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9 水泳
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「三枝先輩っ、大丈夫だったんですかっっ」
「うん、ほんまにどうもないねん。
ごめんな、めっちゃ心配させて・・・」
三枝が、俺が手配したプールに遊びにいった週明け。
桂木は、三枝が教室に来るまで真っ青な顔で廊下に立って待っていた。
先に入ったヤマと俺には挨拶をしてくれていたが、頭の中は三枝のことでいっぱい。
見ていて気の毒なくらい表情は固く、思い詰めていた。
一日朝練は休むように言っておいたから、いつもより早く三枝が廊下を歩いてくるのが見えたんだろう。
桂木が走って迎えに行ったのが、バタバタ音だけで伝わってきた。
あの日、休日に二人で水泳の練習をするといっていた日。
桂木が三枝に何かしたわけじゃない。
三枝が、プールサイドに座って足を水に浸けて。
桂木は水中でニコニコ笑顔で待っていて。
三枝は全くそのつもりは無いんだろうが、桂木は本気で三枝が好きで可愛く思っているのがフェロモンが無くてもダダ漏れになっていた。
端から見れば、仲が良い友達というより番に見えそうなくらい桂木は三枝しか見てなくて。
周りの客から熱視線を送られようが目にも入れず。
三枝が、いよいよプールサイドから身を起こして。
桂木が手を貸そうと近寄って。
三枝がその手を取り、水中にチャプンと入った途端様子がおかしくなった。
ガタガタ前身を震わせて、三枝は気を失って溺れかけた。
・・・のを、俺はこの目で確認しているから間違いない。
「うん、ほんまにどうもないねん。
ごめんな、めっちゃ心配させて・・・」
三枝が、俺が手配したプールに遊びにいった週明け。
桂木は、三枝が教室に来るまで真っ青な顔で廊下に立って待っていた。
先に入ったヤマと俺には挨拶をしてくれていたが、頭の中は三枝のことでいっぱい。
見ていて気の毒なくらい表情は固く、思い詰めていた。
一日朝練は休むように言っておいたから、いつもより早く三枝が廊下を歩いてくるのが見えたんだろう。
桂木が走って迎えに行ったのが、バタバタ音だけで伝わってきた。
あの日、休日に二人で水泳の練習をするといっていた日。
桂木が三枝に何かしたわけじゃない。
三枝が、プールサイドに座って足を水に浸けて。
桂木は水中でニコニコ笑顔で待っていて。
三枝は全くそのつもりは無いんだろうが、桂木は本気で三枝が好きで可愛く思っているのがフェロモンが無くてもダダ漏れになっていた。
端から見れば、仲が良い友達というより番に見えそうなくらい桂木は三枝しか見てなくて。
周りの客から熱視線を送られようが目にも入れず。
三枝が、いよいよプールサイドから身を起こして。
桂木が手を貸そうと近寄って。
三枝がその手を取り、水中にチャプンと入った途端様子がおかしくなった。
ガタガタ前身を震わせて、三枝は気を失って溺れかけた。
・・・のを、俺はこの目で確認しているから間違いない。
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