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生きているこの世界で
ままならない現実
しおりを挟む剣術大会当日。
正直、実に気分が乗らない。 それでも、一応はジークと約束したのだから仕方がない。
サリーの付き添い人として、会場設営に携わった生徒会の人間として、行くべきなのだと自らに言い聞かせながら、妥協に妥協を重ねて歩を進めている。
重い足取りで向かう先は学園の裏庭。 そこで人と待ち合わせをしているのだ。
「お姉様ー! こっちですこっち!」
「おはよう、キリエル嬢。 貴女は朝から元気がいいわね」
待ち合わせ先の裏庭。そこにあるベンチに腰掛けて、先に来ていたサリーが大きく手を振って大きな声で呼びかけてくる。
大声を出すのは淑女としてはしたない事で、サリーの教育係として普段ならば注意するのだけれど、今日が億劫過ぎて寝坊をして少し待ち合わせに遅れた私にも非があるので今回は見逃して、普通に挨拶を返す。
「ごめんなさいね、遅れてしまって。 待たせてしまったかしら」
「いえいえ、私が早く来過ぎただけでして。 お姉様をお待たせするわけにはいきませんから。 それにとても楽しみで、今日はいつもよりずっと早くに目が覚めてしまいました!」
「そ、そう……。 本当に、キリエル嬢は元気ね」
満面の笑みを浮かべて私と真逆の事を言っているサリーに思わず頰が引き攣る。
今日は陽射しがとても強く、すごく暑い。
私など薄手のワンピースを着て、日焼け防止と熱中症対策のための日傘を差し、その上でとても暑くてバテそうなのだ。 その上でこの元気の良さ。
孤児院の子供達を彷彿とさせる底無しの元気に、とてつもない脅威を感じる。 疲れ果てるほどに走り回らされたりしないかと、要らぬ心配をするくらいには。
「はい! ………ところでお姉様、こちらの方はどなたです? 私はお姉様と2人で剣術大会を観に行くものだと思ってたのですが」
声のトーンが1つ下がったかと思うと、なぜかジトリと私の背後を見やるサリー。
その視線の先には、要らぬ誤解と勘違いによって私に付いてきた義弟の姿がある。
「これは失礼を。 僕はユースクリフ公爵家嫡男マルコ・ラナ・ユースクリフと申します。 貴女がお姉様と呼んでいる、エリーナ・ラナ・ユースクリフの義弟ですよ」
折り目正しく礼をするマルコだけれど、明らかに言葉が刺々しい。
とりあえず、気に入らない義理の姉とはいえ人前で他人行儀に扱うのは如何なものだろうか。 それにサリーを私の友人だと認識して警戒しているのでしょうけれども、ここまで分かりやすく敵意を出す事もないでしょうに。
幸い、そういう事に鈍いサリーには気付かれていないから、まだ良かったのだけれど。
相変わらず装うという事が出来ない義弟に内心呆れつつ、まず私は、先に礼を失しているサリーに注意をしなければならない。
「相手から名乗ってくれたのだから、自らも名乗りなさい。 それに、本来ならば身分が上の者には下の者から名乗るべきなのよ」
サリーは男爵令嬢で、マルコは公爵家子息。 本来ならば、無礼どころか不敬として蔑まれるところだ。
今回は私の義弟が相手だから、私の手が及ぶ範囲内で収められるからいいのだけれど、これではサリーがいつかまた別の場所でも問題を起こすのではないかと不安で仕方がない。
サリーは言えば聞いてくれる良い子だし、裏表の無い素直な子なのだけれど、良い子すぎるのも素直すぎるのも貴族として生きるには向かない性質なのよね。
性格が汚れて歪んでいないのに強かなのがサリーの美徳なのだけれど、それで生きていけるほど貴族社会は生易しい世界ではない。 愛想もまた、世渡りには必要な要素ではあるのだけれどね。
……ところで、今回に限ってはサリーまでマルコに対してどこか刺々しいのは何なのかしら。 いつもの愛想の良さはどこに消えたの?
未知の態度を見せるサリーにハラハラしている私の心情など露知らず、彼女は私が注意した通りマルコに礼をする。
「はあい、お姉様。 挨拶が遅れまして申し訳ありません、お姉様の義弟のマルコ様。 キリエル男爵家のサリー・キリエルと申します」
「いえ、お気になさらず。 義姉上のご友人なのですから、気にしていませんよ。 それに貴女は元々」
「2人とも。 お話もいいけれど、もう行くわよ」
サリーの棒読みな自己紹介に、明らかにマルコの敵意がサリーに向き始めたのでさっさと話を切り上げさせる事にした。
サリーの態度も問題だけれど、マルコだってサリーの経歴を噂程度には知っている筈なのになぜこうも攻撃的なのか。 私の知り合いだというだけで、それほどまでに気にくわないのか。
サリーはマルコなどいない者扱いで私の手を取って先に先にと歩いて行くし、マルコに至っては私達の後ろを付いて来ているだけで一言も喋らないから不気味だし。
板挟み状態にある私としては気まずい限り。 一刻も早くこの場から抜け出したい。
というか、この世界では初対面だとはいえ貴方達は最初の世界で仲良さげだった筈よね? 間に私が入るだけで2人の関係性がこうも違うだなんて、マルコの中での私はいったいどんな悪人扱いをされているというのか。
ギスギスしている2人に囲まれ、さらに重くなる気分と足取り。 ただでさえ気分が乗らなかったというのに、余計に回れ右して帰りたくなる。
それもこれも、勘違い筋違いで一方的に私に付いてきたマルコと、理不尽な約束を取り付けてきたジークのせいだ。
あんな『事件』さえ無ければ、観戦者の1人として剣術大会を純粋に楽しもうという気にもなれたのに。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
事は剣術大会開催の2日前。
その日は、生徒会として学園の訓練棟にある実技館での剣術大会の会場設営を終えて後は専門の業者に任せるのみという段階に入り、長かった仕事を終えて生徒会役員皆でお茶をしていた。
「無事、俺達の仕事が終わってよかった。 山場はいくつもあったが、皆が身を粉にして働いてくれたおかげだよ。 特にエリーナ嬢は今回もよく働いてくれた。 けれど、また無茶をしたね? 目元の隈が酷い事になっている。 頼むから次からはもっと俺とか、他人に頼って無理をしないようにしてくれ」
ジークからの労いの言葉といつもの過剰労働に対するお小言を貰いながらお茶を啜る。
これまでも、そして剣術大会の準備の最中も言われ続けたジークの小言に対して私は、不敬であると分かってはいるが話半分程度にしか聞かずにいる事にしていた。
だって、どうせやらなければならない仕事なのだし、私に過剰労働をしている気は無いのだから。 客観的には私が働き過ぎの部類に入るのだとしても、私がそう認識していないのならば別に構わないだろう。
そう考えて、ジークの言葉は気にしない事にしたのだ。
だからお茶を啜りながら、最近はとても忙し過ぎたせいで流石に疲れているのか、思考がふわふわと漂うような感覚に襲われて、それに身を任せていた。 当然、話し続けるジークの相手は忘れていないので生返事くらいはしている。
一定間隔でお茶を啜り、ジークの話に都度都度生返事で頷いて、窓から差し込むポカポカと暖かい陽気に当てられて思考がどんどん蕩けていくのを感じた事までは覚えている。 それでも、こんな所で寝てしまっては淑女として恥ずかしい事だと自覚し、意識が少しずつ覚醒していく。
でも、気付けばカップの中身は既に空。
周りを見渡せば、ジークとライアスと他の役員達もいるものの、幾人かいなくなっている者もいて、そして窓から差すのは高い昼の陽ではなくこれより沈まんとする夕陽だった。
急に時間が進んだという非現実が有ろう筈もなく、私は結局寝てしまっていたのだ。
「おはよう、エリーナ嬢。 気持ちよさそうに眠っていたね。 今日は暖かい日だったから眠りたくなるのもよく分かる。 それに君の場合は寝不足も響いていそうだし」
悪戯っぽく笑いながら言うジークに、王太子である彼が話している前で寝落ちをするという不敬と粗相に加えて、淑女であれと心掛けているにも関わらず公然と無防備を晒すという醜態を見せてしまった事を自覚し、慌てて頭を下げる。
「っ! み、見苦しい所をお見せして」
「いや、気にする事はないよ。 エリーナ嬢は今回もよく働いてくれていたから疲れが溜まっていたんだろう。 せっかく忙しさから解放されたんだ、今日はもう帰って休むといい」
「は、はい……。 そうさせていただきます。 それでは皆様、お疲れ様でした」
ジークとその背後に控えるライアス、そしてまだ雑談やお茶を楽しんでいる他の生徒会役員達に挨拶をして足早に退室をする。 多分、ジークをはじめとして何人かに寝顔を見られただろうし、何より、なぜか他の役員達に向けられる妙に生暖かい視線から嫌な気配を感じるのだ。
ーーー 直感的に、逃げるべきだと、結論付けた。
そうしてそそくさとこの場から退散しようとしたけれど、私が扉をくぐる前にジークが声をあげた。
「ああ、俺もそろそろ帰るとしようかな。 せっかくエリーナ嬢と約束したんだから、剣術大会で無様な姿は見せられないからな」
「……約束? 会長、何のお話ですか?」
何かジークと約束事などあっただろうか。 そう思って記憶を辿る。
事務的な事柄からサリーの教育、過剰労働と休暇……どれを取っても心当たりなど無い。
他にも何かあっただろうかと記憶を探ってみるが、思考が記憶を精査しきる前にジークから答えが提示された。
「ああ、寝ている間に忘れてしまったのか? 俺が剣術大会で今年も優勝できたら、今度の王家主催のパーティでパートナーを務めてくれる、という話なんだが」
ミシリ。
そう音が鳴るほど、扉の取っ手に置いた手に力が入った。
体から潤滑油が抜かれたかのように引き攣った表情しか浮かべられず、ギギギギと音が鳴りそうなほどにぎこちない動作でジークを見れば、私とは対照的に清々しいほどの笑みを浮かべている。 ついでに、背後に控えるジークの番犬ライアスはどこか悟ったような無表情だった。 普段ならば私に噛み付く場面に彼が牙を剥かないだなんて、余程である。
「まさか、エリーナ嬢は俺の話を聞き流して適当に相槌を打ったり頷いたりしていた訳じゃないだろう?」
現実逃避に適当な事を考えていた思考を断ち切るように、どこか迫力のある笑顔でジークが私に念を押してくる。
「君が俺とそういう約束をした事はこの場の全員が証人だ。 だろう、ライアス?」
「……ハイマチガイナク、ジークサマ」
そして退路まで絶たれた。
というか、ライアスの様子も明らかに変なのだけれど。 私が寝ている間に何があったというのか……。
呆然と突っ立っているだけの私の脇を抜けてジークは先に行ってしまった。
私はと言えば、未だ思考が追い付かない。
とりあえず思ったのは、ここまで黒いジークを見た事はこれまで繰り返してきた世界で一度たりとも無かったな、という事だった。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
そんな事があった一昨日の、今日である。
私はジークとサリー、運命の2人を結びたいだけなのに、当の2人はどんどんおかしな事になっていく。
サリーは私をお姉様だなんて言って慕ってくるのはいいけど、代わりにジークに見向きもしないし。 ジークはサリーに思うところも無いのか、そもそも関わりを持とうとしないし。
今日だってせっかくサリーと一緒に来たというのに、勝手に付いてきたマルコがジークに詰め寄って何か訴えているせいで私とサリーは置いてけぼりだし………ままならないにも程があるでしょう……!
そう嘆きながら、私はマルコを宥めているこの一件の原因であるジークを睨み付けるのだった。
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