475 / 621
31 撮影の王子様
10
しおりを挟む
「怖がらせてごめんね、ハル。
至近距離だとハルに余波がいくんだな.....ハルは、俺のフェロモンに敏感になっているのかもしれない。
これからは、もっとコントロールに気を付けるな」
俺の横にしゃがんでくださった清人様は、優しく微笑んでくださる。
はぁ~、サングラスが似合いすぎですっ、清人様っ
格好良くて、綺麗で、ドキドキが高まりますっ
冷たくなった身体に血液が次々押し出され、ポカポカしてきたよ。
安心したからかな。
俺の目から、ぽろりと涙が溢れてしまった。
それを指で掬い.....清人様は指に口を近付けて。
ぺろって!
ぺろって、俺の涙を舌で嘗められたよ!
バックンッ
映画のワンシーンを目の前でされてるみたいだ!
うひゃあっっと、真っ赤になった俺にクスクス笑われてっ
チュウッて、俯いた俺の頭にキスまでされてっっ
うわぁ、うわぁ、うわぁぁああっっ
あたふたしちゃう俺の耳に、冷静な声が届いた。
「.....もう、仕事の話をして良いかしら?
陽太さんから一任されているんだけど?」
扉の前で、黙って待っていてくださったお姉さんが清人様に話しかけられたんだ。
あぁ、このままだったら俺の心臓がどうにかなっちゃうっ
助かりました、お姉さんっっ
清人様は、恥ずかしがってる俺に繰り返していたキス攻撃をやっと止めてくださって。
代わりに鋭い舌打ちを返されていた。
至近距離だとハルに余波がいくんだな.....ハルは、俺のフェロモンに敏感になっているのかもしれない。
これからは、もっとコントロールに気を付けるな」
俺の横にしゃがんでくださった清人様は、優しく微笑んでくださる。
はぁ~、サングラスが似合いすぎですっ、清人様っ
格好良くて、綺麗で、ドキドキが高まりますっ
冷たくなった身体に血液が次々押し出され、ポカポカしてきたよ。
安心したからかな。
俺の目から、ぽろりと涙が溢れてしまった。
それを指で掬い.....清人様は指に口を近付けて。
ぺろって!
ぺろって、俺の涙を舌で嘗められたよ!
バックンッ
映画のワンシーンを目の前でされてるみたいだ!
うひゃあっっと、真っ赤になった俺にクスクス笑われてっ
チュウッて、俯いた俺の頭にキスまでされてっっ
うわぁ、うわぁ、うわぁぁああっっ
あたふたしちゃう俺の耳に、冷静な声が届いた。
「.....もう、仕事の話をして良いかしら?
陽太さんから一任されているんだけど?」
扉の前で、黙って待っていてくださったお姉さんが清人様に話しかけられたんだ。
あぁ、このままだったら俺の心臓がどうにかなっちゃうっ
助かりました、お姉さんっっ
清人様は、恥ずかしがってる俺に繰り返していたキス攻撃をやっと止めてくださって。
代わりに鋭い舌打ちを返されていた。
1
お気に入りに追加
886
あなたにおすすめの小説
淫愛家族
箕田 はる
BL
婿養子として篠山家で生活している睦紀は、結婚一年目にして妻との不仲を悩んでいた。
事あるごとに身の丈に合わない結婚かもしれないと考える睦紀だったが、以前から親交があった義父の俊政と義兄の春馬とは良好な関係を築いていた。
二人から向けられる優しさは心地よく、迷惑をかけたくないという思いから、睦紀は妻と向き合うことを決意する。
だが、同僚から渡された風俗店のカードを返し忘れてしまったことで、正しい三人の関係性が次第に壊れていく――
Ωの不幸は蜜の味
grotta
BL
俺はΩだけどαとつがいになることが出来ない。うなじに火傷を負ってフェロモン受容機能が損なわれたから噛まれてもつがいになれないのだ――。
Ωの川西望はこれまで不幸な恋ばかりしてきた。
そんな自分でも良いと言ってくれた相手と結婚することになるも、直前で婚約は破棄される。
何もかも諦めかけた時、望に同居を持ちかけてきたのはマンションのオーナーである北条雪哉だった。
6千文字程度のショートショート。
思いついてダダっと書いたので設定ゆるいです。
初心者オメガは執着アルファの腕のなか
深嶋
BL
自分がベータであることを信じて疑わずに生きてきた圭人は、見知らぬアルファに声をかけられたことがきっかけとなり、二次性の再検査をすることに。その結果、自身が本当はオメガであったと知り、愕然とする。
オメガだと判明したことで否応なく変化していく日常に圭人は戸惑い、悩み、葛藤する日々。そんな圭人の前に、「運命の番」を自称するアルファの男が再び現れて……。
オメガとして未成熟な大学生の圭人と、圭人を番にしたい社会人アルファの男が、ゆっくりと愛を深めていきます。
穏やかさに滲む執着愛。望まぬ幸運に恵まれた主人公が、悩みながらも運命の出会いに向き合っていくお話です。本編、攻め編ともに完結済。
完結・虐げられオメガ側妃が敵国に売られたら、激甘ボイスのイケメン王に味見されました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!
イケメンがご乱心すぎてついていけません!
アキトワ(まなせ)
BL
「ねぇ、オレの事は悠って呼んで」
俺にだけ許された呼び名
「見つけたよ。お前がオレのΩだ」
普通にβとして過ごしてきた俺に告げられた言葉。
友達だと思って接してきたアイツに…性的な目で見られる戸惑い。
■オメガバースの世界観を元にしたそんな二人の話
ゆるめ設定です。
…………………………………………………………………
イラスト:聖也様(@Wg3QO7dHrjLFH)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる