断罪なんて嘘でしょ!?

あい

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誰か人を呼んで来てあげようと外に出ると、扉の近くに立っていた海里が駆けつけてくる。

私は扉をそっと閉めた。部屋の中は防音のようで、外にまで声が聞こえないらしく、海里は状況がわからず心配しているようだった。

海里には掻い摘んで、隼人に謝罪をされた事、仲直りした事、緊張していたのか、安心したら眠ってしまったこと等を伝える。泣いてしまった事や、私に抱きついてなかなか話してくれなかった事は奴の名誉の為に内緒にしてあげた。

それを聞いた海里は安心したようで近くの執事に説明した後、私を家族の元まで送ってくれた。その後すぐに消えたので、奴の家族に説明しに言ったのだと思う。

私が家族の元に到着した頃には既に21時を過ぎており、家に帰る事になった。天音財閥の方々に家族は挨拶を済ませたらしい。私はまだ挨拶をしていない事を伝えると、ご両親に既に隼人が説明していたらしく、娘さんが戻ったら気にせず帰って良いと言われたそうだ。逆に今回の事を謝られたらしい。

そういう事なので私達家族は家に帰る事にしたのだ。パーティーに行っただけなのに、帰りにお土産をもらえた。手作りクッキーが何倍。いや。何万倍にもなってかえってきたのである。お金持ちって怖い…



家に着いたのは22時半頃だったそうだが、私は疲れきってしまっており、車の中で寝てしまったそうだ。

その日はいつもより、幸せな夢を見る事が出来たきがする。
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