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口の悪い魔人達と俺様ノルト
043.セントリアに打つ布石(9) バルハムとセルメイダ
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翌朝。
飛竜屋に2体の飛竜が戻って来る筈の日。
ロゼルタとテスラ、そしてマァムとエイミィの4人はスラムにあるバルハム一味の根城にいた。
その集団の中に混じって、ひとり既視感のある男がテスラの目に映る。
(こいつ、俺らが来た時に警備兵にリンチされてた奴じゃねーか。道理でいい目してた筈だぜ。スルークの魔族ならあれ位じゃあ屁でもなかったってわけか)
昨晩、ロゼルタが彼らに与えた作戦。
それは全員魔物になって暴れちまえ―― という破天荒なものだった。
勿論最初からそうするつもりだった彼らだったが、ロゼルタは、
『行きと帰りは死霊に紛れて姿を見せないようにしとけ。建物の占拠に執着するな。適当に暴れたらスラムに帰り、その後は人化して知らんぷりしておけ』
そう彼らにアドバイスを送っていた。
そのせいで朝から警備砦は大変な騒ぎとなっていたが、結局それがバルハム達の仕業であるとは誰も気が付かなかった。
「いやあ綺麗な姉御のお陰で全部上手く行きましたよ」
「ほんとね。スカッとしたわ!」
バルハムとセルメイダが嬉しそうに言う。
「しかももう2度と会えないと思っていたテスラ様にも会えたし」
「まさかメルタノのロゼルタ様だったなんて……」
「よく俺達、殺されなかったな。アハハハハ!」
「ほんとね。しかも……しかもドーン様も生きてるなんて」
セルメイダの大きな目に涙が浮かぶ。
感動に水を差すまいと腕組みをして見守っていたロゼルタだったが、やがて痺れを切らす。
「あ――もういいか? 最後に聞かせてくれ。お前達、一体どういう経緯でここにいてこれから何をしようとしてるんだ?」
すると真面目な顔付きになったバルハムが口を開いた。
◆◇◆◇
スルークの魔族、アークデーモンのバルハム。
リドによるスルーク侵略に対して彼は最前線で戦っていた。
だが獣化したネイトナと戦い、強力な拳の一撃を腹部に受け、気を失ってすぐそばを流れるアケロン川へと落ちた。
気付いた時には下流にあたるロトス王国辺境の森の中だった。
そこにいたのは顔見知りの魔族達、エイモンとランゾン。彼らは岸辺で気を失っていたバルハムを隠れ家まで連れ帰り、彼の目が覚めるのを根気良く待っていた。
既にスルークはリドの手に落ち、魔王ネルソ=ヌ=ヴァロステと宰相テスラ、その他多くの魔神、魔族達が殺された事を告げ、リドへの復讐を誓い合う。
落ち延びて来た魔族が徐々に彼らの元へと集まった。人化した彼らは英雄王国リルディアを建国したリドから一旦離れる為、西を目指す。
年月をかけてゆっくりと西進しながらセントリアのヒエラルドまで来た時に出会ったのがファトランテの魔族、グリムリーパーのセルメイダだ。
彼女もリドの侵略により、落ち延びた魔族だった。最初はファトランテの辺境で細々と生活していたが、リドの仲間であるクリニカの姿が見えた為、慌ててセントリアへと逃げ出した。
当初、お互いを人間だと思い込んでいたが、変に気のあった2人。やがてお互いの素性を知り、反リド、反リルディアの旗を上げようと誓う。
ファトランテが近い為か、同様の境遇の魔族が続々と現れ、スルークとファトランテの残党を合わせて30名程になる。
そこで大勢でいても不思議ではない場所、セントリア王都南部のスラムへと移動した。
セントリアは明らかにリド派であり、彼らの敵と言えた。
特に当時リドが先導したとはいえ、直接セントリアに攻められた側のセルメイダにとっては。
スラムの住人達は皆、その生活に大きな不満を持っていた。
バルハム達は彼らを徐々に仲間に引き入れつつ、やがて立ち上がり、国軍に反抗、反乱を起こすつもりだった。
◆◇◆◇
話を聞き終えたロゼルタがテスラと顔を見合わせた。
「クリニカか……まずいな」
「ドーンにマクルルもいる。相手が奴だけなら負けはしないだろうが」
「だが奴も底が知れん。ファトランテを根城にでもしているのであれば、当然厄介な配下共もいるだろう」
そこでロゼルタはセルメイダに視線を変えた。
「セルメイダ。クリニカは今もファトランテに?」
「わかりません。私、急いで逃げ出しましたし……」
「うーん。……いや、そうか。クリニカがファトランテにいるからラドニーやらハモンやら、奴の部下がこの辺りにいるんじゃねーのか?」
独り言のように言うと急いで交信の指輪の表にある飾りを傾ける。
「ドーン!」
返事が無く沈黙が続く。
嫌な予感が頭を掠め始めた頃、ようやく返事があった。
『ロゼルタか。儂じゃ』
「よかっ……」
「ドーン様ぁぁ!」
ロゼルタが言うのに割り込んで、指輪に食い付いたのはセルメイダだった。
『うっ……るさいの! その声、ひょっとしてセルメイダか?』
「ははははいいい! ドーン様ぁ、よくぞご無事でぇぇ」
『よかった。お前も生きていたか』
「はいい。他にもヘルメイス、アリシュラ、リンダ……20名程生き延びています」
『本当か! それは朗報じゃ』
鼻から溜息を吐きながら暫くそれを眺めていたロゼルタだったが、彼女の指に涙と鼻水を擦り付けながら泣くセルメイダに、「もう、いいか? また今度な?」 と諭す様に言った。
「ドーン。ひょっとするとそこにはあの腐れ淫乱がいるかもしれねー」
『うむ。クリニカがおるようじゃ』
当たり前だと言わんばかりのその反応に、首を傾げてまたテスラと顔を見合わせた。
「お、おい、わかってんなら無理すんな。引き上げてあたしらと合流しろ」
『いや。奴がいるからこそ、尚更ランティエ様のアレを回収しておかねばならん。まあ安心しろ。お前の言う通りヤバそうなら逃げる』
「あーそうか、そういやそんな事言ってたな。でも無理すんなよ」
『わかっておる。お前らもな』
そこで通信は終わる。
「ドーンは一旦これでいいとして……テメーらの事だが」
「はい! 綺麗な姉御!」
「反リドの旗を上げようとしていたと言ったな」
「はい!」
「声を落とせ。昨日、クリニカの手下がいたんだぞ」
昨日の襲撃には当然ロゼルタも同行するつもりだった。
ところが出発寸前に小さくて妙な気配を感じ取った。殺気はあるが生気を感じにくく、と言って死霊とは全く違う。
気になった彼女はセルメイダに後から追いかけると言い、気配のする娼婦街へと向かう。
そこで建物に火をつけ、思い詰めた顔でその中へと入っていくマリヤを見つけた。
元々、マリヤはノルトの関係者と睨んでいたロゼルタが自殺を引き留めている時にその気配の持ち主、あのハモンという暗殺者が乱入してきたのだ。
軽くいなせるかと思いきやその男は想像以上に手強かった。
マリヤを奥へと避難させ、立ち向かうがあまりのスピードに翻弄されているうちに組み伏せられてしまった。
仕方無く魔人化するか、と考えていた時に現れたのがノルトだったのだ。
「これからはそういった気配にも気を配れ」
「ロゼルタの姉御が変身しなけりゃ勝てない奴とかヤバいですね。これから気を付けます!」
テスラには呆れられていたが、完全にロゼルタに心酔したバルハムが片手を上げて言う。
ロゼルタはサッと辺りを見回して少し声を低くした。
「お前達には告げておく。あたしらの目的は。リド及びその仲間共をブチ殺し、魔王達を復活させ、魔界を元に戻す事だ」
「!」
あまりの事に皆、声を失った。
それは30年前、一方的な理由で侵略された魔族共通の悲願と言ってよかった。
「テメーらはこれからあたしらの仲間になれ」
「は……勿論、喜んで!」
すかさずセルメイダがバルハムの頭を叩く。
「声を落とせって言われたでしょうが!」
「テメーもだよセルメイダ。今は詳しく言えねーが、あたしらの魔王達はきっと蘇る」
「ネルソ様も……」とバルハム。
「そうだ」
「ランティエ様も……」とセルメイダ。
「ああそうだ」
黙って聞いていた周りの魔物達も皆顔を見合わせ、静かに歓喜の色を見せた。
「その為のキーマンは……今ここにはいねーが、あたしの仲間のノルトという少年だ。あの子を守る為にあたしらは死も厭わない」
「ノルト、さんですか」
「いずれ来る反撃の狼煙はこっちから連絡する。一斉に行こうぜ」
やがてバルハムとセルメイダを筆頭に全員が床に頭をつけ、「仰せのままに!」と平伏した。
飛竜屋に2体の飛竜が戻って来る筈の日。
ロゼルタとテスラ、そしてマァムとエイミィの4人はスラムにあるバルハム一味の根城にいた。
その集団の中に混じって、ひとり既視感のある男がテスラの目に映る。
(こいつ、俺らが来た時に警備兵にリンチされてた奴じゃねーか。道理でいい目してた筈だぜ。スルークの魔族ならあれ位じゃあ屁でもなかったってわけか)
昨晩、ロゼルタが彼らに与えた作戦。
それは全員魔物になって暴れちまえ―― という破天荒なものだった。
勿論最初からそうするつもりだった彼らだったが、ロゼルタは、
『行きと帰りは死霊に紛れて姿を見せないようにしとけ。建物の占拠に執着するな。適当に暴れたらスラムに帰り、その後は人化して知らんぷりしておけ』
そう彼らにアドバイスを送っていた。
そのせいで朝から警備砦は大変な騒ぎとなっていたが、結局それがバルハム達の仕業であるとは誰も気が付かなかった。
「いやあ綺麗な姉御のお陰で全部上手く行きましたよ」
「ほんとね。スカッとしたわ!」
バルハムとセルメイダが嬉しそうに言う。
「しかももう2度と会えないと思っていたテスラ様にも会えたし」
「まさかメルタノのロゼルタ様だったなんて……」
「よく俺達、殺されなかったな。アハハハハ!」
「ほんとね。しかも……しかもドーン様も生きてるなんて」
セルメイダの大きな目に涙が浮かぶ。
感動に水を差すまいと腕組みをして見守っていたロゼルタだったが、やがて痺れを切らす。
「あ――もういいか? 最後に聞かせてくれ。お前達、一体どういう経緯でここにいてこれから何をしようとしてるんだ?」
すると真面目な顔付きになったバルハムが口を開いた。
◆◇◆◇
スルークの魔族、アークデーモンのバルハム。
リドによるスルーク侵略に対して彼は最前線で戦っていた。
だが獣化したネイトナと戦い、強力な拳の一撃を腹部に受け、気を失ってすぐそばを流れるアケロン川へと落ちた。
気付いた時には下流にあたるロトス王国辺境の森の中だった。
そこにいたのは顔見知りの魔族達、エイモンとランゾン。彼らは岸辺で気を失っていたバルハムを隠れ家まで連れ帰り、彼の目が覚めるのを根気良く待っていた。
既にスルークはリドの手に落ち、魔王ネルソ=ヌ=ヴァロステと宰相テスラ、その他多くの魔神、魔族達が殺された事を告げ、リドへの復讐を誓い合う。
落ち延びて来た魔族が徐々に彼らの元へと集まった。人化した彼らは英雄王国リルディアを建国したリドから一旦離れる為、西を目指す。
年月をかけてゆっくりと西進しながらセントリアのヒエラルドまで来た時に出会ったのがファトランテの魔族、グリムリーパーのセルメイダだ。
彼女もリドの侵略により、落ち延びた魔族だった。最初はファトランテの辺境で細々と生活していたが、リドの仲間であるクリニカの姿が見えた為、慌ててセントリアへと逃げ出した。
当初、お互いを人間だと思い込んでいたが、変に気のあった2人。やがてお互いの素性を知り、反リド、反リルディアの旗を上げようと誓う。
ファトランテが近い為か、同様の境遇の魔族が続々と現れ、スルークとファトランテの残党を合わせて30名程になる。
そこで大勢でいても不思議ではない場所、セントリア王都南部のスラムへと移動した。
セントリアは明らかにリド派であり、彼らの敵と言えた。
特に当時リドが先導したとはいえ、直接セントリアに攻められた側のセルメイダにとっては。
スラムの住人達は皆、その生活に大きな不満を持っていた。
バルハム達は彼らを徐々に仲間に引き入れつつ、やがて立ち上がり、国軍に反抗、反乱を起こすつもりだった。
◆◇◆◇
話を聞き終えたロゼルタがテスラと顔を見合わせた。
「クリニカか……まずいな」
「ドーンにマクルルもいる。相手が奴だけなら負けはしないだろうが」
「だが奴も底が知れん。ファトランテを根城にでもしているのであれば、当然厄介な配下共もいるだろう」
そこでロゼルタはセルメイダに視線を変えた。
「セルメイダ。クリニカは今もファトランテに?」
「わかりません。私、急いで逃げ出しましたし……」
「うーん。……いや、そうか。クリニカがファトランテにいるからラドニーやらハモンやら、奴の部下がこの辺りにいるんじゃねーのか?」
独り言のように言うと急いで交信の指輪の表にある飾りを傾ける。
「ドーン!」
返事が無く沈黙が続く。
嫌な予感が頭を掠め始めた頃、ようやく返事があった。
『ロゼルタか。儂じゃ』
「よかっ……」
「ドーン様ぁぁ!」
ロゼルタが言うのに割り込んで、指輪に食い付いたのはセルメイダだった。
『うっ……るさいの! その声、ひょっとしてセルメイダか?』
「ははははいいい! ドーン様ぁ、よくぞご無事でぇぇ」
『よかった。お前も生きていたか』
「はいい。他にもヘルメイス、アリシュラ、リンダ……20名程生き延びています」
『本当か! それは朗報じゃ』
鼻から溜息を吐きながら暫くそれを眺めていたロゼルタだったが、彼女の指に涙と鼻水を擦り付けながら泣くセルメイダに、「もう、いいか? また今度な?」 と諭す様に言った。
「ドーン。ひょっとするとそこにはあの腐れ淫乱がいるかもしれねー」
『うむ。クリニカがおるようじゃ』
当たり前だと言わんばかりのその反応に、首を傾げてまたテスラと顔を見合わせた。
「お、おい、わかってんなら無理すんな。引き上げてあたしらと合流しろ」
『いや。奴がいるからこそ、尚更ランティエ様のアレを回収しておかねばならん。まあ安心しろ。お前の言う通りヤバそうなら逃げる』
「あーそうか、そういやそんな事言ってたな。でも無理すんなよ」
『わかっておる。お前らもな』
そこで通信は終わる。
「ドーンは一旦これでいいとして……テメーらの事だが」
「はい! 綺麗な姉御!」
「反リドの旗を上げようとしていたと言ったな」
「はい!」
「声を落とせ。昨日、クリニカの手下がいたんだぞ」
昨日の襲撃には当然ロゼルタも同行するつもりだった。
ところが出発寸前に小さくて妙な気配を感じ取った。殺気はあるが生気を感じにくく、と言って死霊とは全く違う。
気になった彼女はセルメイダに後から追いかけると言い、気配のする娼婦街へと向かう。
そこで建物に火をつけ、思い詰めた顔でその中へと入っていくマリヤを見つけた。
元々、マリヤはノルトの関係者と睨んでいたロゼルタが自殺を引き留めている時にその気配の持ち主、あのハモンという暗殺者が乱入してきたのだ。
軽くいなせるかと思いきやその男は想像以上に手強かった。
マリヤを奥へと避難させ、立ち向かうがあまりのスピードに翻弄されているうちに組み伏せられてしまった。
仕方無く魔人化するか、と考えていた時に現れたのがノルトだったのだ。
「これからはそういった気配にも気を配れ」
「ロゼルタの姉御が変身しなけりゃ勝てない奴とかヤバいですね。これから気を付けます!」
テスラには呆れられていたが、完全にロゼルタに心酔したバルハムが片手を上げて言う。
ロゼルタはサッと辺りを見回して少し声を低くした。
「お前達には告げておく。あたしらの目的は。リド及びその仲間共をブチ殺し、魔王達を復活させ、魔界を元に戻す事だ」
「!」
あまりの事に皆、声を失った。
それは30年前、一方的な理由で侵略された魔族共通の悲願と言ってよかった。
「テメーらはこれからあたしらの仲間になれ」
「は……勿論、喜んで!」
すかさずセルメイダがバルハムの頭を叩く。
「声を落とせって言われたでしょうが!」
「テメーもだよセルメイダ。今は詳しく言えねーが、あたしらの魔王達はきっと蘇る」
「ネルソ様も……」とバルハム。
「そうだ」
「ランティエ様も……」とセルメイダ。
「ああそうだ」
黙って聞いていた周りの魔物達も皆顔を見合わせ、静かに歓喜の色を見せた。
「その為のキーマンは……今ここにはいねーが、あたしの仲間のノルトという少年だ。あの子を守る為にあたしらは死も厭わない」
「ノルト、さんですか」
「いずれ来る反撃の狼煙はこっちから連絡する。一斉に行こうぜ」
やがてバルハムとセルメイダを筆頭に全員が床に頭をつけ、「仰せのままに!」と平伏した。
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