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18 運命の人
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「どーせ、ハルちゃんに関しては病んでるお前のことだ。
自分が発情してんのに、そこそこしか反応を返さなくなったハルちゃんの気持ちでも疑って、一人悶々としてたんだろう」
陽太さんは、番の異変なら澪さんにさっさと尋ねれば良かったんだと清人さんを責める。
どうも清人さんは、今までも遥馬さんのことについて一人で考え込みろくな結果を生んで来なかったらしい。
すぐに否定しない清人さんの態度に、陽太さんの予測があながち的はずれではないと思ったんだろう。
遥馬さんがムッと眉間に皺を寄せ、膝の上の清人さんを睨む。
自分のお腹を撫でていた清人さんの手を払い、驚いて顔をあげた清人さんをそのまま黙視。
俺達Ωは、フェロモンなんて操れないしαに比べたら迫力だって無い。
俺だと、ヤマ相手に怒っても全部可愛い扱いされて通じないくらいだ。
だが。
「・・・ご、めん」
ごめん、だと?!
有り得ない清人さんのぎこちない声が聞こえて、思わずヤマの頭を撫でていた手を止め強く押さえてしまった。
清人さんを、謝らせた!
謝ったと言うことは、反省したってことか!
「カナ、痛ぃ」
「ご、ごめんっ」
しかし、今は釈明する時間が惜しい。
どうしたら、相手にわからせることが出来るんだ?!
参考にしたいぞっ
「俺の気持ちを、疑ってたの?
だから、ああ、ああああんなコトォッ」
遥馬さんは、顔を真っ赤に染めてバシバシ両手で清人さんの顔を叩く。
頬とか、頭とか、関係なし。
感情に任せて、手を落としてるような稚拙な動き。
恐らく、遥馬さんは、人を叩いたことなんて無いんだろう。
清人さんは、弱くてゆっくりな攻撃を避けずに全部叩かれる。
人前で髪をクシャクシャにかき混ぜる俺より、そんなふうに叩いたほうがよろしくないのに。
清人さんの腕はギュッと遥馬さんの腰を抱いて、顔は目に入りそうになっても構わず遥馬さんを見上げたままだ。
「ちょ、痛い、ハル。
アレは、その、最初はそうなんだけど、ハルが可愛くて、ごめん、ハル」
ボボボボーンと、遥馬さんは益々真っ赤に染まった。
一体、清人さんは何をさせたんだ?
自分が発情してんのに、そこそこしか反応を返さなくなったハルちゃんの気持ちでも疑って、一人悶々としてたんだろう」
陽太さんは、番の異変なら澪さんにさっさと尋ねれば良かったんだと清人さんを責める。
どうも清人さんは、今までも遥馬さんのことについて一人で考え込みろくな結果を生んで来なかったらしい。
すぐに否定しない清人さんの態度に、陽太さんの予測があながち的はずれではないと思ったんだろう。
遥馬さんがムッと眉間に皺を寄せ、膝の上の清人さんを睨む。
自分のお腹を撫でていた清人さんの手を払い、驚いて顔をあげた清人さんをそのまま黙視。
俺達Ωは、フェロモンなんて操れないしαに比べたら迫力だって無い。
俺だと、ヤマ相手に怒っても全部可愛い扱いされて通じないくらいだ。
だが。
「・・・ご、めん」
ごめん、だと?!
有り得ない清人さんのぎこちない声が聞こえて、思わずヤマの頭を撫でていた手を止め強く押さえてしまった。
清人さんを、謝らせた!
謝ったと言うことは、反省したってことか!
「カナ、痛ぃ」
「ご、ごめんっ」
しかし、今は釈明する時間が惜しい。
どうしたら、相手にわからせることが出来るんだ?!
参考にしたいぞっ
「俺の気持ちを、疑ってたの?
だから、ああ、ああああんなコトォッ」
遥馬さんは、顔を真っ赤に染めてバシバシ両手で清人さんの顔を叩く。
頬とか、頭とか、関係なし。
感情に任せて、手を落としてるような稚拙な動き。
恐らく、遥馬さんは、人を叩いたことなんて無いんだろう。
清人さんは、弱くてゆっくりな攻撃を避けずに全部叩かれる。
人前で髪をクシャクシャにかき混ぜる俺より、そんなふうに叩いたほうがよろしくないのに。
清人さんの腕はギュッと遥馬さんの腰を抱いて、顔は目に入りそうになっても構わず遥馬さんを見上げたままだ。
「ちょ、痛い、ハル。
アレは、その、最初はそうなんだけど、ハルが可愛くて、ごめん、ハル」
ボボボボーンと、遥馬さんは益々真っ赤に染まった。
一体、清人さんは何をさせたんだ?
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