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156 Ω
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そ、そんな立て続けには、耐えられないっ!
自分ばかりをイカせようなんて客は居なかったから、番になった後の疾風の執拗なまでの責めに自分は最初必死に抵抗した。力では敵わないと知っていても、なぜそんなことをされるのか理解できず受け入れることが出来なかったんだ。
自分が受けていたα教育でも、アンダーグラウンドの常識でも、Ωに感じさせたがるαは居なかった。
何より、番の疾風が発情していない状況で、自分だけイカされるなんて、Ωとして後ろめたいというか・・・番としての役割が果たせていない、必要ないんじゃないかと。正直気が滅入っていた時期もあった。
そう、時期。初めの数回、くらいだろうか。
気配もフェロモンも自在に操る疾風にとっては、発情さえコントロール下にあるんだと思い当たるのに時間はかからなかった。疾風も、自分の反応を面白がっていることを隠そうとしなかったしな。
意識がトビそうになりながら、無意識に噛んでいた指を自分の膝に導かれ、上半身を無理矢理起こされる。ふらつきすぎて身体が後ろに反り返りそうになると、疾風は壁まで自分の身体を軽々抱き上げ背中を預けて座る姿勢を強制。足を広げたその間で妖艶に笑う姿から目が逸らせない。
疾風愛用の眼鏡は熱気で曇り、自分の精液が着いてベタついている。そんな姿が艶かしく映り、息が更に上がった。
「由良、俺に舐められてるとこちゃんと見ときたいだろ?
俺がお前に跪いて、お前のこのぺニスに奉仕してるの大好きだろ?」
意地悪い笑みを浮かべ、唇の端に付着した白濁の露を舐める舌の動きに目が釘付けになる。疾風の舌で、自分のΩには不釣り合いな長大なペニスが舐められるのは初めてじゃない。疾風は、自分のペニスを口いっぱいに頬張り、何度もイカせてくれた。
疾風の番になれただけでも幸せで、組み敷かれる悦び以上のものはないと思っていたのに。疾風に奉仕をさせてしまう逆転した状況にさえ、浅ましい自分は陶酔してしまう。
また、疾風に舐めて貰えるのか・・・覚えてしまった快感を思いだし、ズクズク下腹の疼きが増していく。膝裏を掴んでいた手に力がこもった。
自分ばかりをイカせようなんて客は居なかったから、番になった後の疾風の執拗なまでの責めに自分は最初必死に抵抗した。力では敵わないと知っていても、なぜそんなことをされるのか理解できず受け入れることが出来なかったんだ。
自分が受けていたα教育でも、アンダーグラウンドの常識でも、Ωに感じさせたがるαは居なかった。
何より、番の疾風が発情していない状況で、自分だけイカされるなんて、Ωとして後ろめたいというか・・・番としての役割が果たせていない、必要ないんじゃないかと。正直気が滅入っていた時期もあった。
そう、時期。初めの数回、くらいだろうか。
気配もフェロモンも自在に操る疾風にとっては、発情さえコントロール下にあるんだと思い当たるのに時間はかからなかった。疾風も、自分の反応を面白がっていることを隠そうとしなかったしな。
意識がトビそうになりながら、無意識に噛んでいた指を自分の膝に導かれ、上半身を無理矢理起こされる。ふらつきすぎて身体が後ろに反り返りそうになると、疾風は壁まで自分の身体を軽々抱き上げ背中を預けて座る姿勢を強制。足を広げたその間で妖艶に笑う姿から目が逸らせない。
疾風愛用の眼鏡は熱気で曇り、自分の精液が着いてベタついている。そんな姿が艶かしく映り、息が更に上がった。
「由良、俺に舐められてるとこちゃんと見ときたいだろ?
俺がお前に跪いて、お前のこのぺニスに奉仕してるの大好きだろ?」
意地悪い笑みを浮かべ、唇の端に付着した白濁の露を舐める舌の動きに目が釘付けになる。疾風の舌で、自分のΩには不釣り合いな長大なペニスが舐められるのは初めてじゃない。疾風は、自分のペニスを口いっぱいに頬張り、何度もイカせてくれた。
疾風の番になれただけでも幸せで、組み敷かれる悦び以上のものはないと思っていたのに。疾風に奉仕をさせてしまう逆転した状況にさえ、浅ましい自分は陶酔してしまう。
また、疾風に舐めて貰えるのか・・・覚えてしまった快感を思いだし、ズクズク下腹の疼きが増していく。膝裏を掴んでいた手に力がこもった。
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