい夢を見ていたのよね。多分。

(今も濡れちゃってるし。。うふふ。いい夢だったわね。
 もう、思い出しちゃいそう、ぶるぶる。。ふうぅぅ。)

ん?あれ、ブラが外れてる。あら、胸もブラから出ちゃってるし。
グネグネ。。ウネウネ。。うぅぅぅぅん。グネグネ。
あはははっこれ?これのせいだった?うぅぅぅぅん。これかあ。あはは。」

乳首に感じる違和感と胸に感じる開放感に、
薄いワンピースの上から胸をまさぐって確認すると、
胸がウネウネと違う生き物のように動いていたので、
ブラが外れて、胸がむき出しになっていることに気がついていた。

(すげえな。この胸はデカいのに。あんなに上向いて、
 やわらかそうだなあ。こんなに厭らしく動くんだな。触りたかったなあ。
 あともう少し、もうちょっとで触れられたんだよな。)

エリカの胸をまさぐっている姿に、マイルズの視線が止まっていた。

「ごめん。ごめんね。マイルズ。疑ってごめんね。
私って、よくブラが外れちゃうのよ。今回もそれかな。

突然、ブルンってブラが外れちゃうと、
誘われるように、脚を開いちゃう癖があるのよ。あはははっ。あーあ。
何故かなあ。あははは。ブラが外れちゃってたわ。

あはははっ、ごめんなさいね。ごめんねえぇぇ。マイルズ。」

女として、そんな癖を持っているだけで問題だが、
不思議と嬉しそうな顔をしていた。

「ああ、いいよ。そんな、謝らなくていいから。もういいよ。」

(やべええ。ふぅぅ。よし、これで大丈夫。この話は終わり。終わりだ。
 やばかった。よかったあ。はあああ。よかった。よかったよ。)

男が全て悪いのだが、何故か女の方が悪くなって話は終わっていた。


馬車での事②
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