84 / 88
8章 王都ファラミシア2
159話 浴場
しおりを挟む
「すっごく広いね~」
わたし達は王宮の浴場に来ていた。
広さは小学校の体育館くらいの広さで、正直どれだけの人が入れるのだろうかというくらい。
浴槽もウィンは入れるくらいに大きい。
メンバーはわたし、ヴァイス、ウィン、ルビーだ。
青龍はいつの間にか居なくなっていた。
でも、青龍はいい。
大事なのはヴァイスとルビーだ。
「さ、一緒に入ろうか!」
「ウギャゥー!」
「キュキュイ―!」
「そんな嫌がってもダメ―。一緒に入って綺麗になろう?」
「ウギャゥー!」
「キュキュイ―!」
ヴァイスとルビーはそれでもなぜか嫌がっている。
なので、今はウィンが魔法で浮かせて拘束していた。
「もう……水浴びは問題なかったんだからいいじゃない?」
「ウビャァ……」
「キュィ……」
「そんな目をしてもダメだよ」
とても同情をさそうような目をしているけれど、一緒に過ごし始めてから一度も石鹸で洗ったことがない。
別に匂いとか気にならないし、汚いと思ったことはない。
でも、王宮にいることになったんなら、洗うべきだと思ったのだ。
決して、決して捕まえられなかったからその腹いせという訳ではない。
「それじゃあヴァイスから行こうか。ウィン、ヴァイスをこの桶に入れて」
「ああ」
わたしはウィンがヴァイスを桶に入れてくれて、それから壁際に設置されているシャワーノズルに似た魔道具を使ってヴァイスにお湯をかける。
「ウビャ!」
「ほーら、暴れないの。お客様、かゆい所はございませんかー?」
「ウビャァァ……」
最初こそかなり暴れまわっていたけれど、お湯をかけてわたしが優しく洗い始めるとその抵抗は少なくなっていく。
「はーい。このままやっていくねー」
「ウビャァァ……」
ヴァイスは途中からぐったりとし出す。
でも、その顔はとても気持ちよさそうなので、このままでいいと思う。
「ひっくり返すよー」
「ウビャァ」
わたしはヴァイスをひっくり返すと、ヴァイスはだらんと頭を桶の縁に乗せる。
今度はお腹なども丁寧に洗っていく。
一度軽く洗ったら、次は石鹸を使って綺麗にしていく。
メイドさんにぜひこれをお使い下さいと渡されたのを使い、ヴァイスを泡だらけにしていく。
「ウビャァ……」
でも、もう彼は一切の抵抗はなく、わたしの魔の手に囚われていた。
それから全身隈なく洗い、最後にお湯をかけて洗い流す。
途中蕩けた顔をしていたけれど、初めて見る顔だった。
「よし、これくらいでいいかな」
「もっと!」
「ヴァイス……そんなに良かったの?」
「もっと!」
「もう……でも、先にルビーから」
「ウビャゥ……」
悲しそうな顔をしているけれど、ルビーもやってあげないと。
「キュ……キュキュイ……」
「ルビーもほら。気持ちよくなるから。ね?」
わたしはそれからルビーも同じように洗っていく。
ああはなりたくない。
ヴァイスのように無様な顔を晒したくない。
と暗に言っていたような気がするルビーだったけれど、わたしが洗い始めるとヴァイスと同じような蕩けた顔になっていた。
「ふふ、これでお終い」
「キュキュイ……」
わたしはルビーを桶から出して、床に降ろす。
「キュキュイ……」
でも、ルビーはぐったりとしていて、ちょっとやり過ぎてしまったかと思う。
「ウビャゥ」
「キュイ……」
「ウビャゥ!」
「キュイ」
でも、流石に元気になって色々と遊んでいたヴァイスが湯船の方に行こうとルビーを誘ってくれた。
ルビーはその誘いに乗って起き上がり、ヴァイスの後をついて湯船の方にいく。
「気を付けてね?」
「ウビャゥ!」
「キュイ!」
「俺が見ているから大丈夫だ」
「ありがとう。ウィン。でも、最後はウィンだね」
「何?」
「この流れならそうでしょ?」
わたしはそう言って、魔道具を使ってウィンにもお湯をかけていく。
ただ、わたしよりも大きいウィンには苦労する。
でも、いつもわたしをのせてくれているんだから、少しでもやってあげたい。
「無理はしなくてもいいのだぞ?」
「ううん。ウィンのためにもしてあげたいんだ」
「だが……いや、そうだな。少し待ってくれ」
「? いいけど……」
どうしたのだろう。
そう思っていると、ウィンは目を閉じて何かをするかと思ったら、その体が少しずつ小さくなる。
「ウィン!?」
え? なにこれ? どうやっているの?
なにも言えずに呆然と見ていると、ウィンはヴァイスと同じくらいのサイズになると目を開けた。
「……」
「ふぅ、これで洗いやすくなっただろう。どうだ?」
「えぇ……どうやったの?」
「どうやったも……既に見ているだろう? スライムを倒した時の要領でやっただけだ」
「あぁ……そういえば……」
ダークドレインスライムを倒した時は確かにそんなことをしていたなと思う。
っていっても、あの時は体を大きくしていた。
でも、逆ってどうやってやるんだろう……。
と思っていたけれど、ウィンの期待に満ちた目を見ていたら、そんなことは後回し。
わたしは真剣に丁寧にウィンの体を丁寧に洗っていく。
大きさもとてもちょうどいいうえに、ウィンはヴァイス達と違ってちゃんと立って洗いやすいようにしてくれたのでやりやすかった。
ただ、時々顔がにやけたりしそうになっている気がする。
そんなことを見たりしつつも、ウィンを洗い終える。
「はい! これで終わり!」
「うむ。とても心地よかったぞ」
「ふふ、それなら良かった」
それからわたしも適当に浴槽に入ってから出る。
魔法で皆を乾かして部屋に戻るのだけれど、みんながやばかった。
ヴァイスはモコモコと言えるくらいに毛がフワッフワになっていて、いつもよりも撫で心地というか、滑らかさが1,5倍はあったように思う。
ルビーはアンゴラウサギのように毛玉になっていて、モフモフではなく、モッファモッファと言った感じだ。
どこが体か全く分からない。
ウィンはいつもと同じような感じだったけれど、どことなく安心する香りになっていた。
「ふぁ……もう……寝ようか……」
「だな」
「皆も……お休み……」
「ああ、お休み」
「ウビャ……」
「キュイ……」
それから、お風呂に入ったからか、すぐにいつものように皆と一緒に眠りについた。
わたし達は王宮の浴場に来ていた。
広さは小学校の体育館くらいの広さで、正直どれだけの人が入れるのだろうかというくらい。
浴槽もウィンは入れるくらいに大きい。
メンバーはわたし、ヴァイス、ウィン、ルビーだ。
青龍はいつの間にか居なくなっていた。
でも、青龍はいい。
大事なのはヴァイスとルビーだ。
「さ、一緒に入ろうか!」
「ウギャゥー!」
「キュキュイ―!」
「そんな嫌がってもダメ―。一緒に入って綺麗になろう?」
「ウギャゥー!」
「キュキュイ―!」
ヴァイスとルビーはそれでもなぜか嫌がっている。
なので、今はウィンが魔法で浮かせて拘束していた。
「もう……水浴びは問題なかったんだからいいじゃない?」
「ウビャァ……」
「キュィ……」
「そんな目をしてもダメだよ」
とても同情をさそうような目をしているけれど、一緒に過ごし始めてから一度も石鹸で洗ったことがない。
別に匂いとか気にならないし、汚いと思ったことはない。
でも、王宮にいることになったんなら、洗うべきだと思ったのだ。
決して、決して捕まえられなかったからその腹いせという訳ではない。
「それじゃあヴァイスから行こうか。ウィン、ヴァイスをこの桶に入れて」
「ああ」
わたしはウィンがヴァイスを桶に入れてくれて、それから壁際に設置されているシャワーノズルに似た魔道具を使ってヴァイスにお湯をかける。
「ウビャ!」
「ほーら、暴れないの。お客様、かゆい所はございませんかー?」
「ウビャァァ……」
最初こそかなり暴れまわっていたけれど、お湯をかけてわたしが優しく洗い始めるとその抵抗は少なくなっていく。
「はーい。このままやっていくねー」
「ウビャァァ……」
ヴァイスは途中からぐったりとし出す。
でも、その顔はとても気持ちよさそうなので、このままでいいと思う。
「ひっくり返すよー」
「ウビャァ」
わたしはヴァイスをひっくり返すと、ヴァイスはだらんと頭を桶の縁に乗せる。
今度はお腹なども丁寧に洗っていく。
一度軽く洗ったら、次は石鹸を使って綺麗にしていく。
メイドさんにぜひこれをお使い下さいと渡されたのを使い、ヴァイスを泡だらけにしていく。
「ウビャァ……」
でも、もう彼は一切の抵抗はなく、わたしの魔の手に囚われていた。
それから全身隈なく洗い、最後にお湯をかけて洗い流す。
途中蕩けた顔をしていたけれど、初めて見る顔だった。
「よし、これくらいでいいかな」
「もっと!」
「ヴァイス……そんなに良かったの?」
「もっと!」
「もう……でも、先にルビーから」
「ウビャゥ……」
悲しそうな顔をしているけれど、ルビーもやってあげないと。
「キュ……キュキュイ……」
「ルビーもほら。気持ちよくなるから。ね?」
わたしはそれからルビーも同じように洗っていく。
ああはなりたくない。
ヴァイスのように無様な顔を晒したくない。
と暗に言っていたような気がするルビーだったけれど、わたしが洗い始めるとヴァイスと同じような蕩けた顔になっていた。
「ふふ、これでお終い」
「キュキュイ……」
わたしはルビーを桶から出して、床に降ろす。
「キュキュイ……」
でも、ルビーはぐったりとしていて、ちょっとやり過ぎてしまったかと思う。
「ウビャゥ」
「キュイ……」
「ウビャゥ!」
「キュイ」
でも、流石に元気になって色々と遊んでいたヴァイスが湯船の方に行こうとルビーを誘ってくれた。
ルビーはその誘いに乗って起き上がり、ヴァイスの後をついて湯船の方にいく。
「気を付けてね?」
「ウビャゥ!」
「キュイ!」
「俺が見ているから大丈夫だ」
「ありがとう。ウィン。でも、最後はウィンだね」
「何?」
「この流れならそうでしょ?」
わたしはそう言って、魔道具を使ってウィンにもお湯をかけていく。
ただ、わたしよりも大きいウィンには苦労する。
でも、いつもわたしをのせてくれているんだから、少しでもやってあげたい。
「無理はしなくてもいいのだぞ?」
「ううん。ウィンのためにもしてあげたいんだ」
「だが……いや、そうだな。少し待ってくれ」
「? いいけど……」
どうしたのだろう。
そう思っていると、ウィンは目を閉じて何かをするかと思ったら、その体が少しずつ小さくなる。
「ウィン!?」
え? なにこれ? どうやっているの?
なにも言えずに呆然と見ていると、ウィンはヴァイスと同じくらいのサイズになると目を開けた。
「……」
「ふぅ、これで洗いやすくなっただろう。どうだ?」
「えぇ……どうやったの?」
「どうやったも……既に見ているだろう? スライムを倒した時の要領でやっただけだ」
「あぁ……そういえば……」
ダークドレインスライムを倒した時は確かにそんなことをしていたなと思う。
っていっても、あの時は体を大きくしていた。
でも、逆ってどうやってやるんだろう……。
と思っていたけれど、ウィンの期待に満ちた目を見ていたら、そんなことは後回し。
わたしは真剣に丁寧にウィンの体を丁寧に洗っていく。
大きさもとてもちょうどいいうえに、ウィンはヴァイス達と違ってちゃんと立って洗いやすいようにしてくれたのでやりやすかった。
ただ、時々顔がにやけたりしそうになっている気がする。
そんなことを見たりしつつも、ウィンを洗い終える。
「はい! これで終わり!」
「うむ。とても心地よかったぞ」
「ふふ、それなら良かった」
それからわたしも適当に浴槽に入ってから出る。
魔法で皆を乾かして部屋に戻るのだけれど、みんながやばかった。
ヴァイスはモコモコと言えるくらいに毛がフワッフワになっていて、いつもよりも撫で心地というか、滑らかさが1,5倍はあったように思う。
ルビーはアンゴラウサギのように毛玉になっていて、モフモフではなく、モッファモッファと言った感じだ。
どこが体か全く分からない。
ウィンはいつもと同じような感じだったけれど、どことなく安心する香りになっていた。
「ふぁ……もう……寝ようか……」
「だな」
「皆も……お休み……」
「ああ、お休み」
「ウビャ……」
「キュイ……」
それから、お風呂に入ったからか、すぐにいつものように皆と一緒に眠りについた。
691
お気に入りに追加
5,000
あなたにおすすめの小説
没落した建築系お嬢様の優雅なスローライフ~地方でモフモフと楽しい仲間とのんびり楽しく生きます~
土偶の友
ファンタジー
優雅な貴族令嬢を目指していたクレア・フィレイア。
しかし、15歳の誕生日を前に両親から没落を宣言されてしまう。
そのショックで日本の知識を思いだし、ブラック企業で働いていた記憶からスローライフをしたいと気付いた。
両親に勧められた場所に逃げ、そこで楽しいモフモフの仲間と家を建てる。
女の子たちと出会い仲良くなって一緒に住む、のんびり緩い異世界生活。
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
トレンダム辺境伯の結婚 妻は俺の妻じゃないようです。
白雪なこ
ファンタジー
両親の怪我により爵位を継ぎ、トレンダム辺境伯となったジークス。辺境地の男は女性に人気がないが、ルマルド侯爵家の次女シルビナは喜んで嫁入りしてくれた。だが、初夜の晩、シルビナは告げる。「生憎と、月のものが来てしまいました」と。環境に慣れ、辺境伯夫人の仕事を覚えるまで、初夜は延期らしい。だが、頑張っているのは別のことだった……。
*外部サイトにも掲載しています。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
【完結】聖女にはなりません。平凡に生きます!
暮田呉子
ファンタジー
この世界で、ただ平凡に、自由に、人生を謳歌したい!
政略結婚から三年──。夫に見向きもされず、屋敷の中で虐げられてきたマリアーナは夫の子を身籠ったという女性に水を掛けられて前世を思い出す。そうだ、前世は慎ましくも充実した人生を送った。それなら現世も平凡で幸せな人生を送ろう、と強く決意するのだった。
憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
スキルが農業と豊穣だったので追放されました~辺境伯令嬢はおひとり様を満喫しています~
白雪の雫
ファンタジー
「アールマティ、当主の名において穀潰しのお前を追放する!」
マッスル王国のストロング辺境伯家は【軍神】【武神】【戦神】【剣聖】【剣豪】といった戦闘に関するスキルを神より授かるからなのか、代々優れた軍人・武人を輩出してきた家柄だ。
そんな家に産まれたからなのか、ストロング家の者は【力こそ正義】と言わんばかりに見事なまでに脳筋思考の持ち主だった。
だが、この世には例外というものがある。
ストロング家の次女であるアールマティだ。
実はアールマティ、日本人として生きていた前世の記憶を持っているのだが、その事を話せば病院に送られてしまうという恐怖があるからなのか誰にも打ち明けていない。
そんなアールマティが授かったスキルは【農業】と【豊穣】
戦いに役に立たないスキルという事で、アールマティは父からストロング家追放を宣告されたのだ。
「仰せのままに」
父の言葉に頭を下げた後、屋敷を出て行こうとしているアールマティを母と兄弟姉妹、そして家令と使用人達までもが嘲笑いながら罵っている。
「食糧と食料って人間の生命活動に置いて一番大事なことなのに・・・」
脳筋に何を言っても無駄だと子供の頃から悟っていたアールマティは他国へと亡命する。
アールマティが森の奥でおひとり様を満喫している頃
ストロング領は大飢饉となっていた。
農業系のゲームをやっていた時に思い付いた話です。
主人公のスキルはゲームがベースになっているので、作物が実るのに時間を要しないし、追放された後は現代的な暮らしをしているという実にご都合主義です。
短い話という理由で色々深く考えた話ではないからツッコミどころ満載です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。