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口の悪い魔人達と俺様ノルト
022.俺様ノルト(3) あの女、変わってるな
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皆、ネイトナが乗った飛竜が飛び去っていくのを睨む様にして見送った。
やがて兵士達も大通りの方へ戻っていったのを確認し、ようやくロゼルタが口を開いた。
「はぁ。やれやれ……おいサラ。もう大丈夫だぜ」
鼻息混じりのその言葉にノルトだけでなく、アンナも辺りをキョロキョロと見回す。
2人とも完全にサラを見失っていたのだ。やがて、先程確かにサラがいたと思われた場所から声が聞こえる。
「ほんとですか?」
ヒョッコリと空間から心配そうな顔だけを出し、左右を見回す。
ノルトが声を出して驚く。何せ、傍目からは何も無い空間に突然生首が浮いている状態なのだ。
「大丈夫そうですね……」
「何だ、あたしを疑ってんのか」
「いや、ほら、万が一、という事がありますから」
サラの口が小さく動き、何かの呪文を唱えたかと思うと、徐々に全身が現れてきた。
「な、なんなの、それ」アンナが目を丸くする。
「驚かせてごめんなさい。テスラさんが振り向く前にネイトナの気配を感じたので咄嗟に風の精霊の力で姿を消しました」
サラは皆がテスラの一撃に注意がいった時に姿を消していた。だからノルトもアンナも気付かなかったのだ。
「そうなんだ。サラさんもテスラさんもロゼルタさんも……みんな凄い」
「よし、宿でも探しに行くか……え? あたし?」
ロゼルタが皆に歩く様に促しながら不思議そうな顔付きでノルトを見た。テスラなら分かるが何で自分が、という疑問だ。
「だってあんな状況でテスラさんもロゼルタさんも落ち着いて、しかも普段通りの口調で……僕ならあわわわってなってすぐボロが出たと思います」
ノルトが真面目な顔で言うとロゼルタとテスラは顔を見合わせ、そして大きく笑った。
「アッハッハ! やっぱテメー、おもしれーな」
ノルトはなぜ笑われているのか分からず、不思議そうに2人の顔を見上げる。テスラはひとしきり笑うと「あのな、ノルト」と肩に手を置いてきた。
「お前、さては声掛けられたらどうしよう、バレたらどうしようって思ってただろ」
「そ、それは勿論です」
その返事にさも愉快げにノルトの肩をバンバンと叩く。
「アッハッハ! そいつが間違いなんだ。来たらどうしよう、じゃあねーんだ。来たらこうしようって考えるんだよ」
「どうしようじゃなく、こうしよう……」
「そうだ。俺達はヤローが来てもすっとぼけ、バレちまったらブッ殺すって腹ぁ括ってるからな。何もビビるこたぁねーのさ」
言っている事は物騒この上ないが、ノルトには頭に稲妻が走った様な感覚だった。
今まで、あの人に会ったらどうしよう、また次の町で虐められたらどうしよう、そんな事ばかり考えていた自分を思い出し、目から鱗が落ちる思いだった。
「ま、あまり気にするなノルト。今まで散々虐められて過ごしたんじゃろうし、お前が強くなるのはこれからじゃ」
「ドーンさん……有難うございます」
ポン、と今度はロゼルタが肩に手を置き、優しい笑顔をノルトに向ける。
「徐々にでいいが、アンナだけでなくあたしらにも敬語なんて意味ねーもん、使わなくていいんだぜ?」
そのロゼルタの言葉に、彼が関わってきた人間からは殆ど感じた事の無い『思いやり』というものを強く感じた。
それと同時に今まで敬語を使う事で人との壁を作り、無意識に人を避けて来た事をぼんやりと自覚する。
「ハイッ!」
「ハッ。まあよしとしよう」
ロゼルタは笑ってノルトの頭を2度、3度と撫でた。撫でてからその手のひらを見返し、
(ありゃ? あたし何でこんなにノルトの事を気にかけてんだ? ……ヤベーな。マジに惚れちまったのかなぁ……)
何度も首を傾げ、頭をポリポリと掻く。
そこに申し訳なさそうな声が聞こえてきた。
「あのう。皆さんすみません。私、ちょっとあそこの店に行ってきます」
会話のタイミングを測っていたかの様にきりのいい所でサラが割り込んだ。指を差しているのは衣類を置いている店の様だった。
「どうした?」
「いやあ、ちょっと今の話の流れでは恥ずかしくて」
「なんだよ」
ロゼルタとテスラの追求にサラは顔を赤くして、
「いやあ……実はネイトナが来たらどうしようって思ってた所に突然奴が現れたので……隠れてる間に……ちょっとおしっこちびっちゃいまして……へへ。お恥ずかしい」
「ブ―――ッ」
思いもしない美少女サラの言葉にテスラが噴き出した。
「ああ……つ、追求して悪かった。あたしも行くよ。あたしはチビっちゃいねーが」
「やった。じゃあドーンさんもアンナさんも一緒に見に行きましょう。下着以外も売ってるようですよ」
「む? 別に良いがこの魔物騒ぎの中、店は開いてるのか?」
「そこは無理矢理開けさせよう。緊急事態だってな。その為にあたしはついて行くんだから」
「ウフフ。よろしくお願いします」
そうして女子が4人、連れ立って店へと向かう。
残されたテスラとノルト、マクルルだったが、やがてテスラが難しい顔をしながらノルトに聞いた。
「なあ。あいつ……さっき、何を『お恥ずかしい』って言ったんだと思う?」
「え? それは勿論女性なのにおしっこを……あ!」
「気付いたか? 多分そっちじゃねー。きっと『あの話の流れでは恥ずかしい、ネイトナが来たらどうしようって思ってた』ってとこだぜ」
「成る程……」
「あの女、変わってるな」
「そうですね……」
2人、そしてマクルルも揃って険しい顔で、嬉しそうに店に入って行くサラの後ろ姿を目で追っていた。
◆◇
その後、魔道具屋にも寄り、新たにアンナとサラの分の交信の指輪を購入する。無論、店は閉まっていたが無理矢理開けさせての事だ。
宿も同様の手段で見つけ、ほぼ貸し切り状態でようやく落ち着く事ができた。
襲撃などを想定し、念の為に寝る部屋は1人1部屋とはせず、ロゼルタ、ドーン、ノルト、アンナの部屋、テスラ、マクルル、サラの部屋の2部屋とした。
川で躊躇なく裸になった事もそうだが、彼らは男女相部屋に関しても全く抵抗は無い様だった。ただ1人、アンナだけはノルト以外の男は嫌、と強く主張していたが。
今、彼らは4人部屋の方に全員集まり、今後の対策を考えていた。
「ロゼルタ。お前、ネイトナのすぐ近くにいたであろう。あの時駆け付けた兵士は何を言ってたんじゃ?」
ドーンの言葉にハッとした顔をしたロゼルタは、そうだそれを伝えるのを忘れていた、と言い、少し声を落とす。
「声が小さくて単語しか聞き取れなかったがあの兵士はこう言っていた。『ネルソ』そして『ロス』と」
一瞬、水を打った様に静まるが、やがてドーンが首を振る。
「やはりか。ノルトがネルソ様を顕現させた時にリドに勘付かれたんじゃな……ひょっとすると川でのエキドナ様の事も知られているかもしれん。と、いう事はネイトナは……」
「魔王の始末係、てな所か。ケッ」
テスラがそう続ける。ドーンは小さく頷き、
「あれ程の大物が来たという事は多分そうじゃろう。ロスで合成魔物が暴れ、儂らが片付けた件とネルソ様の関連を調査に向かったんじゃ。あれだけ野次馬共がおったんじゃ。すぐにやったのは儂らじゃと気付こうな」
「ここからロスまで飛竜なら数時間ってとこだな。聞き込みしてすぐにわかりゃあ最短半日で帰ってくるだろうな」
「うむ。じゃがリドはネルソ様自身が現れたとおもっている筈じゃろう。まさかこんな少年の中にいるとは思うまい」
「それはそうですが」
と今度はサラが口を挟む。
「ドーンさんが仰った様に、あの時魔物と戦ったのは私達だけです。確証はなくても容疑者になる可能性はありますね」
「ま、大いに睨まれるだろうな……ヘッ。なんかよくわからねーがヤローに気に入られたようだしな」
テスラが腕を頭の後ろで組み、口の端を上げて悪そうに笑う。
だが結局、焦らずに転移装置が開くまではこの町にいよう、という事になった。
ロスで魔物を倒したのは事実だがノルトが魔王を出したのを見たのはここにいる者だけ、であればあの程度の魔物は一瞬で倒した、と開き直れば済む話だった。現にネイトナの前で一刀両断したのだから疑う余地は無い。
「じゃな。儂らは転移装置が再開したら落ち着いて転移すればよかろ」
そうしてその日は旅の疲れを癒していた彼らだったがその翌朝。
宿は数十人の兵士によって取り囲まれた。
やがて兵士達も大通りの方へ戻っていったのを確認し、ようやくロゼルタが口を開いた。
「はぁ。やれやれ……おいサラ。もう大丈夫だぜ」
鼻息混じりのその言葉にノルトだけでなく、アンナも辺りをキョロキョロと見回す。
2人とも完全にサラを見失っていたのだ。やがて、先程確かにサラがいたと思われた場所から声が聞こえる。
「ほんとですか?」
ヒョッコリと空間から心配そうな顔だけを出し、左右を見回す。
ノルトが声を出して驚く。何せ、傍目からは何も無い空間に突然生首が浮いている状態なのだ。
「大丈夫そうですね……」
「何だ、あたしを疑ってんのか」
「いや、ほら、万が一、という事がありますから」
サラの口が小さく動き、何かの呪文を唱えたかと思うと、徐々に全身が現れてきた。
「な、なんなの、それ」アンナが目を丸くする。
「驚かせてごめんなさい。テスラさんが振り向く前にネイトナの気配を感じたので咄嗟に風の精霊の力で姿を消しました」
サラは皆がテスラの一撃に注意がいった時に姿を消していた。だからノルトもアンナも気付かなかったのだ。
「そうなんだ。サラさんもテスラさんもロゼルタさんも……みんな凄い」
「よし、宿でも探しに行くか……え? あたし?」
ロゼルタが皆に歩く様に促しながら不思議そうな顔付きでノルトを見た。テスラなら分かるが何で自分が、という疑問だ。
「だってあんな状況でテスラさんもロゼルタさんも落ち着いて、しかも普段通りの口調で……僕ならあわわわってなってすぐボロが出たと思います」
ノルトが真面目な顔で言うとロゼルタとテスラは顔を見合わせ、そして大きく笑った。
「アッハッハ! やっぱテメー、おもしれーな」
ノルトはなぜ笑われているのか分からず、不思議そうに2人の顔を見上げる。テスラはひとしきり笑うと「あのな、ノルト」と肩に手を置いてきた。
「お前、さては声掛けられたらどうしよう、バレたらどうしようって思ってただろ」
「そ、それは勿論です」
その返事にさも愉快げにノルトの肩をバンバンと叩く。
「アッハッハ! そいつが間違いなんだ。来たらどうしよう、じゃあねーんだ。来たらこうしようって考えるんだよ」
「どうしようじゃなく、こうしよう……」
「そうだ。俺達はヤローが来てもすっとぼけ、バレちまったらブッ殺すって腹ぁ括ってるからな。何もビビるこたぁねーのさ」
言っている事は物騒この上ないが、ノルトには頭に稲妻が走った様な感覚だった。
今まで、あの人に会ったらどうしよう、また次の町で虐められたらどうしよう、そんな事ばかり考えていた自分を思い出し、目から鱗が落ちる思いだった。
「ま、あまり気にするなノルト。今まで散々虐められて過ごしたんじゃろうし、お前が強くなるのはこれからじゃ」
「ドーンさん……有難うございます」
ポン、と今度はロゼルタが肩に手を置き、優しい笑顔をノルトに向ける。
「徐々にでいいが、アンナだけでなくあたしらにも敬語なんて意味ねーもん、使わなくていいんだぜ?」
そのロゼルタの言葉に、彼が関わってきた人間からは殆ど感じた事の無い『思いやり』というものを強く感じた。
それと同時に今まで敬語を使う事で人との壁を作り、無意識に人を避けて来た事をぼんやりと自覚する。
「ハイッ!」
「ハッ。まあよしとしよう」
ロゼルタは笑ってノルトの頭を2度、3度と撫でた。撫でてからその手のひらを見返し、
(ありゃ? あたし何でこんなにノルトの事を気にかけてんだ? ……ヤベーな。マジに惚れちまったのかなぁ……)
何度も首を傾げ、頭をポリポリと掻く。
そこに申し訳なさそうな声が聞こえてきた。
「あのう。皆さんすみません。私、ちょっとあそこの店に行ってきます」
会話のタイミングを測っていたかの様にきりのいい所でサラが割り込んだ。指を差しているのは衣類を置いている店の様だった。
「どうした?」
「いやあ、ちょっと今の話の流れでは恥ずかしくて」
「なんだよ」
ロゼルタとテスラの追求にサラは顔を赤くして、
「いやあ……実はネイトナが来たらどうしようって思ってた所に突然奴が現れたので……隠れてる間に……ちょっとおしっこちびっちゃいまして……へへ。お恥ずかしい」
「ブ―――ッ」
思いもしない美少女サラの言葉にテスラが噴き出した。
「ああ……つ、追求して悪かった。あたしも行くよ。あたしはチビっちゃいねーが」
「やった。じゃあドーンさんもアンナさんも一緒に見に行きましょう。下着以外も売ってるようですよ」
「む? 別に良いがこの魔物騒ぎの中、店は開いてるのか?」
「そこは無理矢理開けさせよう。緊急事態だってな。その為にあたしはついて行くんだから」
「ウフフ。よろしくお願いします」
そうして女子が4人、連れ立って店へと向かう。
残されたテスラとノルト、マクルルだったが、やがてテスラが難しい顔をしながらノルトに聞いた。
「なあ。あいつ……さっき、何を『お恥ずかしい』って言ったんだと思う?」
「え? それは勿論女性なのにおしっこを……あ!」
「気付いたか? 多分そっちじゃねー。きっと『あの話の流れでは恥ずかしい、ネイトナが来たらどうしようって思ってた』ってとこだぜ」
「成る程……」
「あの女、変わってるな」
「そうですね……」
2人、そしてマクルルも揃って険しい顔で、嬉しそうに店に入って行くサラの後ろ姿を目で追っていた。
◆◇
その後、魔道具屋にも寄り、新たにアンナとサラの分の交信の指輪を購入する。無論、店は閉まっていたが無理矢理開けさせての事だ。
宿も同様の手段で見つけ、ほぼ貸し切り状態でようやく落ち着く事ができた。
襲撃などを想定し、念の為に寝る部屋は1人1部屋とはせず、ロゼルタ、ドーン、ノルト、アンナの部屋、テスラ、マクルル、サラの部屋の2部屋とした。
川で躊躇なく裸になった事もそうだが、彼らは男女相部屋に関しても全く抵抗は無い様だった。ただ1人、アンナだけはノルト以外の男は嫌、と強く主張していたが。
今、彼らは4人部屋の方に全員集まり、今後の対策を考えていた。
「ロゼルタ。お前、ネイトナのすぐ近くにいたであろう。あの時駆け付けた兵士は何を言ってたんじゃ?」
ドーンの言葉にハッとした顔をしたロゼルタは、そうだそれを伝えるのを忘れていた、と言い、少し声を落とす。
「声が小さくて単語しか聞き取れなかったがあの兵士はこう言っていた。『ネルソ』そして『ロス』と」
一瞬、水を打った様に静まるが、やがてドーンが首を振る。
「やはりか。ノルトがネルソ様を顕現させた時にリドに勘付かれたんじゃな……ひょっとすると川でのエキドナ様の事も知られているかもしれん。と、いう事はネイトナは……」
「魔王の始末係、てな所か。ケッ」
テスラがそう続ける。ドーンは小さく頷き、
「あれ程の大物が来たという事は多分そうじゃろう。ロスで合成魔物が暴れ、儂らが片付けた件とネルソ様の関連を調査に向かったんじゃ。あれだけ野次馬共がおったんじゃ。すぐにやったのは儂らじゃと気付こうな」
「ここからロスまで飛竜なら数時間ってとこだな。聞き込みしてすぐにわかりゃあ最短半日で帰ってくるだろうな」
「うむ。じゃがリドはネルソ様自身が現れたとおもっている筈じゃろう。まさかこんな少年の中にいるとは思うまい」
「それはそうですが」
と今度はサラが口を挟む。
「ドーンさんが仰った様に、あの時魔物と戦ったのは私達だけです。確証はなくても容疑者になる可能性はありますね」
「ま、大いに睨まれるだろうな……ヘッ。なんかよくわからねーがヤローに気に入られたようだしな」
テスラが腕を頭の後ろで組み、口の端を上げて悪そうに笑う。
だが結局、焦らずに転移装置が開くまではこの町にいよう、という事になった。
ロスで魔物を倒したのは事実だがノルトが魔王を出したのを見たのはここにいる者だけ、であればあの程度の魔物は一瞬で倒した、と開き直れば済む話だった。現にネイトナの前で一刀両断したのだから疑う余地は無い。
「じゃな。儂らは転移装置が再開したら落ち着いて転移すればよかろ」
そうしてその日は旅の疲れを癒していた彼らだったがその翌朝。
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