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第一章 結婚と殺人
第一話 友部海斗
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友部海斗は、すでに決意を固めていた。
もし結婚の承諾を得られなければ、桜織を奪って関西方面へ逃げるつもりだ。関西が駄目なら九州や北海道……いや海外だっていい。
駆け落ち――などというと、前時代的で大袈裟に受け取るむきもあるだろうが、友部海斗は真剣だった。切羽詰まっていた。
そもそも、なぜ結婚を反対されなければならないのか。
片山貴俊のことは、子供の頃から良く知っている。いわば恩人ともいうべき存在だ。幼い日に両親を失い、児童養護施設で育った海斗にとって、もっとも身近な大人でもあった。
不動産会社を営み、地域の名士として知られる片山貴俊は、高校時代、サッカーの全国大会に出場した経験をもち、休日には近所の子供たちにサッカーを教えている。友部海斗の所属する児童養護施設の子供たちも数多く参加しており、中でも海斗の技量は群を抜いていた。
「お前なら、頑張れば将来、プロにだってなれるぞ」
小学生の頃、そういって励ましてくれたのは、ほかならぬ片山貴俊だ。
両親のいない友部海斗は、大人から無条件に愛されるという経験をしたことがない。愛されるには常に努力が必要だった。良い成績や秀でた才能を世間に示すことでしか、大人から愛を与えられることは決してない。だからサッカーを必死に頑張った。自分を陽の当たる場所に導いてくれる唯一の武器だと考えたからだ。
片山貴俊の素晴らしい指導もあってめきめき腕を上げた海斗は、中学生から地元Jリーグクラブの下部組織に加わり、高校生の時にはユースチームのエースストライカーとして活躍した。卒業後はすぐにもJリーグデビューを果たすのではないかと、地元サッカーファンやマスコミの注目を一身に集めた。
成功すると、誰もがちやほやしてくれる。周囲の自分を見る目が変わるのだ。
地域の実業家たちは、こぞって高級店で食事をおごってくれ、服や財布、バッグなどのハイブランド品を次々プレゼントしてくれた。同じ養護施設で育ち、幼い頃からずっとあこがれの的だった美人の同級生・雪乃ともステディの関係になることができた。また、母方の伯父夫婦が海斗を引き取ってくれることになり、養護施設からの脱出にも成功。
両親を失って以来、暗く孤独な日々を過ごしてきた海斗は、多くの人々から愛と賞賛を一身に浴びるようになり、我が世の春を謳歌した。有頂天になるなというのが無理というものだ。人生は輝かしく、未来には希望しか存在しないように感じられた。
しかし、暗転は突如として訪れる。
高校三年の春、試合中の怪我で右膝に前十字靭帯断裂の重症を負い、長期にわたる戦線離脱を余儀なくされた。復帰を目指して懸命にリハビリに励み、半年後にはピッチに戻るも、パフォーマンスが元のレベルに戻ることはなかった。
その後、プロ入りは果たしたものの、ベンチを温める日々がつづき、三年間で出場機会はわずか十二試合。挙げた得点はたったの六点という体たらくで、ストライカーとして失格の烙印を押され、二十一歳の時、引退を余儀なくされた。
すると、それまでチヤホヤしてくれていた周囲の人々は潮が引くように彼のもとから去っていった。タニマチ気取りの実業家たちは連絡をよこさなくなり、こちらから電話をかけても居留守を使われる始末。将来を誓い合った最愛の恋人・雪乃は、海斗が大怪我を負った時点で早々に彼を見捨て、東京へと去っていった。
海斗は失意に打ちひしがれた。
そんな中、片山貴俊の娘・桜織だけは、変わらず海斗にやさしい態度で接しつづけてくれた。一つ年下の彼女は、失意の彼を折に触れて励まし、映画や食事に誘いだした。
やがて二人は恋に落ちる。海斗は、桜織の純朴で裏表のない性格に強く惹かれた。いまどき珍しいほどピュアな魂の持ち主だった。彼女と一緒なら、この残酷な人生も笑顔で歩んでいけそうな気がした。生涯のパートナーにするなら、彼女をおいて他にいない。
この時の海斗は職もなく、貯金は底をついて、とても所帯の持てる状況ではなかったが、それでも彼女に結婚を申し込んだ。
彼女は、「こんな私で良かったら」と二つ返事で受けてくれた。海斗は、どんな仕事であろうと汗水たらして懸命に働き、桜織を幸せにしようと心に誓った。
しかし、二人の関係を知った片山貴俊は烈火のごとく怒り狂った。
「結婚など許さん。お前には娘と付き合う資格はない」
真っ向から否定された。
「飼い犬に手をかまれるとは、このことだな」
片山貴俊のことを人生の師だと思っていた海斗は、大きなショックを受けた。なぜこんなことまで言われなければならないのか。心から悲しくなった。
「俺がサッカーで成功できなかったからですか? だからタカさんは、桜織さんにはふさわしくないと」
「俺は負け犬は嫌いだ。仕事もせずにブラブラしているくせに、娘をくれなどと、百年早い。今度、娘と会ったら、ただではおかんぞ!」
問答無用の激しさで、海斗を拒絶した。
あれほどやさしく熱心に指導してくれた恩師が、別人のように豹変してしまった。
かつて暴力団組織に属し、逮捕歴もあると噂される片山貴俊だが、施設の子供たちには常に優しく親切だった。過去を悔いて更生し、今や地域の名士と謳われている。それが桜織との結婚話が持ち上がったとたん、地金が出たという感じだ。
海斗は今日、桜織とともに貴俊に面会し、二人の結婚を認めてくれるよう直談判するつもりだ。もし拒絶されれば、その時は桜織とともにこの町を離れる。
今や海斗にとって、故郷である埼玉県佐伯市は忌まわしい記憶の集積地でしかない。一瞬の栄光は味わったが、残りはすべて暗黒に塗りつぶされている。両親が殺された時の凄惨な光景は、今も脳裏に焼き付いて離れない。
「海斗」
西武新宿線・佐伯駅の改札を抜けると、桜織が手を振りながら駆け寄ってきた。右腕を海斗の左腕に巻き付ける。
「大丈夫?」
「桜織こそ」
「私は平気。もう何も怖くない。どこまでも海斗についていくって心を決めたから」
「タカさんは? 会ってくれるって?」
「昨日、約束させたわ。……見て」
と、左腕のセーターを捲し上げた。手首に真新しい傷跡が一直線に走っている。刃物でつけた傷である。
「おい、どうしたんだよ」驚いて目をむいた。
「昨日、父の目の前で切ったの」
「なんて馬鹿なことを……」
「海斗との結婚を許してくれないならこの場で死んでやるって言って、カミソリで一気に」
「無茶だよ」
片山桜織は、ピュアで純朴な性格の反面、激しく向こうみずな一面がある。恋に対しては狂おしいまでに情熱的なのだ。
「そうしたら父、蒼くなってオロオロし始めたわ。今日、海斗と会うことも約束してくれた。このぶんなら、結婚もきっと許してくれる。娘に死なれるよりはましでしょうからね」
「まったく、君って人は……」
「ふふ。惚れ直した?」
悪戯っぽく微笑して、腕を強くからめてきた。
「でも、タカさんはなぜ、あれほど僕らの結婚に反対するんだろう」
「父は海斗に期待していたのよ。絶対、プロになって活躍する。間違いなく一億円プレーヤーになるって、本気で入れ込んでたんだから」
「俺が期待に沿えなかったからな」
「だからって、あんな手のひら返しはないじゃない。父には心底、失望した」
「タカさんだけじゃない。みんな、そうさ。いい時はちやほやしてくれるけど、落ちぶれると、いとも簡単に去っていく」
「私は違う」と桜織がいった。「死ぬまで海斗と離れないわ。離れてたまるもんですか」
「ありがとう」
彼女の心意気がうれしかった。
「俺も同じ気持ちだよ。桜織と別れるなんて考えられない」
「父が許可してくれなかったら、明日にでも二人でこの街を出ましょう。もう荷造りは済ませてあるの」
二人の進む先に、片山家の大豪邸が見えてきた。暴力団組長の邸宅のように、高い塀の上に鉄条網が張り巡らされ、至るところに監視カメラが設置されている。まるで要塞だ。
「あんな豪邸を、桜織は本当に捨てられるのかい?」
海斗は冗談めかして問いかけた。
敷地・建物あわせて五億円はくだるまい。
「私にとっては息苦しいだけ。自由と幸せを奪い去る牢獄にしか感じない」
「牢獄か……」
海斗は思わず苦笑した。それは彼にとって、願っても手に入れられなかったものである。
「俺は小さい頃から、ずっと家庭ってものに憧れつづけてきた。無条件に愛し、愛される。そんな関係性を、一度でいいから誰かと味わってみたい。ずっとそう夢見てきたんだ」
「私がその夢を叶えてあげる」桜織は目を輝かせていった。「私が海斗の家族になって、無償の愛を注いであげる」
彼女は真剣な眼差しでつづける。
「ここで誓いましょうよ。私たちは、富める時も貧しきときも……病めるときも健やかなるときも……死が二人を別つまで、永遠に愛しつづけると」
「ああ、誓うよ。この手を決して離しはしない」
海斗は、桜織の右手を強く握り締めた。
片山邸の門の前に立った二人は、顔を見つめてうなずき合うと、意を決したように屋敷内へと入っていく。
春の空は高く澄み渡り、彼らの挑戦を後押しするように、太陽が上空から照りつけていた。
もし結婚の承諾を得られなければ、桜織を奪って関西方面へ逃げるつもりだ。関西が駄目なら九州や北海道……いや海外だっていい。
駆け落ち――などというと、前時代的で大袈裟に受け取るむきもあるだろうが、友部海斗は真剣だった。切羽詰まっていた。
そもそも、なぜ結婚を反対されなければならないのか。
片山貴俊のことは、子供の頃から良く知っている。いわば恩人ともいうべき存在だ。幼い日に両親を失い、児童養護施設で育った海斗にとって、もっとも身近な大人でもあった。
不動産会社を営み、地域の名士として知られる片山貴俊は、高校時代、サッカーの全国大会に出場した経験をもち、休日には近所の子供たちにサッカーを教えている。友部海斗の所属する児童養護施設の子供たちも数多く参加しており、中でも海斗の技量は群を抜いていた。
「お前なら、頑張れば将来、プロにだってなれるぞ」
小学生の頃、そういって励ましてくれたのは、ほかならぬ片山貴俊だ。
両親のいない友部海斗は、大人から無条件に愛されるという経験をしたことがない。愛されるには常に努力が必要だった。良い成績や秀でた才能を世間に示すことでしか、大人から愛を与えられることは決してない。だからサッカーを必死に頑張った。自分を陽の当たる場所に導いてくれる唯一の武器だと考えたからだ。
片山貴俊の素晴らしい指導もあってめきめき腕を上げた海斗は、中学生から地元Jリーグクラブの下部組織に加わり、高校生の時にはユースチームのエースストライカーとして活躍した。卒業後はすぐにもJリーグデビューを果たすのではないかと、地元サッカーファンやマスコミの注目を一身に集めた。
成功すると、誰もがちやほやしてくれる。周囲の自分を見る目が変わるのだ。
地域の実業家たちは、こぞって高級店で食事をおごってくれ、服や財布、バッグなどのハイブランド品を次々プレゼントしてくれた。同じ養護施設で育ち、幼い頃からずっとあこがれの的だった美人の同級生・雪乃ともステディの関係になることができた。また、母方の伯父夫婦が海斗を引き取ってくれることになり、養護施設からの脱出にも成功。
両親を失って以来、暗く孤独な日々を過ごしてきた海斗は、多くの人々から愛と賞賛を一身に浴びるようになり、我が世の春を謳歌した。有頂天になるなというのが無理というものだ。人生は輝かしく、未来には希望しか存在しないように感じられた。
しかし、暗転は突如として訪れる。
高校三年の春、試合中の怪我で右膝に前十字靭帯断裂の重症を負い、長期にわたる戦線離脱を余儀なくされた。復帰を目指して懸命にリハビリに励み、半年後にはピッチに戻るも、パフォーマンスが元のレベルに戻ることはなかった。
その後、プロ入りは果たしたものの、ベンチを温める日々がつづき、三年間で出場機会はわずか十二試合。挙げた得点はたったの六点という体たらくで、ストライカーとして失格の烙印を押され、二十一歳の時、引退を余儀なくされた。
すると、それまでチヤホヤしてくれていた周囲の人々は潮が引くように彼のもとから去っていった。タニマチ気取りの実業家たちは連絡をよこさなくなり、こちらから電話をかけても居留守を使われる始末。将来を誓い合った最愛の恋人・雪乃は、海斗が大怪我を負った時点で早々に彼を見捨て、東京へと去っていった。
海斗は失意に打ちひしがれた。
そんな中、片山貴俊の娘・桜織だけは、変わらず海斗にやさしい態度で接しつづけてくれた。一つ年下の彼女は、失意の彼を折に触れて励まし、映画や食事に誘いだした。
やがて二人は恋に落ちる。海斗は、桜織の純朴で裏表のない性格に強く惹かれた。いまどき珍しいほどピュアな魂の持ち主だった。彼女と一緒なら、この残酷な人生も笑顔で歩んでいけそうな気がした。生涯のパートナーにするなら、彼女をおいて他にいない。
この時の海斗は職もなく、貯金は底をついて、とても所帯の持てる状況ではなかったが、それでも彼女に結婚を申し込んだ。
彼女は、「こんな私で良かったら」と二つ返事で受けてくれた。海斗は、どんな仕事であろうと汗水たらして懸命に働き、桜織を幸せにしようと心に誓った。
しかし、二人の関係を知った片山貴俊は烈火のごとく怒り狂った。
「結婚など許さん。お前には娘と付き合う資格はない」
真っ向から否定された。
「飼い犬に手をかまれるとは、このことだな」
片山貴俊のことを人生の師だと思っていた海斗は、大きなショックを受けた。なぜこんなことまで言われなければならないのか。心から悲しくなった。
「俺がサッカーで成功できなかったからですか? だからタカさんは、桜織さんにはふさわしくないと」
「俺は負け犬は嫌いだ。仕事もせずにブラブラしているくせに、娘をくれなどと、百年早い。今度、娘と会ったら、ただではおかんぞ!」
問答無用の激しさで、海斗を拒絶した。
あれほどやさしく熱心に指導してくれた恩師が、別人のように豹変してしまった。
かつて暴力団組織に属し、逮捕歴もあると噂される片山貴俊だが、施設の子供たちには常に優しく親切だった。過去を悔いて更生し、今や地域の名士と謳われている。それが桜織との結婚話が持ち上がったとたん、地金が出たという感じだ。
海斗は今日、桜織とともに貴俊に面会し、二人の結婚を認めてくれるよう直談判するつもりだ。もし拒絶されれば、その時は桜織とともにこの町を離れる。
今や海斗にとって、故郷である埼玉県佐伯市は忌まわしい記憶の集積地でしかない。一瞬の栄光は味わったが、残りはすべて暗黒に塗りつぶされている。両親が殺された時の凄惨な光景は、今も脳裏に焼き付いて離れない。
「海斗」
西武新宿線・佐伯駅の改札を抜けると、桜織が手を振りながら駆け寄ってきた。右腕を海斗の左腕に巻き付ける。
「大丈夫?」
「桜織こそ」
「私は平気。もう何も怖くない。どこまでも海斗についていくって心を決めたから」
「タカさんは? 会ってくれるって?」
「昨日、約束させたわ。……見て」
と、左腕のセーターを捲し上げた。手首に真新しい傷跡が一直線に走っている。刃物でつけた傷である。
「おい、どうしたんだよ」驚いて目をむいた。
「昨日、父の目の前で切ったの」
「なんて馬鹿なことを……」
「海斗との結婚を許してくれないならこの場で死んでやるって言って、カミソリで一気に」
「無茶だよ」
片山桜織は、ピュアで純朴な性格の反面、激しく向こうみずな一面がある。恋に対しては狂おしいまでに情熱的なのだ。
「そうしたら父、蒼くなってオロオロし始めたわ。今日、海斗と会うことも約束してくれた。このぶんなら、結婚もきっと許してくれる。娘に死なれるよりはましでしょうからね」
「まったく、君って人は……」
「ふふ。惚れ直した?」
悪戯っぽく微笑して、腕を強くからめてきた。
「でも、タカさんはなぜ、あれほど僕らの結婚に反対するんだろう」
「父は海斗に期待していたのよ。絶対、プロになって活躍する。間違いなく一億円プレーヤーになるって、本気で入れ込んでたんだから」
「俺が期待に沿えなかったからな」
「だからって、あんな手のひら返しはないじゃない。父には心底、失望した」
「タカさんだけじゃない。みんな、そうさ。いい時はちやほやしてくれるけど、落ちぶれると、いとも簡単に去っていく」
「私は違う」と桜織がいった。「死ぬまで海斗と離れないわ。離れてたまるもんですか」
「ありがとう」
彼女の心意気がうれしかった。
「俺も同じ気持ちだよ。桜織と別れるなんて考えられない」
「父が許可してくれなかったら、明日にでも二人でこの街を出ましょう。もう荷造りは済ませてあるの」
二人の進む先に、片山家の大豪邸が見えてきた。暴力団組長の邸宅のように、高い塀の上に鉄条網が張り巡らされ、至るところに監視カメラが設置されている。まるで要塞だ。
「あんな豪邸を、桜織は本当に捨てられるのかい?」
海斗は冗談めかして問いかけた。
敷地・建物あわせて五億円はくだるまい。
「私にとっては息苦しいだけ。自由と幸せを奪い去る牢獄にしか感じない」
「牢獄か……」
海斗は思わず苦笑した。それは彼にとって、願っても手に入れられなかったものである。
「俺は小さい頃から、ずっと家庭ってものに憧れつづけてきた。無条件に愛し、愛される。そんな関係性を、一度でいいから誰かと味わってみたい。ずっとそう夢見てきたんだ」
「私がその夢を叶えてあげる」桜織は目を輝かせていった。「私が海斗の家族になって、無償の愛を注いであげる」
彼女は真剣な眼差しでつづける。
「ここで誓いましょうよ。私たちは、富める時も貧しきときも……病めるときも健やかなるときも……死が二人を別つまで、永遠に愛しつづけると」
「ああ、誓うよ。この手を決して離しはしない」
海斗は、桜織の右手を強く握り締めた。
片山邸の門の前に立った二人は、顔を見つめてうなずき合うと、意を決したように屋敷内へと入っていく。
春の空は高く澄み渡り、彼らの挑戦を後押しするように、太陽が上空から照りつけていた。
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