7 / 822
◇出逢い
「興味深い」*玲央
しおりを挟む
ぽけ、とした顔で、ひたすら見上げてくる瞳に。
何か言わないといけない気がして。
「……悪い――――……なんかあんまり無邪気に猫と戯れてるから」
「……え?」
「……感じたらどーなんのかなって、すっげえ、興味が湧いて……」
……つい、思った通りに口にしたら。
びっくりした顔で、じっと見つめてくる。
「……そんな顔、すんだな……」
キスした時の顔は――――……もっと、乱したいと、思う位。
ふ、と笑って、その頬に触れてみる。
さっきも思ったけど――――……なんか、柔らかい。
「なあ――――……オレと寝てみない?」
もっと触れてみたい。
じ、とまっすぐな瞳を見つめ返す。
たぶん、寝る、という単語を理解した瞬間に、また赤くなって。
ただ一生懸命見上げてくるのが、何だか。
――――……なんだか……すごく……。
「正直、好みのタイプじゃねえんだけど……」
「……っ」
思わず言ってしまった言葉に、なんかものすごく複雑そうな顔をしてる。
素直……。
――――……なんか、ものすごく、素直。
「キスしてそんな顔されると……すげえ興味ある」
まっすぐすぎるその瞳に笑ってしまいながら、その頬に触れる。何をしても、ただひたすらに、見上げてくるその瞳から、何だか目が離せない。
また、ふ、と笑ってしまう。
「……何で、お前、何も言わねえの?」
表情は色々変わるから、きっと何かすごく思ってるんだろうけど。
言葉には何も出てこないので、そう聞いてみた。すると。
「――――……びっくり、して」
掠れた声で、それだけ、呟く。
びっくりしすぎて、何も言えないのか、と思うと。
何だかすごく優しい気分になって、その顔を、見つめていると。
「……い、いつも……こんなこと、してるの?」
急にそんな質問。
「ん? こんなことって?」
「会って、ちょっとで、こんなこと……」
会ってちょっとで――――……。
まあ、正直しなくもないな。
会う場所がクラブとかなら。で、お互い同意なら、あるけど。
ただ、こんなところで、望んでもない、こんな普通の男相手には……。
……間違いなく、しない。
「んー……こんな所で、こんな風にはしたことねーな。完全に合意の、してほしそうな奴にしかしないんだけど……」
「……っ――――……じゃ、なんで、オレに……」
そう聞かれると。もう、答えは、一つしかない。
「……悪い。ほんとに、わかんねえ。 すっげえ興味が湧いたとしか……
びっくりさせて、ごめんな」
興味が湧いた。
キスしたらどうなるのか。感じたら、どう乱れるのか。
あとは――――……何だかこいつ自身というのか……。
とにかく、何にしても、「興味」。
そっと、またその頬に触れる。すり、とわざとくすぐったいように触れると、思い通りの反応。体が小さく震えた。
――――…感じやすそう。
もっと、触ってみたい。
「……なあ、どうする?」
「……どうするって?」
「――――……オレと寝てみる?」
「――――……」
びっくりした顔。
その後、視線を少し彷徨わせて、色々考えてるらしいので、待っていると。
「……会ったばっかり……だし」
そう言われた。
――――……なるほど…そうだよな。
そういうことするまでに、時間を費やしたいタイプだよな。
……まあ完全に、そうだろうと分かるけど……。
「――――……こういうのってさ、感覚だから、したいかどうかなんてすぐ分かると思うけど。 無理な奴はどんなに会ったって、無理」
そう言うと、特に反論はないのか、黙ってしまった。
「お前は? ――――……オレ、無理?」
――――……無理じゃないって、言えよ。
そんな風に思いながら、その瞳をまっすぐに見つめた。
「……オレはもっと触りたいんだけど」
その頬から首に、す、と触れた。
ぴく、と反応して。 それからすぐに、また赤くなって。
「……オレそもそも、男……」
そう言われたけれど。
「全然問題ないけど」
すぐにそう返した。すると。
「オレ……無理だと……思う」
すごく、間を開けながら、そう言う。
――――…まあ。
男が無理っつーなら、無理か……。
無理強いしても、そこはしょうがねえな……。
残念。すげえ、抱いてみたかったのに。
思いながらも、そっと、触れていた手を離した。
「――――……無理なら仕方ないな」
もう少し――――…… 笑顔を、見たかった気がした。
気持ちよさそうな顔も、させてみたかった。
手を、離した瞬間。
なんでなのか――――……ものすごい、喪失感。
なんでだ? こんな、出会ったばかりの、男に対して。
いまいち自分の感情が、良く分からない。
それでも、こんなところで、しつこくする訳にはいかない。
「キスしてごめんな。忘れて」
そう言って、もう、離れてしまおうとした。
側に居ると、触れたくなりそうで。
そいつから視線を外して、歩き出して離れようとした瞬間。
「――――……待っ、て……」
手を、掴まれた。
「――――……なに?」
手を掴まれたまま、振り返ると。
何だか一生懸命な顔。その瞳を見つめ返す。
「……オレ」
「―――……?」
「オレ、あんたと……一緒に――――……居たい、かも……」
「……は?」
その言葉に、少し驚く。
オレと。
一緒に居たい。 かも?
――――……一緒に居たいって。
寝れるか聞いたけど――――……。
一緒に居たいっていう返事が、返ってきた。
「……なに? 一緒に居たいって」
「――――……わかん、ない」
「……キスが、良かった?とか?」
思いつくまま聞いてみると、小さく首を振る。
「ていうか、忘れてって……そんな簡単に、忘れられないし……」
「――――……?」
「キス、忘れろって、言われても、無理……」
「……良くて??」
忘れられないって、なんで?
不思議に思って、そう聞くと。
「だって……キス、初めてだった、し……」
「え」
「――――……」
衝撃発言に、固まる。
「……ファーストキスだったのか?」
「……うん」
「え、ほんとに?」
驚いて、確認で聞いてると。 恥ずかしそうに、赤くなる。
「……マジか……」
と呟いてしまう。
居るのか、大学2年にもなって、キスが初めての男なんて。
――――……別に顔が悪い訳でもねえし、なんで?
ていうか。
ファーストキスを奪ったオレと、一緒に居たいって。
なんなんだろう。
「――――……んーと。……それで?」
「……え?」
「……一緒に居たいっていうのは、なに?」
そう聞くと、また困ったように黙る。
その顔を見ていたら、もう一度確認したくて。
「……ていうかお前、ほんとにキス初めてだったの?」
「……うん」
まあ……こんな嘘はつかないだろうけど。
……この年でファーストキス、まだだった奴に……。
抵抗なかったとは言え、戸惑う間もほとんど与えずキスしてしまった。
……まずったな。
さすがに少し反省していたら。
急に、クスっと笑われて。
「――――……? なに?」
このタイミングで、なんで、笑う?
そう聞いたら。
「……ちょっと、悪かったと、思ってる?」
「――――……まあ」
そう答えると、そいつは、何だかすごく、穏やかに、柔らかく、ふふ、と微笑んだ。
「……お前、名前、なに?」
「……優月。優しいに月って書く」
「優月、か。――――……オレ、玲央でいいよ」
「れお……」
唱えるみたいに、オレの名前を口にしてる優月を、じっと見つめる。
「……なあ、優月」
「……?」
見上げてきた優月に。
「――――……もっかい、キスする?」
「……?」
「……ファーストキス。ちゃんとやりなおす?」
「――――……」
してしまったものは、もうどうにもできない。
けど、嫌じゃないなら。
ちゃんとキス、しなおすのもありかなと思って、聞いてみた。
優月は、じ、とオレの顔を見つめていたけれど。
不意に、ふ、と、瞳が緩んで、くすっと笑う。
なんかオレ――――……。
こいつの、この笑い方。
なんか……もっと見ていたい、かも――――……。
「……別に、いい。やり直さなくて」
「ん?」
「……やじゃなかったから、殴んなかったし」
「――――……嫌だったら、殴ったの?」
「……当たり前じゃん」
――――……意外。 嫌だったなら、殴ったんだ。
そう思うと、思わず笑ってしまった。
「――――……じゃ、やり直さなくていっか」
「うん……でも」
「……でも?」
「……玲央とキスは……したい気がする」
「――――……ふうん?」
キスしたい、なんて。
言うんだ。
さっきのが、初めてだった奴が。
ふーん……。面白い。
なんか、ますます。
――――……興味深い、というか。
何なんだろう、これは。
見つめてると、優月は何も答えず、じっと見つめてくるだけで。
「……オレとしたいの、キスだけ?」
そう聞くと、優月は、瞬きを繰り返して。
かあっと、また赤くなる。
肌が白いから、赤くなると――――……目立つ。
と、その時。
急にポケットのスマホが震えた。
あ。やべ。
そうだ。練習遅刻しそうだからって、車で送ってもらったんだから。
もう完全に遅刻だ。
無視する訳にもいかず、スマホを見ると、案の定、バンドのメンバーから。
「もしもし――――……」
「玲央、いまどこだよ、15分遅刻だよ!」
「……ああ、つか、もう着いてんだけど……ちょっと途中で……」
「いーから早く来て」
「……分かった、今から行くって」
それだけ言うと、電話を切る。
じっと見つめてくる優月に、視線を向けて。
「バンド仲間から呼び出し。練習だから、行かねえと……」
「あ……うん」
なんか色々話がつくまで、ここに居たかったけど。
「……優月。キスしても、いい?」
ぐい、と引き寄せて、返答を待っていると。
息を飲んだみたいに、優月は黙って。
それから、しばらくして、うん、と頷いた。
何か言わないといけない気がして。
「……悪い――――……なんかあんまり無邪気に猫と戯れてるから」
「……え?」
「……感じたらどーなんのかなって、すっげえ、興味が湧いて……」
……つい、思った通りに口にしたら。
びっくりした顔で、じっと見つめてくる。
「……そんな顔、すんだな……」
キスした時の顔は――――……もっと、乱したいと、思う位。
ふ、と笑って、その頬に触れてみる。
さっきも思ったけど――――……なんか、柔らかい。
「なあ――――……オレと寝てみない?」
もっと触れてみたい。
じ、とまっすぐな瞳を見つめ返す。
たぶん、寝る、という単語を理解した瞬間に、また赤くなって。
ただ一生懸命見上げてくるのが、何だか。
――――……なんだか……すごく……。
「正直、好みのタイプじゃねえんだけど……」
「……っ」
思わず言ってしまった言葉に、なんかものすごく複雑そうな顔をしてる。
素直……。
――――……なんか、ものすごく、素直。
「キスしてそんな顔されると……すげえ興味ある」
まっすぐすぎるその瞳に笑ってしまいながら、その頬に触れる。何をしても、ただひたすらに、見上げてくるその瞳から、何だか目が離せない。
また、ふ、と笑ってしまう。
「……何で、お前、何も言わねえの?」
表情は色々変わるから、きっと何かすごく思ってるんだろうけど。
言葉には何も出てこないので、そう聞いてみた。すると。
「――――……びっくり、して」
掠れた声で、それだけ、呟く。
びっくりしすぎて、何も言えないのか、と思うと。
何だかすごく優しい気分になって、その顔を、見つめていると。
「……い、いつも……こんなこと、してるの?」
急にそんな質問。
「ん? こんなことって?」
「会って、ちょっとで、こんなこと……」
会ってちょっとで――――……。
まあ、正直しなくもないな。
会う場所がクラブとかなら。で、お互い同意なら、あるけど。
ただ、こんなところで、望んでもない、こんな普通の男相手には……。
……間違いなく、しない。
「んー……こんな所で、こんな風にはしたことねーな。完全に合意の、してほしそうな奴にしかしないんだけど……」
「……っ――――……じゃ、なんで、オレに……」
そう聞かれると。もう、答えは、一つしかない。
「……悪い。ほんとに、わかんねえ。 すっげえ興味が湧いたとしか……
びっくりさせて、ごめんな」
興味が湧いた。
キスしたらどうなるのか。感じたら、どう乱れるのか。
あとは――――……何だかこいつ自身というのか……。
とにかく、何にしても、「興味」。
そっと、またその頬に触れる。すり、とわざとくすぐったいように触れると、思い通りの反応。体が小さく震えた。
――――…感じやすそう。
もっと、触ってみたい。
「……なあ、どうする?」
「……どうするって?」
「――――……オレと寝てみる?」
「――――……」
びっくりした顔。
その後、視線を少し彷徨わせて、色々考えてるらしいので、待っていると。
「……会ったばっかり……だし」
そう言われた。
――――……なるほど…そうだよな。
そういうことするまでに、時間を費やしたいタイプだよな。
……まあ完全に、そうだろうと分かるけど……。
「――――……こういうのってさ、感覚だから、したいかどうかなんてすぐ分かると思うけど。 無理な奴はどんなに会ったって、無理」
そう言うと、特に反論はないのか、黙ってしまった。
「お前は? ――――……オレ、無理?」
――――……無理じゃないって、言えよ。
そんな風に思いながら、その瞳をまっすぐに見つめた。
「……オレはもっと触りたいんだけど」
その頬から首に、す、と触れた。
ぴく、と反応して。 それからすぐに、また赤くなって。
「……オレそもそも、男……」
そう言われたけれど。
「全然問題ないけど」
すぐにそう返した。すると。
「オレ……無理だと……思う」
すごく、間を開けながら、そう言う。
――――…まあ。
男が無理っつーなら、無理か……。
無理強いしても、そこはしょうがねえな……。
残念。すげえ、抱いてみたかったのに。
思いながらも、そっと、触れていた手を離した。
「――――……無理なら仕方ないな」
もう少し――――…… 笑顔を、見たかった気がした。
気持ちよさそうな顔も、させてみたかった。
手を、離した瞬間。
なんでなのか――――……ものすごい、喪失感。
なんでだ? こんな、出会ったばかりの、男に対して。
いまいち自分の感情が、良く分からない。
それでも、こんなところで、しつこくする訳にはいかない。
「キスしてごめんな。忘れて」
そう言って、もう、離れてしまおうとした。
側に居ると、触れたくなりそうで。
そいつから視線を外して、歩き出して離れようとした瞬間。
「――――……待っ、て……」
手を、掴まれた。
「――――……なに?」
手を掴まれたまま、振り返ると。
何だか一生懸命な顔。その瞳を見つめ返す。
「……オレ」
「―――……?」
「オレ、あんたと……一緒に――――……居たい、かも……」
「……は?」
その言葉に、少し驚く。
オレと。
一緒に居たい。 かも?
――――……一緒に居たいって。
寝れるか聞いたけど――――……。
一緒に居たいっていう返事が、返ってきた。
「……なに? 一緒に居たいって」
「――――……わかん、ない」
「……キスが、良かった?とか?」
思いつくまま聞いてみると、小さく首を振る。
「ていうか、忘れてって……そんな簡単に、忘れられないし……」
「――――……?」
「キス、忘れろって、言われても、無理……」
「……良くて??」
忘れられないって、なんで?
不思議に思って、そう聞くと。
「だって……キス、初めてだった、し……」
「え」
「――――……」
衝撃発言に、固まる。
「……ファーストキスだったのか?」
「……うん」
「え、ほんとに?」
驚いて、確認で聞いてると。 恥ずかしそうに、赤くなる。
「……マジか……」
と呟いてしまう。
居るのか、大学2年にもなって、キスが初めての男なんて。
――――……別に顔が悪い訳でもねえし、なんで?
ていうか。
ファーストキスを奪ったオレと、一緒に居たいって。
なんなんだろう。
「――――……んーと。……それで?」
「……え?」
「……一緒に居たいっていうのは、なに?」
そう聞くと、また困ったように黙る。
その顔を見ていたら、もう一度確認したくて。
「……ていうかお前、ほんとにキス初めてだったの?」
「……うん」
まあ……こんな嘘はつかないだろうけど。
……この年でファーストキス、まだだった奴に……。
抵抗なかったとは言え、戸惑う間もほとんど与えずキスしてしまった。
……まずったな。
さすがに少し反省していたら。
急に、クスっと笑われて。
「――――……? なに?」
このタイミングで、なんで、笑う?
そう聞いたら。
「……ちょっと、悪かったと、思ってる?」
「――――……まあ」
そう答えると、そいつは、何だかすごく、穏やかに、柔らかく、ふふ、と微笑んだ。
「……お前、名前、なに?」
「……優月。優しいに月って書く」
「優月、か。――――……オレ、玲央でいいよ」
「れお……」
唱えるみたいに、オレの名前を口にしてる優月を、じっと見つめる。
「……なあ、優月」
「……?」
見上げてきた優月に。
「――――……もっかい、キスする?」
「……?」
「……ファーストキス。ちゃんとやりなおす?」
「――――……」
してしまったものは、もうどうにもできない。
けど、嫌じゃないなら。
ちゃんとキス、しなおすのもありかなと思って、聞いてみた。
優月は、じ、とオレの顔を見つめていたけれど。
不意に、ふ、と、瞳が緩んで、くすっと笑う。
なんかオレ――――……。
こいつの、この笑い方。
なんか……もっと見ていたい、かも――――……。
「……別に、いい。やり直さなくて」
「ん?」
「……やじゃなかったから、殴んなかったし」
「――――……嫌だったら、殴ったの?」
「……当たり前じゃん」
――――……意外。 嫌だったなら、殴ったんだ。
そう思うと、思わず笑ってしまった。
「――――……じゃ、やり直さなくていっか」
「うん……でも」
「……でも?」
「……玲央とキスは……したい気がする」
「――――……ふうん?」
キスしたい、なんて。
言うんだ。
さっきのが、初めてだった奴が。
ふーん……。面白い。
なんか、ますます。
――――……興味深い、というか。
何なんだろう、これは。
見つめてると、優月は何も答えず、じっと見つめてくるだけで。
「……オレとしたいの、キスだけ?」
そう聞くと、優月は、瞬きを繰り返して。
かあっと、また赤くなる。
肌が白いから、赤くなると――――……目立つ。
と、その時。
急にポケットのスマホが震えた。
あ。やべ。
そうだ。練習遅刻しそうだからって、車で送ってもらったんだから。
もう完全に遅刻だ。
無視する訳にもいかず、スマホを見ると、案の定、バンドのメンバーから。
「もしもし――――……」
「玲央、いまどこだよ、15分遅刻だよ!」
「……ああ、つか、もう着いてんだけど……ちょっと途中で……」
「いーから早く来て」
「……分かった、今から行くって」
それだけ言うと、電話を切る。
じっと見つめてくる優月に、視線を向けて。
「バンド仲間から呼び出し。練習だから、行かねえと……」
「あ……うん」
なんか色々話がつくまで、ここに居たかったけど。
「……優月。キスしても、いい?」
ぐい、と引き寄せて、返答を待っていると。
息を飲んだみたいに、優月は黙って。
それから、しばらくして、うん、と頷いた。
347
お気に入りに追加
5,156
あなたにおすすめの小説
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
親友だと思ってた完璧幼馴染に執着されて監禁される平凡男子俺
toki
BL
エリート執着美形×平凡リーマン(幼馴染)
※監禁、無理矢理の要素があります。また、軽度ですが性的描写があります。
pixivでも同タイトルで投稿しています。
https://www.pixiv.net/users/3179376
もしよろしければ感想などいただけましたら大変励みになります✿
感想(匿名)➡ https://odaibako.net/u/toki_doki_
Twitter➡ https://twitter.com/toki_doki109
素敵な表紙お借りしました!
https://www.pixiv.net/artworks/98346398
つぎはぎのよる
伊達きよ
BL
同窓会の次の日、俺が目覚めたのはラブホテルだった。なんで、まさか、誰と、どうして。焦って部屋から脱出しようと試みた俺の目の前に現れたのは、思いがけない人物だった……。
同窓会の夜と次の日の朝に起こった、アレやソレやコレなお話。
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
推しの完璧超人お兄様になっちゃった
紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。
そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。
ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。
そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。
転生令息の、のんびりまったりな日々
かもめ みい
BL
3歳の時に前世の記憶を思い出した僕の、まったりした日々のお話。
※ふんわり、緩やか設定な世界観です。男性が女性より多い世界となっております。なので同性愛は普通の世界です。不思議パワーで男性妊娠もあります。R15は保険です。
痛いのや暗いのはなるべく避けています。全体的にR15展開がある事すらお約束できません。男性妊娠のある世界観の為、ボーイズラブ作品とさせて頂いております。こちらはムーンライトノベル様にも投稿しておりますが、一部加筆修正しております。更新速度はまったりです。
※無断転載はおやめください。Repost is prohibited.
気付いたら囲われていたという話
空兎
BL
文武両道、才色兼備な俺の兄は意地悪だ。小さい頃から色んな物を取られたし最近だと好きな女の子まで取られるようになった。おかげで俺はぼっちですよ、ちくしょう。だけども俺は諦めないからな!俺のこと好きになってくれる可愛い女の子見つけて絶対に幸せになってやる!
※無自覚囲い込み系兄×恋に恋する弟の話です。
ひとりぼっち獣人が最強貴族に拾われる話
かし子
BL
貴族が絶対的な力を持つ世界で、平民以下の「獣人」として生きていた子。友達は路地裏で拾った虎のぬいぐるみだけ。人に見つかればすぐに殺されてしまうから日々隠れながら生きる獣人はある夜、貴族に拾われる。
「やっと見つけた。」
サクッと読める王道物語です。
(今のところBL未満)
よければぜひ!
【12/9まで毎日更新】→12/10まで延長
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる