例えβに生まれても

33 興奮の王子様

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清人様にどろどろに溶かされていたから、自分の身体のことを全然わかってなかったよ！
いつの間に、こんなことになってたんだ！

覚醒した意識は、ドクドクたぎる自分の下半身に集中しちゃって。
そこは、暴発寸前、瀬戸際のギリギリで。
清人様と合わさったおちんちんは、ガチガチに堅くて。
パンツも下着も押し上げて、テントを張っていた。

先端が、清人様に揺らされるとキシキシ布に擦れちゃって、もぅヤバィ。
濡れた布が張り付いて。
グイグイ清人様の熱塊も遠慮なく当てられるしで、思わず顔を覆ったよ。

うわぁぁーーーっ、消えちゃいたいっ

こんな、こんな場所でっっ


鎮まれって思ってるのに、無理なんだよね。
清人様に抱っこされて、こんなにいいいいやらしく腰を動かされて。
「や、止めてくださぃ」って、小さい声でお願いしたのに止めてくださらない。
ここから逃げたいけど、腰が抜けちゃってるのかな。
足にも力が入らないよ。

スタジオにいる他の人は気付いて無いの？
撮影を止めようともされないし、ジーッと見られてるのは感じるから、ますます切羽詰まるぅっ

俺がさっき上げた悲鳴は、旋風のような流線を壁に描いて消えていく。
消え際に、はらはらと溢れて墜ちる火の粉か床につくとさざ波を作る。
こんなに美しい幻想的な二次元の中で、俺、何をしてたんだっ