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婚約破棄を告げられました
マーズ子爵令嬢
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「フフフ、ではこちらにお呼びしますわね。マーズ子爵令嬢、こちらへ」
マーズ子爵令嬢と呼ばれた女性が一歩前に出る。
そして綺麗なカーテシーをし、ゆっくりと顔を上げた。
だがマーズ子爵令嬢に見覚えのない4人は訝し気な視線を彼女に向ける。それを見たナディアはさもおかしいとばかりにクスクスと笑い出した。
「何がおかしい!」
「いえ、それよりも殿下。こちらのご令嬢に見覚えは?」
「あるわけないだろう。何だそいつは」
「まあ、ご令嬢に対してそいつだなんて失礼ですわね」
「フン、子爵令嬢ごときに何を…」
言いかけて言葉を飲み込む。
さっき身分を振りかざしてサブリナを馬鹿にしたと言っていた事を思い出したのだろう。慌てて口を閉ざしたがもう遅い。言いかけた言葉だけで十分だ。
「まあまあ、身分がどうこう仰っていたにも関わらず、子爵令嬢と言うだけでそのように仰るのですね。見事なブーメランですこと」
「う、うるさい!その、マーズ子爵令嬢が何だと言うんだ!」
「本当に見覚えがございませんか?そちらの側近候補の方達も?」
「ないと言っている!」
「わ、私も見覚えは…」
「僕も…」
「俺も知らん…」
4人は戸惑いながらもそう答える。その言葉を待っていましたと言わんばかりにナディアは満面の笑みを浮かべた。
その表情に4人が凍り付く。
そんな4人の姿を満足そうに見たナディアは、マーズ子爵令嬢に振り返りニッコリと微笑んだ。
「ではマーズ子爵令嬢、この4人に言われた事をこの場で仰ってくださいな」
「畏まりましたわ、サルトレッティ公爵令嬢」
こちらは意を決したように真剣な表情だ。それもそのはず目の前の4人は高位貴族であり、そのうちの一人は王族だ。
思わず怯みそうになるが、ナディアがコクリと頷くのを見て、マーズ子爵令嬢は決心して口を開いた。
「わ、私は以前、王子殿下と廊下でぶつかってしまった事がありました。その時慌ててお詫びを申し上げたのですが、酷く不快な表情で罵られました」
「まあ…それで?」
「その時そちらの貴公子の方達もご一緒でしたが、3人には無礼者だとかマナーがなっていない、恥知らずだとか…そういった暴言を吐かれました」
「ちょっと待て!そんな事は覚えていないぞ!!」
「遮らないでくださらない?」
「っ…!!」
ジョバンニが声を上げるがそれをナディアが軽く諫める。
そして続きを促した。
「どうぞ、続けてくださいな」
「は、はい。とにかくその場で土下座までさせられて…驚きました。だって王子殿下とその側近の方達は、平民上がりで噂になっているそちらのフェリッリ男爵令嬢と懇意にされていて、確かフェリッリ男爵令嬢との出会いも廊下でぶつかった際に殿下が優しく助け起こしたと聞いてました。私はそこまでは望んでいませんでしたが、まさか子爵家だと言うだけであそこまで罵られるなんて…」
ざわざわと周囲が騒ぎ出す。
マーズ子爵令嬢の言っている事が本当なら、さっきまでナディアに言っていた身分で見下げているのは外ならぬ彼等の事だ。
「なっ、そ、そんな事言われても知らんもんは知らん!大体なんだ貴様は!?お前の事等見た事もない!!」
「…それは、フェリッリ男爵令嬢が美しいからですか?」
「は…!?」
「私の容姿が平凡で取るに足らない身分だからですよね?フェリッリ男爵令嬢は、見た目はとても可愛らしいですから。殿下達は私が平凡な容姿だから助ける事もせず、4人で罵ったのですよね」
「ち、違う…!!」
「あ、ああ、俺達は別に見た目で判断した訳では…」
「違いますよ、そんな…」
「か、勘違いじゃない!?」
4人が慌てたように言い訳をしだす。目は完全に泳いでいるし、顔色も悪い。
けれどサブリナは得意げな顔をしてマーズ子爵令嬢に向かって喋り出した。
「もう、私が可愛いとか褒めてもダメよ!私とジョバンニ達は運命の出会いだったけど、アンタは違っただけでしょ。大体その程度の容姿で殿下の目に留まろうなんて図々しいのよ」
何というか、化けの皮を完全に脱いでいる。そんな事も気付かないサブリナは意気揚々と話を続ける。
「可愛いから特別扱いされて何が悪いの?そんなの当然じゃない。恨むなら平凡な顔で産んだ両親を恨むのね」
「まあ…」
フンと鼻を鳴らしながら言い切ったサブリナにマーズ子爵令嬢が目を丸くする。そして何故か小さく笑みを浮かべると、ナディアに振り返ってお辞儀をした。
「サルトレッティ公爵令嬢、このような場で申し上げる事ではございませんが、婚約破棄おめでとうございます。心よりお祝い申し上げますわ」
「まあ、ありがとうございます。貴女も勇気ある証言をしてくださって…」
「フフフ、構いませんわ。私が平凡なんて自分が一番よく知ってますもの。それよりも何だかんだ理由をつけて文句を言ってますけど、結局見た目にコロッと騙されて正義を振りかざしている殿方達が滑稽ですわね」
「な、何だと!!」
「おい、お前!不敬罪だぞ!!」
「誰に物を言ってますの?」
騒ぎ出す4人にナディアが凍り付くような視線を向ける。
先程まで優雅に微笑んでいたのがうそのように、ナディアの空気が一気に変わった。
「身分をかさに着てフェリッリ男爵令嬢を罵る?そんな事よく言えましたよね。それにマーズ子爵令嬢の方がフェリッリ男爵令嬢より身分は上ですのに、どうしてそんなひどい事ができたのでしょうか?女性に土下座までさせるなんて…ただ廊下でぶつかっただけで。それなら勿論フェリッリ男爵令嬢にも土下座させたのですわよね?」
「サブリナにそんな事する訳ないだろう!」
「あら、ではなぜマーズ子爵令嬢にはさせたのです?言っときますけどこの件は目撃者が多数おりますのよ?見間違いなんかで済ませられませんから」
「そ、それは…」
ぐぐっと言葉に詰まるジョバンニに、何も言えずにおろおろしだす側近候補達。
そんな様子を見てナディアはおかしくてたまらないとばかりに笑い出した。
マーズ子爵令嬢と呼ばれた女性が一歩前に出る。
そして綺麗なカーテシーをし、ゆっくりと顔を上げた。
だがマーズ子爵令嬢に見覚えのない4人は訝し気な視線を彼女に向ける。それを見たナディアはさもおかしいとばかりにクスクスと笑い出した。
「何がおかしい!」
「いえ、それよりも殿下。こちらのご令嬢に見覚えは?」
「あるわけないだろう。何だそいつは」
「まあ、ご令嬢に対してそいつだなんて失礼ですわね」
「フン、子爵令嬢ごときに何を…」
言いかけて言葉を飲み込む。
さっき身分を振りかざしてサブリナを馬鹿にしたと言っていた事を思い出したのだろう。慌てて口を閉ざしたがもう遅い。言いかけた言葉だけで十分だ。
「まあまあ、身分がどうこう仰っていたにも関わらず、子爵令嬢と言うだけでそのように仰るのですね。見事なブーメランですこと」
「う、うるさい!その、マーズ子爵令嬢が何だと言うんだ!」
「本当に見覚えがございませんか?そちらの側近候補の方達も?」
「ないと言っている!」
「わ、私も見覚えは…」
「僕も…」
「俺も知らん…」
4人は戸惑いながらもそう答える。その言葉を待っていましたと言わんばかりにナディアは満面の笑みを浮かべた。
その表情に4人が凍り付く。
そんな4人の姿を満足そうに見たナディアは、マーズ子爵令嬢に振り返りニッコリと微笑んだ。
「ではマーズ子爵令嬢、この4人に言われた事をこの場で仰ってくださいな」
「畏まりましたわ、サルトレッティ公爵令嬢」
こちらは意を決したように真剣な表情だ。それもそのはず目の前の4人は高位貴族であり、そのうちの一人は王族だ。
思わず怯みそうになるが、ナディアがコクリと頷くのを見て、マーズ子爵令嬢は決心して口を開いた。
「わ、私は以前、王子殿下と廊下でぶつかってしまった事がありました。その時慌ててお詫びを申し上げたのですが、酷く不快な表情で罵られました」
「まあ…それで?」
「その時そちらの貴公子の方達もご一緒でしたが、3人には無礼者だとかマナーがなっていない、恥知らずだとか…そういった暴言を吐かれました」
「ちょっと待て!そんな事は覚えていないぞ!!」
「遮らないでくださらない?」
「っ…!!」
ジョバンニが声を上げるがそれをナディアが軽く諫める。
そして続きを促した。
「どうぞ、続けてくださいな」
「は、はい。とにかくその場で土下座までさせられて…驚きました。だって王子殿下とその側近の方達は、平民上がりで噂になっているそちらのフェリッリ男爵令嬢と懇意にされていて、確かフェリッリ男爵令嬢との出会いも廊下でぶつかった際に殿下が優しく助け起こしたと聞いてました。私はそこまでは望んでいませんでしたが、まさか子爵家だと言うだけであそこまで罵られるなんて…」
ざわざわと周囲が騒ぎ出す。
マーズ子爵令嬢の言っている事が本当なら、さっきまでナディアに言っていた身分で見下げているのは外ならぬ彼等の事だ。
「なっ、そ、そんな事言われても知らんもんは知らん!大体なんだ貴様は!?お前の事等見た事もない!!」
「…それは、フェリッリ男爵令嬢が美しいからですか?」
「は…!?」
「私の容姿が平凡で取るに足らない身分だからですよね?フェリッリ男爵令嬢は、見た目はとても可愛らしいですから。殿下達は私が平凡な容姿だから助ける事もせず、4人で罵ったのですよね」
「ち、違う…!!」
「あ、ああ、俺達は別に見た目で判断した訳では…」
「違いますよ、そんな…」
「か、勘違いじゃない!?」
4人が慌てたように言い訳をしだす。目は完全に泳いでいるし、顔色も悪い。
けれどサブリナは得意げな顔をしてマーズ子爵令嬢に向かって喋り出した。
「もう、私が可愛いとか褒めてもダメよ!私とジョバンニ達は運命の出会いだったけど、アンタは違っただけでしょ。大体その程度の容姿で殿下の目に留まろうなんて図々しいのよ」
何というか、化けの皮を完全に脱いでいる。そんな事も気付かないサブリナは意気揚々と話を続ける。
「可愛いから特別扱いされて何が悪いの?そんなの当然じゃない。恨むなら平凡な顔で産んだ両親を恨むのね」
「まあ…」
フンと鼻を鳴らしながら言い切ったサブリナにマーズ子爵令嬢が目を丸くする。そして何故か小さく笑みを浮かべると、ナディアに振り返ってお辞儀をした。
「サルトレッティ公爵令嬢、このような場で申し上げる事ではございませんが、婚約破棄おめでとうございます。心よりお祝い申し上げますわ」
「まあ、ありがとうございます。貴女も勇気ある証言をしてくださって…」
「フフフ、構いませんわ。私が平凡なんて自分が一番よく知ってますもの。それよりも何だかんだ理由をつけて文句を言ってますけど、結局見た目にコロッと騙されて正義を振りかざしている殿方達が滑稽ですわね」
「な、何だと!!」
「おい、お前!不敬罪だぞ!!」
「誰に物を言ってますの?」
騒ぎ出す4人にナディアが凍り付くような視線を向ける。
先程まで優雅に微笑んでいたのがうそのように、ナディアの空気が一気に変わった。
「身分をかさに着てフェリッリ男爵令嬢を罵る?そんな事よく言えましたよね。それにマーズ子爵令嬢の方がフェリッリ男爵令嬢より身分は上ですのに、どうしてそんなひどい事ができたのでしょうか?女性に土下座までさせるなんて…ただ廊下でぶつかっただけで。それなら勿論フェリッリ男爵令嬢にも土下座させたのですわよね?」
「サブリナにそんな事する訳ないだろう!」
「あら、ではなぜマーズ子爵令嬢にはさせたのです?言っときますけどこの件は目撃者が多数おりますのよ?見間違いなんかで済ませられませんから」
「そ、それは…」
ぐぐっと言葉に詰まるジョバンニに、何も言えずにおろおろしだす側近候補達。
そんな様子を見てナディアはおかしくてたまらないとばかりに笑い出した。
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