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第1章魔族と勇者編
13でっかい肉球と魔王様
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昼間に吸血鬼先生ジゼに、初めての口淫を奪われたセナは精神的にもヘロヘロになりながら魔王アディの寝室へと戻った。
お世話係の兎の獣人ロビに「セナさまぁ、湯浴みしますぅ?」と可愛く首を傾げられると、可愛い生き物は正義だなぁと癒やされた。湯浴みを終えると寝室の天蓋付きベッドに寝転がる。
「ピヨッ」
「お、おお、ぴよ太も可愛いぞ」
「ピヨッ!」
ぴよ太はヒヨコのような見た目をしているが、これでも精霊という存在らしい。大きさを変えられたり、飛べる。何の精霊かはわからないが。
ぴよ太は可愛いと言われご機嫌に飛び跳ねる。
「やっぱり可愛い生き物はいいなぁ」
セナは可愛い生き物が好きだ。そして可愛い女の子も好きだ。城には女性の魔族もいるのに寄ってくるのは皆、男ばかり。色んな初めてを奪われた。
頑張っているのに全くレベルが上がらず、相変わらずLv1の最弱勇者のままである。
「はぁ・・・早くレベル上がらないかなぁ。魔王倒したい」
『何を倒すと?』
「ん?・・・・・・・・・・・・・・・」
寝転がるセナを跨いで巨大な生き物が見下ろしていた。毛は白く目は赤い。鼻先が長めで、尖った耳は立ち上がっている。
「犬?」
『オオカミだ、馬鹿者め』
「うわっ!犬が喋った!」
『俺だ』
「え、え、その声・・・アディ?」
『うむ』
身の丈3メートルはありそうな巨大な白い生き物は、魔王アディだった。セナは犬だと思ったがオオカミだと言い張る魔王。
「はっ!!!肉球、肉球触りたい!」
『よかろう』
これまた大きな前脚をセナに差し出すと、セナはそっと前脚を掴み手の平全体で肉球を押した。肉球の大きい部分は、セナの手の平くらいの大きさがあるからだ。
「・・・・・ふぁぁああああああああ」
『どうした、セナ』
アディはいきなり変な声を発したセナに、ちょっとビックリして前脚を引っ込めた。だがまた前脚を掴まれ、肉球を揉まれる。
「ふおおおおお!もちもち弾力のある揉み心地・・・毛もフカフカで癒やされる。ちょっといい匂いもする」
『セナに触るのだ、風呂で獣人に3回も洗わせたぞ』
「アディって普段は傲慢さあるけど、変なとこだけ気を遣うよな。ところで、なんでオオカミの姿なんだ?」
『俺はお前の警戒心のなさに落胆する』
「え、だってここは魔王の寝室だし。アディ以外のこのこ入ってくる奴っていなさそうだし」
『ふむ』
セナは確かにいきなりの巨大生物との遭遇に内心焦ったが、スライムといきなりエンカウントするような魔王の城なので慣れて来た。
『俺は周期的にこの姿に勝手になってしまうのだ。一晩もすれば元に戻るが』
「へぇ、満月みたいなもんかな。その周期的にじゃないと、オオカミになれないのか?」
『いや、いつでも変える事はできる。・・・・癒やされたか?』
「え?」
『この姿に癒やされたのかと聞いている』
「・・・・あぁ。うん、癒やされたよ」
『そうか』
アディは大きな黒い鼻をフンフンと鳴らして、鼻先でセナに頬ずりする。硬めの髭がチクチク当たるが、毛並はふわふわなのでアディの鼻先の毛を撫でてやる
しばらく撫でていると、アディは身を起こしてセナの下肢へと下がっていった。そのままセナのワンピース型寝間着の下から頭を突っ込む。
「うわっ!?何してんだよ!」
アディは、セナの内股を大きな舌でペロペロと舐めだした。たまに太腿を甘噛みするので、セナの内股は涎まみれになる。
「んっ・・・アディ、涎でベトベト・・ぁッ」
太腿を舐め回していた舌で、今度はパンツの布越しにセナのモノを上下に動かし舐めだした。舌は大きいのでどこに当たっても、セナは敏感に腰が跳ねてしまう。
しかもソコは昼間に、さんざん吸血鬼のジゼに口淫された場所だ。
「あっ、ぁッ、ん、・・アディ、そこはダメだ。んんっ、舌が、大きい」
『お前、昼間にジゼにここを舐めさせたな』
「えっ、な、なんで知って・・・」
『ロビに見張らせていたからな』
━━━━アディーーー!!!まだ少年っぽい、あの可愛い生き物になんて破廉恥な任務を託した!!!
魔族は人間より長生きなので、見た目通りの年齢とは限らない。そしてロビはまだ未成年にしか見えない可愛い少年だ。18禁要素を見せつけるのはまだ早いと、セナは心の中で懺悔した。
「すまない、ロビ」
『俺も舐める』
「いや、え、その・・・獣の姿ではちょっと・・・イヤだな」
『なら人型ならよいのか』
「うーん、うーん、そもそも付き合ってもいないでしてるのが抵抗あるというか・・」
『付き合う・・・恋仲になれと?』
「いや、恋仲は悪い事じゃないんだけど・・俺はアディのことそもそも好きじゃないし」
『・・・』
セナの言う事は一理ある。お互いに好きならば同性であろうと、恋人の営みを堂々としても問題はないだろう。だが魔王及びその部下一同は、無理矢理にセナの身体を開かせた不届き者達だ。
なんとなく好意は持たれているのはわかるが、セナはやはり好きな相手とエッチはしたい。別にビッチではないのだ。
『・・・ならば、セナを堕とした者が恋仲という魔族の掟を発足しよう』
「なにその無駄に要らないルール」
『まずは明日朝一で魔族の招集をかけ、セナと恋仲になる計画を練ろう、ふむふむ』
そのままアディはぶつぶつと考え込み始めたので、セナは放っておいてアディのオオカミ肉球をふにふにと堪能するのだった。
お世話係の兎の獣人ロビに「セナさまぁ、湯浴みしますぅ?」と可愛く首を傾げられると、可愛い生き物は正義だなぁと癒やされた。湯浴みを終えると寝室の天蓋付きベッドに寝転がる。
「ピヨッ」
「お、おお、ぴよ太も可愛いぞ」
「ピヨッ!」
ぴよ太はヒヨコのような見た目をしているが、これでも精霊という存在らしい。大きさを変えられたり、飛べる。何の精霊かはわからないが。
ぴよ太は可愛いと言われご機嫌に飛び跳ねる。
「やっぱり可愛い生き物はいいなぁ」
セナは可愛い生き物が好きだ。そして可愛い女の子も好きだ。城には女性の魔族もいるのに寄ってくるのは皆、男ばかり。色んな初めてを奪われた。
頑張っているのに全くレベルが上がらず、相変わらずLv1の最弱勇者のままである。
「はぁ・・・早くレベル上がらないかなぁ。魔王倒したい」
『何を倒すと?』
「ん?・・・・・・・・・・・・・・・」
寝転がるセナを跨いで巨大な生き物が見下ろしていた。毛は白く目は赤い。鼻先が長めで、尖った耳は立ち上がっている。
「犬?」
『オオカミだ、馬鹿者め』
「うわっ!犬が喋った!」
『俺だ』
「え、え、その声・・・アディ?」
『うむ』
身の丈3メートルはありそうな巨大な白い生き物は、魔王アディだった。セナは犬だと思ったがオオカミだと言い張る魔王。
「はっ!!!肉球、肉球触りたい!」
『よかろう』
これまた大きな前脚をセナに差し出すと、セナはそっと前脚を掴み手の平全体で肉球を押した。肉球の大きい部分は、セナの手の平くらいの大きさがあるからだ。
「・・・・・ふぁぁああああああああ」
『どうした、セナ』
アディはいきなり変な声を発したセナに、ちょっとビックリして前脚を引っ込めた。だがまた前脚を掴まれ、肉球を揉まれる。
「ふおおおおお!もちもち弾力のある揉み心地・・・毛もフカフカで癒やされる。ちょっといい匂いもする」
『セナに触るのだ、風呂で獣人に3回も洗わせたぞ』
「アディって普段は傲慢さあるけど、変なとこだけ気を遣うよな。ところで、なんでオオカミの姿なんだ?」
『俺はお前の警戒心のなさに落胆する』
「え、だってここは魔王の寝室だし。アディ以外のこのこ入ってくる奴っていなさそうだし」
『ふむ』
セナは確かにいきなりの巨大生物との遭遇に内心焦ったが、スライムといきなりエンカウントするような魔王の城なので慣れて来た。
『俺は周期的にこの姿に勝手になってしまうのだ。一晩もすれば元に戻るが』
「へぇ、満月みたいなもんかな。その周期的にじゃないと、オオカミになれないのか?」
『いや、いつでも変える事はできる。・・・・癒やされたか?』
「え?」
『この姿に癒やされたのかと聞いている』
「・・・・あぁ。うん、癒やされたよ」
『そうか』
アディは大きな黒い鼻をフンフンと鳴らして、鼻先でセナに頬ずりする。硬めの髭がチクチク当たるが、毛並はふわふわなのでアディの鼻先の毛を撫でてやる
しばらく撫でていると、アディは身を起こしてセナの下肢へと下がっていった。そのままセナのワンピース型寝間着の下から頭を突っ込む。
「うわっ!?何してんだよ!」
アディは、セナの内股を大きな舌でペロペロと舐めだした。たまに太腿を甘噛みするので、セナの内股は涎まみれになる。
「んっ・・・アディ、涎でベトベト・・ぁッ」
太腿を舐め回していた舌で、今度はパンツの布越しにセナのモノを上下に動かし舐めだした。舌は大きいのでどこに当たっても、セナは敏感に腰が跳ねてしまう。
しかもソコは昼間に、さんざん吸血鬼のジゼに口淫された場所だ。
「あっ、ぁッ、ん、・・アディ、そこはダメだ。んんっ、舌が、大きい」
『お前、昼間にジゼにここを舐めさせたな』
「えっ、な、なんで知って・・・」
『ロビに見張らせていたからな』
━━━━アディーーー!!!まだ少年っぽい、あの可愛い生き物になんて破廉恥な任務を託した!!!
魔族は人間より長生きなので、見た目通りの年齢とは限らない。そしてロビはまだ未成年にしか見えない可愛い少年だ。18禁要素を見せつけるのはまだ早いと、セナは心の中で懺悔した。
「すまない、ロビ」
『俺も舐める』
「いや、え、その・・・獣の姿ではちょっと・・・イヤだな」
『なら人型ならよいのか』
「うーん、うーん、そもそも付き合ってもいないでしてるのが抵抗あるというか・・」
『付き合う・・・恋仲になれと?』
「いや、恋仲は悪い事じゃないんだけど・・俺はアディのことそもそも好きじゃないし」
『・・・』
セナの言う事は一理ある。お互いに好きならば同性であろうと、恋人の営みを堂々としても問題はないだろう。だが魔王及びその部下一同は、無理矢理にセナの身体を開かせた不届き者達だ。
なんとなく好意は持たれているのはわかるが、セナはやはり好きな相手とエッチはしたい。別にビッチではないのだ。
『・・・ならば、セナを堕とした者が恋仲という魔族の掟を発足しよう』
「なにその無駄に要らないルール」
『まずは明日朝一で魔族の招集をかけ、セナと恋仲になる計画を練ろう、ふむふむ』
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