流れる川

連鎖

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冒険①

えりちゃん?①

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俺は女になった。待望の胸だ。
顔は、まあ。まあな、美女で好みだよ。

さわり放題。見てもいいんだよ。この身体は俺の。俺。俺。おれ。
だからさあ、お前。もういいよな。もう、やめてくれ。

俺は一人に。一人に、なりたいんだ。1人が好きなんだ。
一人。一人になって。そうだ。探検。未知への探検を。
もう消えてくれ。頼むから、お願い。未知への探求。それが俺。
孤独を愛する。孤高の探検家。マイルズ。

それが。。俺の生き様だ。。だって1人が好きなんだああ。。

ああ、トイレでも。うーん。どうしよう。
トイレって言えば。うえへへ。
あははは。探検家は探検。未知。。快楽。探求。。栄光。

突然の声に引き戻されて
「それで、あなたは。あなたはね。誰なんですか?
エリカさんに。。そっくりって、何をかんがえているんですか?
あなたねえ。こんな格好で外に出たら大変ですよ。
こんな有名な人と一緒って、どうなると思うんですか?」
必死な顔で話しかけていた。
(ああ、先生。是非二人っきりデート。そういえば、今。二人っきり。。。)

「そう言われてもな。まあ、今日は遅い時間だから宿屋。
お風呂。。エヘへ。。風呂かあ。うえへへ。。うへへっ。」
気持ち悪い顔で嬉しそうに笑っていた。
(風呂行けば、見放題。間違っちゃった。ごめんなさい。
ラッキータッチ。。いいんじゃないか。早く早く。)

「そう、それよ。あなたキモイのよ。さっきからキモイの。わかった?」
厳しい顔で怒っていた 。
(ガッカリ。。この顔。もう。ふざけてるし最悪。。コイツわあああ。)

「そう言われても、俺も困っているわけで。
どうにかして欲しいのは、俺も一緒だぞ。
一緒に。そういえば。。
同性だから、この子と。。一緒に。風呂も一緒。
うは。エヘへ。あははは。さあ行こう。風呂へ。」
嬉しそうにジロジロ、目に前の女を妄想で全裸にしていた。

「声に出すって、あなたって変態よね。
顔とのギャップが。顔との。。なんでかなあ。」
残念そうに見つめて返していた。
(もちろん、エリカさん。。。なら是非一緒に。全裸。。うへへっ。)

「カチャ。」
「あ、終わりましたか?」
羨望の顔で女を見つめていた。
(カッコイイなあ。この人が最近話題のエヘへ。強いんだろうな。)

「ああ、ありがとう。
忙しい所、無理を言って申し訳なかった。
こいつの扱いは、ギルドの監視下に置く事になったので、よろしく頼む。

そろそろカードも発行されるから 、冒険者として使ってやってくれ、
そうだな。
ある程度は信頼できるパーティに、入れて鍛えてやって欲しい。

あとは、これだ。。ジャバジャバ。ジャバジャバ。」
小瓶を取り出して、マイルズの頭から中の液体をぶっかけた。

「ひぃぃぃぃ。寒い。チベタ。冷たい。寒い。。つめてえ。
ブルブル。。ブルブル。おい。お前。。つめてえ。。

ん。。大丈夫。大好き。僕は大好き。あははは。つめたくて最高。
あははは。あははは。」
文句を言おうと食いかかった。が。。。

「あ゛あ?なんか用か?。また戻してやろうか?
祝福を受けてるって言ったよな。
いつでも、戻してやってもいいんだぞ。すぐにでもな。あ゛?」
冷たく無感情な目線で見返していた。

「祝福って、あと。それって何の液体ですか?」
不思議そうにマイルズを見て話しかけていた。

「ああ、ごめんなさいね。これって。。ほら、見ればわかるよ。

祝福は、この。お。。と。。こ。。が、呪われてるみたい。
お。。と。こ。。。なのに、この格好になったみたい。

まあ、心が。性根が、ねじ曲がってたから。かしらね?
あははは。」
嬉しそうに笑いかけていた。

「あ。。。そうなんですか、キモイのはそのせいですね。
お。。。と。。こ。。なんですね。だから、あははは。あははは。」
軽蔑した目でマイルズを見つめていた。

「お前、お前達。おい。。」
「あ。ああ。あははは。これなら大丈夫。あははは。これなら。」
受付嬢は、マイルズを見て爆笑していた。
「う。うふふ。ふふふ。あははは。。。」
思わずつられて、笑ってしまっていた。

「お前達。何を。何をしたんだ?。。あ。手。手が。」
自分の手を見てビックリしていた。
「おい、おいおい。おい、まさか。まさかだよなあ。」
顔に手を当てて確認していたが、柔らかい感触は一緒だった。
(さすがに脱ぐのは。。。ひぃぃぃぃ。ごめんなさい。ごめんなさい。)
服をずらして確認しようとしたが、冷めた視線を感じてすぐにやめていた。

「鏡。頼むから。鏡を貸してくれ。頼むって。」
泣きそうな顔で頼んでいた。
「?。何かあった。。んっ。。んん?なに?鏡を持ってくればいいの?」
受付嬢は、不思議そうな顔で見ていた。
(よくわかんないのよね。なに?)

「落ち着いたようですね。ありがとうございます。」
受付嬢は、ホッとした顔でマイルズを見つめていた。

「じゃあ、何かあったら連絡を下さい。
落ち着くまでは、ここで活動しますので、いつでも相談してください。」
優雅にお辞儀をして、部屋を出ていった。



「じゃあ落ち着いたようだから、カード取ってきますね。」
嬉しそうに笑ってドアを見つめていた。
(良かったわ。やっと。でもかっこよかったなあ。また会えるかな。)

「おいおい、鏡。鏡もいっしょに。お願い。お願い。」
ボロボロに泣いて頼んでいた。
(なんで、どうして。。なんでだよ。どうして?)
「わかったわ。それも持ってくるね。本当に落ち着いて良かったわ。」
嬉しそうにマイルズを見つめていた。

うえへへ。やっと。やっと一人に。うえへへ。じゃあ、胸を。
ぐじゃぐじゃ。ぐじゃぐじゃ。服の上からじゃ。よくわかんねえな。

脱ぐか!脱いで。。よし、なま。。なま。。う。。お。。いや。。
うへへっ。。。脱ぎずれえなあ。。いてっ。パチ。。いてて。

ぼたんも。お。おお。ブチ。。やべ。ブチ。。ブチブチ。。安物だからか?
あーあ、シャツのボタンが取れちゃうし。。うっへ。うふふ。
さあ、ボリューム満点。メガ盛りを。。がば。。

ボタンが吹き飛んだシャツを脱いだ。。

ああ、快感。。俺は、解放されたんだ。。

ぼおい。いいい。うは。痛え。いてぇぇぇぇ。取れる。取れちゃう。
皮が。。首がもげる。。これか、これが。。これだったんか。。

だが断る。。。。だが。断る。俺は探検家。マイルズ。
多少の困難など、探検にはスパイスだ。

うねうね。うう。。ああ、これ。これ。うねうね。あははは。
いい。ううう。。うねうね。。あははは。気持ちいい。疼く。。ううう。。



揉みすぎたかなあ。。じくじく。じくじく。
なんか痛いのな。揉みすぎ?
ああ、一生これが。もう、俺のもの。俺んだあああああ。

だが、。。。ん?
そういえば、何も。。違う。有る。あ。。

「ぎゃああああああ。無い。無い。無い。。んっ。有る?」
何回も身体を触って、胸を確認していた 。

「カチャ。ん?。いやあああああ。変態よ。変態よ。。
お。。と。こ。の。。露出魔。変態よ。
やっぱり、変態がいるううう。」
鏡を持って受付嬢が悲鳴をあげていた。

「ちょ。。ちょが。違う、違う。暑かったから脱いでいたんだって、
普通だって、普通。普通。。
ギルドでもいるよな。上半身脱いだヤツとか。」
目線を外して話しかけていた。

「よくわかんないんですよね。
まあ、男なら普通ですけど。うーん。
まあ、自分のですからいいんですけど。はい、鏡を持って。」
呆れた顔で見つめていた。

「ああ、ありがとう。。。ん。鏡?。
おいおい、ぺたぺた。ぺたぺた。
ある。あるよな。。ん。。。まさか、これって。
これが俺?。。。ちょっといいかな。ちょっと。教えて。
どう見えてるか教えてくれないか?。俺はどう見えてる?」
真面目そうな顔で聞いていた。

「そーですね。鏡が正しいですよ。
さっきから一生懸命触ってる胸も。

あははは。。。そーですね。。多分、全身が真っ黒な真っ黒ですよ。
全身が真っ黒で、わかんないですよ。あははは。真っ黒。真っ黒。

それって、噂で聞いていた夜の侵入用に使うって開発された。。。。
んですが。。。」
申し訳なさそうに見つめていた。

「おいおい。このままなのか?俺って、このままなのか?」
おろオロオロ。全身を。。特に胸を触って落ち着いていた。

「これも欠陥品で、夜の深夜。月が無い時。
それ以外じゃ目立って使えないんですよ。
ほーんと、何考えてるんでしょうね。はああ。あーあ。馬鹿でしょ。」
ガッカリした顔で見つめていた。

「違うって、そこじゃ無くて。聞きたいのはそこじゃなくて、
解除方法だよ。だから、元に戻る方法だよ。」
ビクビク。身体が無くなりそうで。胸を強く揉んで落ち着いていた。

「ああ、それもなんですよ。こんな真っ黒じゃあ昼間なんて目立って
あははは。ちょっと考えればいいでしょ。ほんと馬鹿。」
マイルズをまっすぐ見て話しかけていた。

「だから、違う。これ解除してくれ。
元に元にだよ。あの美しい肌を見ていない 。
味わってないんだよおおお。ううう。。。あの。あんのお。」
号泣して受付嬢にしがみついて懇願していた。

「わかった。わかったから、ちゃんと話すから。
ちょっと怖いから離れて。真っ黒なのが怖いって。怖いから。」
必死に腕で押し返していた。

「すっごい高い薬か、すっごい魔法使いなら大丈夫ですから。
あ、さっきの銀仮面さんなら、他には。エリカさん。
ほかは、自分で取りに行きます?。このカードだと。無理ですけどね。
どーぞ、無くさないで下さいね。」
ギルドカードを手渡しされていた。

「ありがとう。そうか、あいつらを?
ブルブル。ブルブル。無理無理。ダメだ。。。
仲間に。うーん、どうやっても信じないよな。
自分でかあ。。ランクいくつのモンスター?」

「Aランクですね。まあ、Bは必要ですから無理ですよ普通に。
そういえば、エリカって強いの?パーティ探すから教えてくれる?」

「ああ、俺か?ギルドならAぐらい強いぞ。」

「あははは。わかったわ。じゃあ、Aでいいのね。
じゃあ、。。。ちょうどいいのがいるから行きましょ。
ほらAの実力見せて貰うから行こう。さあ、行きましょう。」
嬉しそうに手を引いて、部屋を連れ出していた。


えりちゃん①
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