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31 撮影の王子様
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「わかってるだろうが、この場でハルに何かあれば縊るぞ」
耳元で響いた清人様の声は、心も身体もが凍結しそうな冷たさを含んでいて。
ゾワッと、全身が総毛立つ殺気が含まれていた。
清人様は、ブルブル震える俺の頭を同一人物とは思えないくらい優しい手つきで撫でて下さったんだけれど。
全く解凍されないよっ
き、清人様が怖いっ
固まったままの俺を、清人様は軽々横抱きにしてゆっくりと歩き出される。
こんな状態で上手く歩ける気もしないし。
その、断るのもちょっと怖いくらいに清人様の声に震えちゃっていたからね。
そのまま大人しく抱っこされてしまったよ。
「そう言う貴方が、一番怯えさせてるんじゃない」
慌てて追ってきたお姉さんの声は、僅かに震えていて。
ふっと目があった顔は、真っ青でひきつっていた。
額には、冷や汗まで.....清人様の怖さは容赦がない。
「ハル、ごめんね」
清人様は俺の顔を見て、いつものように優しく微笑んでくださるんだけど。
清人様の顔のアップとか、抱えられてる体勢とかにも、ドキドキするどころじゃなくて。
全く気にならないくらいに、清人様の冷たい殺気が怖くて怖くて。
ギュッと唇に力を込めて、涙が溢れないように我慢するだけで精一杯だった。
耳元で響いた清人様の声は、心も身体もが凍結しそうな冷たさを含んでいて。
ゾワッと、全身が総毛立つ殺気が含まれていた。
清人様は、ブルブル震える俺の頭を同一人物とは思えないくらい優しい手つきで撫でて下さったんだけれど。
全く解凍されないよっ
き、清人様が怖いっ
固まったままの俺を、清人様は軽々横抱きにしてゆっくりと歩き出される。
こんな状態で上手く歩ける気もしないし。
その、断るのもちょっと怖いくらいに清人様の声に震えちゃっていたからね。
そのまま大人しく抱っこされてしまったよ。
「そう言う貴方が、一番怯えさせてるんじゃない」
慌てて追ってきたお姉さんの声は、僅かに震えていて。
ふっと目があった顔は、真っ青でひきつっていた。
額には、冷や汗まで.....清人様の怖さは容赦がない。
「ハル、ごめんね」
清人様は俺の顔を見て、いつものように優しく微笑んでくださるんだけど。
清人様の顔のアップとか、抱えられてる体勢とかにも、ドキドキするどころじゃなくて。
全く気にならないくらいに、清人様の冷たい殺気が怖くて怖くて。
ギュッと唇に力を込めて、涙が溢れないように我慢するだけで精一杯だった。
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