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38 記憶 side 陸
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盛り上がった縁を中から押し、舌の隙間からズズッと勢いよく啜り口に蜜を吸い込んだ。
渡の声が、一段と高く響いて両足が小刻みに震える。
俺は一度そこから顔を離し、一口にも満たないその蜜を舌で転がし堪能。
あぁ、くっそっ
匂いがしたら、もっと味わえんのになぁっ
嚥下するのが惜しいが、自分に取り込む欲には勝てなかった。
コクリと飲みこめば、渡の、自分のΩの一部が喉を通り身体の内へ沈んでいく。
その味と感触に、通過した内側からドロリと溶かされんじゃねぇかと心配になるくれぇ思考も身体も侵される。
どんな依存性の高えクスリよかやべぇ・・・
俺が余韻に浸っている間に逃げることも出来ただろうに。
渡は、顔をベットに横たえ、両膝を付いて腰をこちらに突き出した格好のままでいた。
その両手が、果てたばかりの自分のペニスを握り直す。
まるで、このまま続けてくれと言ってるみてぇだ。
もっと喰って良いのかと、ぺろりと唇を舐めて遠慮なく尻を揉む。
「あぁっ、ま、またイッてまぅ」
渡の口から漏れたグズグズと涙混じりの声に拒否の色は感じねぇ。
双丘を割り、指で邪魔な生地を引っ掛けるとキュッと絞られた蕾が再び顔を出した。
さっきと違うのは、そこに淫らな色づきが灯されたことだろう。
唾液と蜜で濡れそぼった朱色の窄まりはテラテラと光り、両側の丸みを帯びた肌には牙が触れて出来た赤い線、食い込んだ牙の形の白い凹みが残っていた。
それを見ても悪いことをしたと言う想いより、微かでも、番の証のような意味が無くとも、自分のつけた跡が渡についていることに喜び口角が上がっちまう。
あぁ、このままココに挿入して今すぐうなじに噛みつきてぇ。
仄暗く淀んだ、自分のことしか考えてねぇαの欲求に駆り立てられる。
発情フェロモンの影響は薬で全く感じれねぇのに、今すぐ抱いて自分のものにしてぇ。
グラグラ魂の底から突き動かしてくる強い欲求に我慢が効かねぇ。
ジッパーをおろし、下着の中から己に忠実な欲望の塊をブルンと取り出す。
怒張した張りと重さが掌にずしりと乗った。
渡の亀頭を見た後だと、コレがどんだけグロテスクなものか際立って見えんな。
赤黒い皮膚のあちこちに青黒い血脈が走り、まるで一つの生き物のようにビクビク脈打ち凶暴性を隠さない。
コレを渡に・・・?
想像すると、スッと熱が引いて我に返ることができた。
発情期でもねぇのに、こんなん突っ込んだら事故にしかなりえねぇ。
いくら渡が記憶したいっつっても、トラウマにしかなんねぇだろう。
渡は動きを止めた俺を訝しみ、上げていた尻をペタリとシーツの上につけて振り向こうとしていた。
あぁ、こんなもん見せたら・・・真っ先に恐怖で歪んだ顔が思い浮かび腰が引ける。
慌てて隠そうにも、出したものは簡単に収まらねぇ。
渡の声が、一段と高く響いて両足が小刻みに震える。
俺は一度そこから顔を離し、一口にも満たないその蜜を舌で転がし堪能。
あぁ、くっそっ
匂いがしたら、もっと味わえんのになぁっ
嚥下するのが惜しいが、自分に取り込む欲には勝てなかった。
コクリと飲みこめば、渡の、自分のΩの一部が喉を通り身体の内へ沈んでいく。
その味と感触に、通過した内側からドロリと溶かされんじゃねぇかと心配になるくれぇ思考も身体も侵される。
どんな依存性の高えクスリよかやべぇ・・・
俺が余韻に浸っている間に逃げることも出来ただろうに。
渡は、顔をベットに横たえ、両膝を付いて腰をこちらに突き出した格好のままでいた。
その両手が、果てたばかりの自分のペニスを握り直す。
まるで、このまま続けてくれと言ってるみてぇだ。
もっと喰って良いのかと、ぺろりと唇を舐めて遠慮なく尻を揉む。
「あぁっ、ま、またイッてまぅ」
渡の口から漏れたグズグズと涙混じりの声に拒否の色は感じねぇ。
双丘を割り、指で邪魔な生地を引っ掛けるとキュッと絞られた蕾が再び顔を出した。
さっきと違うのは、そこに淫らな色づきが灯されたことだろう。
唾液と蜜で濡れそぼった朱色の窄まりはテラテラと光り、両側の丸みを帯びた肌には牙が触れて出来た赤い線、食い込んだ牙の形の白い凹みが残っていた。
それを見ても悪いことをしたと言う想いより、微かでも、番の証のような意味が無くとも、自分のつけた跡が渡についていることに喜び口角が上がっちまう。
あぁ、このままココに挿入して今すぐうなじに噛みつきてぇ。
仄暗く淀んだ、自分のことしか考えてねぇαの欲求に駆り立てられる。
発情フェロモンの影響は薬で全く感じれねぇのに、今すぐ抱いて自分のものにしてぇ。
グラグラ魂の底から突き動かしてくる強い欲求に我慢が効かねぇ。
ジッパーをおろし、下着の中から己に忠実な欲望の塊をブルンと取り出す。
怒張した張りと重さが掌にずしりと乗った。
渡の亀頭を見た後だと、コレがどんだけグロテスクなものか際立って見えんな。
赤黒い皮膚のあちこちに青黒い血脈が走り、まるで一つの生き物のようにビクビク脈打ち凶暴性を隠さない。
コレを渡に・・・?
想像すると、スッと熱が引いて我に返ることができた。
発情期でもねぇのに、こんなん突っ込んだら事故にしかなりえねぇ。
いくら渡が記憶したいっつっても、トラウマにしかなんねぇだろう。
渡は動きを止めた俺を訝しみ、上げていた尻をペタリとシーツの上につけて振り向こうとしていた。
あぁ、こんなもん見せたら・・・真っ先に恐怖で歪んだ顔が思い浮かび腰が引ける。
慌てて隠そうにも、出したものは簡単に収まらねぇ。
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