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8月 3
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先生の説得が終わりカスミを残して廊下に出る面々、誰か女性とすれ違い、そこでルピナスが気づく。
「あれ?ヤマブキ君は?」
「そういえばいないね」
ヒイラギも気づき、アスターが呼んでみる。
「ヤマブキ~どこだ~?」
「あ、終わった?」
ヤマブキが保健室から出てきた。カエデが聞く。
「ヤマブキ、保健室にいたのか?」
「ん、ちょって寝てる友達に逢いにいってた」
ヤマブキが頷くとアスターが思い出しながら口を開く。
「あーあの噂のか?」
「そう、保健室の眠り姫」
「何だそれ?」
またしてもヤマブキは頷くが、カエデは知らないようだ。カエデはウワサ話には全く興味を持たないからだろう。
「俺様も聞いた事はあるな。元々うちの生徒だったんだろ?」
ポトスもあまり興味を持たないタイプだ。アスターも頷く。
「あぁ、ウワサにされる方も気の毒だよな」
「あの七不思議的なのでしょ?空中庭園の少女、音楽室のピアノ。で、保健室の眠り姫」
モミジは好奇心旺盛で情報通だ。
「数年前から見かけない生徒を巡ってそんなウワサが飛び交うようになったんですよね」
ボタンはウワサ話には興味無いが、怖い話が好きなので、興味を持っている。
ルピナスはボタンの話を聞いて怯える。
「えっと・・・怖い話はちょっと・・・」
「話聴いてた!?友達なの!!」
ヤマブキは少し怒っているようだ。
「友達?どういう事だ?」
仲の良いカエデが尋ねても
「もういいよ。行こう」
もうヤマブキは教えてくれなかった。完全にヘソを曲げてしまった。
他のクラスのみんなはもう何も言えなかった。
『・・・・・・』
数日後。寮のダイニングでお昼のざるそばを食べた後、ルピナスは談話室で夏休みの宿題をしていた。そこへモミジが来て、楽しそうに口を開いた。
「ルピナス!今日お祭り行かない!?」
「お祭り・・・え?今日!?」
「そうよ。毎年お盆を過ぎた頃にやってるお祭りなの!」
「近くのショッピングセンターが主催で。駅近くの河川敷で花火を上げたり、盆踊りもやるんです!」
「やたいもいっぱいでるよ!」
ボタンとカスミも集まってきた。
「浴衣で行くと、かなりオマケしてくれるわよ?」
「へ~!この時期にやってるなんて珍しいね」
大抵7月の終わりか8月の頭に集中しているからだ。地元の小学校も中学校も同じような時期にお祭りがあり、電車に乗っているといくつかの駅付近で同じ日に祭り囃子を聞いた事がある。
「元々、お盆で帰って来てるご先祖様をおもてなしするのが起源なんです」
「おてもとし?」
ボタンの説明にカスミが首を傾げた。
「お、も、て、な、し、ですよ?」
ボタンはあのフレーズを完璧に再現した。ボタンも浮かれているのだ。
「お祭りか・・・で、でも浴衣持ってきてないよ・・・?着付けもできないし」
「・・・うふふっ!そういう理由なら、ボタン!」
モミジがパンパンと手をたたくとボタンが何処から出したのかハンガーに掛けた浴衣のラックを取り出した。
「はい!着付けなら任せて下さい!ウチもスポンサーなので、お父様にたくさん借りました!」
「アタシに任せて!ブルベ冬のルピナスにぴったりの浴衣を選んであげるわ!」
あ、海の時と同じ流れだ!今度こそ色の意味を知りたい!!
「真っ青がピッタリよ!」
「紫がお似合いです!!」
「あ、じゃあこれは?紫と青の浴衣」
ルピナスは間を取り、近くにあった浴衣をあてる。本当に良いとは思っていない。2人の反応が見たいのだ。
「ん~、悪くないけど、ルピナスはやっぱり暖色系が一番似合うわね・・・」
「悔しいです・・・」
やはり、かなり強い意味合いがある。能力の色を相手が着る意味が・・・
「なら、小物で青と紫を入れるのは?」
「ルピナス・・・」
「ルピナスさん・・・」
『好き・好きです!!』
モミジとボタンがルピナスに抱きついた。
「カスミもすき~!」
カスミも膝にぎゅうと引っ付いてきた。とても嬉しいけど・・・
「あははっ!私も3人の事大好きだよ。でも、ちょっと暑い・・・」
「・・・何してんの?」
「おしくらまんじゅうか!?」
カエデが引きながら、ポトスは楽しそうに談話室に入って来た。
「カエデ、ポトス?夏祭りの浴衣の話よ~」
「あ~そんな時期か・・・」
「またお土産買って来てあげるわね」
モミジはいつものように言ったが、カエデはそっぽを向いて、少し考えてからポツリと溢した。
「・・・いや、今回は行こうかな」
「・・・カエデ?大丈夫なの?」
「・・・うん、行きたい」
「・・・・・・そう」
モミジはカエデの視線をそっと追った。
「凄い量の浴衣だね。ボタンとこの?」
「はい!皆さんも着ませんか?」
ボタンが今来たヤマブキにも勧めた
「おっ!ルピナス、これ着ろよ!!」
いつの間にかいたアスターは一着の浴衣を手に取り見せてきた。
「アスター君?あ、可愛い!花火柄」
「うん、それ黒地に青も紫もあるし、ピンクが多いし、似合うわ!!」
「はい!とても素敵です!!」
モミジもボタンも賛成した。
「あ、オレこれがいい!」
アスターが選んだのは柔らかい青地に金色の花火柄。赤がポイントで使われていて、アスターに似合いそうだが、金色の花火柄はピンクゴールドのようで、全く違うメーカーだが、2人で着たらお揃いとしか思えない揃いようだ。
「る、ルピナス、蝶々はどう!?」
「麻の葉模様も素敵ですよ!?」
「宝づくし模様と鶴を見つけたぞ!」
「矢の柄、素敵だよ」
「・・・チェック柄どう?」
モミジもボタンもポトスもカエデもヤマブキも柄をプッシュしてきた。
あ、やっぱりデジャブ・・・
「ん?このひまわりの髪飾り可愛い!赤い紐と鈴が着いてる!これ着けたい!」
ボタンの持ってきた物には小物もあり、ルピナスは一目で気に入った。動かすとチリンチリンと音が鳴る。
「夏だし、花火とひまわりは合うんじゃないか?」
アスターが提案したらルピナスはにっこりと笑った。
「うん!やっぱりその花火の浴衣がいい!!」
『・・・・・・・・・・・・!!!!!』
ヒイラギとカスミ以外のみんながガッカリしている。
「あれ?ヤマブキ君は?」
「そういえばいないね」
ヒイラギも気づき、アスターが呼んでみる。
「ヤマブキ~どこだ~?」
「あ、終わった?」
ヤマブキが保健室から出てきた。カエデが聞く。
「ヤマブキ、保健室にいたのか?」
「ん、ちょって寝てる友達に逢いにいってた」
ヤマブキが頷くとアスターが思い出しながら口を開く。
「あーあの噂のか?」
「そう、保健室の眠り姫」
「何だそれ?」
またしてもヤマブキは頷くが、カエデは知らないようだ。カエデはウワサ話には全く興味を持たないからだろう。
「俺様も聞いた事はあるな。元々うちの生徒だったんだろ?」
ポトスもあまり興味を持たないタイプだ。アスターも頷く。
「あぁ、ウワサにされる方も気の毒だよな」
「あの七不思議的なのでしょ?空中庭園の少女、音楽室のピアノ。で、保健室の眠り姫」
モミジは好奇心旺盛で情報通だ。
「数年前から見かけない生徒を巡ってそんなウワサが飛び交うようになったんですよね」
ボタンはウワサ話には興味無いが、怖い話が好きなので、興味を持っている。
ルピナスはボタンの話を聞いて怯える。
「えっと・・・怖い話はちょっと・・・」
「話聴いてた!?友達なの!!」
ヤマブキは少し怒っているようだ。
「友達?どういう事だ?」
仲の良いカエデが尋ねても
「もういいよ。行こう」
もうヤマブキは教えてくれなかった。完全にヘソを曲げてしまった。
他のクラスのみんなはもう何も言えなかった。
『・・・・・・』
数日後。寮のダイニングでお昼のざるそばを食べた後、ルピナスは談話室で夏休みの宿題をしていた。そこへモミジが来て、楽しそうに口を開いた。
「ルピナス!今日お祭り行かない!?」
「お祭り・・・え?今日!?」
「そうよ。毎年お盆を過ぎた頃にやってるお祭りなの!」
「近くのショッピングセンターが主催で。駅近くの河川敷で花火を上げたり、盆踊りもやるんです!」
「やたいもいっぱいでるよ!」
ボタンとカスミも集まってきた。
「浴衣で行くと、かなりオマケしてくれるわよ?」
「へ~!この時期にやってるなんて珍しいね」
大抵7月の終わりか8月の頭に集中しているからだ。地元の小学校も中学校も同じような時期にお祭りがあり、電車に乗っているといくつかの駅付近で同じ日に祭り囃子を聞いた事がある。
「元々、お盆で帰って来てるご先祖様をおもてなしするのが起源なんです」
「おてもとし?」
ボタンの説明にカスミが首を傾げた。
「お、も、て、な、し、ですよ?」
ボタンはあのフレーズを完璧に再現した。ボタンも浮かれているのだ。
「お祭りか・・・で、でも浴衣持ってきてないよ・・・?着付けもできないし」
「・・・うふふっ!そういう理由なら、ボタン!」
モミジがパンパンと手をたたくとボタンが何処から出したのかハンガーに掛けた浴衣のラックを取り出した。
「はい!着付けなら任せて下さい!ウチもスポンサーなので、お父様にたくさん借りました!」
「アタシに任せて!ブルベ冬のルピナスにぴったりの浴衣を選んであげるわ!」
あ、海の時と同じ流れだ!今度こそ色の意味を知りたい!!
「真っ青がピッタリよ!」
「紫がお似合いです!!」
「あ、じゃあこれは?紫と青の浴衣」
ルピナスは間を取り、近くにあった浴衣をあてる。本当に良いとは思っていない。2人の反応が見たいのだ。
「ん~、悪くないけど、ルピナスはやっぱり暖色系が一番似合うわね・・・」
「悔しいです・・・」
やはり、かなり強い意味合いがある。能力の色を相手が着る意味が・・・
「なら、小物で青と紫を入れるのは?」
「ルピナス・・・」
「ルピナスさん・・・」
『好き・好きです!!』
モミジとボタンがルピナスに抱きついた。
「カスミもすき~!」
カスミも膝にぎゅうと引っ付いてきた。とても嬉しいけど・・・
「あははっ!私も3人の事大好きだよ。でも、ちょっと暑い・・・」
「・・・何してんの?」
「おしくらまんじゅうか!?」
カエデが引きながら、ポトスは楽しそうに談話室に入って来た。
「カエデ、ポトス?夏祭りの浴衣の話よ~」
「あ~そんな時期か・・・」
「またお土産買って来てあげるわね」
モミジはいつものように言ったが、カエデはそっぽを向いて、少し考えてからポツリと溢した。
「・・・いや、今回は行こうかな」
「・・・カエデ?大丈夫なの?」
「・・・うん、行きたい」
「・・・・・・そう」
モミジはカエデの視線をそっと追った。
「凄い量の浴衣だね。ボタンとこの?」
「はい!皆さんも着ませんか?」
ボタンが今来たヤマブキにも勧めた
「おっ!ルピナス、これ着ろよ!!」
いつの間にかいたアスターは一着の浴衣を手に取り見せてきた。
「アスター君?あ、可愛い!花火柄」
「うん、それ黒地に青も紫もあるし、ピンクが多いし、似合うわ!!」
「はい!とても素敵です!!」
モミジもボタンも賛成した。
「あ、オレこれがいい!」
アスターが選んだのは柔らかい青地に金色の花火柄。赤がポイントで使われていて、アスターに似合いそうだが、金色の花火柄はピンクゴールドのようで、全く違うメーカーだが、2人で着たらお揃いとしか思えない揃いようだ。
「る、ルピナス、蝶々はどう!?」
「麻の葉模様も素敵ですよ!?」
「宝づくし模様と鶴を見つけたぞ!」
「矢の柄、素敵だよ」
「・・・チェック柄どう?」
モミジもボタンもポトスもカエデもヤマブキも柄をプッシュしてきた。
あ、やっぱりデジャブ・・・
「ん?このひまわりの髪飾り可愛い!赤い紐と鈴が着いてる!これ着けたい!」
ボタンの持ってきた物には小物もあり、ルピナスは一目で気に入った。動かすとチリンチリンと音が鳴る。
「夏だし、花火とひまわりは合うんじゃないか?」
アスターが提案したらルピナスはにっこりと笑った。
「うん!やっぱりその花火の浴衣がいい!!」
『・・・・・・・・・・・・!!!!!』
ヒイラギとカスミ以外のみんながガッカリしている。
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