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5 誕生日

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胸元で、拘束された手を組み寝ているヤマ。
俺は深呼吸を二度繰り返し、その腹にまたがってヤマの上衣に手を伸ばす。


「ん?
なに、なに?」


ワクワク聞いてくるヤマの唇に人差し指を押し付け、「シーッ」と静かにするよう伝える。
ヤマに下手に話しかけられたら、決心が鈍りそうだ。
今日だけ、今日だけにするから。
ヤマに好きなだけ触らせて欲しい。

上から順にボタンを外していく。
緊張なのか、指先は冷たい。
ヤマの肌に触れないように気を付けながら、最後まで外し終わると。
黒のシルクパジャマが割れて、その隙間からヤマの肌が見えた。
引き締まった筋肉と滑らかな肌の質感。

服の合わせ目を摘まんで、両側に上衣をはだける。
サラサラ、衣擦れの音もなく流れ落ち。
膝立ちした俺の眼下に、ヤマの裸体、上半身が現れた。
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