公爵令嬢の辿る道
公爵令嬢エリーナ・ラナ・ユースクリフは、迎えた5度目の生に絶望した。
家族にも、付き合いのあるお友達にも、慕っていた使用人にも、思い人にも、誰からも愛されなかったエリーナは罪を犯して投獄されて凍死した。
それから生を繰り返して、その度に自業自得で凄惨な末路を迎え続けたエリーナは、やがて自分を取り巻いていたもの全てからの愛を諦めた。
これは、愛されず、しかし愛を求めて果てた少女の、その先の話。
※暇な時にちょこちょこ書いている程度なので、内容はともかく出来についてはご了承ください。
追記
六十五話以降、タイトルの頭に『※』が付いているお話は、流血表現やグロ表現がございますので、閲覧の際はお気を付けください。
家族にも、付き合いのあるお友達にも、慕っていた使用人にも、思い人にも、誰からも愛されなかったエリーナは罪を犯して投獄されて凍死した。
それから生を繰り返して、その度に自業自得で凄惨な末路を迎え続けたエリーナは、やがて自分を取り巻いていたもの全てからの愛を諦めた。
これは、愛されず、しかし愛を求めて果てた少女の、その先の話。
※暇な時にちょこちょこ書いている程度なので、内容はともかく出来についてはご了承ください。
追記
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完結、ありがとうございます。
そして本当にお疲れ様でした。
エリーナ様は殿下と心を通わせ、誰よりも身近な存在になれてホッとしています。実態が学生時代のパワーアップ版に思えるのが少々気掛かりですが、最期を笑顔で見届けて欲しい、などと究極の愛の証を(多分無意識に) 求めるとは、本当に遠くまで来たものです。
番外編も実に2人らしい。情熱的なのに理性的でストイック。
前公爵に関しては、そもそも妻を疎んじ、嫡出の唯一の子のエリーナ様を排除しようとしていたこと自体が、公爵家を次世代に引き継ぐ使命に背くのに、と矛盾しか感じていませんでした。
なのに。『応報』での描写を見る限り、マルコ母は、彼があれ程嫌悪した執着を抱きながら、正妻のイザベラ様と違っておもてに出さなかったから、『愛する永遠の女性』と受け止めていた、ということでしょうか。
前公爵ったら、どうして見抜けなかったのでしょう。イザベラ様が気の毒です。
前公爵の感情的で短慮なエリーナ排除の結果
建国時からの諸々由来の特殊事情に加えて
殿下の婚姻問題、ものすごく面倒なことになっているのですけれど。
例の存在が絡むから難しいけれど、前公爵にはヤラカシの影響を知って、虚脱状態になって欲しい。
サリーが今にも御百度参りしそうな気もする静けさも怖いけれど
アリーの存在も謎が多くて。前公爵がエリーナ様排除の為に報告をさせていた、ということなら
葛藤があって然るべきだと思われるので。
マルコ様、お母様を守るために尽くしてきて、お疲れ様。
少しずつでも、本当の家族になれる新たな繋がりが作れますように。
色々と問題を抱えている人ではあるけれど、いま、ひどく孤独に思えてしまって。
感想をいただきありがとうございました!
番外編の話については私の趣味全開で『日常の延長上で愛し合い、しかし、行くところまで行っていない』というギリギリのラインにもどかしさと今後の想像の余地を残してあれやこれやと読者側が妄想に浸れる話にしました。
全体的な話としてはまだまだ回収していない部分の方が多いですが、後半部で出来得る限り、私の書ける限りを尽くしていきたいと思っています。
最後に、これまで感想を多くいただきまして本当にありがとうございました。 すごく、創作の上で励みになりました。
いつ連載を始められるか分かりませんが、上げられるようになった時に後半部もお読みいただけますと幸いです。
更新ありがとうございます。
サリーも平常運転、さらに殿下がご自身の気持ちを改めて伝えて下さって、悲願が叶ったか、と思ったら。
辺境ゆかりで、恐ろしいまでの残虐さを持つダークホース登場と。
「本当のお父様」は、お元気なのでしょうか。ゾワっ。
残り僅かとのことで、喜ばしいと共に、さみしくも感じていますが、引き続き宜しくお願い申し上げます。
感想をいただきありがとうございます。
ヤバい奴には、相応の理由もあるのでしょう。 そこも、多分ものすごく時間はかかると思いますがいつか回収したいなー、と思っています。
数えで本編の残りが片手の指で足る程の話数となりまして、それに伴って出来る限り年内での完走を目指して頑張りますので、最後までお付き合いいただけると幸いです。
あと本編終了後には一話だけ番外で筆者の好きな萌えシチュしたいだけの控えめなイチャ話を書く予定なので、そちらも楽しみにしていただければと思います。
二人が助かって、想いを伝えあえてよかったです!
過去のエリーナがようやく報われましたね。
後はエピローグのみなんですね。少し寂しいですが、最後まで読ませていただきます。
感想をいただきありがとうございます。
筆者としてもようやくここまで書き切れて、あとはこのお話の完走まで数話と言ったところまで来れて安心しています。
あとほんの数話ですが、今後のために必要な要素を交えつつ頑張って書いていきますので、最後までお付き合いいただけると幸いです。
『悪夢の夜明け』
殿下が、殿下が、ようやく言葉と行動で告白!
よ、良かったぁぁぁーーー!
エリーナ様、諦めが良すぎますけれど、生真面目で真摯な上にループで心身共に摩耗していますから、致し方なし、か。不幸の元となった記憶や経験ではあるけれど、それも全てエリーナを形作っている不可分な要素なのは確かですし、物語の中で過去世を丁寧に振り返って下さることが、ループ地獄の残酷さを教えてくれているのだと思っています。
頭領が実際に発砲していたら、どれ程恐ろしい罰がくだったやら。
騎士団遅すぎます。本当に。
感想をいただきありがとうございます!
筆者としてもようやく、ようやく一つの分岐点を書ききれて、その上で喜んでいただけたのでしたら幸いです。
エリーナのお話も、後に残すはエピローグのみ。
全てを書き切るまで、どうかお付き合いいただけると嬉しく思います。
2年もかけて長々と飽きずにくどくどと主人公をひたすら甚振る作者の情熱が凄い。
もぐらコロッケ/ちいかわのナガノと話が合いそう。
3歩進んで2歩下がるような進展でようやく光が見えて良かった。疲れた。
メッセージをいただきありがとうございます。
もぐらコロッケとちいかわは知らないのでちょっと履修してみようかと思います。
私としては甚振るというより、自分自身が読みたいものを思い付くまま好き勝手に書いているという形なので、そのように見えてしまって不快にさせていたのであれば申し訳ありませんでした。
本当は、今作はもっと早く終わるつもりだったのに思い付きで加筆したり続行したりして、気付けば2年も書き続けてきました。 ですが、このお話自体はもう少しで終わりなので、あと少しお付き合いいただけると幸いです。
はじめまして。
更新ありがとうございます。
ごめんなさい、『新居のお茶会』2行目
「…入荷が『送れた』…」→ 『遅れた』?
些細なことで大変失礼致しました!
この様なことが不要でしたらご承認には及びません。
軽々しくコメントができない展開の物語ですが、更新されるのが待ち遠しい、不思議な魅力に惹きつけられています。
理不尽で悲惨な思い出と罪悪感に苦しめられてきたエリーナの、不幸を取り除くために記憶が封じられたのでしょうが、以前とは別の危うさも感じられてしまっています。
エリーナはどこまで自分の状況を理解できているのか、と思うと結果として王家と祖国の歪みの元を解消したのに、本人の望みだからと事実上の放逐とも思える市井での暮らしは、利用されただけとも考えられてしまって。まだまだ不穏な動きがある中、王家はあまりにも冷酷ではないのか、と。
異母弟と父親を含めた公爵家のことも、引っ掛かり続けています。あまりにも理不尽で。理由も判然としないままで。
殿下も他に足掻けなかったのか、とエリーナの幸せの為にサリーが鬼気迫る勢いで道化を演じつつ、全力を尽くすのが救いでしょうか。
不幸ではないけれど、幸せとも言い難いのも、辛いものですね。
更新、気長にお待ち申し上げております。
感想をいただきありがとうございます!
誤字脱字の指摘も、そうした間違いを作品の中から出来る限り無くしていきたいと思っている筆者としてはありがたい事ですので、今後ともご指摘いただけると幸いです。
表現力も拙く、そして知人曰く「好みが人よりだいぶズレてる」らしい筆者の作品をここまで想っていて下さる貴方様のような読者様方の期待に応えるためにも頑張って書いていきますので、今後とも作品の更新を楽しみにしていてくださると幸いです!
辛かった記憶をすべて封じ込めて幸せそうに笑うエリーナ。けれど…何かがモヤモヤしています。
問題は帝国ですね、不毛な土地に居を構えた国、絶対エリーナに目をつけるよねぇ…
はぁ、幸せになって欲しいのに…
感想をいただきありがとうございます!!
色々あって、お話を書く中で心が折れそうだったので励みになります!
エリーナを主点に置いた『公爵令嬢の辿る道』も、ようやくラストスパートです。
拙い書き手の私ではありますし、結末に筆者の好みが大きく出る事となるとは思いますが、綺麗な形でお話を書き切れるよう精進して参りますので、今後とも読んでいたいただければ幸いです。
デート!
手をつないでお忍びデート!!
たとえエリーナがデートとは思ってなくても、こんなシーン待ち望んでました。
感想をいただきありがとうございます。
これまでは、エリーナの罪の意識からどうしても書けなかったのですが、今の彼女は全てを失って、一応まっさらな状態なので書くことが出来ました。
正直、私としても書きたかったシーンだったので喜んでいただけて嬉しいです!
ジークがついにたどり着きましたね!
呪いをうち破ってエリーナとジークが幸せになれますように!!
コメントをいただきありがとうございます。
ようやく役者が揃い、この章も終局が近付いてきました。
呪いとなり果てた死者の未練の行く末と、生者であるジークとエリーナが今後どうなっていくのか。
ぜひ、楽しみにお待ちください。
エリーナがなぜ何度も死に戻ったのかの理由がやっと分かりましたが…果たして聖霊の思うようになったのかしら?
ジークがたどり着いたときどうなるのだろう??
ドキドキが止まらない、エリーナに幸せが訪れることを祈ってます。
コメントをいただき、ありがとうございます。
彼らは、初めての想いをとても大切にしていました。 だからこそ、生まれた感情のままに想いを寄せる対象を求めてここまで突き進んできたのです。
そのベクトルが弔いではなく蘇生とか超常の方向へと向いてしまったというだけで、その感情事態はとても純粋なものなのでしょう。
さて、ようやくこの章の主要人物についてあらかた書き終え、残すはこれだけの想いを向けられた相手のみとなりました。
それだけ想われた、死者の想いとはどんなものか。
そして、エリーナやジークといった今を生きる者達はどこへと行き着くのか、楽しみにお待ちくださると幸いです。
はじめまして。
いつもエリーナのことハラハラしながら見守っています。
どうかジークが庭園に辿り着けますように!
感想をいただきありがとうございます。
率直な感想は純粋に励みとなるのでとても嬉しいです。
ですので、どうかこれからも、エリーナの事を見守り、そして彼女を応援してくだされば幸いです。
退会済ユーザのコメントです
感想をいただき、ありがとうございます。
確かに、論理的にも倫理的にも憎しみの矛先を当初の対象とは違う他所へと向ける事は間違いなのだと思います。
けれど、仇討ちの話は人類史や創作物の中に数多と在り、その中には矛先を対象の家族や孫子や恋人に向けるものも数多くあります。 だから、憎しみという感情は、理屈ではないのだと思います。
それはとても難儀であり、同時に憐れな事だと私は感じました。
エリーナの幸せに関しては、当初の予定よりも話が長くなっているのでまだ先のお話になってしまいます。
どうかそれまで、彼女の辿る道程を見守って下されば幸いです。
はじめまして。
すごく面白いです。
どう生き直そうとしても不幸になる要因が明かされましたね。個人の努力で微修正してきて迎えた5度目の人生なのにつらすぎる。
まだまだ悪意が続きますが、真打ちは3番手かな。今後どういった展開になるのか楽しみにしております。
感想をいただきありがとうございます。
人生には個人の力だけではどうにもならない事が幾らでもあって、それは偏に人間が集団で生きる存在だからだと私は考えています。
個ではなく群であり、けれど意思は一つではない。 そう在る人間社会は、様々な思想や悪意が入り混じった澱なのでしょう。
けれど、生きている限りは進み続けるしかなくて、エリーナもまた、望みを果たすまで歩み続ける命の一つなのです。
彼女の歩む苦難の道が何処に至るのか、その道行きをこれからも見守ってくださったら幸いです。
アルダレートと会わせてみたり、シスターに会わせたり、エリーナの心を救う方法は出来ることはあるはず
王城の、知り合いの居ない中で過ごすより、少しでも心を軽くできれば良いのに…
王城に囲うのはジークの自己満足だと思うよ…
コメントをいただきありがとうございます。
エリーナを王城に囲っている現状については、なぜかわざわざ国王自身が決めた事です。
ジークはそんな現状で、出来る事を模索している最中に過ぎないのです。
色々と語られていない部分も多いですが、今後少しずつ紐解いていく事になりますので、回収されるその時までゆるりとお持ちいただければと思います。
コメントをいただき、ありがとうございます
描写がされていないだけで、王家は、一部の高位貴族には事件の全てを明かしています。
当然それは、事件の当事者であるエリーナの実家のユースクリフ公爵家も例外ではなく、エリーナの扱いも含めて話はされています。除籍については、公爵がこの機に乗じて目障りなエリーナを追い出したというだけの事。 なぜそうしたかと語るなら、それは感情論へと行き着きます。
そこら辺の、公爵の心情などもいずれ書く事もありますので、今後のお話を読みながらお待ちいただけると幸いです。
質問コメントをいただき、ありがとうございます。
エリーナを拘束した騎士ですが、パーティーの会場警備とは別の、通常業務として王城内の警備に当たっている騎士です。
ですので、パーティーで王太子であるジークの暗殺未遂事件があった事はおろか、そこで令嬢が1人行方不明になっているという状況であるという事まで仔細が行き渡っていませんでした。 この騎士は、パーティーで何か騒ぎがあった程度の認識です。
加えて、ジークの暗殺未遂と、エリーナが襲われかけていたのはほぼ同時刻の出来事である為、情報が満足に行き渡るほどの時間はありませんでした。
エリーナがどういう扱いを受けるか、そしてなぜ騎士がタイミングよく現れた事に関しては今後の話で触れられるので、これからの展開をお待ち下さい。
今後も『公爵令嬢の辿る道』について、疑問に思った事や感想を頂けると幸いです。
初めてコメント致します。
最新話、どう見ても正当防衛です。
これが殺人罪となったらおかしいです。
コメントをいただきありがとうございます。
確かにその通りです。 間違いなく、今回のエリーナは裁かれるような罪を犯してはいないでしょう。
けれど殺人を犯すという事は、いくら正当防衛であったとしても、心が健常で良心的な人物であればあるほど精神的な疵となって苦しむものだと思うのです。
エリーナがその辺りをどのように思い、何を背負って生きていくのか、今後の展開をご期待いただけると幸いです
退会済ユーザのコメントです
エリーナへの応援、ありがとうございます。
彼女が苦難を乗り越えられるよう、これからも応援いただけると幸いです。
退会済ユーザのコメントです
感想をいただきありがとうございます。
ご期待に添える終幕になるかは分かりませんが、これからもどうか『公爵令嬢の辿る道』をお楽しみいただけると幸いです。
おもしろい!
お気に入りに登録しました~
感想をいただき、ありがとうございます。
ご期待に添えるよう完結まで頑張って書いていきますので、これからも『公爵令嬢の辿る道』をよろしくお願いします。
この話めちゃくちゃ好きです!!あれ?酷いこと言ってるかな?作者様のセンス(?)がマジで素晴らしいです!これからも頑張ってください!エリーナ様が幸せになることをお祈りしてます!どんな人間も愛は必要で愛を欲しがることは決して強欲なことではないよ、と教えてあげたい〜(´;ω;`)
感想をありがとうございます。
エリーナの事は作者の自分としても娘のように愛してる子なので幸せにしてあげられるよう頑張ります!
これからも、このお話の応援をよろしくお願いします!
とても楽しく拝見させて頂いています。エリーナのドアマット具合が胸に来ます。特に22話は良かったです。早くエリーナが公爵家からも王子からも解放されて幸せにならないかな〜と願ってますが、王子がヒーローなんですかね?(´°‐°`)
続き楽しみにしています。
感想をいただきありがとうございます。 とても励みになります。
年末のこの時期は忙しく、投稿ペースも遅れてしまうでしょうが、エタる事だけは絶対にしないのでどうか楽しみにお待ちいただけると幸いです。
ご期待に添えるお話を投稿し続けられるよう頑張っていきますので、今後とも『公爵令嬢の辿る道』をどうかよろしくお願いいたします。
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