【ひみつの巣作り】完結

悠里

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第8話 恥ずかしい告白 ※

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 バスルームで何度も達しちゃって、なんだかもう意味が分からないまま抱き上げられて、ベッドに連れていかれた。
 キスされて、触れられて、あちこち舐められて、甘く噛まれて。

「……ん っ ……ぅ、あ……ッ」

 もう息が上がりまくって、喘ぎの合間も絶えず荒い息が漏れる。
 自分の熱が、颯に向かって放出されるみたいな、異様な感覚。

 それとともに、颯からもめちゃくちゃいい匂いがして、それがオレを捕らえる。
 奥が疼いて、後ろから、ドロドロに溶けていく。

 颯の指が中に入っただけで、イきそうになった。

「……ひぁ……っ待っ――――……」
 思わず叫んでしまいそうで、とっさに手で口元を覆って、堪える。

 やばいやばい。もう気持ちよすぎて、無理。
 ――――……もう、指、いいから、早く……そんな、気持ちで颯を見上げる。

「めちゃくちゃ感じやすいな……お前ん中、ヤバい」

 颯が熱っぽい声で、囁きながら耳にキスする。
 ていうか、無理。そんなキスすら、もう、限界に拍車をかける。

「あ……ん、ぅ……」
「慧」

 口を覆った手を掴まれて外させられて、深く、キスされる。
 舌が触れると、もう後ろの指を、ぎゅう、と締め付けてしまう。

 あんまりに後ろが気持ちイイのがヤバすぎて。

「……Ωって……皆、こんな風に、なんの……?」

 は、ぁと息を吐きながら、唇の間で、颯に聞いたら。颯はふとオレを見つめた。

「Ωとシたこと、無いのか?」
「……んん、な、い」

 ぐち、と指で穿たれて、震えながら、颯の腕に触れる。

「……ていうか……オレ……あ、っ……ん、ぅっ……」

 またイっちゃいそうで、もう、なんか、たまんなくて。

「……初め、てだ、し……」
「――――……は?」

 こんな時なのに。
 颯、止まった。

「……初めてって? 何が?」
「……っそんな、見んな、よっ」

 隠してもしょうがないと思って言ったけど、そこまでマジで見られると、恥ずかしくて、顔が真っ赤になった、と思う。もう、顔、熱っ!!




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