例えβに生まれても

34 反則の王子様

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清人様は、ガン見していた俺の視線に気付いて。
俺に捧げると言われていた、俺にだけしか出さない牙を輝かせ、妖しく笑う。

ドキンッ

もぉ、その表情の変化を目撃してしまっただけでカーッと顔が火照って頭の中も真っ白になっちゃうよ！
ぺニス丸見えの格好で立ってるだけなのに、なんでこんなに色気があるんですか？！

清人様は俺の反応に気を良くされたらしい。
笑顔のままで、近付いて来られて。


「ねぇ、ハルのも、見せて？」


俺に向かって手を伸ばし、頬から首を撫でながら蠱惑の笑みを浮かべられた。

ふわぁぁ.....

清人様に目を奪われて、ボゥとしていた俺の返事を待たれることなく。
そのまま下に降りた指が、ビラッと、シャツの裾を摘まんで捲られる。

う、わぁっ、うわぁあーーーっ

清人様のに比べたら、ピヨピヨぴょこんなおちんちんが丸見えになっちゃったよっ


「み、見せられませんっっ」


慌ててシャツの両端を引っ張り覆い隠す。
いえ、もう、清人様にはさんざん見られちゃってるし。
皮の剥き方までね。
じっくり時間をかけて、優しく教えてもいただいてるんですけれど、もっ
やっぱり、やっぱり、実物を目の前に見せることが出来るかとはまた別の話なんですーーーっ