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04 彼女への疑問
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淡々と自分の余命を告げる彼女は、表情を変えずにまたタブレットを操作した。
「ていうか、このロープウェーってバスでもここからだと結構かかるんだね。前に車で行ったときは、もっと近いと思ってた」
「……そうだね。普通は車で行くから」
彼女に返事しながらも、余命の事が気になった。
「……一年も生きられないって、病気ってことだよね?」
「うん」
「サヤが病気って感じしないけど」
前回の白いワンピースの時は幽霊かと勘違いしたけれど、今日は普通に健康女子という感じだ。病気には見えない。だから余命うんぬんは冗談かとも思った。
彼女は笑みを浮かべる。
「今は体調も悪くないし、私も同じこと思ってる。時々病気ってこと、忘れるよね~」
やはり病気は間違いないのだろうか。
「何の病気なの?」
「え~、秘密~」
笑みを浮かべてそう言う彼女だけれど、病名は言いたくないのだろうという意志を感じた。
「やっぱりそんなに生きられないって聞いたから、引いちゃう? もうスマホの連絡先も交換したくなくなっちゃったでしょ」
「そんなことは思ってないよ」
「あー、言ったね~。じゃあ、連絡先交換しないって言うのは無しだからね!」
「うん」
彼女は満足気に頷いて、前を向いて高台からの景色を眺めた。
「余命一年って、いつから一年?」
「五月にそう言われたから、もう二ヶ月は終わっちゃったね」
「ということは、あと十ヶ月……」
「そう聞くと短いなって思うけど、私はチャンスを貰ったんじゃないかなと思ってるんだ」
「チャンス……?」
「ほら、高校生って結構大変じゃない? 親や友達とうまく付き合う必要があるし、勉強も大変だし。みんなにいい顔することを覚えて、いい子を演じて、だんだんと自分が分からなくなって。病気になって初めて、私は生き辛いと思ってたんだって気づいたんだよね」
彼女は視線を景色から僕へ移動させた。
「それに気づけたのは病気になったから。私はチャンスを貰ったの。最後くらい自分の人生は自分らしく好きに生きたらいいよ、ってことだと思う。十ヶ月もあるんだもん、やりたいことをやれる時間は十分にあるよ」
「……それがロープウェーに乗ることに繋がるんだ」
「うん、そうそう! 実はね、いい子を演じている期間が長かったからか、本当の自分を思い出せなくて~。だから、昔の記憶を思い出しつつ、やりたかったことを思い出した第一号がロープウェー! これからどんどん昔の私を思い出していくつもり。あとね、いい子は辞めて悪い子になるんだ~」
「はぁ?」
「死ぬまでに悪行の限りを尽くすぞ、オー!」
「……変な意気込み」
あはは、と彼女は笑い、それは悲観的ではない楽しそうな笑顔だった。
それが生きていた頃の兄の笑顔と重なった。
同じく余命が分かっていた兄も、最初に病気が分かってからの数ヶ月以外は、こんな風に笑顔でいることが多かったことを思い出した。
彼女の余命の話はその日はそこで終了し、彼女の「試験勉強しなよ」という言葉で試験の事を思い出した僕は、黙々と勉強した。
● ● ●
僕は冷たいのだろうか、それとも兄の死を間近で見て来て死に対する耐性があるのか。彼女の余命話を聞いたのに、あれ以降も普通に勉強に集中ができて、普通に試験を受けた。
月曜日以降、彼女は『桜ヶ丘珈琲』へ来ることがなく、あれから会っていない。
金曜日、最後の期末試験の日が終わり、ちょうど正午に学校を出て『桜ヶ丘珈琲』へ向かう。
クラスメイトの中には試験の打ち上げに行こうと街へ繰り出そうとしていた人もいたけど、僕は遠慮した。
ここ数日我慢していた絵を描きたい。従兄弟の海斗は、試験が終わったことで今日からバスケ部の練習が再開らしい。
海斗は叔父からサヤのことを聞いたらしく、「すっげー可愛い子と友達になったらしいじゃん! コウにもついに彼女が! ずるい! 俺にも紹介して~」と言っていた。
だから彼女じゃないって叔父に言ったのに、海斗はどんな風に話を聞いたのか。
『桜ヶ丘珈琲』に到着し、カウンターでアイスティーとミートドリアを頼んで、いつもどおりの二階のバルコニー席へ移動する。持ってきてもらったミートドリアでランチを済ませたら、さっそくスケッチブックをテーブルの上に開いて置いて、タブレットのお絵描きアプリで絵を描く。
そうやって一時間ほど過ぎたあたりで、僕が使っているテーブルの余った椅子に誰かが座った。
「あっつーい! この時間の日向やばいねー!」
「……そりゃあ、夏休み前の昼だしね。まだ梅雨とはいっても太陽の下は暑いよ」
月曜ぶりのサヤだった。
そういえば、土日と火水木は梅雨らしく大雨だったが、サヤは雨の日は外に出ていないのだろうか。彼女を見かけなかった。今日は昨日の大雨と打って変わって晴れだ。
彼女はキャップの帽子を取って、それで顔を仰いでいる。日向は暑くとも、カフェのバルコニーは屋根の影があって風も吹いて涼しくて気持ちがいい。
「下で飲み物を買ってこなかったの?」
「先にコウ君いるかなって見に来たの。これから買ってくるね。キンキンに冷えたビールが飲みたい」
「おい、未成年」
あはは、と笑いながら、彼女は背負っていた小さめのオシャレなリュックを下ろし、リュックの中をゴソゴソとして何かを探し始めた。だんだんと顔に「?」を貼り付けながら、まだゴソゴソしている。
そして青い顔を僕に向けた。
「……財布失くした?」
「落ち着いて。とりあえず、リュックの中身を全部出してみたら」
「うん」
彼女はリュックから半透明のビニール袋を出してテーブルに置き、飴、折り畳み傘、ガム、小さい水筒、飴、飴、飴、ハンカチ、飴、飴……何で飴がバラバラに出てくる?
彼女は再び青い顔で僕を見た。
「ない! 何で?」
「今日財布使ったの? 最後にどこに行った?」
「病院に行った……あっ……!」
はっとした彼女はテーブルに出したビニール袋を取り、中をゴソゴソとして笑顔になった。
「あった~! こんなところに家出かぁ! しかし許す! ビール買ってくるね~」
「はいはい」
彼女は財布だけを持って機嫌よく一階へ下りて行く。
そしてテーブルに置いたリュックの中身はそのままだ。どうしてリュックに収納してから買いに行かないんだ。
彼女の財布が出て来たビニール袋がテーブルに中途半端に置いてあるので落ちそうだ。だからそれを手に取った。そして、一瞬中身が見えてドキっとする。
ビニール袋の中には見覚えのある紙袋が二つ。兄が入院していた近所の大病院の薬局の紙袋だった。通院の患者が薬を貰った時に入れてもらう患者の名前が印刷された紙袋。
じっくり見るのはイケナイことのような気がして、すぐにテーブルにビニール袋を置いた。
――彼女が何かしら重病を患っているのは間違いなさそうだ。
そのことを再認識して、やけに自分の心臓の音が大きく響く。
そして、それと同時に疑問が湧いた。一瞬だけ見えた紙袋の印刷部分。
彼女は『サヤ』という名前のはず。なのに、患者の名前は『森下日和』と記載されていた。
「ていうか、このロープウェーってバスでもここからだと結構かかるんだね。前に車で行ったときは、もっと近いと思ってた」
「……そうだね。普通は車で行くから」
彼女に返事しながらも、余命の事が気になった。
「……一年も生きられないって、病気ってことだよね?」
「うん」
「サヤが病気って感じしないけど」
前回の白いワンピースの時は幽霊かと勘違いしたけれど、今日は普通に健康女子という感じだ。病気には見えない。だから余命うんぬんは冗談かとも思った。
彼女は笑みを浮かべる。
「今は体調も悪くないし、私も同じこと思ってる。時々病気ってこと、忘れるよね~」
やはり病気は間違いないのだろうか。
「何の病気なの?」
「え~、秘密~」
笑みを浮かべてそう言う彼女だけれど、病名は言いたくないのだろうという意志を感じた。
「やっぱりそんなに生きられないって聞いたから、引いちゃう? もうスマホの連絡先も交換したくなくなっちゃったでしょ」
「そんなことは思ってないよ」
「あー、言ったね~。じゃあ、連絡先交換しないって言うのは無しだからね!」
「うん」
彼女は満足気に頷いて、前を向いて高台からの景色を眺めた。
「余命一年って、いつから一年?」
「五月にそう言われたから、もう二ヶ月は終わっちゃったね」
「ということは、あと十ヶ月……」
「そう聞くと短いなって思うけど、私はチャンスを貰ったんじゃないかなと思ってるんだ」
「チャンス……?」
「ほら、高校生って結構大変じゃない? 親や友達とうまく付き合う必要があるし、勉強も大変だし。みんなにいい顔することを覚えて、いい子を演じて、だんだんと自分が分からなくなって。病気になって初めて、私は生き辛いと思ってたんだって気づいたんだよね」
彼女は視線を景色から僕へ移動させた。
「それに気づけたのは病気になったから。私はチャンスを貰ったの。最後くらい自分の人生は自分らしく好きに生きたらいいよ、ってことだと思う。十ヶ月もあるんだもん、やりたいことをやれる時間は十分にあるよ」
「……それがロープウェーに乗ることに繋がるんだ」
「うん、そうそう! 実はね、いい子を演じている期間が長かったからか、本当の自分を思い出せなくて~。だから、昔の記憶を思い出しつつ、やりたかったことを思い出した第一号がロープウェー! これからどんどん昔の私を思い出していくつもり。あとね、いい子は辞めて悪い子になるんだ~」
「はぁ?」
「死ぬまでに悪行の限りを尽くすぞ、オー!」
「……変な意気込み」
あはは、と彼女は笑い、それは悲観的ではない楽しそうな笑顔だった。
それが生きていた頃の兄の笑顔と重なった。
同じく余命が分かっていた兄も、最初に病気が分かってからの数ヶ月以外は、こんな風に笑顔でいることが多かったことを思い出した。
彼女の余命の話はその日はそこで終了し、彼女の「試験勉強しなよ」という言葉で試験の事を思い出した僕は、黙々と勉強した。
● ● ●
僕は冷たいのだろうか、それとも兄の死を間近で見て来て死に対する耐性があるのか。彼女の余命話を聞いたのに、あれ以降も普通に勉強に集中ができて、普通に試験を受けた。
月曜日以降、彼女は『桜ヶ丘珈琲』へ来ることがなく、あれから会っていない。
金曜日、最後の期末試験の日が終わり、ちょうど正午に学校を出て『桜ヶ丘珈琲』へ向かう。
クラスメイトの中には試験の打ち上げに行こうと街へ繰り出そうとしていた人もいたけど、僕は遠慮した。
ここ数日我慢していた絵を描きたい。従兄弟の海斗は、試験が終わったことで今日からバスケ部の練習が再開らしい。
海斗は叔父からサヤのことを聞いたらしく、「すっげー可愛い子と友達になったらしいじゃん! コウにもついに彼女が! ずるい! 俺にも紹介して~」と言っていた。
だから彼女じゃないって叔父に言ったのに、海斗はどんな風に話を聞いたのか。
『桜ヶ丘珈琲』に到着し、カウンターでアイスティーとミートドリアを頼んで、いつもどおりの二階のバルコニー席へ移動する。持ってきてもらったミートドリアでランチを済ませたら、さっそくスケッチブックをテーブルの上に開いて置いて、タブレットのお絵描きアプリで絵を描く。
そうやって一時間ほど過ぎたあたりで、僕が使っているテーブルの余った椅子に誰かが座った。
「あっつーい! この時間の日向やばいねー!」
「……そりゃあ、夏休み前の昼だしね。まだ梅雨とはいっても太陽の下は暑いよ」
月曜ぶりのサヤだった。
そういえば、土日と火水木は梅雨らしく大雨だったが、サヤは雨の日は外に出ていないのだろうか。彼女を見かけなかった。今日は昨日の大雨と打って変わって晴れだ。
彼女はキャップの帽子を取って、それで顔を仰いでいる。日向は暑くとも、カフェのバルコニーは屋根の影があって風も吹いて涼しくて気持ちがいい。
「下で飲み物を買ってこなかったの?」
「先にコウ君いるかなって見に来たの。これから買ってくるね。キンキンに冷えたビールが飲みたい」
「おい、未成年」
あはは、と笑いながら、彼女は背負っていた小さめのオシャレなリュックを下ろし、リュックの中をゴソゴソとして何かを探し始めた。だんだんと顔に「?」を貼り付けながら、まだゴソゴソしている。
そして青い顔を僕に向けた。
「……財布失くした?」
「落ち着いて。とりあえず、リュックの中身を全部出してみたら」
「うん」
彼女はリュックから半透明のビニール袋を出してテーブルに置き、飴、折り畳み傘、ガム、小さい水筒、飴、飴、飴、ハンカチ、飴、飴……何で飴がバラバラに出てくる?
彼女は再び青い顔で僕を見た。
「ない! 何で?」
「今日財布使ったの? 最後にどこに行った?」
「病院に行った……あっ……!」
はっとした彼女はテーブルに出したビニール袋を取り、中をゴソゴソとして笑顔になった。
「あった~! こんなところに家出かぁ! しかし許す! ビール買ってくるね~」
「はいはい」
彼女は財布だけを持って機嫌よく一階へ下りて行く。
そしてテーブルに置いたリュックの中身はそのままだ。どうしてリュックに収納してから買いに行かないんだ。
彼女の財布が出て来たビニール袋がテーブルに中途半端に置いてあるので落ちそうだ。だからそれを手に取った。そして、一瞬中身が見えてドキっとする。
ビニール袋の中には見覚えのある紙袋が二つ。兄が入院していた近所の大病院の薬局の紙袋だった。通院の患者が薬を貰った時に入れてもらう患者の名前が印刷された紙袋。
じっくり見るのはイケナイことのような気がして、すぐにテーブルにビニール袋を置いた。
――彼女が何かしら重病を患っているのは間違いなさそうだ。
そのことを再認識して、やけに自分の心臓の音が大きく響く。
そして、それと同時に疑問が湧いた。一瞬だけ見えた紙袋の印刷部分。
彼女は『サヤ』という名前のはず。なのに、患者の名前は『森下日和』と記載されていた。
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