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40 夫は止まらない
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ルークと話し合いをした後、ルークと共に、ダルディエ公爵夫妻の元に謝りに行った。私たちの勘違いのせいで、巻き込んでしまい、本当に申し訳なかった。
フローリアは横になって、まだ泣いていたけれど、ダルディエ公爵に愛人はいなくて、色々と誤解だったことを伝えたら、分かってくれた。
こんな私なのに、またお茶をしましょうと、友達を辞めないでくれたフローリアには感謝しかない。
ダルディエ公爵夫妻は、その後帰宅し、私はというと、私も泣いたせいか、頭痛が酷くて、自室のベッドで横になっていた。泣きはらした目も、侍女に冷やしてもらって、だいぶ良くなってきた。
その時、ルークが部屋にやってきた。私の寝ているベッドに腰かけて、私の頬を撫でた。
「ずいぶん顔色は良くなったように見えるが、頭痛はどうだ?」
「良くなってきました」
「それは良かった」
ルークは私の隣に横になり、自分の手に頭を乗せて私を向いた。そして、私の瞼にキスを落とす。
「アリスはいろいろと我慢をし過ぎだな。今度からは、不安や不満を吐き出してくれると嬉しい」
「……はい」
「じゃあ、俺に何か不安や不満を言いたいことはないか?」
「……特にはありません。愛人のことがなければ、旦那様は優しくて素敵な方ですし」
その愛人の件も解決した。
そもそも、私との結婚を決めた理由は、ルークの兄が原因であり、愛人は関係なかったらしい。愛人がいる、なんて適当なことを言った私の兄のせいで、どれだけややこしいことになったんだ。
「あ、でも一つだけ、悲しいな、と思ったことを言っても?」
「もちろん」
「旦那様は、浮気願望があったのだな、と悲しいです」
「……は?」
「侍女アリーに恋をしたのでしょう? 妻としては、それは夫の浮気にあたると思うのですが」
「あ、れはな、……いや、もう何を言っても言い訳だな。悪かったから、許してくれ」
「もう二度と、浮気はしないでくださいね」
「それだと、俺が本当に浮気をしたみたいに聞こえるが。……そんな目で見るな。……分かってる、二度としない。約束する」
反省の顔で私を見るルークに、笑ってしまう。
「今まで何回くらい使用人を好きになったことがあるのですか?」
「一度もない! アリーだけだった! 社交界にいる令嬢や夫人でもない使用人に、いちいち俺が愛想よくする必要がない。そうすると、特定の女性の使用人と仲が良くなるなんて、ないんだぞ。俺に必要以上に近寄って来る女性使用人は、イーライがあしらっているしな。ただでさえ理解不能な社交界の女性でうんざりしているのに、家の中まで面倒な女性に絡まれたくない」
「面倒な女性……わたくしは違ったのですか?」
「侍女アリーのことか? アリーは最初から面白かった」
「……」
それは誉め言葉だろうか。
「アリーは最初から足技が光っていたし、俺にいちいち色目使わないし、会話も弾むし、可愛いし……。今思えば、女性を可愛いと思ったのは、アリーが始めてだったな」
「あ、足技を可愛いと思ったのですか?」
「ははっ、まあ、それも含めてだな」
ルークの好みに、何でそんなところを、と思うことはあるものの、何やら私だから、私がすること全てが可愛いと言われているようで照れてしまう。笑みを浮かべると、ルークも笑った。
「他にも言いたいことあるなら、言っていいぞ」
「もうありません。……あ、もう一つだけ」
「なんだ?」
「また『好き』って、言ってください」
「…………キスしていいか?」
「!?」
あれ、期待した回答ではない。
「ど、どこにですか?」
「唇」
「まだ期限は来ていませんわ」
「あと一日か二日だろう? 誤差範囲だ」
「期限まで待ってください」
「嫌だ」
子供か! この流れはいけない。またルークの流れだ。
「駄目です! 約束は約束ですわ!」
「アリスがいけないんだぞ。好きと言ってと、可愛く言うから」
「わたくしのせいですか!?」
「アリス、好きだよ」
「!!」
「好きでは足りないな。……愛している」
ずるいずるいずるい。こんなの、駄目だと言えるわけがない。
ここで頷けば、ルークの思うつぼ。なのに、嬉しいからどうしようもない。
「い、一回だけですよ……」
私の言葉に、横に寝ていたルークは、少し体を浮かせて、私の上に覆いかぶさった。そして、近づくルークの唇が私の唇に重なった。そのまま深くなる口づけに、涙が滲む。
長い口づけの後、ルークの肩を押すと、唇が離れた。
「どうした?」
「い、息ができません……」
「……ああ。分かった」
すぐにルークは再び口を塞いできた。分かったと言わなかったか?
それでも、愛しく思う気持ちがルークから伝わってきて、幸せな気持ちでいっぱいだ。
何度も角度を変えて繰り返される口づけに、私は翻弄されるのだった。
◆
二日後、私とルークは、帝都を出てアカリエル領へ出発した。
馬車の中で、私の腰を抱き寄せるルークは、私の手により、口づけを阻止されていた。
「なんで拒む?」
「際限がないからです! 昨日もずっとキスしてばかりで!」
一昨日、キスを許してしまったばっかりに、ルークは私が傍にいると、すぐに口づけようとしてくる。
「アリスが可愛いから、仕方がない」
「もう! そう言えば、わたくしが許すと思っていますね!?」
「思ってる」
そう、昨日はそれで許してしまった私も悪い。
「一昨日だって、一回だけって言ったのに、何度も繰り返されますし」
「あれは全部で一回だろう。アリスが息ができないというから、途中で息を吸う間を空けただけだ」
そんな解釈はアリなのか。
「それに、今日あたり、約束のキスの期限は解禁だろう? 問題ない」
「そんな――っ」
口づけを阻止していた手を退けられてしまい、とうとう口は塞がれてしまった。
もしかして、アカリエル領へ移動する間、ずっとこの調子なのだろうか。結局、いつも私はルークの思惑通りに躾けられているのかもしれない。だが、それも悪くないと思っている自分がいるのだった。
フローリアは横になって、まだ泣いていたけれど、ダルディエ公爵に愛人はいなくて、色々と誤解だったことを伝えたら、分かってくれた。
こんな私なのに、またお茶をしましょうと、友達を辞めないでくれたフローリアには感謝しかない。
ダルディエ公爵夫妻は、その後帰宅し、私はというと、私も泣いたせいか、頭痛が酷くて、自室のベッドで横になっていた。泣きはらした目も、侍女に冷やしてもらって、だいぶ良くなってきた。
その時、ルークが部屋にやってきた。私の寝ているベッドに腰かけて、私の頬を撫でた。
「ずいぶん顔色は良くなったように見えるが、頭痛はどうだ?」
「良くなってきました」
「それは良かった」
ルークは私の隣に横になり、自分の手に頭を乗せて私を向いた。そして、私の瞼にキスを落とす。
「アリスはいろいろと我慢をし過ぎだな。今度からは、不安や不満を吐き出してくれると嬉しい」
「……はい」
「じゃあ、俺に何か不安や不満を言いたいことはないか?」
「……特にはありません。愛人のことがなければ、旦那様は優しくて素敵な方ですし」
その愛人の件も解決した。
そもそも、私との結婚を決めた理由は、ルークの兄が原因であり、愛人は関係なかったらしい。愛人がいる、なんて適当なことを言った私の兄のせいで、どれだけややこしいことになったんだ。
「あ、でも一つだけ、悲しいな、と思ったことを言っても?」
「もちろん」
「旦那様は、浮気願望があったのだな、と悲しいです」
「……は?」
「侍女アリーに恋をしたのでしょう? 妻としては、それは夫の浮気にあたると思うのですが」
「あ、れはな、……いや、もう何を言っても言い訳だな。悪かったから、許してくれ」
「もう二度と、浮気はしないでくださいね」
「それだと、俺が本当に浮気をしたみたいに聞こえるが。……そんな目で見るな。……分かってる、二度としない。約束する」
反省の顔で私を見るルークに、笑ってしまう。
「今まで何回くらい使用人を好きになったことがあるのですか?」
「一度もない! アリーだけだった! 社交界にいる令嬢や夫人でもない使用人に、いちいち俺が愛想よくする必要がない。そうすると、特定の女性の使用人と仲が良くなるなんて、ないんだぞ。俺に必要以上に近寄って来る女性使用人は、イーライがあしらっているしな。ただでさえ理解不能な社交界の女性でうんざりしているのに、家の中まで面倒な女性に絡まれたくない」
「面倒な女性……わたくしは違ったのですか?」
「侍女アリーのことか? アリーは最初から面白かった」
「……」
それは誉め言葉だろうか。
「アリーは最初から足技が光っていたし、俺にいちいち色目使わないし、会話も弾むし、可愛いし……。今思えば、女性を可愛いと思ったのは、アリーが始めてだったな」
「あ、足技を可愛いと思ったのですか?」
「ははっ、まあ、それも含めてだな」
ルークの好みに、何でそんなところを、と思うことはあるものの、何やら私だから、私がすること全てが可愛いと言われているようで照れてしまう。笑みを浮かべると、ルークも笑った。
「他にも言いたいことあるなら、言っていいぞ」
「もうありません。……あ、もう一つだけ」
「なんだ?」
「また『好き』って、言ってください」
「…………キスしていいか?」
「!?」
あれ、期待した回答ではない。
「ど、どこにですか?」
「唇」
「まだ期限は来ていませんわ」
「あと一日か二日だろう? 誤差範囲だ」
「期限まで待ってください」
「嫌だ」
子供か! この流れはいけない。またルークの流れだ。
「駄目です! 約束は約束ですわ!」
「アリスがいけないんだぞ。好きと言ってと、可愛く言うから」
「わたくしのせいですか!?」
「アリス、好きだよ」
「!!」
「好きでは足りないな。……愛している」
ずるいずるいずるい。こんなの、駄目だと言えるわけがない。
ここで頷けば、ルークの思うつぼ。なのに、嬉しいからどうしようもない。
「い、一回だけですよ……」
私の言葉に、横に寝ていたルークは、少し体を浮かせて、私の上に覆いかぶさった。そして、近づくルークの唇が私の唇に重なった。そのまま深くなる口づけに、涙が滲む。
長い口づけの後、ルークの肩を押すと、唇が離れた。
「どうした?」
「い、息ができません……」
「……ああ。分かった」
すぐにルークは再び口を塞いできた。分かったと言わなかったか?
それでも、愛しく思う気持ちがルークから伝わってきて、幸せな気持ちでいっぱいだ。
何度も角度を変えて繰り返される口づけに、私は翻弄されるのだった。
◆
二日後、私とルークは、帝都を出てアカリエル領へ出発した。
馬車の中で、私の腰を抱き寄せるルークは、私の手により、口づけを阻止されていた。
「なんで拒む?」
「際限がないからです! 昨日もずっとキスしてばかりで!」
一昨日、キスを許してしまったばっかりに、ルークは私が傍にいると、すぐに口づけようとしてくる。
「アリスが可愛いから、仕方がない」
「もう! そう言えば、わたくしが許すと思っていますね!?」
「思ってる」
そう、昨日はそれで許してしまった私も悪い。
「一昨日だって、一回だけって言ったのに、何度も繰り返されますし」
「あれは全部で一回だろう。アリスが息ができないというから、途中で息を吸う間を空けただけだ」
そんな解釈はアリなのか。
「それに、今日あたり、約束のキスの期限は解禁だろう? 問題ない」
「そんな――っ」
口づけを阻止していた手を退けられてしまい、とうとう口は塞がれてしまった。
もしかして、アカリエル領へ移動する間、ずっとこの調子なのだろうか。結局、いつも私はルークの思惑通りに躾けられているのかもしれない。だが、それも悪くないと思っている自分がいるのだった。
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