102 / 154
永遠なる魂
102.メルマトラの怪物
しおりを挟む
ノルト達がデルピラの北方に聳え立つ山脈を越え、不毛の大地メルマトラに足を踏み入れて早やふた月。
その間彼らは常時この地に溢れる瘴気から、サラとシュルス、ふたりのエルフの精霊魔法によって守られていた。
想像の遥か上をいくその強力な毒素はサラですら完全に防ぐ事はできず、彼らは皆、この地にいるだけで常に中毒状態となっていた。
従って瘴気を防ぐ魔法とは別に持続治癒を常にかけている状態だった。
強靭な魔族であるロゼルタ達に比べ、貧弱と言っていい人間のノルトとアンナ。
彼らには特に手厚く保護魔法が掛けられていたが、それでも時折、吐瀉物を撒き散らす。
この地に入り今日に至るまで、そんなコンディションの悪い状態が続く中、彼らは魔界でも見た事がないような異形の怪物達と幾度となく遭遇した。
数十本の手足を持ち、宙に浮く巨大な昆虫。
魔法を唱えるでもなく存在するだけで魔力による攻撃を行ってくる影。
途轍もなく硬い甲羅と触手を持つ鳥。
数十メートルはあろうかという巨大なトカゲの様なもの。
現れる怪物全てが尋常ではないタフさと攻撃力を持つ。
それらと時には戦い、時には身を隠しながらこれまで進んで来た。
道案内はシュルスだ。
彼によると眼前に広がる小高い丘を越えればメルマトラの中心地である筈だという。
彼はこれまで何度かヒューリアやサラの義父、モルソンなどと共にこの地を訪れていた。
ここがエルフの故郷であるという伝承の証拠を見つけたかったのだという。
「それであの向こうに何か見つかったのか?」テスラが聞く。
「いえ、確たるものは何も……ただ、チラリと神殿の跡の様なものが見えたのですが」
「神殿……チラリとって、なんでちゃんと見てみなかったんだ?」
「それが、とある化け物がいまして」
「とある化け物? そんなの、今までにも散々いたじゃねーか」
「いやあんなのとは全然……」
そこでシュルスが前方を見つめたまま固まった。
「あ?」
皆、その方を見る。
白く小高い丘になっているその上に黒い人型の何かがいた。
シュルスの視線はそれに釘付けになり、ガタガタと震え出す。
「ああああれ、あれです。今までに何人ものエルフがやられています。ヒューリア様とサラのお父さんのお陰で何とか逃げ出せた……ヒィィィ! サラァァ!」
恐怖に怯えた顔でサラに抱き着く。
テスラ達と大きさはさほど変わらないそれは、真っ黒な体に目らしきものが体中にあった。
四肢があり、一見人間の様な形をしている。だが至る所がウネウネと気持ち悪く畝り、人間の様に骨や関節がある様な動きではなかった。
「今までの奴らもじゃが、やはり見たことのないヤツじゃな」
ドーンがこれまでの旅の経験から、最もよく攻撃を防いだ闇属性の物理シールドを張りながら言う。
彼らが戦闘態勢を取ったと同時に何かに気付いたマクルルが叫ぶ。
「このシールドではダメだ! 避けろ!」
刹那、その黒い体の至る所から伸びた鞭の様な尾が、ノルト達全員を突き刺そうと伸びてきた。
それはあのロン=ドゥを想起させるものだったが速さはあれ以上だった。
マクルルの叫び声があった為、皆辛うじてそれを避ける。
その尾はあっさりとドーンが張ったシールドを突き破り、彼らがいた場所を的確に突き刺した。
アンナはたまたまロゼルタの後ろにいた為、彼女によって守られ無事だった。
だがノルトは……
「サラッ! ノルトがやられた!」
ロゼルタの悲鳴が轟く。
ノルトを狙った尾は、体調が悪く動きが鈍かった彼の喉を簡単に貫いた。白目を剥いてノルトが倒れ込む。
すぐにサラが治療に向かう。
シュルスもそれに付き添い、大声を出す。
「普通の治癒じゃダメだ。あれだ、みんなあれにやられた!」
「シュルス、落ち着いて。一体何なんです?」
ガクガクと震えるシュルスはノルトを指差し、
「ああああれは、刺すだけじゃない。蟲、蟲を入れるんだ。取り出そうとするとそいつにとり憑く……あれでみんな死んだ!」
怯えながら叫ぶ。
確かにノルトの喉が気味悪く蠢いていた。
「バカヤロー早く言え! サラ、治せるか!」
苛立ちながらテスラも叫ぶ。
「やってみます。シュルス、暫く無防備になります。私を守っていて下さい」
「えええ! 俺がぁ!?」
「テメー、サラの事が好きなんだろ? 惚れた女を守らねーでどうすんだ!」
テスラが剣を抜き、続け様に襲い来る尾を斬りながら言う。
その言葉にハッとした顔付きのシュルスが体をビクつかせながらもサラの前に立つ。
「そ、そうだ。サラは俺が、守らないと!」
かつてのモルソンがヒューリアや彼を守った様に、地の精霊王ロッチのシールドを展開し、自身とサラ、ノルトを囲った。
ロン=ドゥ程の破壊的規模はないものの、その尾の威力は尋常ではなく、軌道途中でそれに当たった岩は粉微塵に砕け散る。
「召喚、『死の騎士』」
ドーンの呼び掛けに応じた騎士達が黒い怪物の周辺から雲霞の如く湧き出す。
黒い怪物は相変わらずクネクネと体を踊らせながら、体中にある目でそれらを捕捉した。
次の瞬間、怪物の体から無数の尾が放たれ、百体ほどのデスナイトが瞬時に消え去った。
「なんと……死の騎士はそんな弱い個体では無いぞ」
丘の上から降り出し、徐々に彼らに迫る黒く不気味な怪物にドーンが驚愕の表情を見せる。
少し離れた場所にいたロゼルタが両手を怪物に向けた。
「ブラッドバインド!」
彼女の手のひらから赤い霊気が迸る。
それは螺旋状に絡み合い、太い綱の様になり怪物に巻きつくと、その体を締め上げた。
が、その怪物は液体が流れ出る様にその隙間からドロリと出るとまた元の形に戻る。
一瞬で、だ。
「て、手応えが、まるでねー」
「なんだありゃあ?」とテスラ。
「『ルーカスの轟撃』」
デスナイトの大群が次々と屠られていく中、ドーンはかつて実在したと言われる邪神ルーカスの闇のエネルギーを凝縮して打ち出した。
黒く光るそれは一直線に黒い怪物に向かい、その柔らかそうな体を貫く、と思われたがそのエネルギーは怪物の手前で止まり、霧散した。
「これもダメか」
低く唸るドーンのすぐ脇を通り、低い姿勢で尾による攻撃を避けながら素早く怪物に近付いたのはテスラだった。
「え、ええぇ。あれだけあいつはヤバいって言ったのに接近戦とか……あの人もヤバいな」とシュルス。
目にも止まらぬ速さのテスラの連撃が黒い怪物を襲う。
だが、その剣は当たったと同時に跳ね返された。
「直接攻撃も効かねーのか」
テスラの剣もリドと同じく魔剣であり、魔力ダメージがある分、ただの剣での一撃よりも遥かに威力が大きい。
にも関わらず、その怪物には大して効いた様子もない。
「なら氷漬けならどうじゃ? 魔神カリオの氷獄、第七層の……」
「待て」
ドーンの詠唱を遮ったのはマクルルだった。
「恐らくあの怪物は魔力に対して完全な抵抗力を持っている。テスラもむしろただの剣の方がダメージが通ったんじゃないか」
「魔力無効の怪物か。魔族には厄介じゃな」
マクルルは一歩踏み出すと振り向かずに言った。
「俺が行こう。但し俺が負ける様なら逃げろ。後の事は気にするな」
そう言うと同時に体中から白い霊気を噴き上げた。
その間彼らは常時この地に溢れる瘴気から、サラとシュルス、ふたりのエルフの精霊魔法によって守られていた。
想像の遥か上をいくその強力な毒素はサラですら完全に防ぐ事はできず、彼らは皆、この地にいるだけで常に中毒状態となっていた。
従って瘴気を防ぐ魔法とは別に持続治癒を常にかけている状態だった。
強靭な魔族であるロゼルタ達に比べ、貧弱と言っていい人間のノルトとアンナ。
彼らには特に手厚く保護魔法が掛けられていたが、それでも時折、吐瀉物を撒き散らす。
この地に入り今日に至るまで、そんなコンディションの悪い状態が続く中、彼らは魔界でも見た事がないような異形の怪物達と幾度となく遭遇した。
数十本の手足を持ち、宙に浮く巨大な昆虫。
魔法を唱えるでもなく存在するだけで魔力による攻撃を行ってくる影。
途轍もなく硬い甲羅と触手を持つ鳥。
数十メートルはあろうかという巨大なトカゲの様なもの。
現れる怪物全てが尋常ではないタフさと攻撃力を持つ。
それらと時には戦い、時には身を隠しながらこれまで進んで来た。
道案内はシュルスだ。
彼によると眼前に広がる小高い丘を越えればメルマトラの中心地である筈だという。
彼はこれまで何度かヒューリアやサラの義父、モルソンなどと共にこの地を訪れていた。
ここがエルフの故郷であるという伝承の証拠を見つけたかったのだという。
「それであの向こうに何か見つかったのか?」テスラが聞く。
「いえ、確たるものは何も……ただ、チラリと神殿の跡の様なものが見えたのですが」
「神殿……チラリとって、なんでちゃんと見てみなかったんだ?」
「それが、とある化け物がいまして」
「とある化け物? そんなの、今までにも散々いたじゃねーか」
「いやあんなのとは全然……」
そこでシュルスが前方を見つめたまま固まった。
「あ?」
皆、その方を見る。
白く小高い丘になっているその上に黒い人型の何かがいた。
シュルスの視線はそれに釘付けになり、ガタガタと震え出す。
「ああああれ、あれです。今までに何人ものエルフがやられています。ヒューリア様とサラのお父さんのお陰で何とか逃げ出せた……ヒィィィ! サラァァ!」
恐怖に怯えた顔でサラに抱き着く。
テスラ達と大きさはさほど変わらないそれは、真っ黒な体に目らしきものが体中にあった。
四肢があり、一見人間の様な形をしている。だが至る所がウネウネと気持ち悪く畝り、人間の様に骨や関節がある様な動きではなかった。
「今までの奴らもじゃが、やはり見たことのないヤツじゃな」
ドーンがこれまでの旅の経験から、最もよく攻撃を防いだ闇属性の物理シールドを張りながら言う。
彼らが戦闘態勢を取ったと同時に何かに気付いたマクルルが叫ぶ。
「このシールドではダメだ! 避けろ!」
刹那、その黒い体の至る所から伸びた鞭の様な尾が、ノルト達全員を突き刺そうと伸びてきた。
それはあのロン=ドゥを想起させるものだったが速さはあれ以上だった。
マクルルの叫び声があった為、皆辛うじてそれを避ける。
その尾はあっさりとドーンが張ったシールドを突き破り、彼らがいた場所を的確に突き刺した。
アンナはたまたまロゼルタの後ろにいた為、彼女によって守られ無事だった。
だがノルトは……
「サラッ! ノルトがやられた!」
ロゼルタの悲鳴が轟く。
ノルトを狙った尾は、体調が悪く動きが鈍かった彼の喉を簡単に貫いた。白目を剥いてノルトが倒れ込む。
すぐにサラが治療に向かう。
シュルスもそれに付き添い、大声を出す。
「普通の治癒じゃダメだ。あれだ、みんなあれにやられた!」
「シュルス、落ち着いて。一体何なんです?」
ガクガクと震えるシュルスはノルトを指差し、
「ああああれは、刺すだけじゃない。蟲、蟲を入れるんだ。取り出そうとするとそいつにとり憑く……あれでみんな死んだ!」
怯えながら叫ぶ。
確かにノルトの喉が気味悪く蠢いていた。
「バカヤロー早く言え! サラ、治せるか!」
苛立ちながらテスラも叫ぶ。
「やってみます。シュルス、暫く無防備になります。私を守っていて下さい」
「えええ! 俺がぁ!?」
「テメー、サラの事が好きなんだろ? 惚れた女を守らねーでどうすんだ!」
テスラが剣を抜き、続け様に襲い来る尾を斬りながら言う。
その言葉にハッとした顔付きのシュルスが体をビクつかせながらもサラの前に立つ。
「そ、そうだ。サラは俺が、守らないと!」
かつてのモルソンがヒューリアや彼を守った様に、地の精霊王ロッチのシールドを展開し、自身とサラ、ノルトを囲った。
ロン=ドゥ程の破壊的規模はないものの、その尾の威力は尋常ではなく、軌道途中でそれに当たった岩は粉微塵に砕け散る。
「召喚、『死の騎士』」
ドーンの呼び掛けに応じた騎士達が黒い怪物の周辺から雲霞の如く湧き出す。
黒い怪物は相変わらずクネクネと体を踊らせながら、体中にある目でそれらを捕捉した。
次の瞬間、怪物の体から無数の尾が放たれ、百体ほどのデスナイトが瞬時に消え去った。
「なんと……死の騎士はそんな弱い個体では無いぞ」
丘の上から降り出し、徐々に彼らに迫る黒く不気味な怪物にドーンが驚愕の表情を見せる。
少し離れた場所にいたロゼルタが両手を怪物に向けた。
「ブラッドバインド!」
彼女の手のひらから赤い霊気が迸る。
それは螺旋状に絡み合い、太い綱の様になり怪物に巻きつくと、その体を締め上げた。
が、その怪物は液体が流れ出る様にその隙間からドロリと出るとまた元の形に戻る。
一瞬で、だ。
「て、手応えが、まるでねー」
「なんだありゃあ?」とテスラ。
「『ルーカスの轟撃』」
デスナイトの大群が次々と屠られていく中、ドーンはかつて実在したと言われる邪神ルーカスの闇のエネルギーを凝縮して打ち出した。
黒く光るそれは一直線に黒い怪物に向かい、その柔らかそうな体を貫く、と思われたがそのエネルギーは怪物の手前で止まり、霧散した。
「これもダメか」
低く唸るドーンのすぐ脇を通り、低い姿勢で尾による攻撃を避けながら素早く怪物に近付いたのはテスラだった。
「え、ええぇ。あれだけあいつはヤバいって言ったのに接近戦とか……あの人もヤバいな」とシュルス。
目にも止まらぬ速さのテスラの連撃が黒い怪物を襲う。
だが、その剣は当たったと同時に跳ね返された。
「直接攻撃も効かねーのか」
テスラの剣もリドと同じく魔剣であり、魔力ダメージがある分、ただの剣での一撃よりも遥かに威力が大きい。
にも関わらず、その怪物には大して効いた様子もない。
「なら氷漬けならどうじゃ? 魔神カリオの氷獄、第七層の……」
「待て」
ドーンの詠唱を遮ったのはマクルルだった。
「恐らくあの怪物は魔力に対して完全な抵抗力を持っている。テスラもむしろただの剣の方がダメージが通ったんじゃないか」
「魔力無効の怪物か。魔族には厄介じゃな」
マクルルは一歩踏み出すと振り向かずに言った。
「俺が行こう。但し俺が負ける様なら逃げろ。後の事は気にするな」
そう言うと同時に体中から白い霊気を噴き上げた。
0
お気に入りに追加
169
あなたにおすすめの小説
女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。
矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。
女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。
取って付けたようなバレンタインネタあり。
カクヨムでも同内容で公開しています。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
13歳女子は男友達のためヌードモデルになる
矢木羽研
青春
写真が趣味の男の子への「プレゼント」として、自らを被写体にする女の子の決意。「脱ぐ」までの過程の描写に力を入れました。裸体描写を含むのでR15にしましたが、性的な接触はありません。
[完結済み]男女比1対99の貞操観念が逆転した世界での日常が狂いまくっている件
森 拓也
キャラ文芸
俺、緒方 悟(おがた さとる)は意識を取り戻したら男女比1対99の貞操観念が逆転した世界にいた。そこでは男が稀少であり、何よりも尊重されていて、俺も例外ではなかった。
学校の中も、男子生徒が数人しかいないからまるで雰囲気が違う。廊下を歩いてても、女子たちの声だけが聞こえてくる。まるで別の世界みたいに。
そんな中でも俺の周りには優しいな女子たちがたくさんいる。特に、幼馴染の美羽はずっと俺のことを気にかけてくれているみたいで……
スケートリンクでバイトしてたら大惨事を目撃した件
フルーツパフェ
大衆娯楽
比較的気温の高い今年もようやく冬らしい気候になりました。
寒くなって本格的になるのがスケートリンク場。
プロもアマチュアも関係なしに氷上を滑る女の子達ですが、なぜかスカートを履いた女の子が多い?
そんな格好していたら転んだ時に大変・・・・・・ほら、言わんこっちゃない!
スケートリンクでアルバイトをする男性の些細な日常コメディです。
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる