45 / 45
第三章反逆王子
見くびるな!
しおりを挟む
更新が遅くなってしまい、申し訳ございません。なんとか続きを書いておりますので今後ともよろしくお願いします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ゴブリンと親衛隊に連れてこられたフェンネは大人しくしていたが、エラクレスを見るなり怒りを爆発させて騒いだ。
「むぐ!むぐぐぐぐ!ドフッ?」
だが、自殺防止と突撃前にエラクレスを罵っていたのをゴブキンに聞かれてしまったために付けられた口枷のせいで何を言っているのか全く伝わらない。
しかも不敬だと思ったのか、ゴブリンに脇腹を蹴られて悶絶している。
「…していかが致しましょうか?」
命令さえあれば即刻切り捨てそうなオーラを放ちながらゴブキンが指示を仰ぐ。
(本当は軽く一発かましてやろうと思ってたが、今の俺はエカ達を抱いた後で最高に気分が良い。先手を譲ってやろう。)
そう思い、エラクレスはゴブキンに『待て』と合図を送る。
「まあ落ち着けって…さあて、気持ちはどうかな?ぜひ愚弟にお聞かせください兄上」
エラクレスはそう言って口枷を解くように命じる。ちなみにエカ、メリア、ルイナ、ジークリンデ、バルデグンド、グリゼルダは抱き潰されてダウンしたが、魔法で回復させた。
「おい!こんなことをして…どうなるかわかっているのか?!」
解き放たれての第一声がこれだった。
「おや?どうとは?何が?我々は侵略者を排除しようもしたまで。是非ともこちらからご教授願いたいものです。」
すっとぼけた声で言うエラクレス。
(なにやら自信がありそうだな。よし、どんなものか聞いてやろう。)
「ククククク、エラクレス、貴様は俺…否!余を捕らえ!いままでの鬱憤を晴らすつもりのようだ、下賤な貴様らしいが詰めが甘かったな!これだから淫売の女から産まれた賤民は…どこまで行ってもそれまででしかない!」
「おい!貴様!陛下に向かって何と言う口を!いくら兄とは言え…許さ…」
「エカ、落ち着け。」
「し、しかし…」
「黙れ。口答えは許さん。」
「ぎょ…御意…。」
激昂するエカを黙らせるとフェンネが勝ち誇った声で言う。
「そなた達は狼王殿に獅子王女殿、案ずるな!すぐに解き放ってやろう。」
自信満々の顔で宣言するフェンネに名指しされた二人が激昂する。
「ふざけるな!虜囚の分際で!今度はなにを言い出すのだ?!」
「自惚れるでない!臣が貴様に施されるなどある訳が無い!?」
「この御方を何方と心得る!」
「貴様は!我ら虎人の主を愚弄するか!」
…と上からエカ、メリア、ジークリンデ、グリゼルダが憤りを見せる。
「「ぴぃ…お…恐ろしいことを…」」
怯えるルイナ&バルデグンド。
駆け出そうとする4人の足を何時ぞやの時のように地面に拘束する。
「ならば!言ってやろう!聞かせてやろう!この恐れ多くも王気取りの勘違い賤民の真の正体を!」
そう言うとフェンネは息を深く吸い、胸を大きく張り、得意げな顔をして…
「この賤民は王位継承権どころか、王族籍からも追い出された負け組である!!!よって、この者との婚姻関係は我らがネリーキア王家との婚姻とはならないのだあああああああああああああ!!!」
「「「………。」」」
最後の方はほぼ言葉には聞こえなかったが聞いた者達は何も言わなかった。
エラクレスも…
(あ~。確かに、俺はヴァロワ公爵として独立したから、まあ、フェンネの言う通りなんだよな~。しかも全く王都に影響力もないし……で、それが?)
…としか思わなかった。
一同の沈黙ををフェンネは驚愕と解釈したようで更に続けた。
「しかも!このゴミの母は卑しい商人の女だ!売女なのだあ!卑猥な装いで父上の目を曇らせただけでなく、他の卑しい身分の男達に媚びを売ってふしだらに交わっていたに違いない!」
(おふくろが淫乱なのは初耳だな。『真偽判定』…は、真か。だが、どうせコイツのつまらん思い込みだろう。そこまで馬鹿だと怒る気にもなれない。しかし滑稽だな。)
「よって!エラクレス!貴様が父上の子である訳がない!そんなことある訳がないいいいいい!」
再び最後の一滴まで息を吐き出すように絶叫したフェンネ。息を切らしながらも、顔を上げ、胸を張り、その姿は正に王族と言う貫禄を見せつけていた。一般の市民や農奴なら思わず平伏するだろう。
(まあ、そんなのルイナくらいしかこの場にはいないのだが…。)
そう思ってフェンネを嘲笑う目で見るエラクレス。
一方でフェンネはエラクレスが視界にないのか『どうだ?!』と言わんばかりの視線をエカとメリアに向けている。
そして最後の仕上げに言い放つ。
「さあ!狼王!獅子王女!今すぐに、その大罪人を玉座から引きずり降せ!そうすればネリーキア王国と貴国の友好を取り計らってやってもよいぞ!」
…と勝ち誇った顔でエラクレスを見る。最初の仇敵を見るような目に宿っていた敵意は消え、まるで獲物を見るかのような傲慢な目になっていた。『勝負は決した。』と目で語っている。
「フッ」
しかし聴き終えたエラクレスは怯えるどころか鼻で笑った。
(なるほどな。ネリーキア王国との友好を楯に俺を捕らえさせようとしているのか…。考えたな…フェンネにしては…。)
(全くの無意味だ。)
エラクレスはエカ達に目を向けた。
「「「陛下あ…。」」」
彼女たちの懇願するような呼び声に遂に応える。
「わかっている、よいぞ。やれ!」
許可を出して拘束を解く。拘束が解かれたエカ、メリア、ジークリンデ、グリゼルダたちは全力疾走でフェンネに駆け寄り、ルイナとバルデグンドはエラクレスに身を寄せた。
「おおっ!さあ!早く解放しろ!」
フェンネが顔を輝かせて身を揺すり開放の催促をする。
彼女たちが自分に近づいてくるのを助けるためだと完全に思っている。
パシッ!
「あ…。」
何が起きたか全く理解していないフェンネであったが、頬がだんだんと痛くなっていくのを感じてすべてを理解した。
「ななな…何をする!貴様らは!俺が誰だか分からんのか!?」
「陛下を愚弄する不届き者でしょ。」
泣きそうになりながら必死で取り繕うフェンネにエカがぴしゃりと冷たく答える。
「な…なんだと…ヘヴッ!」
「全く、ここまで人を怒らせるのが上手い者は見たことがございません。」
言い返そうとするフェンネの顔面にメリアの蹴りが炸裂する。フェンネは拘束されているためガード出来ずもろに食らって悶える。
「おのれ…よくも我が君を…全獣人の誇りを貶したな。」
「我ら虎人を愚弄してただで済むと思うなよ。」
「ひぃっ!ひいっ!」
更に怒り心頭なジークリンデとグリゼルダが現れポキっポキっ指を鳴らすとフェンネは完全に怯えきった声を上げる。
(こりゃ、完全にキレてるな。本当にただでは済まないな。嬲り殺されるぞ。)
「あ~盛り上がってるとこ悪いが、こいつにはまだやってもらいたいことがあるから殺すなよ。」
「そうよ♡こいつは陛下に逆らった者として見せしめに公開処刑するのよ♡」
「違う。」
エラクレスの声に自信満々に賛同するエカであるが、回復魔法(傷)をかけながらバッサリ否定されてしまう。
(((も、もどかし~…)))
一同はどうにもやりきれない思いで一杯になった。
「こいつには生きて宣戦布告を伝えてもらおうと思っている。」
床にペタンと座って、彼の膝に頭を乗っけるバルデグンドを優しく撫でながら言った。
すると全員(一人を除き)の顔が一斉に笑顔になった。
「やっとですね♡」
「待ち焦がれておりました!早速父に申し付けましょう!!!」
「陛下に御身は必ずやお守り申し上げます!」
「我ら虎人の勇姿をご覧あれ!」
「陛下の御力なら完勝でごさいましょう。」
「あ、あの大攻勢を再び……恐ろしや…。」
エラクレスはしばらく喜ぶ女たちを満足気に見ていたが今度はフェンネに目を向ける。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ゴブリンと親衛隊に連れてこられたフェンネは大人しくしていたが、エラクレスを見るなり怒りを爆発させて騒いだ。
「むぐ!むぐぐぐぐ!ドフッ?」
だが、自殺防止と突撃前にエラクレスを罵っていたのをゴブキンに聞かれてしまったために付けられた口枷のせいで何を言っているのか全く伝わらない。
しかも不敬だと思ったのか、ゴブリンに脇腹を蹴られて悶絶している。
「…していかが致しましょうか?」
命令さえあれば即刻切り捨てそうなオーラを放ちながらゴブキンが指示を仰ぐ。
(本当は軽く一発かましてやろうと思ってたが、今の俺はエカ達を抱いた後で最高に気分が良い。先手を譲ってやろう。)
そう思い、エラクレスはゴブキンに『待て』と合図を送る。
「まあ落ち着けって…さあて、気持ちはどうかな?ぜひ愚弟にお聞かせください兄上」
エラクレスはそう言って口枷を解くように命じる。ちなみにエカ、メリア、ルイナ、ジークリンデ、バルデグンド、グリゼルダは抱き潰されてダウンしたが、魔法で回復させた。
「おい!こんなことをして…どうなるかわかっているのか?!」
解き放たれての第一声がこれだった。
「おや?どうとは?何が?我々は侵略者を排除しようもしたまで。是非ともこちらからご教授願いたいものです。」
すっとぼけた声で言うエラクレス。
(なにやら自信がありそうだな。よし、どんなものか聞いてやろう。)
「ククククク、エラクレス、貴様は俺…否!余を捕らえ!いままでの鬱憤を晴らすつもりのようだ、下賤な貴様らしいが詰めが甘かったな!これだから淫売の女から産まれた賤民は…どこまで行ってもそれまででしかない!」
「おい!貴様!陛下に向かって何と言う口を!いくら兄とは言え…許さ…」
「エカ、落ち着け。」
「し、しかし…」
「黙れ。口答えは許さん。」
「ぎょ…御意…。」
激昂するエカを黙らせるとフェンネが勝ち誇った声で言う。
「そなた達は狼王殿に獅子王女殿、案ずるな!すぐに解き放ってやろう。」
自信満々の顔で宣言するフェンネに名指しされた二人が激昂する。
「ふざけるな!虜囚の分際で!今度はなにを言い出すのだ?!」
「自惚れるでない!臣が貴様に施されるなどある訳が無い!?」
「この御方を何方と心得る!」
「貴様は!我ら虎人の主を愚弄するか!」
…と上からエカ、メリア、ジークリンデ、グリゼルダが憤りを見せる。
「「ぴぃ…お…恐ろしいことを…」」
怯えるルイナ&バルデグンド。
駆け出そうとする4人の足を何時ぞやの時のように地面に拘束する。
「ならば!言ってやろう!聞かせてやろう!この恐れ多くも王気取りの勘違い賤民の真の正体を!」
そう言うとフェンネは息を深く吸い、胸を大きく張り、得意げな顔をして…
「この賤民は王位継承権どころか、王族籍からも追い出された負け組である!!!よって、この者との婚姻関係は我らがネリーキア王家との婚姻とはならないのだあああああああああああああ!!!」
「「「………。」」」
最後の方はほぼ言葉には聞こえなかったが聞いた者達は何も言わなかった。
エラクレスも…
(あ~。確かに、俺はヴァロワ公爵として独立したから、まあ、フェンネの言う通りなんだよな~。しかも全く王都に影響力もないし……で、それが?)
…としか思わなかった。
一同の沈黙ををフェンネは驚愕と解釈したようで更に続けた。
「しかも!このゴミの母は卑しい商人の女だ!売女なのだあ!卑猥な装いで父上の目を曇らせただけでなく、他の卑しい身分の男達に媚びを売ってふしだらに交わっていたに違いない!」
(おふくろが淫乱なのは初耳だな。『真偽判定』…は、真か。だが、どうせコイツのつまらん思い込みだろう。そこまで馬鹿だと怒る気にもなれない。しかし滑稽だな。)
「よって!エラクレス!貴様が父上の子である訳がない!そんなことある訳がないいいいいい!」
再び最後の一滴まで息を吐き出すように絶叫したフェンネ。息を切らしながらも、顔を上げ、胸を張り、その姿は正に王族と言う貫禄を見せつけていた。一般の市民や農奴なら思わず平伏するだろう。
(まあ、そんなのルイナくらいしかこの場にはいないのだが…。)
そう思ってフェンネを嘲笑う目で見るエラクレス。
一方でフェンネはエラクレスが視界にないのか『どうだ?!』と言わんばかりの視線をエカとメリアに向けている。
そして最後の仕上げに言い放つ。
「さあ!狼王!獅子王女!今すぐに、その大罪人を玉座から引きずり降せ!そうすればネリーキア王国と貴国の友好を取り計らってやってもよいぞ!」
…と勝ち誇った顔でエラクレスを見る。最初の仇敵を見るような目に宿っていた敵意は消え、まるで獲物を見るかのような傲慢な目になっていた。『勝負は決した。』と目で語っている。
「フッ」
しかし聴き終えたエラクレスは怯えるどころか鼻で笑った。
(なるほどな。ネリーキア王国との友好を楯に俺を捕らえさせようとしているのか…。考えたな…フェンネにしては…。)
(全くの無意味だ。)
エラクレスはエカ達に目を向けた。
「「「陛下あ…。」」」
彼女たちの懇願するような呼び声に遂に応える。
「わかっている、よいぞ。やれ!」
許可を出して拘束を解く。拘束が解かれたエカ、メリア、ジークリンデ、グリゼルダたちは全力疾走でフェンネに駆け寄り、ルイナとバルデグンドはエラクレスに身を寄せた。
「おおっ!さあ!早く解放しろ!」
フェンネが顔を輝かせて身を揺すり開放の催促をする。
彼女たちが自分に近づいてくるのを助けるためだと完全に思っている。
パシッ!
「あ…。」
何が起きたか全く理解していないフェンネであったが、頬がだんだんと痛くなっていくのを感じてすべてを理解した。
「ななな…何をする!貴様らは!俺が誰だか分からんのか!?」
「陛下を愚弄する不届き者でしょ。」
泣きそうになりながら必死で取り繕うフェンネにエカがぴしゃりと冷たく答える。
「な…なんだと…ヘヴッ!」
「全く、ここまで人を怒らせるのが上手い者は見たことがございません。」
言い返そうとするフェンネの顔面にメリアの蹴りが炸裂する。フェンネは拘束されているためガード出来ずもろに食らって悶える。
「おのれ…よくも我が君を…全獣人の誇りを貶したな。」
「我ら虎人を愚弄してただで済むと思うなよ。」
「ひぃっ!ひいっ!」
更に怒り心頭なジークリンデとグリゼルダが現れポキっポキっ指を鳴らすとフェンネは完全に怯えきった声を上げる。
(こりゃ、完全にキレてるな。本当にただでは済まないな。嬲り殺されるぞ。)
「あ~盛り上がってるとこ悪いが、こいつにはまだやってもらいたいことがあるから殺すなよ。」
「そうよ♡こいつは陛下に逆らった者として見せしめに公開処刑するのよ♡」
「違う。」
エラクレスの声に自信満々に賛同するエカであるが、回復魔法(傷)をかけながらバッサリ否定されてしまう。
(((も、もどかし~…)))
一同はどうにもやりきれない思いで一杯になった。
「こいつには生きて宣戦布告を伝えてもらおうと思っている。」
床にペタンと座って、彼の膝に頭を乗っけるバルデグンドを優しく撫でながら言った。
すると全員(一人を除き)の顔が一斉に笑顔になった。
「やっとですね♡」
「待ち焦がれておりました!早速父に申し付けましょう!!!」
「陛下に御身は必ずやお守り申し上げます!」
「我ら虎人の勇姿をご覧あれ!」
「陛下の御力なら完勝でごさいましょう。」
「あ、あの大攻勢を再び……恐ろしや…。」
エラクレスはしばらく喜ぶ女たちを満足気に見ていたが今度はフェンネに目を向ける。
0
お気に入りに追加
21
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
婚約破棄と領地追放?分かりました、わたしがいなくなった後はせいぜい頑張ってくださいな
カド
ファンタジー
生活の基本から領地経営まで、ほぼ全てを魔石の力に頼ってる世界
魔石の浄化には三日三晩の時間が必要で、この領地ではそれを全部貴族令嬢の主人公が一人でこなしていた
「で、そのわたしを婚約破棄で領地追放なんですね?
それじゃ出ていくから、せいぜいこれからは魔石も頑張って作ってくださいね!」
小さい頃から搾取され続けてきた主人公は 追放=自由と気付く
塔から出た途端、暴走する力に悩まされながらも、幼い時にもらった助言を元に中央の大教会へと向かう
一方で愛玩され続けてきた妹は、今まで通り好きなだけ魔石を使用していくが……
◇◇◇
親による虐待、明確なきょうだい間での差別の描写があります
(『嫌なら読むな』ではなく、『辛い気持ちになりそうな方は無理せず、もし読んで下さる場合はお気をつけて……!』の意味です)
◇◇◇
ようやく一区切りへの目処がついてきました
拙いお話ですがお付き合いいただければ幸いです
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
【完結】ごめんなさい?もうしません?はあ?許すわけないでしょう?
kana
恋愛
17歳までにある人物によって何度も殺されては、人生を繰り返しているフィオナ・フォーライト公爵令嬢に憑依した私。
心が壊れてしまったフィオナの魂を自称神様が連れて行くことに。
その代わりに私が自由に動けることになると言われたけれどこのままでは今度は私が殺されるんじゃないの?
そんなのイ~ヤ~!
じゃあ殺されない為に何をする?
そんなの自分が強くなるしかないじゃん!
ある人物に出会う学院に入学するまでに強くなって返り討ちにしてやる!
☆設定ゆるゆるのご都合主義です。
☆誤字脱字の多い作者です。
転生したら赤ん坊だった 奴隷だったお母さんと何とか幸せになっていきます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
転生したら奴隷の赤ん坊だった
お母さんと離れ離れになりそうだったけど、何とか強くなって帰ってくることができました。
全力でお母さんと幸せを手に入れます
ーーー
カムイイムカです
今製作中の話ではないのですが前に作った話を投稿いたします
少しいいことがありましたので投稿したくなってしまいました^^
最後まで行かないシリーズですのでご了承ください
23話でおしまいになります
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
Lunaire
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる