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第2章 貴族編
第46話 樹族と秘伝のシロップ
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「こっちよ、急いで」
馬から降りるなりイメリアは砦の中に駆け出した。
俺はここまで来るために使っていた能力――軟体球を解除し彼女に続く。
三国にまたがる国境線――その近くにある砦は小高い丘の上に存在した。
見張り台から見下ろせば、国境線となっている川を挟んだ対面側にローソニアの砦が見える。
「何してるの、早く」
「ああ、ごめん」
イブセブンの砦を探していたら、先行するイメリアに怒られた。
ここに来た目的を思い出し、改めて彼女の後に続いた。
訓練所を過ぎ、倉庫を過ぎた次の部屋で彼女の足が止まる。
「ここよ、入って」
そう促され医務室へ。
中に入ると窓際のベッドの上――ではなく、日当たりのいい窓際に設置だれた、人間が丸ごと入れそうなくらいの巨大な花壇に、緑の髪の毛をした14歳くらいの女の子と、同じ髪の色をした男の子が土に埋められていた。
「あの、イメリア……これ、何やってんの?」
「見ればわかるでしょ? 治療してるの。他に何に見えると?」
すまないイメリア。
俺には虐待しているようにしか見えない。
ぐったりとしている中学生くらいの子を首だけ残して埋めているようにしか。
これが治療……そういえば中世の時代、地球でも似たような治療方法があったとどこかで聞いた覚えがある気がする。
体内に入った毒素を排出するため、首から下を土に埋めて土地に浄化してもらうんだとか。
もしやそれを狙っているのか?
「あ……そういえば貴方はこの大陸の人間じゃなかったわね。樹族を見るのは初めて?」
「樹族?」
「その様子だと初めてのようね。樹族っていうのは、身体を木に変化することのできる、緑の髪と褐色の肌を持つ亜人種のことよ。成人するまで性別が存在しないのがこの種族の特徴で、男はツリーフォーク、女はドライアドと呼ばれるわ」
「ほう、この子たちが……」
ツリーフォークもドライアドも、ファンタジー世界だとかなりメジャーな種族だ。
この世界では同一の種族の異性体として扱われているんだな。
「樹族は土の魔力との親和性が他種族に比べて何倍も高いの。だから、治療を施したらベッドで寝かすよりも、こうして土に埋めた方が回復が早まるってわけ」
「そういうことか。納得した」
この巨大な花壇は、この子たち専用の治療ベッドってわけだ。
一瞬、捕虜虐待でもしているんじゃないかと思ってギョッとしてしまったぜ。
「うーん……」
「あ、気が付いたみたい」
2人のうちの男の子――っぽい感じの子が目を覚ました。
「あの、ここは?」
「ここはマトファミア王国の国境線にある砦の中。私はこの砦を預かるマトファミア王国第13騎士団団長、イメリア=ルクサーク。こちらはここの領主を務めているカイト=ウマミザワ辺境伯です」
「じゃあ、オレたち無事マトファミア王国にたどり着けたんですね」
「ええ、何があったのか聞かせていただけるかしら?」
イメリアがそう促すと、少年(?)は淡々と己の身に何が起こったのかを語りだした。
「オレ、キョウって言います。こっちは小枝のアヤメ」
「小枝?」
「あ、そっか。えーと、人間で言う弟や妹って意味です。オレたち樹族は大人になるまで性別がないから、自分より上の兄弟を大枝、下の兄弟を小枝っていうんです」
なるほど。
確かに性別がないなら、弟とか妹とかだとややこしいし、そのほうがわかりやすいか。
「それでキョウ、何故きみたちは我が領地へ? 私もイメリア殿に突然連れてこられて事情はまだよくわかっていないが、こんなところにいるくらいだから何かあったのだろう?」
「は、はいっ! あのっ、領主様!」
キョウは突然土の中から飛び起きると、花壇から出て土下座をした。
「お願いです! どうか、どうかオレたちの村を助けてください!」
……予想はしてたけどやっぱりそういうアレかぁ。
じゃなきゃイメリアがわざわざ朝っぱらから呼びに来ないし、そもそも砦の医務室なんかで寝ていないよなぁ。
「オレたち樹族はイブセブン32種族のうちでも、比較的人間に有効な種族なので、国境を挟んで人間とは交流がありました。種族差別の激しいローソニアでも、この辺りは辺境なのでそう言った差別もなく、仲良くしてきたつもりです……中央の軍人以外」
「ローソニア帝国は首都に近ければ近いほど、人類史上主義が蔓延してるの」
「もちろんマトファミアの人たちとも……ここら辺の人たちとはあまり交流がなかったけど」
伯爵が国家転覆を狙ってたもんなあ。
サンブリーの街はほぼ封鎖されていたし、交流とか無理だろうな。
「2ヶ月くらい前に、ローソニア側からオレたちの村に手紙が来たんです。帝国で新しいスイーツを開発しているから協力してくれって」
「ほう? スイーツとな?」
「……カイト、今は緊急事態よ。抑えて」
わかってるよ!
でも気になるなあ。いち料理人として。
「オレたち樹族には一族秘伝のシロップがあるんです。オレたちにしか作れないから、人間の商人が来て買って行くんですけど」
「キョウくん、その話もっと詳し――痛ッ!?」
イメリアに尻をつねられた。
武闘派姫騎士の力すごい。メチャクチャ痛い。
「そのシロップを買いたい。高値で買うから定期購入させて欲しい。手紙にはそうありました。オレたちの村は小さいから、定期的な収入源があるのはすごく助かるんです。だから、村長はこの提案を受け入れました……それが、悪夢の始まりだったんです」
キョウはぐっと唇を噛んだ。
よほど悔しい、思い出したくないことを思い出したのだろう。
「定期購入……それが罠だったんです。オレたちのシロップはその製法のせいもあってたくさん作れません。期日までに決められた量を用意できなかったことを理由に、あいつら、オレたちの村を……!」
「それで最近、ローソニアの兵士が」
「国境侵犯の理由はわかったな」
樹族の村を攻めていたんだ。
村ってくらいだからそう人がいるわけでもない。
偵察隊くらいの数があれば、余裕で制圧できるのだろう。
「他の村とか街に助けを求めなかったのか? わざわざ国境を越えなくても」
「しました……けど、ダメなんです。イブセブンでは誰もオレたちを助けてくれません」
「どうして? 同じ国の仲間なんじゃないのか?」
「カイト殿、イブセブン連邦は多種族による連合国家。種族間でのトラブルを考慮し、契約の絶対を国是としています。今回の場合、騙された彼らの村の自業自得。故に助けは出さない。連邦の議員、及び各市町村の長たちもそう考えるでしょう。そうですよね?」
「……はい」
イメリアの指摘は全問正解だったようで、キョウは俯き黙り込んでしまった。
「国内には期待できない。だから国境を越えてウチに来たというわけか……」
「その通りです! お願いします! オレ、できることなら何でもするから! だからどうか! 村のみんなを助けてください!」
俺の心情的には助けてやりたいというのが正直なところだ。
不当な契約により騙されたのだから、クーリングオフはあって然るべきだと思うし、何より彼らの言うシロップが気になる。
「カイト殿、ちょっと……」
俺が考えていると、イメリアが耳打ちをしてきた。
彼女に誘われ部屋の外へ。
「この願い、かわいそうだけど受けるべきではないわ。国を守る騎士として許可できない」
「どうして? 契約とはいえ、彼らは騙されていたんだぜ? 助けてやりたいって思うのが普通じゃないのか?」
「一般人ならそれでいいでしょう。でもあなたはここの領主なのよ? あなたの行動一つで領民全てが危険にさらされるの。ましてやローソニアとは10年前のこともあって、未だに緊張状態が続いている。下手に刺激して戦争に発展でもしたら、私はその責任を追求しなければいけなくなる。友人のあなたにね」
「………………」
厳しい口調でイメリアが語る。
俺は一般人じゃない、領主なのだと。
公人としての行動を心掛けろと。
「心が痛むでしょうけど冷徹に判断して。あなたは領主として、領民たちの幸せを最上に考えるべきだわ」
「………………」
イメリアの言うことも最もだ。
だけど俺は助けたい。
人情的にも助けたいし、俺の欲望的にも助けたい。
料理人として秘伝のシロップがどうしても気になる・
「イメリア、忠告してくれるのは嬉しいけど、やっぱり俺助けるよ」
「カイト!」
「言いたいことは分かる。領主としての行動を取れっていうんだろ? 明らかに土地を治める領主としての振る舞じゃないもんな。だからさ――」
「わぷっ!? な、何を!?」
俺は着ていた上着を脱いでイメリアに投げつけた。
貴族っぽい上等な服が床に落ちるが気にしない。
「だったら領主なんて辞めてやるよ。悪いけどそういうことだから、王様にそう言っといてくれ」
悪いなイメリア。
俺は領主である前に一人の料理人なんだ。
ここまで発展したから惜しくないわけじゃないけど、貴族の身分に未練なんてない。
この世界に来たばかりの頃はもともと裸一貫、包丁一本だけで来たわけだしな。
料理があるから何とかなる。
「キョウ、安心してくれ。俺が必ず何とかしてやる」
「本当ですか!? ありがとうございます!」
「ああ……もう! 私知らないからね!」
--------------------------------------------------------------------------------
《あとがき》
さあ、物語が動きます。
ちなみに秘伝のシロップはあれです。
ヒントはキン肉マンビッグボディ、
第4回次世代ファンタジーカップにエントリーしました!
読み終わった後、できれば評価をいただけたらと。
作者のやる気に繋がりますので。
応援よろしくお願いします!
馬から降りるなりイメリアは砦の中に駆け出した。
俺はここまで来るために使っていた能力――軟体球を解除し彼女に続く。
三国にまたがる国境線――その近くにある砦は小高い丘の上に存在した。
見張り台から見下ろせば、国境線となっている川を挟んだ対面側にローソニアの砦が見える。
「何してるの、早く」
「ああ、ごめん」
イブセブンの砦を探していたら、先行するイメリアに怒られた。
ここに来た目的を思い出し、改めて彼女の後に続いた。
訓練所を過ぎ、倉庫を過ぎた次の部屋で彼女の足が止まる。
「ここよ、入って」
そう促され医務室へ。
中に入ると窓際のベッドの上――ではなく、日当たりのいい窓際に設置だれた、人間が丸ごと入れそうなくらいの巨大な花壇に、緑の髪の毛をした14歳くらいの女の子と、同じ髪の色をした男の子が土に埋められていた。
「あの、イメリア……これ、何やってんの?」
「見ればわかるでしょ? 治療してるの。他に何に見えると?」
すまないイメリア。
俺には虐待しているようにしか見えない。
ぐったりとしている中学生くらいの子を首だけ残して埋めているようにしか。
これが治療……そういえば中世の時代、地球でも似たような治療方法があったとどこかで聞いた覚えがある気がする。
体内に入った毒素を排出するため、首から下を土に埋めて土地に浄化してもらうんだとか。
もしやそれを狙っているのか?
「あ……そういえば貴方はこの大陸の人間じゃなかったわね。樹族を見るのは初めて?」
「樹族?」
「その様子だと初めてのようね。樹族っていうのは、身体を木に変化することのできる、緑の髪と褐色の肌を持つ亜人種のことよ。成人するまで性別が存在しないのがこの種族の特徴で、男はツリーフォーク、女はドライアドと呼ばれるわ」
「ほう、この子たちが……」
ツリーフォークもドライアドも、ファンタジー世界だとかなりメジャーな種族だ。
この世界では同一の種族の異性体として扱われているんだな。
「樹族は土の魔力との親和性が他種族に比べて何倍も高いの。だから、治療を施したらベッドで寝かすよりも、こうして土に埋めた方が回復が早まるってわけ」
「そういうことか。納得した」
この巨大な花壇は、この子たち専用の治療ベッドってわけだ。
一瞬、捕虜虐待でもしているんじゃないかと思ってギョッとしてしまったぜ。
「うーん……」
「あ、気が付いたみたい」
2人のうちの男の子――っぽい感じの子が目を覚ました。
「あの、ここは?」
「ここはマトファミア王国の国境線にある砦の中。私はこの砦を預かるマトファミア王国第13騎士団団長、イメリア=ルクサーク。こちらはここの領主を務めているカイト=ウマミザワ辺境伯です」
「じゃあ、オレたち無事マトファミア王国にたどり着けたんですね」
「ええ、何があったのか聞かせていただけるかしら?」
イメリアがそう促すと、少年(?)は淡々と己の身に何が起こったのかを語りだした。
「オレ、キョウって言います。こっちは小枝のアヤメ」
「小枝?」
「あ、そっか。えーと、人間で言う弟や妹って意味です。オレたち樹族は大人になるまで性別がないから、自分より上の兄弟を大枝、下の兄弟を小枝っていうんです」
なるほど。
確かに性別がないなら、弟とか妹とかだとややこしいし、そのほうがわかりやすいか。
「それでキョウ、何故きみたちは我が領地へ? 私もイメリア殿に突然連れてこられて事情はまだよくわかっていないが、こんなところにいるくらいだから何かあったのだろう?」
「は、はいっ! あのっ、領主様!」
キョウは突然土の中から飛び起きると、花壇から出て土下座をした。
「お願いです! どうか、どうかオレたちの村を助けてください!」
……予想はしてたけどやっぱりそういうアレかぁ。
じゃなきゃイメリアがわざわざ朝っぱらから呼びに来ないし、そもそも砦の医務室なんかで寝ていないよなぁ。
「オレたち樹族はイブセブン32種族のうちでも、比較的人間に有効な種族なので、国境を挟んで人間とは交流がありました。種族差別の激しいローソニアでも、この辺りは辺境なのでそう言った差別もなく、仲良くしてきたつもりです……中央の軍人以外」
「ローソニア帝国は首都に近ければ近いほど、人類史上主義が蔓延してるの」
「もちろんマトファミアの人たちとも……ここら辺の人たちとはあまり交流がなかったけど」
伯爵が国家転覆を狙ってたもんなあ。
サンブリーの街はほぼ封鎖されていたし、交流とか無理だろうな。
「2ヶ月くらい前に、ローソニア側からオレたちの村に手紙が来たんです。帝国で新しいスイーツを開発しているから協力してくれって」
「ほう? スイーツとな?」
「……カイト、今は緊急事態よ。抑えて」
わかってるよ!
でも気になるなあ。いち料理人として。
「オレたち樹族には一族秘伝のシロップがあるんです。オレたちにしか作れないから、人間の商人が来て買って行くんですけど」
「キョウくん、その話もっと詳し――痛ッ!?」
イメリアに尻をつねられた。
武闘派姫騎士の力すごい。メチャクチャ痛い。
「そのシロップを買いたい。高値で買うから定期購入させて欲しい。手紙にはそうありました。オレたちの村は小さいから、定期的な収入源があるのはすごく助かるんです。だから、村長はこの提案を受け入れました……それが、悪夢の始まりだったんです」
キョウはぐっと唇を噛んだ。
よほど悔しい、思い出したくないことを思い出したのだろう。
「定期購入……それが罠だったんです。オレたちのシロップはその製法のせいもあってたくさん作れません。期日までに決められた量を用意できなかったことを理由に、あいつら、オレたちの村を……!」
「それで最近、ローソニアの兵士が」
「国境侵犯の理由はわかったな」
樹族の村を攻めていたんだ。
村ってくらいだからそう人がいるわけでもない。
偵察隊くらいの数があれば、余裕で制圧できるのだろう。
「他の村とか街に助けを求めなかったのか? わざわざ国境を越えなくても」
「しました……けど、ダメなんです。イブセブンでは誰もオレたちを助けてくれません」
「どうして? 同じ国の仲間なんじゃないのか?」
「カイト殿、イブセブン連邦は多種族による連合国家。種族間でのトラブルを考慮し、契約の絶対を国是としています。今回の場合、騙された彼らの村の自業自得。故に助けは出さない。連邦の議員、及び各市町村の長たちもそう考えるでしょう。そうですよね?」
「……はい」
イメリアの指摘は全問正解だったようで、キョウは俯き黙り込んでしまった。
「国内には期待できない。だから国境を越えてウチに来たというわけか……」
「その通りです! お願いします! オレ、できることなら何でもするから! だからどうか! 村のみんなを助けてください!」
俺の心情的には助けてやりたいというのが正直なところだ。
不当な契約により騙されたのだから、クーリングオフはあって然るべきだと思うし、何より彼らの言うシロップが気になる。
「カイト殿、ちょっと……」
俺が考えていると、イメリアが耳打ちをしてきた。
彼女に誘われ部屋の外へ。
「この願い、かわいそうだけど受けるべきではないわ。国を守る騎士として許可できない」
「どうして? 契約とはいえ、彼らは騙されていたんだぜ? 助けてやりたいって思うのが普通じゃないのか?」
「一般人ならそれでいいでしょう。でもあなたはここの領主なのよ? あなたの行動一つで領民全てが危険にさらされるの。ましてやローソニアとは10年前のこともあって、未だに緊張状態が続いている。下手に刺激して戦争に発展でもしたら、私はその責任を追求しなければいけなくなる。友人のあなたにね」
「………………」
厳しい口調でイメリアが語る。
俺は一般人じゃない、領主なのだと。
公人としての行動を心掛けろと。
「心が痛むでしょうけど冷徹に判断して。あなたは領主として、領民たちの幸せを最上に考えるべきだわ」
「………………」
イメリアの言うことも最もだ。
だけど俺は助けたい。
人情的にも助けたいし、俺の欲望的にも助けたい。
料理人として秘伝のシロップがどうしても気になる・
「イメリア、忠告してくれるのは嬉しいけど、やっぱり俺助けるよ」
「カイト!」
「言いたいことは分かる。領主としての行動を取れっていうんだろ? 明らかに土地を治める領主としての振る舞じゃないもんな。だからさ――」
「わぷっ!? な、何を!?」
俺は着ていた上着を脱いでイメリアに投げつけた。
貴族っぽい上等な服が床に落ちるが気にしない。
「だったら領主なんて辞めてやるよ。悪いけどそういうことだから、王様にそう言っといてくれ」
悪いなイメリア。
俺は領主である前に一人の料理人なんだ。
ここまで発展したから惜しくないわけじゃないけど、貴族の身分に未練なんてない。
この世界に来たばかりの頃はもともと裸一貫、包丁一本だけで来たわけだしな。
料理があるから何とかなる。
「キョウ、安心してくれ。俺が必ず何とかしてやる」
「本当ですか!? ありがとうございます!」
「ああ……もう! 私知らないからね!」
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《あとがき》
さあ、物語が動きます。
ちなみに秘伝のシロップはあれです。
ヒントはキン肉マンビッグボディ、
第4回次世代ファンタジーカップにエントリーしました!
読み終わった後、できれば評価をいただけたらと。
作者のやる気に繋がりますので。
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