婚約破棄されたので魔王になります。

「私を裏切った人たちに復讐したいの」

婚礼を控えたその日、セランは婚約者と親友によって裏切られた。
望んでいなかった婚約の、望んでいない形での破棄。
だがしかし、ただで転ぶような女ではない。

「私、この大陸を支配する魔王になる!」
「えー……発想がぶっ飛びすぎてついていけねぇよ……」

面倒見のいいお喋りな魔王キッカと、前向き勝ち気なセランのやっぱりズレ気味なファンタジーラブコメディ。

***

五つの大陸を治める五人の魔王。
獣の特徴を持った亜人となにも持たぬ人間たち。

そんな世界で繰り広げられる小さな物語のふたつめ。
西に座する金鷹の魔王の物語。

※「小説家になろう」でも同タイトルを掲載させていただいております。

※前作「元勇者、ワケあり魔王に懐かれまして」のシリーズものになります。
前作未読でも問題ありませんが、読了しているとより楽しめるかと思います。

※番外編はじめました。本編読了後にお楽しみください。
24h.ポイント 21pt
4
小説 26,469 位 / 190,745件 恋愛 11,824 位 / 57,546件

あなたにおすすめの小説

殿下、側妃とお幸せに! 正妃をやめたら溺愛されました

まるねこ
恋愛
旧題:お飾り妃になってしまいました 第15回アルファポリス恋愛大賞で奨励賞を頂きました⭐︎読者の皆様お読み頂きありがとうございます! 結婚式1月前に突然告白される。相手は男爵令嬢ですか、婚約破棄ですね。分かりました。えっ?違うの?嫌です。お飾り妃なんてなりたくありません。

離婚して、公爵夫人になりました。

杉本凪咲
恋愛
夫の浮気を発見した私は彼を問い詰める。 だが、浮気を認めた夫は、子供の親権だけは譲らないと私に叫んだ。 権力を盾に脅され、渋々条件をのむ私。 失意の中実家に帰るが、公爵家から縁談が舞い込んできて……

お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。

下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。 またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。 あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。 ご都合主義の多分ハッピーエンド? 小説家になろう様でも投稿しています。

訳あり侯爵様に嫁いで白い結婚をした虐げられ姫が逃亡を目指した、その結果

柴野
恋愛
国王の側妃の娘として生まれた故に虐げられ続けていた王女アグネス・エル・シェブーリエ。 彼女は父に命じられ、半ば厄介払いのような形で訳あり侯爵様に嫁がされることになる。 しかしそこでも不要とされているようで、「きみを愛することはない」と言われてしまったアグネスは、ニヤリと口角を吊り上げた。 「どうせいてもいなくてもいいような存在なんですもの、さっさと逃げてしまいましょう!」 逃亡して自由の身になる――それが彼女の長年の夢だったのだ。 あらゆる手段を使って脱走を実行しようとするアグネス。だがなぜか毎度毎度侯爵様にめざとく見つかってしまい、その度失敗してしまう。 しかも日に日に彼の態度は温かみを帯びたものになっていった。 気づけば一日中彼と同じ部屋で過ごすという軟禁状態になり、溺愛という名の雁字搦めにされていて……? 虐げられ姫と女性不信な侯爵によるラブストーリー。 ※小説家になろうに重複投稿しています。

【完結】断罪されなかった悪役令嬢ですが、その後が大変です

紅月
恋愛
お祖母様が最強だったから我が家の感覚、ちょっとおかしいですが、私はごく普通の悪役令嬢です。 でも、婚約破棄を叫ぼうとしている元婚約者や攻略対象者がおかしい?と思っていたら……。 一体どうしたんでしょう? 18禁乙女ゲームのモブに転生したらの世界観で始めてみます。

婚約破棄されたので反撃しても大丈夫ですよね?

マルローネ
恋愛
子爵令嬢のミラーマは侯爵令息のユリアンに身勝手な理由で捨てられてしまう。 しかし、ユリアンは分かっていなかった。 ミラーマの傍にはとんでもない権力の持ち主が居たことを……。

私を追い出した結果、飼っていた聖獣は誰にも懐かないようです

天宮有
恋愛
 子供の頃、男爵令嬢の私アミリア・ファグトは助けた小犬が聖獣と判明して、飼うことが決まる。  数年後――成長した聖獣は家を守ってくれて、私に一番懐いていた。  そんな私を妬んだ姉ラミダは「聖獣は私が拾って一番懐いている」と吹聴していたようで、姉は侯爵令息ケドスの婚約者になる。  どうやらラミダは聖獣が一番懐いていた私が邪魔なようで、追い出そうと目論んでいたようだ。  家族とゲドスはラミダの嘘を信じて、私を蔑み追い出そうとしていた。

嘘を囁いた唇にキスをした。それが最後の会話だった。

わたあめ
恋愛
ジェレマイア公爵家のヒルトンとアールマイト伯爵家のキャメルはお互い17の頃に婚約を誓た。しかし、それは3年後にヒルトンの威勢の良い声と共に破棄されることとなる。 「お前が私のお父様を殺したんだろう!」 身に覚えがない罪に問われ、キャメルは何が何だか分からぬまま、隣国のエセルター領へと亡命することとなった。しかし、そこは異様な国で...? ※拙文です。ご容赦ください。 ※この物語はフィクションです。 ※作者のご都合主義アリ ※三章からは恋愛色強めで書いていきます。