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1年生編
我が向かうは博物館
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-side 田島亮-
登校初日の朝から全く落ち着く暇がない。
登校
↓
先生とイチャイチャ
↓
皆の前で号泣、黒歴史残す
↓
隣の席の巨乳美少女と会話、放課後に駅伝部に顔を出すことになる
まだ1限目だぞ。イベント多すぎだろ。一回心を落ち着かせる時間をくれ。
しかしそんな俺の願いは届かない。それどころか、たった今イベントが増えた。現在俺は岬さんから家に来ないかというお誘いを受けているのである。
「やっぱ急に家に誘うなんておかしいよね...」
俺があまりの急展開に驚いて返答に困っていると岬さんが声を掛けてきた。俺の返事が無い事で不安にさせてしまったようだ。
「ごめん、ちょっと驚いてどう反応すればいいか分からなかった。でもそのお誘いは嬉しいな。お邪魔させていただこうかな」
このお誘いは岬さんと距離を縮めるチャンスだ。逃す手はない。
「良かった...じゃあ19:00に裏門で待ち合わせでいいかな...? 補習終わるのが大体18:30くらいだよね...?」
「ん? なんで岬さんが俺の補習のこと知ってるの?」
「パパが教えてくれた...パパ、この学校の理事長なの」
「ああ、なるほどね...え? 理事長?」
どうやら俺は理事長の娘を事故から救ったらしい。衝撃の事実。
「あ、岬さん、そのお誘いの返事は一旦家に連絡してからでいい? 一応母さんから了承をもらっときたい」
「その点は心配しなくていい...さっきパパが田島くんのお母さんに連絡して確認とったらしいから...」
「あ、そうなの? てか母さんいつの間に岬さんのお父さんと連絡先交換してたんだよ...」
「じ、事故の後に仲良くなったらしいよ...」
「なるほどね」
理事長と仲良くなるとかマイマザーのコミュ力高過ぎないか。
母さんのコミュ力に関心していると1限目の終了を告げるチャイムが鳴った。
「じゃあ19:00に裏門行くから」
「うん、わかった」
チャイムが鳴ると岬さんは教室中央にある自分の席へと戻っていった。
「ふぅ...やっと落ち着けるな...」
やっと寝られると思って机に突っ伏そうとする。しかし今度は後ろの席の男子生徒から声を掛けられた。
「亮、お前仁科以外の女子と話すなんて珍しいな。ついにモテ期か?」
「そんなんじゃねえよ。あと名前聞いていいか」
「名前の聞き方雑だな。まあいいや。俺は新島翔。入院中に結構メッセージでやりとりしてただろ?」
「お前が翔か」
翔は入院中に一番SNSでやりとりをしていた友人だ。俺と同じで駅伝の特待生として天明高校に入学したらしい。翔も俺と同様に勉強が出来ないらしく、バカ仲間としてよくつるんでいたそうだ。おそらく翔は記憶喪失以前に1番親しくしていた友人である。ちなみに野郎共と抱き合って号泣してた時、最初に俺の元へ飛び込んできたのはこいつだ。
つーか窓側の前の方に駅伝部固めすぎじゃないか? 隣も駅伝部の仁科だし。柏木ちゃん絶対わざとこの席配置にしただろ。
「なあ亮、俺今になってHRの時泣きまくったの恥ずかしくなってきたんだがお前はどうだ?」
「それ以上その話をしたら殺す」
「なるほど、死ぬほど恥ずかしいんだな」
「やかましいわ。つーか俺らが恥かいた原因の大部分がお前だろ。いきなり飛びついてくるなよ」
「別にいいじゃねえかよ。減るもんじゃないし」
「いや、俺のメンタルがすり減ったわ。瀕死レベルでな」
「相変わらずいいツッコミだな」
「そりゃどうも」
そして翔と特に中身の無い会話をしていると休み時間の終わりを告げるチャイムが鳴った。
「じゃあ、とりあえずこれからもよろしくな」
「おう、よろしく」
俺達は改めて挨拶を交わし、2限目に臨んだ。
----------------------
2限目以降は放課後まで特にイベントは起きなかった。まあ、それが普通なんだけどな。
そして先ほどHRが終わり、放課後を迎えたわけだが俺はまだ帰ることはできない。これから空き教室で補習を受けなければならないのだ。本当に面倒くさい。
「失礼します」
空き教室の扉をノックし、中に入る。するとそこには今朝会った美人教師、すなわち柏木先生がいた。
「おう田島、来たか。では早速補習を始めるぞ。席につけ」
「了解であります」
先生に促されて教室を見回してみる。すると教室の真ん中に一つだけポツンとおいてある机が目に入った。おそらくそこが俺の席なのだろう。
「よっこらせっと」
「よし、席に着いたな。では早速補習を始めるとしよう。今日からミッチリマンツーマンで指導してやるからな!」
「...マウストゥーマウスで指導?」
「マンツーマンで指導だ!! お前わざと間違えただろ!!」
「あはは、田島ジョークですよ先生。さぁ茶番はここまでです。早く始めましょう」
「その茶番を始めたのはお前なんだが...まぁいい。始めるとしよう」
...ちょっと待て、なんだこの状況? 柏木先生と空き教室で二人きりだと...ウヘヘ、もしかして補習ってご褒美なのでは?
「何をニヤニヤしている。今日の補習は古典だ。今日やる内容は54ページからだぞ。さっさと教科書を開け」
「あ、先生一つ質問いいですか?」
「なんだ」
「補習って毎日奈々ちゃん先生が来てくれるんですか?」
「そんなわけないだろ。私は国語担当だぞ。それに私だってそこそこ忙しい。あとその呼び方やめろ」
ちっ、世の中そんなに甘くねえか。でもよく考えると放課後に各科目担当の先生達が俺だけのために時間割いてくれてるっていうのはありがたいことだな。
「では補習を始める。田島、さっそくだが現代語訳の問題だ。『昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりてわろし。』ここを訳してみろ」
「昼になってヌルヌルになった指を火桶に近づけると指が白い灰になっちゃった。ワロス」
「どんな状況だよ。笑い事じゃ無いだろ」
「いいツッコミですね」
「真面目にやりなさい」
案外補習も楽しめそうだ。まあ柏木先生担当の時だけだろうけどな。明日からキツそう。
---------------------------
先ほど補習を終えた俺は駅伝部に顔を出し、事故の後遺症の影響で二度と走れなくなったため、部に残れないことを部員全員の前で伝えた。
その事実を伝えると仁科や翔をはじめとする同級生の部員達は皆泣いていた。そして駅伝部員全員が一人ずつ俺に別れの挨拶をしてくれた。
俺に駅伝部にいた時の記憶はない。でも彼らの暖かさに触れた俺は朝のHRの時と同様に無事涙腺を破壊されてしまった。はは、俺の涙腺はゴブリン並みに弱いのさ。
そして別れの挨拶を済ませた後に俺たちは試合用のユニフォームに着替えて集合写真を撮った。後日現像して俺に渡してくれるらしい。俺の記憶喪失後に初めて手元に残る思い出の記録である。
駅伝部との別れを済ませた俺は岬さんとの待ち合わせ場所である裏門に向かうことにした。やばい、もう約束の時間過ぎてる。駅伝部に長居し過ぎてしまった。
超高速早歩きで裏門へと急ぐ。チクショウ、走れないのってやっぱ不便だわ。
---------------------------
2分ほど早歩きしていると裏門が見えてきた。
...あ、岬さん居た。
「ごめん、岬さん。遅れてしまった」
「全然大丈夫だよ。じゃあ行こうか」
岬さんは朝話した時よりハキハキとした口調になっていたる様子だ。人目が無かったら普通に話せるのだろうか。教室では皆の目があるから話しづらかったってことかな?
まあ、いい。とりあえず出発だ。
「そういや岬さんの家ってどの辺なの?」
「あれ」
岬さんはそう言って裏門から見て道路を挟んで真正面にある博物館のような大きな建物に向けて指をさした。
「え? あれ岬さんの家なの? ていうかあれって家なの?」
どう見ても博物館か美術館にしか見えない。敷地がクソ広い。
「そう。あれが私の家」
マジですか...いや、お父さんが理事長だから金持ちなのはなんとなくわかってたよ? でもまさかこんな漫画に出てくるような家に住んでるとは思わないじゃん?
女の子の家に行くというだけで緊張するのに家のスケールを見てさらに緊張が増した。手汗やべえ...
「田島くん、大丈夫? 顔色悪いよ?」
「だ、大丈夫だよ? じ、じゃあ行こうか」
そして俺は緊張で体が固まっていくのを感じながら目の前の豪邸に向けて足を踏み出した。
登校初日の朝から全く落ち着く暇がない。
登校
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先生とイチャイチャ
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皆の前で号泣、黒歴史残す
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隣の席の巨乳美少女と会話、放課後に駅伝部に顔を出すことになる
まだ1限目だぞ。イベント多すぎだろ。一回心を落ち着かせる時間をくれ。
しかしそんな俺の願いは届かない。それどころか、たった今イベントが増えた。現在俺は岬さんから家に来ないかというお誘いを受けているのである。
「やっぱ急に家に誘うなんておかしいよね...」
俺があまりの急展開に驚いて返答に困っていると岬さんが声を掛けてきた。俺の返事が無い事で不安にさせてしまったようだ。
「ごめん、ちょっと驚いてどう反応すればいいか分からなかった。でもそのお誘いは嬉しいな。お邪魔させていただこうかな」
このお誘いは岬さんと距離を縮めるチャンスだ。逃す手はない。
「良かった...じゃあ19:00に裏門で待ち合わせでいいかな...? 補習終わるのが大体18:30くらいだよね...?」
「ん? なんで岬さんが俺の補習のこと知ってるの?」
「パパが教えてくれた...パパ、この学校の理事長なの」
「ああ、なるほどね...え? 理事長?」
どうやら俺は理事長の娘を事故から救ったらしい。衝撃の事実。
「あ、岬さん、そのお誘いの返事は一旦家に連絡してからでいい? 一応母さんから了承をもらっときたい」
「その点は心配しなくていい...さっきパパが田島くんのお母さんに連絡して確認とったらしいから...」
「あ、そうなの? てか母さんいつの間に岬さんのお父さんと連絡先交換してたんだよ...」
「じ、事故の後に仲良くなったらしいよ...」
「なるほどね」
理事長と仲良くなるとかマイマザーのコミュ力高過ぎないか。
母さんのコミュ力に関心していると1限目の終了を告げるチャイムが鳴った。
「じゃあ19:00に裏門行くから」
「うん、わかった」
チャイムが鳴ると岬さんは教室中央にある自分の席へと戻っていった。
「ふぅ...やっと落ち着けるな...」
やっと寝られると思って机に突っ伏そうとする。しかし今度は後ろの席の男子生徒から声を掛けられた。
「亮、お前仁科以外の女子と話すなんて珍しいな。ついにモテ期か?」
「そんなんじゃねえよ。あと名前聞いていいか」
「名前の聞き方雑だな。まあいいや。俺は新島翔。入院中に結構メッセージでやりとりしてただろ?」
「お前が翔か」
翔は入院中に一番SNSでやりとりをしていた友人だ。俺と同じで駅伝の特待生として天明高校に入学したらしい。翔も俺と同様に勉強が出来ないらしく、バカ仲間としてよくつるんでいたそうだ。おそらく翔は記憶喪失以前に1番親しくしていた友人である。ちなみに野郎共と抱き合って号泣してた時、最初に俺の元へ飛び込んできたのはこいつだ。
つーか窓側の前の方に駅伝部固めすぎじゃないか? 隣も駅伝部の仁科だし。柏木ちゃん絶対わざとこの席配置にしただろ。
「なあ亮、俺今になってHRの時泣きまくったの恥ずかしくなってきたんだがお前はどうだ?」
「それ以上その話をしたら殺す」
「なるほど、死ぬほど恥ずかしいんだな」
「やかましいわ。つーか俺らが恥かいた原因の大部分がお前だろ。いきなり飛びついてくるなよ」
「別にいいじゃねえかよ。減るもんじゃないし」
「いや、俺のメンタルがすり減ったわ。瀕死レベルでな」
「相変わらずいいツッコミだな」
「そりゃどうも」
そして翔と特に中身の無い会話をしていると休み時間の終わりを告げるチャイムが鳴った。
「じゃあ、とりあえずこれからもよろしくな」
「おう、よろしく」
俺達は改めて挨拶を交わし、2限目に臨んだ。
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2限目以降は放課後まで特にイベントは起きなかった。まあ、それが普通なんだけどな。
そして先ほどHRが終わり、放課後を迎えたわけだが俺はまだ帰ることはできない。これから空き教室で補習を受けなければならないのだ。本当に面倒くさい。
「失礼します」
空き教室の扉をノックし、中に入る。するとそこには今朝会った美人教師、すなわち柏木先生がいた。
「おう田島、来たか。では早速補習を始めるぞ。席につけ」
「了解であります」
先生に促されて教室を見回してみる。すると教室の真ん中に一つだけポツンとおいてある机が目に入った。おそらくそこが俺の席なのだろう。
「よっこらせっと」
「よし、席に着いたな。では早速補習を始めるとしよう。今日からミッチリマンツーマンで指導してやるからな!」
「...マウストゥーマウスで指導?」
「マンツーマンで指導だ!! お前わざと間違えただろ!!」
「あはは、田島ジョークですよ先生。さぁ茶番はここまでです。早く始めましょう」
「その茶番を始めたのはお前なんだが...まぁいい。始めるとしよう」
...ちょっと待て、なんだこの状況? 柏木先生と空き教室で二人きりだと...ウヘヘ、もしかして補習ってご褒美なのでは?
「何をニヤニヤしている。今日の補習は古典だ。今日やる内容は54ページからだぞ。さっさと教科書を開け」
「あ、先生一つ質問いいですか?」
「なんだ」
「補習って毎日奈々ちゃん先生が来てくれるんですか?」
「そんなわけないだろ。私は国語担当だぞ。それに私だってそこそこ忙しい。あとその呼び方やめろ」
ちっ、世の中そんなに甘くねえか。でもよく考えると放課後に各科目担当の先生達が俺だけのために時間割いてくれてるっていうのはありがたいことだな。
「では補習を始める。田島、さっそくだが現代語訳の問題だ。『昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりてわろし。』ここを訳してみろ」
「昼になってヌルヌルになった指を火桶に近づけると指が白い灰になっちゃった。ワロス」
「どんな状況だよ。笑い事じゃ無いだろ」
「いいツッコミですね」
「真面目にやりなさい」
案外補習も楽しめそうだ。まあ柏木先生担当の時だけだろうけどな。明日からキツそう。
---------------------------
先ほど補習を終えた俺は駅伝部に顔を出し、事故の後遺症の影響で二度と走れなくなったため、部に残れないことを部員全員の前で伝えた。
その事実を伝えると仁科や翔をはじめとする同級生の部員達は皆泣いていた。そして駅伝部員全員が一人ずつ俺に別れの挨拶をしてくれた。
俺に駅伝部にいた時の記憶はない。でも彼らの暖かさに触れた俺は朝のHRの時と同様に無事涙腺を破壊されてしまった。はは、俺の涙腺はゴブリン並みに弱いのさ。
そして別れの挨拶を済ませた後に俺たちは試合用のユニフォームに着替えて集合写真を撮った。後日現像して俺に渡してくれるらしい。俺の記憶喪失後に初めて手元に残る思い出の記録である。
駅伝部との別れを済ませた俺は岬さんとの待ち合わせ場所である裏門に向かうことにした。やばい、もう約束の時間過ぎてる。駅伝部に長居し過ぎてしまった。
超高速早歩きで裏門へと急ぐ。チクショウ、走れないのってやっぱ不便だわ。
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2分ほど早歩きしていると裏門が見えてきた。
...あ、岬さん居た。
「ごめん、岬さん。遅れてしまった」
「全然大丈夫だよ。じゃあ行こうか」
岬さんは朝話した時よりハキハキとした口調になっていたる様子だ。人目が無かったら普通に話せるのだろうか。教室では皆の目があるから話しづらかったってことかな?
まあ、いい。とりあえず出発だ。
「そういや岬さんの家ってどの辺なの?」
「あれ」
岬さんはそう言って裏門から見て道路を挟んで真正面にある博物館のような大きな建物に向けて指をさした。
「え? あれ岬さんの家なの? ていうかあれって家なの?」
どう見ても博物館か美術館にしか見えない。敷地がクソ広い。
「そう。あれが私の家」
マジですか...いや、お父さんが理事長だから金持ちなのはなんとなくわかってたよ? でもまさかこんな漫画に出てくるような家に住んでるとは思わないじゃん?
女の子の家に行くというだけで緊張するのに家のスケールを見てさらに緊張が増した。手汗やべえ...
「田島くん、大丈夫? 顔色悪いよ?」
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