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◇同居までのetc
「あの光景?」*優月
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「まあでもあれだよね」
春さんが笑いながらオレを見つめる。
「噂がどんなでも、優月くんは違うのを知ってて、好きなんだからいいのかもね」
そう言われて、少し考えてから、オレも自然と笑顔になる。
「そうですね。こうして心配かけちゃうと困るんですけど……でもオレは、玲央が今どういう感じで居てくれてるか分かってるし信じてるので」
「なら問題ないのかも。オレも、もう心配しないから」
「はい」
「じゃそろそろ行こうか。優月くん、授業あるでしょ?」
「春さんは?」
「オレはもうゼミの教授のとこも行ってきたから、帰るだけ」
「あ、そうなんですね」
春さんが立ち上がったので、オレも一緒に立ち上がって、鞄を持つ。
「卒論ですか?」
「そうそう。テーマはもう大体決まってるんだけどね」
「どんなのするんですか?」
話しながらレジの前につくと、春さんが伝票を差し出した。
「今日はおごるよ。余計な心配しちゃって困らせたから」
そう言って、もう完全に背中でガードされてしまう。
「いこ」
支払いを終えた春さんが、自動ドアから先に出ていく。後をついて、外に出てから春さんに並んだ。
「むしろオレのほうが春さんに心配かけたのに……」
「いいのいいの。たまにだしさ。弟くんに奢らせてよ」
「ごちそうさまです。今度お礼しますね」
そう言ったら、春さんがクスクス笑った。
「うん。そうだね。またご飯食べようよ、引っ越す前に……なんなら、神月くんも一緒でもいいよ」
「良いんですか?」
そう言うと、春さんはクスクス笑って、「彼がイイって言うならね?」と言う。
なんとなく、最近の玲央だと、良いって言いそうな気がするんだけどな。
「また連絡しますね」
「うん。次どこの教室?」
「四号館です」
「あぁ、じゃあ通り道だから一緒にいこ」
「はい」
また卒論の話を聞きながら、校舎の方に向かう。
「じゃあ優月くん、授業頑張って」
「はーい。ありがとうございました」
「うん、またね」
はい、と笑顔で頷いた時。春さんの向こうの方に、玲央を発見。
「あ」
「ん?」
「あ、すみません、玲央が居たので」
春さんが振り返って、ああ、と笑う。
「ほんとに目立つねぇ……」
しみじみ言いながら笑うので、ですよね、とオレも笑ってしまう。
「じゃ、優月くん、またね」
「はい、また!」
春さんを見送ってから、玲央の方に目を向けると、玲央も気づいてくれてたみたいで、一緒に居た人に何か言って、こっちに向かってくれるところだった。
「玲央」
嬉しいな、約束しなくても会えるの。
駆け寄って、すぐそばに立ち止まって見上げると、玲央がクスクス笑ってオレを見つめる。
「もうほんと可愛いな」
「え」
出会って開口一番、それは恥ずかしいな……と焦ってると。
「今のって、隣の人? 春さん?」
玲央が笑いながら、そう言った。
「あ、うん。ちょっと話してたの。後で話すね?」
「ああ。分かった。あと二コマ、頑張ろうな」
「うん!」
「寝るなよな?」
クスクス笑いながら、頭、撫でられる。
「寝ないよー」
言いながらも、触れた手が嬉しくて、ふふ、と笑う。
じゃあな、と笑う玲央と別れて、三限の教室に。
玲央に会えるだけで、テンションがめちゃくちゃあがる。嬉しいなぁ。
どんな栄養剤よりも、効く気がする。……って、オレ、栄養剤まだ飲んだこと無いけど。でも玲央といたら、要らなそう。
なんて、楽しく考えながら歩いて、三限の教室に着いた。
スマホが震えたので、取りだすと、春さんで。開くと。
『毎日一番人が多い、お昼時、神月くんと、正門前で待ち合わせするっていうのはどう?』
と入っていた。
「????」
なんだろ、と思って、どういう意味ですか??と聞いたら。
『多分、あの光景を見せてたら、噂なんてすぐ消えて、別の噂が蔓延すると思うんだよね。神月くんが溺愛中、とか』
そんなメッセージとともに、クスクス笑ってる感のスタンプが入ってきた。
「――――……」
あの光景って。さっき、オレ、そんな何かしたかな。喜んで駆け寄ったから?? 撫でられてたの見られたかな……?
なんて返事したら……。
えーと…… ん。授業の後にしよ。
何だかちょっと赤面しつつ。
スマホを、ポケットにしまった。
(2023/9/21)
後書き♡
前々回にかいてた後書きまだ残ってます(*´艸`*)💦
後書き楽しみって言ってくださる方たちがいらして嬉しかったので、
どこかに残しちゃおうかなっとか考えてたらそのままに……(笑)
あ、でも、後書きは基本、小説の下には残さないことにしてるので消しますが。(前に書いてたやつは残っちゃってるのもあるかもですが、いつか消すつもり)
消す理由は、なんとなく、小説読んだらそのまま、小説気分で一ページ終わりでいいかなあと思うから。
それでもここにたまに書くのは、その日にピンポイントで伝えたいことがある時なので、その日が終わったら、もう消していいかなあーというのがほとんどで。
ブログに後書きを書けばいいのかなあ。そしたら見たい方だけが開くかなあとか。Twitterで更新しましたーと一緒に後書き書こうかなあとか、色々ぼんやり考えながら、ちょっと放置で、今どーしてもやりたいことをせっせとやっております。
とりあえず、そんな感じで後書きのことは考えています。
後書き楽しい、とか言ってくださった皆さん、ありがとうでした(*´艸`*)💖
ここも少しで消すかうつすか考えます。
春さんが笑いながらオレを見つめる。
「噂がどんなでも、優月くんは違うのを知ってて、好きなんだからいいのかもね」
そう言われて、少し考えてから、オレも自然と笑顔になる。
「そうですね。こうして心配かけちゃうと困るんですけど……でもオレは、玲央が今どういう感じで居てくれてるか分かってるし信じてるので」
「なら問題ないのかも。オレも、もう心配しないから」
「はい」
「じゃそろそろ行こうか。優月くん、授業あるでしょ?」
「春さんは?」
「オレはもうゼミの教授のとこも行ってきたから、帰るだけ」
「あ、そうなんですね」
春さんが立ち上がったので、オレも一緒に立ち上がって、鞄を持つ。
「卒論ですか?」
「そうそう。テーマはもう大体決まってるんだけどね」
「どんなのするんですか?」
話しながらレジの前につくと、春さんが伝票を差し出した。
「今日はおごるよ。余計な心配しちゃって困らせたから」
そう言って、もう完全に背中でガードされてしまう。
「いこ」
支払いを終えた春さんが、自動ドアから先に出ていく。後をついて、外に出てから春さんに並んだ。
「むしろオレのほうが春さんに心配かけたのに……」
「いいのいいの。たまにだしさ。弟くんに奢らせてよ」
「ごちそうさまです。今度お礼しますね」
そう言ったら、春さんがクスクス笑った。
「うん。そうだね。またご飯食べようよ、引っ越す前に……なんなら、神月くんも一緒でもいいよ」
「良いんですか?」
そう言うと、春さんはクスクス笑って、「彼がイイって言うならね?」と言う。
なんとなく、最近の玲央だと、良いって言いそうな気がするんだけどな。
「また連絡しますね」
「うん。次どこの教室?」
「四号館です」
「あぁ、じゃあ通り道だから一緒にいこ」
「はい」
また卒論の話を聞きながら、校舎の方に向かう。
「じゃあ優月くん、授業頑張って」
「はーい。ありがとうございました」
「うん、またね」
はい、と笑顔で頷いた時。春さんの向こうの方に、玲央を発見。
「あ」
「ん?」
「あ、すみません、玲央が居たので」
春さんが振り返って、ああ、と笑う。
「ほんとに目立つねぇ……」
しみじみ言いながら笑うので、ですよね、とオレも笑ってしまう。
「じゃ、優月くん、またね」
「はい、また!」
春さんを見送ってから、玲央の方に目を向けると、玲央も気づいてくれてたみたいで、一緒に居た人に何か言って、こっちに向かってくれるところだった。
「玲央」
嬉しいな、約束しなくても会えるの。
駆け寄って、すぐそばに立ち止まって見上げると、玲央がクスクス笑ってオレを見つめる。
「もうほんと可愛いな」
「え」
出会って開口一番、それは恥ずかしいな……と焦ってると。
「今のって、隣の人? 春さん?」
玲央が笑いながら、そう言った。
「あ、うん。ちょっと話してたの。後で話すね?」
「ああ。分かった。あと二コマ、頑張ろうな」
「うん!」
「寝るなよな?」
クスクス笑いながら、頭、撫でられる。
「寝ないよー」
言いながらも、触れた手が嬉しくて、ふふ、と笑う。
じゃあな、と笑う玲央と別れて、三限の教室に。
玲央に会えるだけで、テンションがめちゃくちゃあがる。嬉しいなぁ。
どんな栄養剤よりも、効く気がする。……って、オレ、栄養剤まだ飲んだこと無いけど。でも玲央といたら、要らなそう。
なんて、楽しく考えながら歩いて、三限の教室に着いた。
スマホが震えたので、取りだすと、春さんで。開くと。
『毎日一番人が多い、お昼時、神月くんと、正門前で待ち合わせするっていうのはどう?』
と入っていた。
「????」
なんだろ、と思って、どういう意味ですか??と聞いたら。
『多分、あの光景を見せてたら、噂なんてすぐ消えて、別の噂が蔓延すると思うんだよね。神月くんが溺愛中、とか』
そんなメッセージとともに、クスクス笑ってる感のスタンプが入ってきた。
「――――……」
あの光景って。さっき、オレ、そんな何かしたかな。喜んで駆け寄ったから?? 撫でられてたの見られたかな……?
なんて返事したら……。
えーと…… ん。授業の後にしよ。
何だかちょっと赤面しつつ。
スマホを、ポケットにしまった。
(2023/9/21)
後書き♡
前々回にかいてた後書きまだ残ってます(*´艸`*)💦
後書き楽しみって言ってくださる方たちがいらして嬉しかったので、
どこかに残しちゃおうかなっとか考えてたらそのままに……(笑)
あ、でも、後書きは基本、小説の下には残さないことにしてるので消しますが。(前に書いてたやつは残っちゃってるのもあるかもですが、いつか消すつもり)
消す理由は、なんとなく、小説読んだらそのまま、小説気分で一ページ終わりでいいかなあと思うから。
それでもここにたまに書くのは、その日にピンポイントで伝えたいことがある時なので、その日が終わったら、もう消していいかなあーというのがほとんどで。
ブログに後書きを書けばいいのかなあ。そしたら見たい方だけが開くかなあとか。Twitterで更新しましたーと一緒に後書き書こうかなあとか、色々ぼんやり考えながら、ちょっと放置で、今どーしてもやりたいことをせっせとやっております。
とりあえず、そんな感じで後書きのことは考えています。
後書き楽しい、とか言ってくださった皆さん、ありがとうでした(*´艸`*)💖
ここも少しで消すかうつすか考えます。
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