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第1章
プロローグ
しおりを挟むドンガラガッシャンッーーー
散らばるガラスの破片。
この小さな酒屋で、剣を振り回し、魔法をぶっ放す女達。
壊れてしまった、
なくなってしまった
大事なーーー
「ッ‥」
「ご、ごめん!皆んな悪気はないんだ!!許してやって‥?ね、リズ?」
目の前には、純粋無垢な顔で、
申し訳なさげに謝る幼馴染の男ーーー
ずっと
好きだった。
あんたの優しいとことか
お人好しなバカなとこも全部‥
だけどもう、
我慢の
限界よ
「ッ出ていきなさい!!
このッ根性悪共!!ーーー」
これが、私、
リズ・クリスタルの
幼馴染に対する
初めての拒絶であった。
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