9 / 18
9、初めてのお見合い相手
しおりを挟む
ーードキドキワクワクソワソワ……と、期待と不安でいっぱいのままに目的地らしき場所に到着する。
先に馬車から降りた父にエスコートしてもらって馬車を降りる。
想像以上に大きくて立派な屋敷だったので、その持ち主はかなり高い身分の人だと思ってしまう。
内心不安に思っていると、若い男性が近付いてきて、
「ようこそいらっしゃいました。私は公爵家の執事長のトーマスと申します。」
と、胸に手を当てて頭を下げて挨拶してきます。
「スチュアート•ローレル伯爵だ。こっちは娘の……。」
と、父親が挨拶して自分を紹介しようとしたので、半歩前に出て、
「フィオナ・ローレルと申します。今日はよろしくお願いします。」
と丁寧に挨拶する。
ーーいくら執事長といえど、公爵家の執事長だからね。彼が真っ先に挨拶したってことは、公爵家として代表しているのでしょうから。
「……それでは、旦那様の元へ案内いたします。」
と言って、屋敷の中に入っていくトーマス。
父を先頭に私と付き添ってくれた侍女のテリー、私の専属護衛騎士のジャックとローレル家の騎士のトムと続いてトーマスの後を追っていく。
公爵家の廊下はとても立派で、壁の絵画や置物も高そうで、うかつに近付けない。
ーー廊下の真ん中を進んでいくと、トーマスはまた扉を潜る。
開いた瞬間、光が入ってきて、その中を進むと回廊の両側に庭が広がる。
回廊を抜けると、また扉を潜って今度は庭の中を歩いていくトーマス。
「……わあぁ~~~。」
美しい庭の中を進んでいくと、東屋が見えてくる。
そこが目的地なのかと見ていると、トーマスの進む先に人影を発見。
その人物に一礼して、
「ローレル伯爵とご息女のフィオナ様をお連れ致しました。」
と、告げるトーマス。
「ーーそうか。ご苦労。」
透き通った声でトーマスを労うと、一歩前に出て光が差す位置に立つ。
「お初にお目にかかる。アレクシア・ヴァルリア公爵です。」
と、胸に手を当てて、決して地位が逆転するような隙を見せない挨拶するヴァルリア公爵。
銀髪で赤い目の美しい顔立ちと、その完璧なオーラに気圧されそうになっていると、さすがの父、伯爵と言うのも伊達じゃないね。
「……今日はお時間作っていただきありがとうございました。フィオナ嬢にもお礼を。」
最後の部分は私に言って微笑んだ。
「(ーーーーッ!?)」
その完璧な微笑みに危うくやられそうになる。
「……も、申し遅れました。フィオナ・ローレルと申します。……今日はよろしくお願いいたします。」
淑女らしい挨拶を決めると、私を見下ろしていた公爵が小さく笑っていた。
「?」その反応の意味の意味がわからず、思わずお辞儀したままそのまま固まってしまう。
「楽にして下さい。どうぞ、こちらへ。」
公爵は東屋に用意されたテーブルに座るように手で示す。
テーブルには豪華なティータイムのお菓子が用意されていた。その華やかさに目を奪われたせいで、奥に人が座っていたことに気付くのが遅れてしまう。
ーー公爵が座るであろう席の隣に座っていたのは、銀髪で赤い目をした公爵にそっくりな見た目をした女の子。
ーーん?
「(え!?まさか娘もいるの!?)」
私が戸惑っていると、
「……公爵の亡くなられた兄君のお嬢さんらしい。」
と、私の疑問に気が付いた父がそっと教えてくれる。
「………なるほど。」
私が納得したように頷くと、椅子の後ろに立っていた公爵と目があって微笑まれてしまう。
父に背中を軽く押されて、ようやく気が付いて、慌てて、それでいて優雅に公爵が引いた椅子の前に立って、公爵の気遣いを受けながら座った。
続けて父も私の隣に座ると、公爵も自分の席に座る。
「改めまして、アレクシア・ヴァルリアです。この子は、私の娘であり、亡くなった兄のチャールズ・ヴァルリアの娘のエミリー・ヴァルリアです。」
あくまで丁寧に接してくれる公爵は隣に座る娘を笑顔で紹介する。
「エミリー・ヴァルリアです。よろしくお願いします。」
と座ったままだけど、きちんと挨拶してくれる。
「(可愛い~~~~~)」
思わず心の中で叫んでしまう。
そんな私の気持ちを察したのか照れくさそうにうつむく。
「(安心して! 貴女みたいな可愛い子をいじめたりしないわ……こっそり愛でるだけよ!)」
エミリーの可愛さに視線を奪われてると、
「……クスッ。」と小さな笑い声のした方を見ると、笑ったのは公爵で、目があうとさっきよりも、もっと優しく微笑まれてしまい、その完璧な微笑えみを向けられて真っ赤になってしまう。
「令嬢は優しいですね。」
公爵に誉められて、弾かれるように顔を上げて公爵の顔を見た瞬間、その時は突然やってきた。
『ーー敵味方の関係なく、悪事を働いた者を許さない。敵であれば尚更に容赦しない。その敵を討ち取るのが役目ーー』
『ーー弱いものいじめをする輩であれば誰であろうと許さない。女の涙などは信用しないーー』
『ーー大切な者を守るためであれば、どんなに傷付いても構わないーー』
『ーードラゴンが相手でも退くわけにはいかない。敵は殲滅する。それがこの小説の残虐非道の冷酷無慈悲な悪役公爵(ダークヒーロー) アレクシア・ヴァルリア、その人である。』
ーー小説の一文やファンの評価の言葉が頭によぎる。
ーーそう、彼が《あの小説》の一番人気のダークヒーローだったのか。
ーーあの最終的には皆殺しちゃったヤバくてコアなファンに人気ある小説『悪役公爵の哀しみ』のダークヒーロー……の彼。
この世界が私も好きだった小説の世界であったことを18年生きてきて、ようやく知ることができたのだった。
先に馬車から降りた父にエスコートしてもらって馬車を降りる。
想像以上に大きくて立派な屋敷だったので、その持ち主はかなり高い身分の人だと思ってしまう。
内心不安に思っていると、若い男性が近付いてきて、
「ようこそいらっしゃいました。私は公爵家の執事長のトーマスと申します。」
と、胸に手を当てて頭を下げて挨拶してきます。
「スチュアート•ローレル伯爵だ。こっちは娘の……。」
と、父親が挨拶して自分を紹介しようとしたので、半歩前に出て、
「フィオナ・ローレルと申します。今日はよろしくお願いします。」
と丁寧に挨拶する。
ーーいくら執事長といえど、公爵家の執事長だからね。彼が真っ先に挨拶したってことは、公爵家として代表しているのでしょうから。
「……それでは、旦那様の元へ案内いたします。」
と言って、屋敷の中に入っていくトーマス。
父を先頭に私と付き添ってくれた侍女のテリー、私の専属護衛騎士のジャックとローレル家の騎士のトムと続いてトーマスの後を追っていく。
公爵家の廊下はとても立派で、壁の絵画や置物も高そうで、うかつに近付けない。
ーー廊下の真ん中を進んでいくと、トーマスはまた扉を潜る。
開いた瞬間、光が入ってきて、その中を進むと回廊の両側に庭が広がる。
回廊を抜けると、また扉を潜って今度は庭の中を歩いていくトーマス。
「……わあぁ~~~。」
美しい庭の中を進んでいくと、東屋が見えてくる。
そこが目的地なのかと見ていると、トーマスの進む先に人影を発見。
その人物に一礼して、
「ローレル伯爵とご息女のフィオナ様をお連れ致しました。」
と、告げるトーマス。
「ーーそうか。ご苦労。」
透き通った声でトーマスを労うと、一歩前に出て光が差す位置に立つ。
「お初にお目にかかる。アレクシア・ヴァルリア公爵です。」
と、胸に手を当てて、決して地位が逆転するような隙を見せない挨拶するヴァルリア公爵。
銀髪で赤い目の美しい顔立ちと、その完璧なオーラに気圧されそうになっていると、さすがの父、伯爵と言うのも伊達じゃないね。
「……今日はお時間作っていただきありがとうございました。フィオナ嬢にもお礼を。」
最後の部分は私に言って微笑んだ。
「(ーーーーッ!?)」
その完璧な微笑みに危うくやられそうになる。
「……も、申し遅れました。フィオナ・ローレルと申します。……今日はよろしくお願いいたします。」
淑女らしい挨拶を決めると、私を見下ろしていた公爵が小さく笑っていた。
「?」その反応の意味の意味がわからず、思わずお辞儀したままそのまま固まってしまう。
「楽にして下さい。どうぞ、こちらへ。」
公爵は東屋に用意されたテーブルに座るように手で示す。
テーブルには豪華なティータイムのお菓子が用意されていた。その華やかさに目を奪われたせいで、奥に人が座っていたことに気付くのが遅れてしまう。
ーー公爵が座るであろう席の隣に座っていたのは、銀髪で赤い目をした公爵にそっくりな見た目をした女の子。
ーーん?
「(え!?まさか娘もいるの!?)」
私が戸惑っていると、
「……公爵の亡くなられた兄君のお嬢さんらしい。」
と、私の疑問に気が付いた父がそっと教えてくれる。
「………なるほど。」
私が納得したように頷くと、椅子の後ろに立っていた公爵と目があって微笑まれてしまう。
父に背中を軽く押されて、ようやく気が付いて、慌てて、それでいて優雅に公爵が引いた椅子の前に立って、公爵の気遣いを受けながら座った。
続けて父も私の隣に座ると、公爵も自分の席に座る。
「改めまして、アレクシア・ヴァルリアです。この子は、私の娘であり、亡くなった兄のチャールズ・ヴァルリアの娘のエミリー・ヴァルリアです。」
あくまで丁寧に接してくれる公爵は隣に座る娘を笑顔で紹介する。
「エミリー・ヴァルリアです。よろしくお願いします。」
と座ったままだけど、きちんと挨拶してくれる。
「(可愛い~~~~~)」
思わず心の中で叫んでしまう。
そんな私の気持ちを察したのか照れくさそうにうつむく。
「(安心して! 貴女みたいな可愛い子をいじめたりしないわ……こっそり愛でるだけよ!)」
エミリーの可愛さに視線を奪われてると、
「……クスッ。」と小さな笑い声のした方を見ると、笑ったのは公爵で、目があうとさっきよりも、もっと優しく微笑まれてしまい、その完璧な微笑えみを向けられて真っ赤になってしまう。
「令嬢は優しいですね。」
公爵に誉められて、弾かれるように顔を上げて公爵の顔を見た瞬間、その時は突然やってきた。
『ーー敵味方の関係なく、悪事を働いた者を許さない。敵であれば尚更に容赦しない。その敵を討ち取るのが役目ーー』
『ーー弱いものいじめをする輩であれば誰であろうと許さない。女の涙などは信用しないーー』
『ーー大切な者を守るためであれば、どんなに傷付いても構わないーー』
『ーードラゴンが相手でも退くわけにはいかない。敵は殲滅する。それがこの小説の残虐非道の冷酷無慈悲な悪役公爵(ダークヒーロー) アレクシア・ヴァルリア、その人である。』
ーー小説の一文やファンの評価の言葉が頭によぎる。
ーーそう、彼が《あの小説》の一番人気のダークヒーローだったのか。
ーーあの最終的には皆殺しちゃったヤバくてコアなファンに人気ある小説『悪役公爵の哀しみ』のダークヒーロー……の彼。
この世界が私も好きだった小説の世界であったことを18年生きてきて、ようやく知ることができたのだった。
16
お気に入りに追加
43
あなたにおすすめの小説
公爵様、契約通り、跡継ぎを身籠りました!-もう契約は満了ですわよ・・・ね?ちょっと待って、どうして契約が終わらないんでしょうかぁぁ?!-
猫まんじゅう
恋愛
そう、没落寸前の実家を助けて頂く代わりに、跡継ぎを産む事を条件にした契約結婚だったのです。
無事跡継ぎを妊娠したフィリス。夫であるバルモント公爵との契約達成は出産までの約9か月となった。
筈だったのです······が?
◆◇◆
「この結婚は契約結婚だ。貴女の実家の財の工面はする。代わりに、貴女には私の跡継ぎを産んでもらおう」
拝啓、公爵様。財政に悩んでいた私の家を助ける代わりに、跡継ぎを産むという一時的な契約結婚でございましたよね・・・?ええ、跡継ぎは産みました。なぜ、まだ契約が完了しないんでしょうか?
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくださいませええ!この契約!あと・・・、一体あと、何人子供を産めば契約が満了になるのですッ!!?」
溺愛と、悪阻(ツワリ)ルートは二人がお互いに想いを通じ合わせても終わらない?
◆◇◆
安心保障のR15設定。
描写の直接的な表現はありませんが、”匂わせ”も気になる吐き悪阻体質の方はご注意ください。
ゆるゆる設定のコメディ要素あり。
つわりに付随する嘔吐表現などが多く含まれます。
※妊娠に関する内容を含みます。
【2023/07/15/9:00〜07/17/15:00, HOTランキング1位ありがとうございます!】
こちらは小説家になろうでも完結掲載しております(詳細はあとがきにて、)
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
【本編完結】若き公爵の子を授かった夫人は、愛する夫のために逃げ出した。 一方公爵様は、妻死亡説が流れようとも諦めません!
はづも
恋愛
本編完結済み。番外編がたまに投稿されたりされなかったりします。
伯爵家に生まれたカレン・アーネストは、20歳のとき、幼馴染でもある若き公爵、ジョンズワート・デュライトの妻となった。
しかし、ジョンズワートはカレンを愛しているわけではない。
当時12歳だったカレンの額に傷を負わせた彼は、その責任を取るためにカレンと結婚したのである。
……本当に好きな人を、諦めてまで。
幼い頃からずっと好きだった彼のために、早く身を引かなければ。
そう思っていたのに、初夜の一度でカレンは懐妊。
このままでは、ジョンズワートが一生自分に縛られてしまう。
夫を想うが故に、カレンは妊娠したことを隠して姿を消した。
愛する人を縛りたくないヒロインと、死亡説が流れても好きな人を諦めることができないヒーローの、両片想い・幼馴染・すれ違い・ハッピーエンドなお話です。
「お前を妻だと思ったことはない」と言ってくる旦那様と離婚した私は、幼馴染の侯爵から溺愛されています。
木山楽斗
恋愛
第二王女のエリームは、かつて王家と敵対していたオルバディオン公爵家に嫁がされた。
因縁を解消するための結婚であったが、現当主であるジグールは彼女のことを冷遇した。長きに渡る因縁は、簡単に解消できるものではなかったのである。
そんな暮らしは、エリームにとって息苦しいものだった。それを重く見た彼女の兄アルベルドと幼馴染カルディアスは、二人の結婚を解消させることを決意する。
彼らの働きかけによって、エリームは苦しい生活から解放されるのだった。
晴れて自由の身になったエリームに、一人の男性が婚約を申し込んできた。
それは、彼女の幼馴染であるカルディアスである。彼は以前からエリームに好意を寄せていたようなのだ。
幼い頃から彼の人となりを知っているエリームは、喜んでその婚約を受け入れた。二人は、晴れて夫婦となったのである。
二度目の結婚を果たしたエリームは、以前とは異なる生活を送っていた。
カルディアスは以前の夫とは違い、彼女のことを愛して尊重してくれたのである。
こうして、エリームは幸せな生活を送るのだった。
甘すぎ旦那様の溺愛の理由(※ただし旦那様は、冷酷陛下です!?)
夕立悠理
恋愛
伯爵令嬢ミレシアは、恐れ多すぎる婚約に震えていた。
父が結んできた婚約の相手は、なんと冷酷と謳われている隣国の皇帝陛下だったのだ。
何かやらかして、殺されてしまう未来しか見えない……。
不安に思いながらも、隣国へ嫁ぐミレシア。
そこで待っていたのは、麗しの冷酷皇帝陛下。
ぞっとするほど美しい顔で、彼はミレシアに言った。
「あなたをずっと待っていました」
「……え?」
「だって、下僕が主を待つのは当然でしょう?」
下僕。誰が、誰の。
「過去も未来も。永久に俺の主はあなただけ」
「!?!?!?!?!?!?」
そういって、本当にミレシアの前では冷酷どころか、甘すぎるふるまいをする皇帝ルクシナード。
果たして、ルクシナードがミレシアを溺愛する理由は――。
軽い気持ちで超絶美少年(ヤンデレ)に告白したら
夕立悠理
恋愛
容姿平凡、頭脳平凡、なリノアにはひとつだけ、普通とちがうところがある。
それは極度の面食いということ。
そんなリノアは冷徹と名高い公爵子息(イケメン)に嫁ぐことに。
「初夜放置? ぜーんぜん、問題ないわ!
だって旦那さまってば顔がいいもの!!!」
朝食をたまに一緒にとるだけで、満足だ。寝室別でも、他の女の香水の香りがしてもぜーんぜん平気。……なーんて、思っていたら、旦那さまの様子がおかしい?
「他の誰でもない君が! 僕がいいっていったんだ。……そうでしょ?」
あれ、旦那さまってば、どうして手錠をお持ちなのでしょうか?
それをわたしにつける??
じょ、冗談ですよね──!?!?
結婚式で王子を溺愛する幼馴染が泣き叫んで婚約破棄「妊娠した。慰謝料を払え!」花嫁は王子の返答に衝撃を受けた。
window
恋愛
公爵令嬢と王太子殿下の結婚式に幼馴染が泣き叫んでかけ寄って来た。
式の大事な場面で何が起こったのか?
二人を祝福していた参列者たちは突然の出来事に会場は大きくどよめいた。
王子は公爵令嬢と幼馴染と二股交際をしていた。
「あなたの子供を妊娠してる。私を捨てて自分だけ幸せになるなんて許せない。慰謝料を払え!」
幼馴染は王子に詰め寄って主張すると王子は信じられない事を言って花嫁と参列者全員を驚かせた。
美人すぎる姉ばかりの姉妹のモブ末っ子ですが、イケメン公爵令息は、私がお気に入りのようで。
天災
恋愛
美人な姉ばかりの姉妹の末っ子である私、イラノは、モブな性格である。
とある日、公爵令息の誕生日パーティーにて、私はとある事件に遭う!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる